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1955-05-18 第22回国会 参議院 議院運営委員会 第12号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
三十年五月十八日(水曜日) 午後一時十九分開会
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
郡
祐一
君
理事
松岡 平市君 加賀山之雄君
矢嶋
三義
君 三浦 義男君
委員
雨森
常夫
君 剱木
亨弘
君 赤木 正雄君
菊川
孝夫
君 藤田 進君
戸叶
武君 菊田 七平君
鈴木
一君
委員外議員
三木 治朗君
—————————————
議 長 河井 彌八君
—————————————
国務大臣
農 林 大 臣
河野
一郎
君
政府委員
自治政務次官
永田
亮一
君
自治庁行政部長
小林与三次
君
経済審議政務次
官
田中
龍夫
君
大蔵政務次官
藤枝
泉介
君
郵政政務次官
早
稻田柳右エ門
君
事務局側
事 務 総 長 芥川 治君 参 事 (
事務次長
)
河野
義克君 参 事 (
委員部長
)
宮坂
完孝
君 参 事 (
記録部長
) 丹羽 寒月君 参 事 (
警務部長
) 佐藤 忠雄君 参 事 (
庶務部長
) 渡辺 猛君 参 事 (
議事課長
)
海保
勇三
君
—————————————
本日の
会議
に付した
案件
○
常任委員
の
辞任
及び
補欠
に関する件 ○
議院運営小委員
の
辞任
及び
補欠選任
の件 ○
議院運営小委員予備員
の
辞任
及び補
欠選任
の件 ○
参議院
、
国立国会図書館
、
裁判官弾
劾裁判所
及び
裁判官訴追委員会
の昭 和三十
年度
暫定予算予定経費補正要
求に関する件(小
委員長
の
報告
) ○
国会法
第三十九条但書の
規定
による
国会
の
議決
を求めるの件(
肥料審議
会委員
、
選挙制度調査会委員
)
—————————————
郡祐一
1
○
委員長
(
郡祐一
君) ただいまから
議院運営委員会
を開会いたします。
常任委員
の
辞任
及び
補欠
に関する件。
海保勇三
2
○
参事
(
海保勇三
君)
社会党
第四
控室
から、
農林水産委員
の
河合義一
君、
法務委員
の
亀田得治
君が
辞任
されまして、後任に
農林水産委員
に
亀田得治
君、
法務委員
に
河合義一
君を指名されたいとの申出でございます。
郡祐一
3
○
委員長
(
郡祐一
君) ただいま
報告
の
通り
決することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
郡祐一
4
○
委員長
(
郡祐一
君) 御
異議
ないものと認めて、さよう
決定
いたします。
郡祐一
5
○
委員長
(
郡祐一
君)
議院運営小委員
及び同
予備員
の
辞任
及び
補欠
に関する件。
宮坂完孝
6
○
参事
(
宮坂完孝
君) 自由党から、
議院運営小委員予備員
の
大谷贇雄君
が
辞任
されまして、
補欠
に
雨森常夫
君が推薦されております。また
日本社会党
第四
控室
から、
議院運営小委員
の
大和与一
君の
辞任
に伴いまして、
補欠
として
加瀬完
君を推薦されております。
郡祐一
7
○
委員長
(
郡祐一
君) ただいまの
報告
の
通り
決することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
郡祐一
8
○
委員長
(
郡祐一
君) 御
異議
ないものと認めて、さよう
決定
いたします。
—————————————
郡祐一
9
○
委員長
(
郡祐一
君) ただいま
郵政政務次官
早
稻田柳右エ門
君が
出席
いたしておりますが、
電波監理審議会委員任命
につき本院の
同意
を求めるの件につき、御
質疑
がありますれば、御
質疑
願います。
矢嶋三義
10
○
矢嶋三義
君
格別質疑
がなければ、
理事会
で申し合せたように
次期
本
会議
の開かれる当日の
議院運営委員会
に提出することにして、本日は次の
議題
に移っていただきたいと思います。
郡祐一
11
○
委員長
(
郡祐一
君) ただいま
矢嶋
君の御
発言
は、
日本銀行政策委員会委員任命
につき本院の
同意
を求めるの件、
