○田中一君 それは伺っていると時間がなくなって……。私はまたその点について質問しますと、二時間か三時間かかりますから、ですから、資料を出していただきたい。次回の
委員会までに。申し上げますよ、
公営住宅法に基くところの一種、二種、これの職業、一番いいと信ずるところの区域、それから所得額、これが
公営住宅。それから産労では、区域。今度は区域は
公団が与えるのですよ。産労のいいところは、社宅と
考えられるところの、自分の産業をよくするための
住宅なんです。その工場に勤めておる者を最短距離で、一番手近に置いて、あまり固体的なロスなくして生産能率を上げさせるために必要な産業
住宅なんです。今度の
公団の場合には、
公団自身の
意思でどこに土地を求めるかわかりません。この違いがありますからね。今のような三つか四つの
条件で、全部の
法律、全部の立法をされておる施策対象、そういうものを全部、図解でもけっこうです。現にもう
公営住宅並びに
住宅金融公庫、それから産労、こういうものは明らかになっているのです。そうして
公団でねらうところはこれである、こういう御
説明を願いたいのです。
私は少くとも、われわれ社会党が出しておりますところの、私が出しておりますところの法案ならば、明快にそれは御
説明してあげます。そうして非常に短い時間に、選挙もあったし、短い時間にまとめなければならぬものだから、苦労して、ほかのものに手をつけずに、われわれが
考えておったもののかずみたいなものを取り上げて、
公団住宅という形で出しておる。けっこうですそれも、前進ですから。しかしほかのものとの
——ほかのものという意味は、八割は貸してやるというものもあれば、五割五分貸してやる、なるほど今度は前進しまして全額
公団がみてやる。これも前進しています。けっこうです。けっこうですから、今度は入る対象というものは変ってくるのです。同じ労働者であっても、同じ勤労者であっても、おのずから
条件が違ってくるのです。こういうことは、根本的な基本的な
住宅政策を立てる場合においては、こういうことはあり得ないのですね。いろいろな階層の
——いろいろな階層というのは、勤労者の中のどの階層をさしておるかも明確にしてほしい。これを御
説明願わないと、私たちはいつも法案を
審議しながら、対象をいつも頭に描きながら
審議しているんです。われわれは社会党に属していますが、社会党らしい対象を目しながら、この連中に対してはこれで
条件はいいだろうか、この
条件は悪いだろうかという
考えをもって、
審議しているんです。真剣にやっているんです。従って、あいまいなことじゃ困るんですよ。ですから、この法案の勤労者という対象はかくかくのものであるということを、まず御
説明願いたい。そうしてそれによって、これはまあほかの
委員の方々もそうだと思うのですが、対象がなければものは
審議できるものじゃないんです。これは次の
委員会までに、図解でもいいですし、全部揃えて、まあ余分なことになりますけれ
ども、厚生省の分もあなたの方でお調べ願って入れていただいて、それからもしできるならば電電公社あるいはその他の国鉄とか
政府機関とか、公企ですね、公共企業体の持つところの
住宅というものはどういう
条件でやっておるか、家賃の点もありますし、そういうものも一連の、今の現
政府がやるところの
住宅政策、
住宅建設というものに対する一連のグラフを、グラフでもいいしそれから文書でも何でもいいから、そういうものでわれわれが理解できるようなものをお出し願いたいと思います。そうしなければ、
審議できないんですよ。大臣よろしゅうございますか。