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1954-12-16 第21回国会 衆議院 議院運営委員会 第5号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十九年十二月十六日(木曜日) 午後一時五十五分
開議
出席委員
委員長
菅家
喜六君
理事
三和 精一君
理事
椎熊
三郎君
理事
山本
幸一君
理事
土井
直作君 天野 公義君 生田 宏一君 山中
貞則
君
山本
友一君 園田 直君
長谷川四郎
君
青野
武一君 井手 以誠君
池田
禎治
君 長 正路君
委員外
の
出席者
副 議 長
高津
正道君
外務委員長
喜多壯一郎
君 議 員
山本
正一
君
内閣官房長官
根本龍太郎
君 事 務 総 長 大池 真君 —
——
——
——
——
——
——
本日の
会議
に付した事件
虚礼廃止
に関する件
緊急質問
の
取扱い
の件 次回の本
会議
の開会に関する件 —
——
——
——
——
——
——
菅家喜六
1
○
菅家委員長
これより
議院運営委員会
を開会いたします。 新たに当選された副
議長
よりご
あいさつ
がございます。
高津正道
2
○
高津
副
議長
昨日、不肖私が副
議長
に就任いたしましたが、当然にふなれでありますから、どうぞよろしく願います。(拍手) —
——
——
——
——
——
——
菅家喜六
3
○
菅家委員長
それでは昨日来問題にな
つて
おりました院の
申合せ
、
決議等
の問題に対する
山本正一
君の
文書
の
発送
問題に対して、昨日は
官房長官
並びに
内閣総理大臣
に
質問
をいたしたのでありますが、この前の
申合せ
によりまして御
本人
の御
出席
を要求いたしましたところ、ここに
山本
君がお
見え
にな
つて
おりますので、
本人
から一応この問題に対する
釈明等
をお聞きいたしたいと思いますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
4
○
菅家委員長
御
異議
なければ、さようとりはからいます。
山本正一
君。
山本正一
5
○
山本正一
君 親しく弁明、
釈明
の機会をお与えいただきまして、まことに幸いなことに存じます。今
委員長
から
お話
のございました
事柄
につきましてまず申し上げたいと存じますることは、私の行き届かざる配慮の欠陥から、院の
申合せ
の
趣旨
に疑念を持たれたということにつきましては、はなはだ遺憾に存じておる次第でございます。なおその
事柄
につきまして、いささか
実情
を申し上げたいと存じますが、あの
はがき
を
鳩山一郎名義
で発信することの
承諾
を得ました時期は、十一月の中旬でございます。日と時間を正確に記憶しておりませんが、十一月中旬でございました。その後新党の結成、引続きそれに伴い多忙の日を過しまして、これを
印刷
に付しましたのは十二月五
日付
にな
つて
おるのであります。
印刷
いたしました
実数
は一万七千でございます。その一万七千のうち、
書き損じ
その他ありまして、
発送
いたしました
実数
は一万六千二百でございます。この
発送
いたしました
範囲
は、
選挙
区だけでなく、
全国各地
でございます。昨夜
選挙
区
関係
の分を調べさせましたところ、八千四百前後ということでございます。なお、
鳩山一郎
の
肩書き
につきまして
同意
を得ましたときは、
民主党
の
総裁
にな
つて
おりません。たまたま私の
秘書
がこれを
印刷
にまわしまする際に、
民主党総裁
にな
つて
おりましたので、その
肩書き
を書き加えて
印刷所
にまわしたということが、きよう
印刷
にまわしたという日に自宅の方へ
電話
で
連絡
がありましたので、それはいかぬから、その
肩書き
を削除するようにということを
電話
ですぐ申しました。ただちに
印刷所
にそのことを
連絡
したのでありますが、そのときはすでに約三千枚
肩書き
のついた、すなわち
日本民主党総裁
の
肩書き
のついた分が三千枚すでに
印刷
されておりました。爾余の約一万四千というものは、
肩書き
のない、単なる
鳩山一郎名義
にな
つて
おるのであります。そこで
発送
いたしました日時を調べましたが、五日の
夕刻