日本電信電話公社経営委員会委員任命
につき本院の
同意
を求めるの件及びただいま申し上げました
電波監理審議会委員任命
につき本院の
同意
を求めるの件、これら三案について、
矢鳩委員
の
発言
通り
取り扱いたいと思いますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
郡祐一
12
○
委員長
(
郡祐一
君) そのように取り扱うことにいたします。 ちょっと
速記
を止めて 〔
速記中止
〕
郡祐一
13
○
委員長
(
郡祐一
君)
速記
を始めて。 次に、
参議院
、
国立国会図書館
、
裁判官訴追委員会
、
裁判官弾劾裁判所
の
昭和
三十
年度
暫定予算予定経費補正要求
に関する件、
庶務関係小委員長
の
報告
を求めます。
菊川孝夫
14
○
菊川孝夫
君 ただいま
議題
となりました
参議院
、
国立国会図書館
、
裁判官弾劾裁判所
及び
裁判官訴追委員会
の
昭和
三十
年度
暫定予算予定経費補正要求
に関する件について、
庶務関係小委員会
におきまする
審議
の
経過
並びにその結果を御
報告
申し上げます。 今回の
暫定予算予定経費補正要求
は六月分の
経費
でありまして、お
手元
に差し上げてありまする
資料
の
通り
でありますが、六月の
期末手当等
のほかは、おおむね
年度予算
の十二分の一が計上されております。小
委員会
といたしましては、
国立国会図書館
、
裁判官弾劾裁判所
及び
裁判官訴追委員会
の
予定経費補正要求
は、
事務局
の
原案通り異議
がなかったのでありますが、本院の
補正要求
につきましては、数年来の懸案でありまする
議員秘書
の
待遇改善
の一端として、
秘書
に対して
滞在手当
を
支給
する件について、この際何らかの
処置
を講ずる必要があると考えまして、数回にわたり小
委員会
を開き、その
対策
を
協議
しました。その間においてきわめて断片的に
新聞紙上
に掲載されましたため、
一般
の
誤解
を招き
議員諸君
にも御心配をかけたように考えられますので、この際この
経過
を若干詳しく御
報告
申し上げまして御了解を得たいと存じます。 御
承知
の
通り
に、
議員秘書
は、
法律
によって給料として画一的に月額二万一千九百円を
支給
されておりますけれども、
家族手当
、
勤務地手当等
の諸
手当
は
支給
されません。またいかに長時間勤務いたしましても
超過勤務手当
の
支給
の道もありません。なお出張いたしましても旅費の
支給
もなく、
もちろう応招
の際、
居住地
から上京する際にも何らの
配慮
がなされないのであります。さらにいかに長い間勤めましても昇給の余地は全然ありません。その他
恩給法
の
適用
もなければ、
共済組合
、
健康保険
、
失業保険等
の諸
制度
の
適用
もないのであります。その上に
退職
の際にも一文の
退職手当
も
支給
されません。このような状態でありますので、将来性のある有能な
秘書
を採用することはきわめて困難であり、現に採用されておりまする
秘書
にしましても、安心してその職務に精励することができないのがその実情であると思います。
国会議員
の
秘書制度
が実施されましてより十年近くなり、ようやくこの
制度
が軌道に乗って参りまして、近来その
必要性
がますます認められて参りました。
秘書制度
が実施されました当初におきましては、あるいは一部に
批判
を受ける運用をされておった向きもあったかもしれませんけれども、今日では
議員
の活動にとって不可欠の
制度
として
確立
されつつあることは御
承知
の
通り
であります。
庶務小委員会
におきましては、これらの点を考慮いたしまして、この際
秘書制度
の
確立
を期し、その
充実
を図るとともに従来よりの
情性
で改めなければならない面は根本的に改めるため、かねてよりその
対策
を
協議
して参ったのであります。
制度
の
確立
、内容の
充実
、
質的向上
を図るためには、どうしても一面におきまして待遇問題を併せ考える必要があるとの
見地
から検討したところ、
家族手当
、
勤務地手当
、
共済制度
、
退職金問題等
はきわめて特殊な
採用条件
、
勤務状況等
から考えまして、早急に画一的な
制度
のワクに入れることは困難であることが明らかになりました。そこで止むを得ず取りあえずの
処置
として、前
