○畠山鶴吉君 私は、
静岡県の泉問題で世間に大へん御迷惑をかけ、また事があまりにも重大になりましたので、本日この協議会を拝借いたしまして、一言
お願いする次第でございます。今勝間田
委員から詳細に
お話があったので、私が申し上げることは少いのでありますが、私は地元の
関係といたしまして、これだけ大きくなった問題を、
国会の皆様に御
報告や
お願いをせずに事を済ますということは申しわけないし、また熱海市といたしまして、この問題を早急に
解決するためには、
国会の
委員会の御了解も得たいという閥係から、本日は
委員にも
お願いして、ここに陳述いたす次第でございます。
この問題につきましては、調停
委員並びに
川島長官及び
自治庁の
皆さんには格別の御配慮をいただいておりますので、私どもは決して
自分勝手のことを申し上げる立場ではありませんけれども、地元の熱海市といたしましては、どうしても安閑としておられない立場に追い込まれておるのでございます。今回の問題は、
静岡県の
国会選出議員は超党派で一人残らずこぞってこれを現在のままで食いとめたい、決して人の領土を侵すわけでもなければ、神奈川県の反対をするわけではありません。神奈川県の意思をどうこうという意味でなく、
静岡県の泉を現状に置いてもらいたいというのが真相であります。先般、あまり急いではどうもということも申し七げた時代もありましたが、
現地の情勢が急変いたしまして、以来六カ月以上も経過しております。その間におきまして、
現地の者はもうへとへとに疲れ果てて、とにかくふらふらして、一言言葉をかければどっちにふつ飛んで行くかわからない
ような、頭が狂った
ような
状態になっております。今
長官の回答にありました
ように、私どもは何とか
冷却期間を置いて、御期待に沿う
ように
努力いたしておるのでありますが、これもなかなか
現地が聞き入れません。しかし本日はここに来る前に、
ようやくある程度納得して、静かにしてくれれば決して熱海、泉の欠陥になる
ような線は出てこないだろう、今の
長官あるいは調停
委員の方に御信頼してお待ちするのだという
ような話で参ったのですが、ここに
長官もおられますので、これ以上申し上げませんが、実は
東京出張所には数十人の人間が待期して――もう出てこなくてもいいと言っても、何と言ってもかんと言っても、出てきて、待っている
ような
状態でありますから、この点の真相も御酌量願いまして、今勝間田
委員が言われた
ようにすみやかにお取り計らいを願える
ようならけっこうだと思います。この際、くどい
ようでございますが、
長官から一言御回答をいただければけっこうだと思います。