から九日の朝までにまたが
つて
発送
しておるようであります。大部分
発送
いたしましたのは六日及び七日の両日でございます。ごく一部が五日の
夕刻
及び九日の朝にまたが
つて
おるのであります。この
印刷
、
発送等
に関する
事柄
は、ここに申し上げた
通り
でございます。なお、このことにつきましては、院において
申合せ
が行われておりますので、
自粛
の
趣旨
は十分これを
尊重
いたすことは当然でございまして、将来に対しましては十分に戒めて参りたいと
考え
ておるのでございます。よろしく御
了承
をお願いいたしたいと思います。
菅家喜六
6
○
菅家委員長
ただいま
山本
君より
事情等
の御
開陳
があ
つた
次第でございます。何か
質問
があれば、この際
質問
を願いたいと思います。
池田禎治
7
○
池田
(禎)
委員
山本
君にこの際一、二お尋ねいたしておきたいと思います。第十九
国会
で、
年賀状
、
暑中見舞
というようなものは禁止するという
申合せ
ができてお
つた
ことは御
承知
であ
つた
かどうか、これをまずお尋ねいたしたい。
山本正一
8
○
山本正一
君 本年十二月三
日付
の
文書
によりまして、当
院議長
から
申合せ
の御
通知
がありました。続いて十二月九
日付
の同じく
議長名
による
文書
によ
つて
承知
しております。
池田禎治
9
○
池田
(禎)
委員
第十九
国会
の
申合せ
は御存じであ
つた
かということです。
山本正一
10
○
山本正一
君 十九
国会
の
申合せ
の
事項
は、
内容
は具体的に存じません。
池田禎治
11
○
池田
(禎)
委員
本
委員会
におきましては、きのう
鳩山
さんは知らなか
つた
ということをお答えにな
つて
おります。そうすると、その知らないということになれば、私
ども
もそれについての
考え
方というものがいろいろ出て来ると思います。そうすれば、あなたはこういう問題を起して、一国の
総理大臣
にこういう迷惑をかけておる。これについて、あなたとしての政治的な
責任
というものをどういうふうにお
感じ
にな
つて
おりますか。
山本正一
12
○
山本正一
君 実は
鳩山総理
の昨日の
発言
も、席の後方において私
伺つて
おりましたが、全然知らぬというふうに申し上げたことではないように思
つて
おります。それから私は
先ほど
も申し上げましたように、十一月中旬に
同意
を得ておることは間違いございません。なお、この
事柄
に対する私のとるべき
責任
につきましては、十分みずから
考慮
を加えて、いずれこの
議運
を通しての
国会
の御
意向等
も、公式、非公式を問わず、何らかの御
意向
というものもあろうかと存じまするので、それも十分に
尊重
をいたしまして、適当な時期に適当な
処置
をとりたいと
考え
ております。
菅家喜六
13
○
菅家委員長
他に御
質問
はございませんか。
——
御
質問
がなければ、
委員長
から一、二点簡単にお尋ねいたしたいと思います。
事同僚議員
のことでありますから、
あまりかた
苦しくなく伺いたいと思いますが、大体今真相として、具体的に
枚数
のことその他について
山本
君から御
開陳
があ
つたの
であります。おそらくそれに近いものじやないかと思いますので、
枚数
の問題にしても、あるいは別に争うような問題ではないと思いますが、ただ私
ども
は、まことに言いにくいことではありますけれ
ども
、このことは、前年以来強い
各党
の
申合せ
があ
つて
、昨年来暑中伺い、
年賀状
、最近に
至つて
は、特に
選挙
の目標がきま
つた
以上、これの
事前運動
に類するがごときことは
各党
で戒めようというので、
国会対策委員長会議
あるいは当
委員会
その他
各党
の
代議士会等
においても、相当に強くこの
事柄
を宣伝しておるやさきに、
政府党
である
総裁
即
総理大臣
である
名前
のもとに、あなたの
推薦状
とみなされるべき
文書
が配布されたということが俄然問題になりました。この
事柄
をきめるとき、
各党
とも心配いたしましたことは、これがただ
一つ
の
空文
に終
つて
しまうのではないか、そういうことをきめても、あらゆる脱法行為によ
つて
やるということがしばしば論ぜられました。たとえば
年賀郵便
は出さないことに
なつ
