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1955-11-21 第22回国会 参議院 議院運営委員会 閉会後第5号 公式Web版

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  1. 会派の解散及び結成に関する件 ○第二十三回国会の召集に伴う措置に (会議録情報)

    昭和三十年十一月二十一日(月曜日)    午後零時二十三分開会     —————————————    委員異動 九月十四日委員近藤信一君辞任につ き、その補欠として加瀬完君を議長に おいて指名した。     —————————————  出席者は左の通り。    理事            松岡 平市君            三浦 義男君            天田 勝正君            加賀山之雄君    委員            菊田 七平君            榊原  亨君            高橋  衛君            横川 信夫君            横山 フク君            阿具根 登君            加瀬  完君            戸叶  武君            小林 武治君            鈴木  一君     —————————————    議     長 河井 彌八君     —————————————   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (記録部長)  丹羽 寒月君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  渡邊  猛君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君   説明員    内閣官房長官  根本龍太郎君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○会派解散及び結成に関する件 ○第二十三回国会召集に伴う措置に  関する件 ○第二十三回国会召集日議事に関  する件     —————————————
  2. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) ただいまから議院運営委員会を開きます。  最初に事務総長から報告がございます。
  3. 事務総長(芥川治君)(芥川治)

    事務総長芥川治君) 会派解散結成の届が出ておりますので、御報告申し上げます。  去る十月十七日に日本社会党第四控室代表千葉信君、日本社会党第二控室代表松澤兼人君から、それぞれ会派解散した旨の届を提出されると同時に、御両君から、解散した六十八名の方々並木社会党結成した旨のお届がございました。なお日本社会党第二控室の解放と同時に、八木秀次君は、各会派に属しない議員となりました。  また今月十五日、自由党代表松野鶴平君及び日本民主党代表苫米地義三君から、それぞれ会派解散した旨の届を提出すると同時に、御両君から、会派解散した百十五名の方々及び第十七控室野村吉三郎君、各会派に属しない齋藤昇君及び島根県の補欠選挙で新たに当選せられました佐野廣君の百十八名で自由民主党結成した旨のお届がございました。  なお本日、内閣総理大臣から参議院議長にあてまして、内閣は本日総辞職することに決定いたしましたから、国会法第六十四条によってこの旨を通知いたします。  以上、御報告申し上げます。
  4. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) ただいま官房長官出席になりました。御承知のように明日臨時国会政府召集いたしております。官房長官出席がございましたので、臨時国会における議案提出予定、これは会期決定のために必要でございますので、各位の御質疑を願います。  じゃあ委員長からお尋ねいたします。臨時国会召集になりましたが、参議院衆議院協議して会期決定いたさなければなりませんが、決定するにつきましては、政府がどういう議案臨時国会に提出する予定であるかというようなことにつきまして、官房長官から一応御説明願いたいと思います。
  5. 天田勝正君(天田勝正)

    天田勝正君 ちょっと、あわせてお聞きしたいのですが、総辞職をされた内閣でありますから、今残務整理をやっておられるわけで、しかし常識的に考えて明日か明後日に指名をするならば、やはり旧民主党と旧自由党が合わさった内閣ができ、その方針というものは、あまり変らないのじゃないかと思いますが、そこで、もし明日首班指名ということになれば、組閣完了がおよそどのくらいで完了するものか、それに引き続いて今委員長がお尋ねになった提出法案をできた後において、どういうものを出される予定であるのか、そういうことをあわせて一つ御報告願えば幸いだと思います。
  6. 説明員(根本龍太郎君)(根本龍太郎)

