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矢嶋三義君
官房長官にはつきり申上げておきたい。そして要望しておきたいのですが、私は
鳩山内閣が、或いは閣僚の皆さんが、
一つの
方針というものを述べられることは、
選挙を通して
主権者、
国民の
総意に訴えるときに必要なのであ
つて、そういう
方針を述べられたならば、私は早急に
解散、総
選挙というものがなくつちやならんと思うのです。私は民主党の
成立の
過程、更に組閣の
過程等を
考えるときに、
一つの
方針、或いはこれを大風呂敷と評する人もあるかもしれないけれ
ども、そういうものを拡げて、いつまでも
主権者、
国民の
総意に訴える機会を持たないということは、それは許されないことだと思いますので、
解散、総
選挙の時期と睨み合せて、そうして
方針を
発表し、又喋べるなら喋べるというように心掛けて頂きたいということを要望しておきます。
それから、先ほど
官房長官みずから、
早期解散を認め、又自由党さんから、各政党会派とも
早期解散があるべきであるという主張であります。それから又
官房長官は、
抜打ち解散はやらないということも先ほど表明されたわけでありますが、そこでこれは
暫定予算にしてもその厚薄大小はありましよう。
政策というものはどうしても入
つて来ると思うのです。
従つて私は
暫定予算も、総
選挙後に早急に組まるべきである。これは私の私見、そういう見解を持
つております。
そこで
地方選挙の時期と合せ
考えるならば、
政府みずから認めているように、早期に
解散をやれば可能なんです。計算してみると可能であります。早期に
解散をやれば、四月の
予算を
空白にしないで、而も
地方選挙はやれるということは可能であります。従
つて国会は自主的に或いは一月十日頃再開するようなことになるかもしれません。今までの例は、大体一月二十日頃に再開されておるようでありますが、そういう諸
情勢を
考えた場合に、一月十日頃再開されるようなことになるかもしれない。そうして
早期解散が行われることは、先ほど私も申上げた、
政府もお認めに
なつたように、これは国家のためになると、こう
考えておりますので、いつ
国会が再開されようが、あなたのほうとしては
政府として十分応じられるように万般の心の用意を整えておいて頂きたいということを特に強く要望しておきます。