たから御
了承
願いたいというようなのも出るのではないか、また新たに何かの
役職
につかれた者が、
役職
の就任の
あいさつ
だ、退任の
あいさつ
だという
名義
に籍口して多数のそういう
通知
をされるのじやないか、あるいは巧みなる
方法
によ
つて印刷物等
を売却もしくは散布することによ
つて
、
事前
の有利なる
選挙運動
を展開するようなことにもなるだろう、その他、あるいは
民間ラジオ
に金を
出し
て、新年おめでとう、ことしは出さないことになりました、というようなことをやれば、結局院で
申合せ決議
をしたことが
空文
にな
つて
しまう、それでは
自粛
の
意味
にもならないし、
公明
、
粛正選挙
にもならないのですから、これはきつく、ひとつ何党、何会派を問わず、これに対して違反のことが起きた場合には、この
運営委員会
において
出席
を要求して
本人
に
事情
をただし、その
上本会議
において適切なる
処置
をとろう、本
会議
において適切なる
処置
とは、
政治道徳
上の
責任
をひとつ追究しなければならぬじやないかというのが、満場一致の
意見
だ
つたの
であります。そこで、十一月中旬に
承諾
を得られたというあの
文章等
も
鳩山
さんにお見せにな
つて
、
了解
を得られたのでしようか。単なる、ごぶさたをしておるから
あいさつ状
を
出し
たい、それで、文案は私の方でつくるが、
名前
だけ拝借したいということだ
つたの
か、一応この
文章
もお見せにな
つたの
でございましようか。 それからもう
一つ
は、あなたに申し上げるまでもなく、よく
知つて
おられることと思いますが、しばしば
代議士会等
で、こういうものをかりに五千枚でも、八千枚でも、一万枚でもやれば、こういう
申合せ
、
決議事項
に対して問題になるということをお
考え
にならなか
つた
でしようか。この二点だけ
伺つて
おきたい。
山本正一
14
○
山本正一
君 あの
はがき
の
文章自体
を示して、
鳩山
の
同意
を得たかどうかということでございますが、
文章自体
は示しておりません。 それから第二の点は、本年十二月三
日付
及び十二月九
日付
の
議長
の御
通知
は
了承
しておりますが、きのう申し上げました
通り
、
鳩山先生
の
同意
を得ましたのは十一月中旬でございまして、私の
考慮
の欠けたる点がございましたことは、はなはだ遺憾に思
つて
おります。
菅家喜六
15
○
菅家委員長
なおその
発送
された後に、あの
文章
を
総裁
にお示しに
なつ
たことはございませんか。
山本正一
16
○
山本正一
君
発送
いたしました後に、特にこれを見せて
承諾
を得たということはございません。しかし今申し上げた
発送
の中で、
住所
の記載の
誤り
、もしくは
転居等
のために、もどりが数百枚あるいは数千枚かもしれません、
はつ
きりしておりませんが、これが
差出人
たる小石川の
鳩山邸
にもど
つて
おります。しかし私は、それが特に当時御
承諾
を得た
文書
であるということは申し上げておりません。
菅家喜六
17
○
菅家委員長
それでは、
承諾
を得られたのは十一月中旬である、そうして
文章
は
総裁
にも示さなか
つた
し、事後においても示さないけれ
ども
、
住所
の不確実なものがあ
つた
ために、
差出人鳩山邸
にその
はがき
がもど
つた
ということだけは間違いない事実でございますね。
山本正一
18
○
山本正一
君 間違いございません。
菅家喜六
19
○
菅家委員長
なおもう一点だけ恐縮ですがお答え願いたいと思います。この
発送先
は、
選挙
区以外にもお
出し
に
なつ
た、これは多年の御
交際
その他において懇意な方にもお
出し
に
なつ
たことと思いますが、特に
選挙
区はいかなる
名簿
でお
出し
にな
つたの
かわかりませんけれ
ども
、
はつ
きりと
所属政党
を異にする人々にこの
はがき
が配布されたというのは、どういう
名簿
によ
つて
なされたのか、私
ども
ちよ
つと疑問に
考え
る点があるのであります。たとえば、
はつきり労働組合
に所属しておる
社会党系
の者にその
はがき
が
行つた
ということになりますと、どういう
名簿
によ
つて
お
出し
に
なつ
たかを一応お聞きしておきたいと思います。これを判断する資料として、私