    説明員根本龍太郎君) 御承知のように、先刻鳩山内閣は総辞職決定いたしたわけでございます。従いまして明日からの国会は、現在の内閣そのままではゆかなくなりまして、おそらく明日じゅうに首班指名が行われますならば新内閣ができ、その新内閣の手によって、いろいろの法律案なりその他の問題が出されると思いますので、従いまして総辞職をして私も辞表を出した者でありますので、その点を明確に申し上げることはできませんが、一応常識的に考えられる点を申し上げたいと存じます。  先般も衆議院議運協議会でこの点が問題になったのですが、大体のところ政策に関する問題は、この臨時国会では政府からは出さないのが常識じゃないか、懸案の問題になっておりました地方財政の救済の問題に関しましては、すでに継続審議法案がございますし、そういう点でそういう関係の問題が議題になるとは存じまするが、そのほかの問題は、ごく事務的に見て必要と思われる問題の一つは、公職選挙法の一部改正法がどうしてもやらなければならぬのじゃないかと、こう考えております。それは御承知のように中央選挙管理委員会委員の構成が五名となっておりまして、これは現在では、同一所属政党から二名以上は出してはならぬ、結局一名になっております。そうしますというと、現在おられる方々社会党の方から一名、それから自由民主党の方から一名出さなければならない。それで事実上立法上の趣旨に沿わなくなりますので、これは三名以上にして二名は置けるというようにしないといけないではないか。しかも選挙は、いつどこで行われるかわかりませんので、これは臨時国会でこの関係法案政府提案で出さなければならない、かように一つ考えております。  それからもう一つは、米の買い上げ数量が増加しましたので、食管法における糧券の発行の限度の改正が行われないと、これから事務的の処置ができない、この点も考えなければならぬと思います。  それからもう一つは、条約の問題がございます。著作権の問題でありまするが、これはすでに調印はしておりますが、アメリカ側その他の関係から見て、どうしてもやはり臨時国会で御承認を得ておくことが必要であるという外務省の見解がありますので、この一件はお願いしなければならない。  それからもう一つは、国会承認を経て、任免もしくは事後承認を得なければならない人事がございます。この点もお願いしなければならない。そのほかに、これは事務的と言えば事務的でございまするが、最近原子力の問題に関連いたしまして、ウラン鉱採掘願が非常に出ておるのだそうでございますが、ところが現行の法規ではこれは困難なために、これがいろいろと紛争を、鉱業権設定に関連して問題が起きているので、これはやはり非常に事務的なものですけれども、ぜひ出したいという通産省事務当局の意向でありますので、これは現内閣で検討した上、これもお願いしなければならぬじゃないか、こういう一つ研究事項になっております。  その他、新聞で伝えられている例の政務次官制度の改変をするかどうか、参政官を置くかどうかという問題が、現在研究事項になっておりまして、これも、もし新内閣において設置するということになりますれば、これがあるいは提案になるかもしれません。これについては全然、前内閣では意思決定は何もいたしておらないわけでございます。  大体以上のような状況でございまするが、これは会期並びに自然休会等がすべて院において御決定になることでありまするが、政府側希望といたしましては、新たに内閣ができますれば、人事相当異動がございまするし、またいろいろ国会に臨むに当っての準備も旧来と違って参りますので、おおむね十日間くらいの自然休会をいただければ、その間非常に自後の運営が円滑にいくのじゃないかという希望は、従来のあれからして持っておったのであります。そういうような、現在、これは鳩山内閣として決定したことでもございませんし、まして新内閣ができませんから、確定的なことはわかりませんが、一応われわれが考え、また情報として知っておるものを総合して御参考に供する意味において申し上げれば、右のような次第でございます。
  7. 加瀬完君(加瀬完)

    加瀬完君 今までの官房長官の御説明の中に、今度の臨時国会で、この議運などでも問題になりました地方財政に対する処理の問題が取り上げられるという御説明がありましたが、新らしい内閣になりましても、大体基本線は現内閣基本線を引き継いでいくと思われますので、一体地方財政処理の問題は、交付税の引き上げ、あるいはその他財政的な措置をするという建前で考えられておるのか。言葉をかえて言うならば、予算的措置として若干の変更を加えるということを予想されての方向として臨むのか。その点をお伺いしたいと思います。
  8. 説明員(根本龍太郎君)(根本龍太郎)

    説明員根本龍太郎君) 本日の臨時閣議におきまして、川島自治庁長官から、一応説明を承わりましたが、実は川島自治庁長官としては、財源措置をも考えなければならぬと思って、いろいろ工夫してみましたが、財政と諸般の事情から困難なようである。従ってそれにかわるべき行政措置によって、端的に申し述べますれば、短期債その他の処置において一応これをやらなければならぬじゃないか、という考えを漏らされております。しかしこれは新内閣がどういうふうにこれについて可否をきめられるか、これはまだ不確定でありますが、大蔵大臣も大体そのような意図のようなことを申しておったのであります。
  9. 加瀬完君(加瀬完)

    加瀬完君 そういたしますと、地方財政処置の問題は、行政措置処置をしていくのであって、財源的な処置はしないという基本線で今のところおる、従って新内閣になりましても、大体その線にあまり変更はないであろう。こういうふうに了解してよろしゅうございますか。
  10. 説明員(根本龍太郎君)(根本龍太郎)

    説明員根本龍太郎君) おおむねそういうふうに考えられるのじゃないかと私は思います。
  11. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) ちょっと申し上げますが、官房長官は、事務総長が先ほど報告しましたように内閣辞職直後でございますので、残務整理等について大へん多忙をきわめていらっしゃるので、もし御質問がありましたならば、なるべく早く出していただきまして、官房長官に御退席願えるようにしたいと思います。  なお御質疑はございませんか。……質疑がないようでございますから、それでは官房長官はどうぞ。
  12. 説明員(根本龍太郎君)(根本龍太郎)