内閣時代
に
政府
とも話合いをしておきました
滞在手当
の
支給
を実施するほかないとの
結論
に達したのであります。従いまして本年の四月三十
年度
総
予算編成
の際に、これに要しまする
経費
の計上方を
政府
に
要求
したのでありますが、
折衝
時期がたまたま
自然休会
中でもあり、
地方選挙
が行われている等のこともあって、
政府側
との
連絡
に若干欠くるところがありましたので、ついに計上されなかったのであります。この点については
大蔵大臣
が先般本
委員会
に
出席
されまして遺憾の意を表されるとともに、今後
国会
の
経費
を
予算
に計上する際は、法の定めるところに従って
国会側
と十分に
協議
する旨言明されましたことは、各
委員
御
承知
の
通り
であります。 この際特に附言しておきたいのはこれに要しまする
経費
についてでありますが、一人一日二百円といたしますると、平
年度
約一千万円を要することになりまするけれども、国の
一般財政計画
をも考慮して、必ずしもその金額にこだわらないこととし、かつ
議員関係経費
は極力
節減
を図り、その
節減分
を
経費
の一部に充当するなどの
配慮
も行うことを申し合せたのであります。また
支給
するにしましても実際に滞在しない日数を削減する等、厳重な規制を行なって、いやしくも
国費濫費
の弊に陥らないよう留意することも確認されています。 以上申し上げました
方針
に基いて、小
委員会
といたしましては
衆議院側
にも
連絡
し、
政府
と
協議
を進めて参りましたところ、
政府
におきましても六月
暫定予算
において実行することは困難であるが、小
委員会
の意向を了解し、かつ
審議
の結果を尊重して三十
年度
総
予算成立
後、
国会予算
の
執行状況
を勘案し、次の
機会
において
国会議員
の
滞在雑費
との調整をも考慮の上、適当の
処置
を講ずることといたしたい旨の所信を表明されました。
衆議院
よりも
庶務小委員長
が小
委員会
に
出席
されまして、特に
発言
を求めて、
参議院側
の
基本方針
に賛成であり、
予算案
の修正又は
補正予算編成等
の
機会
があれば、
予算的措置
を講ずることとし、すみやかなる
機会
に実施することといたすよう、
庶務小委員会
で
決定
した旨の
報告
がありました。小
委員会
はさらに
協議
を重ねましたが、
参議院
の六月
暫定予算案
及び
秘書制度
の
確立
、
待遇改善
の問題の取扱い方については、一応小
委員長
に一任されることになりました。小
委員長
といたしましては諸般の
情勢
に鑑みまして、六月
暫定予算
は、お
手元
にありまする
通り事務局
の
原案
をそのまま
要求
することとし、
秘書制度
の
確立
、その
充実向上
を図るための
待遇改善
問題は、改めて
庶務小委員会
で慎重に御
協議
願いまして、
衆議院側
とも
連絡
をとりつつすみやかに実現いたしたいと存じます。重ねて申し上げますが、
庶務小委員会
における
論議
は、あくまでも
秘書制度
の
充実強化
という
見地
に立って行われたものでありましたことを御了承願いたいと存じます。 以上、いろいろ申し上げましたけれども、六月分の
暫定予算予定経費要求
についてはお
手元
にありまするところの
事務局原案通り
とすることに
決定
いたした次第であります。 右、御
報告
申し上げます。
郡祐一
15
○
委員長
(
郡祐一
君)
只今
の
報告
について御
発言
のおありの方は、御
発言
を願います。 別に御
発言
がなければ
只今報告
の
通り
決することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
郡祐一
16
○
委員長
(
郡祐一
君) 御
異議
ないものと認めて、さよう
決定
いたします。
—————————————
郡祐一
17
○
委員長
(
郡祐一
君) 次に、
肥料審議会委員任命
につき本院の
議決
を求めるの件、
前回
の御
要求
に基き、
河野農林大臣
が
出席
しておりますので御
質疑
を願います。
鈴木一
18
○
鈴木一
君 この
臨時肥料需給安定法案
の
審議
に際して、私も
農林委員
の一人として
審議
に参加いたしまして、
衆議院
の場合は存じませんが、
参議院
の場合は
農林委員会
