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矢嶋三義君 私さっきの
質問を、もうちょっと続けたいのですが、それは、この次官を除いて六人の構成は、陸運
関係が二人、海運
関係が一人ですね。それから司法畑の中島君、それから、金融界の有沢君、それから工業
方面のまあいわば
産業界の松浦君、こういう構成になっているわけですが、私はこの法律
関係、海運、陸運、
産業関係いずれも必要だと思います。あえて意見を言えば、陸運
関係が多過ぎるのじゃないか。それよりさらに私が伺いたいのは、これは政務次官の
答弁を求めるのですが、御承知の通り運輸
審議会は運賃及び料金等で、扱う内容というものは、きわめて広範です。しかも
国民生活に非常に密接不可分の問題を扱うわけですね。私はこの一般の
方面から求める場合、こういう機関を利用する国民の立場に立った
代表というものが、私はここにあってしかるべきだと思うのですね。もう少しわかりやすく平たい言葉で言えば、まあ船に乗ったら三等船室、汽車に乗ったならば三等車に乗る階級の気持が、すなおに正しく表現され、現わされるような
代表というものが私はこの中に入るべきだと思う。ともかく汽車に乗っても船に乗っても一等に乗るような人だけで、こういう
国民生活にきわめて密接な問題を扱うということは、私はこれは少し
考えなくちゃならぬかと思うのですね。従って、私の
見解をもってするならば、私はこれの
委員の中においては、まあ今直ちにできないとするならば、次の
機会においては、私は今申し上げました立場からのそういう国民の層の意見を反映するところのしかるべき
代表というものを、まあたとえば労働界の
代表とかというようなものを私は一枚加えて、初めてこの運輸
審議会の運営というものは非常に適切になると、かように思うのですが、政務次官の御所見を承わりたいと思います。