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1955-05-20 第22回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十年五月二十日(金曜日)     午後六時十九分開議  出席委員    委員長 綱島 正興君    理事 井出一太郎君 理事 白浜 仁吉君    理事 松浦 東介君 理事 鈴木 善幸君    理事 中馬 辰猪君 理事 足鹿  覺君    理事 稲富 稜人君       安藤  覺君    笹山茂太郎君       足立 篤郎君    大橋 武夫君       助川 良平君    高橋  等君       田口長治郎君    平野 三郎君       松野 頼三君    赤路 友藏君       淡谷 悠藏君    井谷 正吉君       石田 宥全君    楯 兼次郎君       芳賀  貢君    伊瀬幸太郎君       川俣 清音君    佐竹 新市君       中村 時雄君    日野 吉夫君       久保田 豊君  委員外出席者         専  門  員 難波 理平君         専  門  員 岩隈  博君         専  門  員 藤井  信君         専  門  員 徳久 三種君     ――――――――――――― 五月十八日  委員中村時雄辞任につき、その補欠として水  谷長三郎君が議長指名委員に選任された。 同月十九日  委員有馬輝武君及び水谷長三郎辞任につき、  その補欠として淡谷悠藏君及び中村時雄君が議  長の指名委員に選任された。 同月二十日  委員大野市郎君、川村善八郎君及び松山義雄君  辞任につき、その補欠として大橋武夫君、平野  三郎君及び高橋等君が議長指名委員に選任  された。     ――――――――――――― 五月十三日  はまきが森林病虫害指定に関する請願(原  茂君紹介)(第五八一号)  姶良町地内国有林野払下げに関する請願中馬  辰猪紹介)(第六一四号)  国営笠之原畑地区かんがい工事施行に関する請  願(有馬輝武紹介)(第六一五号)  特殊土じよう地帯災害防除及び振興臨時措置法  の指定有効期限延長に関する請願有馬輝武君  紹介)(第六一六号)  治山治水対策確立に関する請願(上林山榮吉君  紹介)(第六二〇号)  生乳等価格安定法制定に関する請願唐澤俊樹  君紹介)(第六五一号)  腐そ病を法定伝染病指定請願唐澤俊樹君  紹介)(第六五二号)  未墾土地買収価格適正化に関する請願(北澤  直吉君外一名紹介)(第六五三号)  団体営土地改良事業振興に関する請願中馬辰  猪君紹介)(第六五五号) の審査を本委員会に付託された。 同月十七日  昭和二十九年五月暴風並びに台風十五号による  森林災害対策確立に関する陳情書  (第一一七号)  北海道農業振興対策確立に関する陳情書  (第一一八号)  積雪寒冷単作地帯農業振興に関する陳情書  (第一一九号)  伝貧研究所設置陳情書外三十二件  (第一三六号)  同外三件  (第一六三号)  同外四件  (第一九七号)  耕地の災害復旧事業費国庫補助促進に関する陳  情書(第一四  八号)  農地及び農業施設災害復旧事業査定に関する  陳情書(第一四九  号)  狩猟行政に関する陳情書  (第一五〇号)  桑園の凍霜害対策確立に関する陳情書  (第一八二号)  旧豊富地区農地開拓促進に関する陳情書  (第一八三号)  農地法の育成に関する陳情書  (第一八四  号)  昭和三十年度林業関係農林漁業資金に関する陳  情書  (第一九八号)  昭和三十年度林業予算増額に関する陳情書  (第一九九号) を本委員会に送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  昭和二十九年産米に対する減収加算に関する件  食管特別会計等関係予算に関し予算委員会に申  し入れの件     ―――――――――――――
  2. 綱島正興

    綱島委員長 ただいまより委員会を開会いたします。  発言を求められておりますからこれを許します。松野頼三君。
  3. 松野頼三

    松野委員 先般の動議をより以上明確に繰り返します。  本委員会は、予算委員会に対し、昭和二十九年産米に対する減収加算の支出が適正に解決するまで、昭和三十年度食管特別会計等関係予算の審議を中止するよう申し入れる。右動議として提出いたします。
  4. 綱島正興

