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委員長(
石川榮一君) この際、
道路局長に私から
質問をいたしたいと思いますが、去る五月十四日に発生しました岩手県下の
北上川支流飯豊橋において惹起いたしました
バスの
転落の件であります。その後地元からいろいろと当時の
事情等につきまして陳情を受けておるのでありますが、これは必ずしも橋が悪かったためのみに起った
事故ではないと思うのでありますが、少くともあの橋は
木橋であって非常に腐朽しておって、主要な
国道の
橋梁としては非常に危険な橋のように思われる節があるのであります。こういう点にかんがみまして、各地にそういう橋があるとしまするならば、この際
建設省は、これらの
橋梁に対するかけかえ
工事等について、
道路五カ年
計画の中にもむろんあると思いますが、なるべく早期にそういうものを解決いたしまして、かような
事故の再び再発しないように、少くとも
国道橋の
橋梁においてはそういう非難の起きないように、
永久橋かけかえの御
計画を立てて、それが促進をはかっていただきたいと思います。
同時に、あの
事故によりまして、
死亡者は十二名、
重軽傷者三十七名を出しております。大きな、県としましてはいまだかってない
事故であります。でありますから、あの
国道の
飯豊橋に関するかけかえに対しまして、
建設省はどう
措置をされますか、この際御言明願いまして、これらのなくなりました多数の
人たちに対して報いるところがあり、また県民多数の方々が、この
事故によって
建設省はこれらのかけかえに積極的にやってくれた、そうしてこういう
事故を起さないようにするのだということがわかりますように願いたいと思います。そこで、この前もこの
質問に対しまして、できる限り善処をするというお話でありましたが、もう少し明確に、
年度内にかけかえができるかどうか、それらについて御
計画がありますならば、この際お聞かせ願いたいと思います。