の殆んど大半がこの問題で費されたと言っても過言ではないと思いますが、その結果生まれた
審議会
、この
運営
に対して、
農林大臣
はどういうふうなお考えを持っておられるか、また今までどういうふうな
運営
をされたか、お伺いしたいと思います。
河野一郎
19
○
国務大臣
(
河野一郎
君) お答え申し上げます。
肥料審議会
につきましては、この
法律
の
重要性
に鑑みて
審議会
の
構成
についていろいろ御
意見
もあり、御
論議
がありまして、
審議会
の
構成等
について十分考慮されて
審議会
は
構成
された、従ってその
運営
につきましては、また第一回の
肥料審議会
におきましては、いろいろな点について非常に重要な
意見
が交わされて
結論
を得られた、こういうふうに考えております。
鈴木一
20
○
鈴木一
君
農林大臣
が
肥料
の値下げ問題について、非常な
熱意
を持っておられるし、また示されたことに対しては敬意を表するものでありますけれども、せっかくこういったような
委員会
が多大の時間を費してできたわけでありますから、こういう正規の
機関
を通しておやりになるのが至当ではないかと思うのですが、その点はいかがですか。
河野一郎
21
○
国務大臣
(
河野一郎
君) 御尤もな御
意見
でございますが、実は私といたしましては、
就任
いたしましてすぐに議会は解散するというような
事態
になりまして、また両院を代表して出られる
委員
の方も正規にないようなことでございまして、そういう
事態
でありましたから、
委員会
を開いてやるということが好ましいことであったとも考えますけれども、御
承知
の
通り委員会
に諮問いたしまする
原案
を作りますには、いろいろ計算の上において面倒な複雑なことがありますので、早急に間に合いかねる点もあるわけでございます。従いまして
公定価格
、
指示価格
と申しますか、
最高価格
の
決定
に、
委員会
を通じて
決定
されまするものが、
最高価格
の
決定
ということになっておりまするので、この範囲内においてある程度
肥料生産事情
の変化によりまして、これを値下げするということは妥当であるというふうに考えまして、私といたしましてはその要望をいたしたわけであります。
鈴木一
22
○
鈴木一
君 確かに
大臣
の
熱意
によって値が下ったことは事実でありますけれども、私
たち
の観点では、もっと下り得るのだろうと思う。しかしこれは私
たち
の単なる想像であり見通しであるからわかりませんけれども、もっと下げるためには、あくまでやはりこういったような
機関
を利用して、活用してゆくという、その結果どうしても値が下らないということであれば別でありますけれども、あくまでもその
機関
を活用してゆくというようなことが望ましいと思うわけであります。この前に一俵当り六円くらい下ったと思いますけれども、私はもっと下り得ると思いますが、かえって
拙速
をすることによって大きく下ることを失うような結果になるのではないかと思いますが、その点はいかがですか。
河野一郎
23
○
国務大臣
(
河野一郎
君) 確かに御指摘のようなことが考えられると思うのであります。私といたしましても大体当時の
情勢
からして、この
年度
内に十万トンの
増産
はあの当時の
情勢
からみましてできるという判断をいたしたのであります。でございますから、十万トンの
増産
が可能であれば、もう少し下げることが妥当であるということになるわけでございます。ところが何を申しましても、天候にも相当左右されますし、
電力
の
事情等
もいろいろございますし、また当時
政府
といたしましても、
電力料金等
についてもいろいろ
意見
もありますしいたしました際で、単純な
要素
で
結論
を見出すことは困難である。御
承知
の
通り通産関係
と
農林関係
でその
仕事
をやっておりまする
関係
から複雑な
要素
がそこに生れて来ますので
拙速
をとってやったことに、疑念はむろんおありだと思いますが、私といたしましては今申し上げましたような業界の自覚により、くどいことを申し上げるようでありますが、
輸出
をするという建前から、
輸出
をすることによって、農民の側が余り高い
肥料
を買わされることは困るという意味で
輸出
を一方において認める半面、
肥料
はこれより高くすれば困るということで、両方睨み合せてできておるものと考えておりますので、そういうわけでございますので、一方に