ども
必要でございますから、その点をお尋ねいたしておるのでございます。
山本正一
20
○
山本正一
君 大体
発送
の
あて先
は、一度でも二度でも
自分
のお目にかか
つた方
を
対象
にしておるのであります。たまたま
座談会
その他等で、どういう方が
おいで
に
なつ
たかということが私に確認されておりませんような場合は、その
集会
をお世話いただいた方に依頼いたしまして、その
集会
に
出席
された方がどういう方か、これをお調べいただいて
名簿
に加えた場合もあろうと思います。
従つて
あの
あて先
というものは、必ずしも
所属政党
というものに重点を置いていないのであります。
菅家喜六
21
○
菅家委員長
よくわかりました。そういたしますと、結局
自分
の幹部とか、
自分
の
所属政党
の役員でなくして、
座談会等
その他の
集会
において
会つた人
には、その会の世話人に依頼してこれを
発送
したということだ、こう
承知
してよろしいのでございますか。
山本正一
22
○
山本正一
君 今の
委員長
の
お話
は少し違うのであります。
発送
は託しておりません。
発送
に際しての調査も託しておりません。
名簿
の調製は、
座談会
が行われますと、その後引続きこの
座談会
に御
出席
いただいた方の氏名、
住所
というものの調べを、その会の世話をなす
つた方
を煩わしていたしてお
つたの
であります。
青野武一
23
○
青野委員
ちよ
つと
山本
さんにお尋ねいたしますが、きのう
同僚委員
から
鳩山総理
に御
質問
になりました際に、明瞭に、大体一箇月くらいと思うが、一箇月前ごろにそういう話があ
つたの
で、大体
了解
し、
承諾
を与えておいた、しかし
はがき
の
内容
は見ておらぬ、こういう御
答弁
があ
つたの
であります。そこでお尋ねしたいのは、非常に
鳩山総理
としても寝耳に水とい
つた
ような
感じ
で、御迷惑なような顔をしておりました。結局私は、
枚数
のことはよく知りませんが、あなたの御
説明
によると、
印刷
をしたのは一万七千枚、
発送
をしたのが二万六千二百枚
程度
、
書き損じ等
もあ
つて
、
選挙
区
関係
が八千四百枚前後、そうして
秘書
からの
連絡
があ
つて
、
民主党総裁鳩山一郎
という
署名入り
、いわゆる活字が入
つて
おるというので
印刷所
を調べてみたところが、すでに三千枚
程度
印刷
してあ
つた
、こういう御
説明
でございますが、大体きのう
土井委員
からの御
質問
の
内容
を聞いてみると、
発送
したのは
東京中央郵便局
、十二月九日の消印にな
つて
おる。そうすると、十二月三日にはすでに
議長名
によ
つて
各
議員
に
虚礼廃止
、
選挙自粛
の
通知
が出されておる。そうい
つた
点は、すでに十九
国会
の当時から
議運
で常に問題にな
つて
おりまして、
自粛
三法の中でも特にこれは非常に関心の的にな
つて
おる問題であります。それで、いわば
鳩山
さんに非常に密接な
関係
のあられる
山本
さんが、その
はがき
の
文章
の
内容
も見せないで、
鳩山総理
の
名前——
これは
民主党総裁鳩山一郎
ということにな
つて
おりますが、実態は
総理大臣
に間違いない。そういう
文章
を、あなた
たち
の
一つ
の
習慣
として、いわば
鳩山
さんの側近として、どういうことを書いて
出し
ても、大体
あいさつ状程度
のものを
出し
たいという
了解
を求めたら、そういうものを見せないで何万というものを
出し
ていいのだという、そういう
一つ
の
習慣
にな
つて
おるのですか。あるいはあなたがそれを
承知
してやられたか、一切を
秘書
にまかして、
印刷
から
発送
まで、あるいはその
表書き等
まで
秘書
におまかせにな
つて
お
つたの
か、あるいはあなたがその一部分を
知つて
お
つたの
か、全部
さしずし
てやらしたのか、こういう点、
鳩山
さんがきのう御迷惑な顔をして苦しい御
答弁
をしておられたことを見たわけですが、そういう点をもう
ちよ
つと明らかにしていただきたいと思います。
山本正一
24
○
山本正一
君 今のお尋ねでございますが、
文章
を
本人
に示さずして出すという
習慣
はございません。この審議の
対象
にな
つて
おる
事柄
