○竹尾
委員 そこでいよいよ話が具体的になるので
相当はっきり
答弁して下さいよ。稲田
局長は非常に
答弁がうまいのだけれ
ども、逃げることが非常にうまいのだが、はっきりしたことをときどきぼかすことがありますので、私も病身ですからあまり
質問したくないのだから、明快簡潔な
答弁をお願いしたい。
そこで神戸商船大学にマイナスになっては困る、ならない程度で
運輸省とよく折衝をするのだ、して来たんだ、こういうことなんです。そこで問題は具体的になりますが、今海技専門学院の方で
考えているのは、芦屋に御
承知のように約八百坪ですかの敷地を得て、あそこに新しい校舎をたてて再
教育をしたい、こういうことのように私は聞いております。そこで商船大学の方は、あれは
局長お
調べになったでしようが、あのすぐ大学の前に千四百坪ですか、千数百坪の
文部省の土地がある。大学の方ではそこに校舎を建てていただきたい、そういたしますれば、これは大学と学院が相協調してやらなければ再
教育もなかなか実も上らぬのだから、実習や実験やその他の施設において、近い所に建ててお互いに
交通の便も得るし、いろいろな点で便宜を得たい、こういう
考え方のように私は聞いております。現在、芦屋には、設備は悪いでしょうけれ
ども、再
教育を受けている人々の宿舎ですか、寄宿舎のようなものもあると聞いているが、そういうことで、これは宿舎や何かはちよっいと離れておってもけつこうだと思いますけれ
ども、いやしくも
教育それ自体の設備、施設というものはやはり大学に近い方が、私はどちらに肩を持つとうことではございませんが、それの方が非常に便利である、それから
交通の便も、芦屋の方に行きますと電車から降りて十五分かかる。こちらの深江の方の大学の方は五分で行ける。それから再
教育の生徒、これは学生といいますか、妻帯者でもって神戸の市内から通って来るような人もあるというような点も考慮すると、校舎それ自体はやはり、深江の方が便利じゃないか、こういう工合に私は一応
考えるのです。しかも、これはあとでまた
お尋ねするかもしれませんが、専門学院の施設整備ですか、これは二千三百万円となっておりますが私の
調べでは二千五百四十六万五千円になっておる。これはあとから
お尋ねいたしますが、その中で用地の買収をまだやっていない——やっているかいないか、私はやっていないと思う。これは百三十何万円を計上しておりますけれ
ども、しかも芦屋の方は、これは深江よりも坪は非常に高いんですね。坪約六千円かかっている。深江の大学の前なら、これは振りかえればただなんです。そういう点など、あれやこれや
考えてみますと、どうしても校舎は深江の方に持って来た方がよろしいと私は思いますが、その点、まず大学の施設にマイナスにならぬようにしたいという
局長の御持論から照らして、これは一体どちらがよろしいか、その点を
お尋ねいたします。