輸出
の方については制限がついておりますので、その間
増産
されますれば、
肥料
の
最盛期
でございますので当然それによって国内の
肥料
の
需給
が円滑になります、
価格
は下ってゆくということになるべきものでございますので、それに示唆を与えることによって所期の
目的
を達成して参りたい、そういう含みでいたしておりますので、従って私といたしましては、なるべく早い
機会
に
次期
の
肥料審議会
を、今回両
国会
におきまして御
決定
を願い、
正式委員
の発令が出ますれば、
委員
がそろった上で早急に
肥料審議会
を開いて
対策
を講じて参りたい、こう考えております。
鈴木一
24
○
鈴木一
君 そうしますと、今後は、今までのような直接交渉ということは原則としてはなさらないで、この
委員会
を大いに活用して行くと、こういうことですか。
河野一郎
25
○
国務大臣
(
河野一郎
君) さようでございます。
鈴木一
26
○
鈴木一
君 ああいうふうな
やり方
によって別の
目的
は達せられたかもしれませんけれども、この
審議会
を
構成
している
委員
のかたがたの
審議
に対する
熱意
というものが相当失われたのじゃないかというふうな気もするのですが、そういうことがないように、今後はこの
審議会
は
大臣
が言われたように大いに尊重されて、この
趣旨
に沿うた民主的な
やり方
を、せっかく
国会
でもあれだけ多くの時間を費してやったわけですから、ぜひこれを
運営
してもらいたい。その結果どうしてもだめだということなら、改めて私ども考えたいと、こういうふうに思っておりますが、いかがですか。
河野一郎
27
○
国務大臣
(
河野一郎
君) 御
趣旨
はむろん私もけっこうと考えますので、その
方針
で
運営
して参りたいと思います。
鈴木一
28
○
鈴木一
君 詳しいことは
農林委員会
で、なお御質問申し上げるのが至当と思いますので、私はこの程度にいたします。
矢嶋三義
29
○
矢嶋三義
君
肥料審議会そのもの
は、非常に重大なものであり、また
農林大臣
のこれに対する所見並びに
大臣
としての言動については、とかくの
批判
があるようであります。それらの問題については、今
鈴木委員
が指摘されましたように、いずれ
当該農林委員会
あるいは
予算委員会等
においてただされることと思いますが、私はせっかくおいでになっているから、この
議院運営委員会
として一、二ただしておきたいと思います。あるいは重複するかもしれませんが、われわれこの
議院運営委員会
に
内閣総理大臣鳩山一郎
君の名において、
内閣
の
行政部門
であるところの
肥料審議会
の
委員
に
同僚
の
諸君
の
就任
の
承認方
を求めて参っているわけでありますが、
国務大臣
としての
河野
さんに伺いたい点は、われわれのこの
同僚議員
を
内閣
の
行政部門
の
委員等
に
就任
することを
承認
を求めるに当っては、あくまでもこの
審議会
の設置の精神に沿って尊重して
運営
して行くという基本的な考え方を堅持されておられるかどうかということでございます。 さらに先刻
鈴木委員
からも指摘されましたように、
選挙
中でございましたけれども、あの当時の
肥料審議会
と
河野農林大臣
の間には、とかくの行き違いがあったと思いますが、あのこと自体、現在において
運営
上少し
妥当性
を欠いておったというような反省を持たれておられるかどうか、 以上、伺いたいと思います。
河野一郎
30
○
国務大臣
(
河野一郎
君) 前段のお尋ねに対しましては、ただいまお答え申し上げた
通り
であります。
十分委員会
の
趣旨
を体しまして、これを尊重して
運営
して参りたいと、こう考えております。 第二の点でございますが、あの当時とかく
誤解
がありまして、親しくお目にかかってお話をする
機会
もなかったことでございますから、
誤解
のあったことでありますが、その後十分それらにつきましては氷解いたしまして、円滑にこれから
運営
をして参るというつもりでおります。
矢嶋三義
31
○
矢嶋三義
君
経審政務次官
に伺いますが、
肥料審議会
は今日まで何回開かれておりますか。また現在
審議会
の
会長
はどなたが
就任
されておられますか。
田中龍夫
32
○
政府委員
(
田中龍夫
君) お答えいたします。 今日まで二十一回開会されておりまして、なお