    説明員根本龍太郎君) いろいろどうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。
  13. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) 会期につきまして、何か御意見等がございましたならば、この際承わっておきます。
  14. 天田勝正君(天田勝正)

    天田勝正君 私は手続とすれば、まず私としては、明日召集されたならば、常任委員長懇談会を開き、それで望ましいことは、もし、議運において最終的な決定に至らざる決定をいたして、議長それから衆議院議長協議をしてもらう、こういう手続を踏んで議運決定をする、こういうふうにするのが当然だと思います。しかしもう、あらかじめ衆議院側におきましても、二大政党対立の形になりましたから、話し合いが進められておりまして、その話し合いをするについては、今官房長官が言われたようなことも織り込んで話し合いが進められておると私は承知をいたしております。そうすれば新らしい政策、特段問題になるような政策は出さないということで、私は今お聞きしたような点からいっても、主として時間をとるのは地方財政の問題である、こういうふうに察せられます。そうするならば、新内閣が成立をいたしまして、どのくらい日限をとるか、そういうところがまず一つ今日考えなければならない点で、私どもが承知いたしておる点では、新内閣が成立して、十日くらいの余裕をほしいというのが、今、現在の与党側のお考えのようですから、そういたしますと、それらを考慮した場合に、大体二十日ないし三十日、こういうようなところできめて、およそのものが処理できるであろう。それで衆議院話し合いにおきましては、大体、だから二十五日ぐらいでいかがという話も出ているやに承わっておるわけで、大体そこら目途で、きょうこれはここで決定できるわけのものではないんですから、そこら目途で各会派話し合いを進めていけばきまるんではないか、こういうふうに私としては考えております。
  15. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) これは従来決定前に、衆議院と両方で合同理事会を開いて相談をするということにしております。天田委員の言われたように、まず常任委員長懇談会意見も聞かなければなりませんし、それらを総合いたしまして明日の議運で適当な時間に適当に決定をいたすということにして差しつかえございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) では、さよう決定いたします。     —————————————
  17. 天田勝正君(天田勝正)

    天田勝正君 そこで合同理事会のことについてはすでに御折衝になったと思います。時間、いつかとかきめましたでしょうか。
  18. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) ちょっと速記を止めて。   〔速記中止
  19. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) 速記を始めて。  それでは、次に明日の召集日議事について、一応事務次長から説明させます。
  20. 参事(河野義克君)(河野義克)

    参事河野義克君) 明日の召集日議事でありますが、召集日の午前十時に議員総数の三分の一が登院せられましたならば、議長は振鈴をして会議を開かれます。  それで会議としては、まず議席の指定がございます。その次に閉会中に当選せられた新議員齋藤昇君及び佐野廣君を紹介されます。それからその次に九月二十五日に逝去された大達茂雄君に対して哀悼の辞を述べるということになります。哀悼の辞は従来逝去された議員の所属されていた常任委員会委員長が述べられるという慣行になっておりますので、大達君の場合には、法務委員長が行われるかと思いますが、後刻そのことはここでおきめをいただきたいと思います。その次に会期の件をきめ得る状況でありますれば会期の件をきめます。その間に先ほど皆さん方の言われておった常任委員長懇談会議院運営委員会決定衆議院議長との協議というようなことが済んでおりませんければここで協議をいたして、そのあとで、会期の件をきめることになります。それから先ほど内閣が総辞職した通知がございましたから、それに基きまして内閣総理大臣指名議事をいたさなければなりません。  以上が、明召集日議事でございます。
  21. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) ただいまの事務次長説明いたしましたような順序で明日の議事を進めることに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) 速記を止めて。  〔速記中止
  23. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) 速記をつけて。  明日の大達茂雄君の哀悼演説について、先ほど事務次長が報告いたしましたが、従来の慣行通りとり行なって差しつかえございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) ただ、成瀬幡治君がもし明日登院されない場合のことを予測いたしまして、その場合はどうするかということも一応今お諮り申し上げて御決定を願っておきたいと思います。
  25. 参事(河野義克君)(河野義克)

    参事河野義克君) その場合は、通常委員会事務委員長が事故ある場合は理事が代行せられるごとくに、理事がやられる慣行になっております。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
  26. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) では、さよう決定いたします。     —————————————
  27. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) 明日の議院運営委員会は午前九時四十分に開きたいと思いますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 理事(松岡平市君)(松岡平市)

    理事松岡平市君) それでは、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十七分散会