    綱島委員長 ただいまの動議に御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 綱島正興

    綱島委員長 全会一致をもって……。     〔「反対だ」と呼ぶ者あり〕
  6. 綱島正興

    綱島委員長 この動議賛成の方の御起立をお願いいたします。     〔賛成者起立
  7. 綱島正興

    綱島委員長 起立多数。よって動議は可決いたしました。     —————————————
  8. 綱島正興

  9. 足鹿覺

    足鹿委員 決議をいたしたいのであります。その案文はお手元に配付申し上げておりますが、まず案文を朗読いたします。    昭和二十九年産米に対する減収加算に関する件   昭和二十九年産米が平年作を大幅に下廻つた事情並びに減収加算支払に関する従来の経緯にかんがみ、政府は、すみやかに、昭和二十九年産米に対する減収加算として、昭和二十八年産米において採用した算定方式の例に倣い算出された石当百四十円を、供出全量に対して支払うべきである。   右決議する。    昭和三十年五月二十日       衆議院農林水産委員会  提案趣旨等については十分皆さん御納得の上で本案を提出しておりまするので、これを省略いたしますが、もし質疑等があればそれによって解明いたしたいと思います。
  10. 綱島正興

    綱島委員長 ただいま提案者の説明がございましたが、質疑等を省略いたしまして採決に入ることに御異議ございませんか。
  11. 白浜仁吉

    白浜委員 ただいま野党三派より提出されました共同決議案に対し、日本民主党を代表して修正動議を提出いたします。まず修正の個所を申し上げます。  決議文案中三行目の「昭和二十八年産米」以下五行目の「百四十円を、」に至るまでを削除する。  私は以下修正趣旨を説明いたしたいと思います。われわれは二十九年産米に対する減収加算に対しましては、これを支払う方針のもとに政府を鞭撻し、与党の態度を決定するための努力を払って参りました。先ほどの理事会に報告申し上げましたごとく、民主党としては本日党の意向として支払うべきことを決定いたしました。但しその金額に関しては政府部内においてもろもろの手続を必要といたし、遺憾ながら本日これを明示する段階までには立ち至っておりません。財政上、予算上若干の調整を必要といたす点もありますので、本日のところは石当り百四十円という具体的な数字決議いたすことについては、われわれとしていまだ賛意を表するわけには参りません。従いましてこの際は具体的数字を除いた抽象的表現にとどめ、なおわれわれとして本決議の具現に努力いたしたいと存ずるのであります。  以上修正動議趣旨を説明いたし、各位の御賛同を得たい次第であります。
  12. 足鹿覺

    足鹿委員 ただいま修正動議が出ておりますが、これは委員会信義の問題です。お互い相互信頼の問題でありますので、こういうことは申し上げたくなかったのでありますが、ちょっと休憩をしていただいてお話申し上げたかったのでありますけれども、その機会がありませんので残念です。これは先ほどの理事会において、この百四十円というところだけを一応党内事情によって削らしてもらいたい、その削ることの動議を出すことによって他には何ら御異存はなかった。特に代表理事の方からそういう申し出がありまして、われわれもお互い党人として党内事情のあることを尊重して、円満に進行するつもりでおったのであります。ところがただいま聞いてみますと、「二十八年産米」以下「百四十円を、」までを全文削除するということは、ただいまの申し合せなりお互い話し合い趣旨に反するのであります。こういう点はお互い委員会を円満に運営していく、論議論議として常に紳士的にやっていく上において非常に悪い慣例を残すと思いますので、これは提案者においてお考え違いではないか、ただいまの動議については御再考の上一応これを撤回せられる意思ありやいなや、委員長提案者にお打ち合せを願いたい。
  13. 綱島正興

    綱島委員長 速記をとめて下さい。   [速記中止
  14. 綱島正興

    綱島委員長 速記を始めて。白浜君。
  15. 白浜仁吉

    白浜委員 ただいま私の案文理事会におきましてのお約束と違うような、信義を破るような言葉があったというふうな足鹿委員のお話でございますが、これは私の言葉の足らないところで、どうぞ御了承をお願いいたしたいと思います。
  16. 綱島正興

    綱島委員長 これより採決をいたします。  まず白浜君の修正動議について採決いたします。本動議賛成諸君起立を求めます。     〔賛成者起立
  17. 綱島正興

    綱島委員長 起立少数。よって白浜君の動議は否決せられました。  次に、足鹿君の動議について採決をいたします。これに賛成諸君の御起立を願います。     〔賛成者起立
  18. 綱島正興

    綱島委員長 起立多数。よって足鹿君の動議は可決せられました。  なお本件の取扱いにつきまして委員長に御一任を願えますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 綱島正興

    綱島委員長 しからばさように取り計らうことにいたします。  これをもって本日の委員会は散会いたします。     午後六時三十四分散会