国会
の
委員
の方のお入りになりましたのは十一回であります。
会長
は
工藤昭四郎
さんであります。
矢嶋三義
33
○
矢嶋三義
君 念のため伺いますが、
工藤
さんはいつぞや
辞表
を出されたようですが、どういうわけで
辞表
を出されて、またその後どういうわけで現職にとどまっておられるのか、その経緯を承わりたい。
田中龍夫
34
○
政府委員
(
田中龍夫
君) お答えいたします。 御案内のように今までいろいろ
硫安肥料等
に問題がございまして、農林省のほうと御
折衝
になり努力されましたが、なお
工藤会長
は第十五回のときにも、いろいろ
会長
として、
中立側
などと御懇談などなされまして、なお今日に至っております。
郡祐一
35
○
委員長
(
郡祐一
君) ちょっと申し上げます。
河野農林大臣
は、
衆議院
の
予算委員会
に
出席
を
要求
されておりますそうでありますので、
河野農林大臣
に御
質疑
がありましたら、その御
質疑
を先にお願いいたしたいと思います。
矢嶋三義
36
○
矢嶋三義
君 時間はかかりません。
政務次官
の答弁をもう一回伺います。
田中龍夫
37
○
政府委員
(
田中龍夫
君) 今日までの
経過等
につきましては、詳細私の知悉しない点もございますので、後刻
調査
してお答えいたします。
矢嶋三義
38
○
矢嶋三義
君 問題はわかったと思うのです。それで
河野農林大臣
に最後に要望しておきたい点は、本日
議院運営委員会
に異例にも、
当該大臣
以外の
河野農林大臣
の御
出席
をわずらわしたことは、昨年来
肥料審議会
の
運営
に関して、当
委員会
が
同僚議員
の
就任議決
を求められるに際して割り切れないものをもっておりまするがゆえに御
出席
を願ったわけでありまして、先刻来
鈴木委員
から、その角度から
質疑
がなされ、また
河野農林大臣
は
決意
を表明されたわけでありますが、私どもは、その
河野農林大臣
の述べられた
決意
を参考としてこの
案件
を取り扱って参りたいと思いますが、ぜひとも先刻当
委員会
で表明された線に沿って今後その衝に当っていただきたいことを要望しておきます。よろしゅうございますね。
河野一郎
39
○
国務大臣
(
河野一郎
君) 御
趣旨
の点十分承りました。その
趣旨
に沿って
運営
することに努力いたします。
郡祐一
40
○
委員長
(
郡祐一
君) 他に御
質疑
ございませんか。
本件
に関しては、
田中政務次官
から、
調査
の上回答をいたす
旨発言
がありましたから、次回に
政府側
からの
矢嶋委員
に対するお答えを願いたいと思います。
—————————————
郡祐一
41
○
委員長
(
郡祐一
君) 次に、
選挙制度調査会委員任命
につき本院の
議決
を求めるの件。
本件
につきましては、
前回
御
要求
の
資料
を提出されておりますので、御
質疑
のある方はお願いをいたします。
矢嶋三義
42
○
矢嶋三義
君 第五条の
幹事
二十人というのは従来も二十人であったのか、またこの二十人は常勤なのか、または現在何人
幹事
を置かれているのか。さらにこの
幹事
は
委員
を助けるとあるが、この
委員
は今
承認
を求められている
委員
並びに
資料
として出された
臨時委員
も含まれておられるのか。またさらにこの
幹事
と
専門調査員
との
関係
はいかようになるのか。この
調査会令
で不明瞭な点があるので伺いたいと思います。
永田亮一
43
○
政府委員
(
永田亮一
君) お答え申し上げます。 第五条の
幹事
二十人以内を置くという
規定
は、以前もその
通り
でありまして、今度もそのまま条令を残したわけであります。現在
予定
いたしておりますものは十五名の
予定
であります。それから
専門調査員
の方は今のところまだ一人も
予定
をいたしておりません。
幹事
で
運営
がうまくいくようでありますならば、
専門調査員
の
任命
はその後に考えたいと思っております。
矢嶋三義
44
○
矢嶋三義
君
幹事
と
委員
の
関係
はここに
規定
されて明確なんだが、
幹事
と
調査員
との
関係
はどうなるのですか。
永田亮一
45
○
政府委員
(
永田亮一
君)
調査員
の方は、つまり
専門
の
一つ一つ
の
事項
について、
専門
の
事項
について
調査
をなされるために置くのでありますが、
幹事
の方は
一般
的の問題についてその
仕事
をしてもらうために置くわけであります。
矢嶋三義
46
○
矢嶋三義
君 そうだとすると、第五条の
幹事
は、
調査会
の所掌について
委員
を助けるというのは、この
委員
は第二条の
臨時委員
は含まないわけですね。
永田亮一
47
○
政府委員
(
永田亮一
君) この
委員
というのは、
臨時委員
も含めてであります。
矢嶋三義
48
○
矢嶋三義
君
委員
と
臨時委員
と
幹事
の
関係
を
規定
してあれば、
専門調査員
と
幹事
の
関係
も
規定
しそうなものだと思うのですが、これは全く
連絡
ないわけですか。別建で活動するのですかどうですか。
永田亮一
49
○
政府委員
(
永田亮一
君) 先ほどもお答えいたしましたように、
調査員
の方は、
一つ一つ
の
専門事項
について
調査
をいたすのでありまして、
幹事
の方は
委員
を助けて全体の
調査
の所掌に当るわけであります。
矢嶋三義
50
○
矢嶋三義
君 先ほどの説明によると、
幹事
二十人以内というのは、従来もこの
通り
であった。そして十五人を
予定
していると言われますが、従来は
委員
及び
臨時委員
は、
関係
行政
機関
の職員というのは入っていなかったわけですか。このたびの改正で
関係
行政
機関
の職員を、
委員
、
臨時委員
の中にも含めるというように改正したという説明がございましたが、この
幹事
二十人以内の中には、
関係
行政
機関
の職員をも入れるのでありますか。いかがですか。
永田亮一
51
○
政府委員
(
永田亮一
君) さようであります。
矢嶋三義
52
○
矢嶋三義
君 それでは伺いますが、出された
選挙制度調査会委員
予定
者名簿の中に
国務大臣
が数人名前を連ね、さらに実質的におそらく
仕事
をするであろう
幹事
に行政
機関
の職員をもって充てるということになれば、
内閣
総理
大臣
の諮問に応じて云々という
選挙
制度
調査会
の本質からいって少しおかしいと思うのですが、いかがですか。
永田亮一
53
○
政府委員
(
永田亮一
君)
委員
の中に
国務大臣
三名と、それから、官房長官を入れる
予定
をいたしておりますが、これはいろいろと諮問
事項
について
法律
の問題、それから警察の問題、自治庁
関係
の問題ということがございますので入ってもらったわけでありまして、諮問
機関
として今まではかにも、総理
大臣
の諮問
機関
に
国務大臣
が入った例もございますので、このたびも入れて、
委員
として
予定
をいたしているわけでございます。
矢嶋三義
54
○
矢嶋三義
君 その
国務大臣
が入っている諮問
機関
の例はどういうのがありますか。
永田亮一
55
○
政府委員
(
永田亮一
君) 詳しいことは私よく存じませんが、たとえば積雪寒冷地帯の何とか諮問
委員
というのにたしか入っておったように思います。そのほかにも二、三あると思いますが、法制局長官にちょっと伺ったときに、そういう例が幾らもあるからよろしいということでございまして、私どももこの
委員会
にも
国務大臣
を入れた次第でございます。
矢嶋三義
56
○
矢嶋三義
君 その例については不明確ですが、事
選挙
制度
を検討する諮問
機関
に、私は従来と趣きを変えて、
国務大臣
がこれほど入られることには納得しかねるものがあります。ということは、現存は政党政治であり、議院
内閣
制であり、各政党の勢力分野に比例して、両院の
同意
を求めて代表を送るのであるから、何も
国務大臣
が多数この総理
大臣
の諮問
機関
に入る必要はないと思うのですが、再検討する用意はございませんか。
永田亮一
57
○
政府委員
(
永田亮一
君)
国務大臣
を
委員
の中に入れましたのは、別にこの
委員会
をいろいろと指導するとか、そういう考えは毛頭ございませんで、ただ便宜にいろいろと諮問
事項
がございましたときに、自治庁
関係
の法案だとか警察
関係
、そういうことのよくわかっているものが入っている方が便利だと思いまして入れたわけでありまして、ほかに他意はございません。
矢嶋三義
58
○
矢嶋三義
君 そういう便宜のためならば、何も
委員
に入っている必要はないと思うのです。諮問
機関
というものは、そもそも何でしょう、諮問してその諮問のままを一言一句変えることなく
政府
はそれを取り上げるとは限らないわけでしょう。あくまでも諮問だから、最後には
政府
の責任において
決定
案を得られるわけですから。そういう性格から考えた場合、
政府
の諮問
機関
に
国務大臣
が入らないのこそすっきりして筋が通っていると思うのです。それからいろいろ
資料
その他の提供等は、
委員
でなくても
出席
もできるし、
意見
も聴取してもらったらいいだろうし、また
要求
があればいつでもその会に行けばいいのであって、ことさらに
国務大臣
を入れる必要はなく、むしろそれよりは各会派の勢力に応じて
議員
の数を私は増加するのが適当かと考えるのですが、ここに
議決
を求められている衆参の
国会議員
は九名になっておりますが、この九名という数字はどういう根拠から割り出したものか、あわせてお答え願います。
永田亮一
59
○
政府委員
(
永田亮一
君)
国務大臣
はもちろん
委員
として入った場合に
意見
を述べることは当然あると思います。自治庁のいろいろ深い造詣を持っておるものとか、警察についての今までの経験者というものが
意見
を述べるということも
委員会
で必要じゃないかと思って入れたわけであります。 それから今度
任命
について
議決
を求めております
委員
の数が九名でありますが、これは民主党、自由党、
社会党
両派二人ずつ、それから緑風会が
参議院
だけでございますのでお一人、こういうことでこの人選等につきましては、すべて各党派におまかせをいたしまして、党派において御推薦をいただいたかたを
議決
を、求める方として御提案した次第でございます。
矢嶋三義
60
○
矢嶋三義
君 かようだとすれば、民主党の比重は非常に大きくなりますね。
永田亮一
61
○
政府委員
(
永田亮一
君) いや、かえって少いのではないかと思います。民主党は二人であります。自由党も二人、
社会党
右が二人、左が二人、こういう
関係
になっております。
矢嶋三義
62
○
矢嶋三義
君 他党とのバランスから考えるならば、何も
国務大臣
を
委員
にしなくても、民主党の所属
議員
の適当なる人を
委員
にしたらよろしいのじゃないですか。
永田亮一
63
○
政府委員
(
永田亮一
君) 今申しましたように、
国務大臣
は党派の代表として入ったのではございませんが、今
議決
を求めておりまする
委員
は、各党派の代表としてどの党派からも公平にお二人ずつお願いをいたしておるわけでございます。
矢嶋三義
64
○
矢嶋三義
君 それでは伺いますが、
国務大臣
を諮問
機関
の
委員
に新たに加えたということは、
政府
としてはこの諮問
機関
である
選挙
制度
調査会
の
結論
は、そのまま
政府
の
方針
としてそれを受け入れる、
結論
をそのまま
政府
の案として採択するという、こういう
方針
のもとにこういう人選をされておるものと推測しますが、そうですか。
永田亮一
65
○
政府委員
(
永田亮一
君) この
選挙
制度
調査会
の答申につきましては、もちろん十分に尊重いたしまして、できるだけその意に沿うようにいたしたいと思っておりまするが、必ずしもその
通り
に採択をするということはきまっておるわけではございません。
矢嶋三義
66
○
矢嶋三義
君 そういう、その諮問
機関
のあるべき本質的立場に立たれるならば、むしろ
国務大臣
が入っていないほうが
政府
としては答申の取扱い方はやりいいのではありませんか。
永田亮一
67
○
政府委員
(
永田亮一
君) 私どもは、あまりとらわれずに考えておったのでございますが、
国務大臣
が入って、その
調査会
の中でいろいろと
意見
を戦わしたほうが便利ではないかという見解で
国務大臣
を入れたわけでございます。
郡祐一
68
○
委員長
(
郡祐一
君) 他に御
質疑
はございませんか。
本件
の取り扱いをいかようにいたしましょうか。
矢嶋三義
69
○
矢嶋三義
君 先ほど日銀政策
委員等
各種
委員
の問題もあったわけですが、それらは一括して次の本
会議
の開かれる当日の
議院運営委員会
で最終
決定
するように取り計らったらいかがかと存じますので提案をいたします。
郡祐一
70
○
委員長
(
郡祐一
君) 他に御
発言
ございませんければ、
矢嶋委員
の
只今
の御
発言
のように取り扱うことにいたします。 本日は、これをもって散会いたします。 午後二時七分散会