が、そういうことであるということは私の不行届きでございます。それから
印刷
にまわすということ、差出すということの実務、これはもちろん御推察の
通り
、私
自身
ですべてやり得るものではございませんが、少くとも当
委員会
または
国会
に対する
責任
は、私がみずからすべてこれをなしたるものとして負うべき
事柄
でございまするから、その
程度
で御
了承
を願いたいと思います。
青野武一
25
○
青野委員
もう
一つ
、私は
社会党左派
に属しておる者ですが、私
たち
の
関係
の
衆参
両
議員
は詳しい
内容
を知らないから、千枚
程度
出し
たいと思うが、その
程度
ならどうか、あるいは五百枚
程度
ならどうかとい
つて
、ほとんど毎日のようにひんぴんとして問合せが来ております。しかし
選挙
区だけにかたまると問題が起るし、
全国
的にも、
選挙
区以外の親戚、友人あるいは団体とか、向うから
年賀郵便
が来たというような場合は、
議運
においても、その
返事
を出すのは常識をはずれない
程度
、その
程度
で、まあ三百枚とか五百枚とか、あるいは
大臣
に
なつ
たり
政務次官
に
なつ
たりした人は、それより少し数が多いのはやむを得ない、こういうことで、
年賀郵便
についても、絶対に一枚も
出し
てはならぬという、そういうしやくし定規的の
決議
を
行つた
わけではない。
返事
を出す
程度
は、
良識
によ
つて
五百枚とか、八百枚とか、千枚とか、その人の
交際範囲
、その人の地位によ
つて
それは
良識
にまかせるということで、
枚数
の
制限等
も
決議
しておりません。そういうことで、一人が破れば、これは問題になりますが、衆議院と参議院が一致して、年末にあた
つて
、あるいは中元にあた
つて
、とに
かく
何万円、何十万円とい
つた
ような、そう大して
効果
のないようなことに金を
使つて
、人手をかけて、結果的には大した
効果
もないようなことにいらぬ金を使うより、もつと有意義に使う
方法
があるはずだから、これからわれわれが先頭に立
つて
、
選挙
の
自粛
はもとより、一切
虚礼廃止
をしようじやないかということが、
各党
超党派的にそういう
意見
が出て、たびたび
議運
で論戦が行われたのであります。そうしてようやく遅ればせながら、御
承知
の
通り
そういう決定がなされて、
全国
の各
新聞社
の御
援助
、御理解のもとに、あるいは
民間放送
、
NHK等
の御
援助
も得て周知徹底せしめる、それから
議員
に対しても、
衆参両院
の
議長
から十二月三日及び十二月九日に
議長名
で出される。こうしておるさ中に、十二月九日の日附でこの一万数千枚という
はがき
が出されたということが、
同僚議員
からきのう
発表
に
なつ
た。私も個人的には驚いておるようなわけであります。しかしわれわれは、法律的な
制裁権
は持
つて
おりません。これ以上つつ込んで言うことは、
山本
さんの人格を傷つけることにもなりますから、私はあまりつつ込んで、掘り下げてとや
かく
申しませんけれ
ども
、これは
各党各派
にと
つて
も、各
議員
にと
つて
も、実際遺憾なことであ
つた
ということだけは言い得ると思います。私はこの点について、
山本
さん
自身
の御
善処方
を願いたい。これだけを申し上げて私は
質問
を打切ります。
山本正一
26
○
山本正一
君 仰せの次第は重々ごもつともしごくなことでございまして、冒頭申し上げましたように、はなはだ恐縮に存じておるのであります。今、九日の
日付
で
発送
したということでございましたが、それはただいまも申し上げましたように、五日の
日付
のものが五日から九日にまたが
つて
発送
されておるのでございます。なお私の年々受けております
選挙区内
の
年賀
、
暑中見舞
というようなものは、私の
ちよ
うだいするものは、多少
出入り
はございますが、一万以上でございます。もちろんその一万以上の中に、いろいろの
事情
で二千ないし三千はあるいは減り、もしくは新たなものが加わるという
出入り
はございましたが、大体私のここ四、五年来の
年賀等
を中心にいたしました社交の
実情
というものは、そういうことであ
つたの
であります。あわせて申し上げておきます。
池田禎治
27
○
池田
(禎)
委員
今の
お話
を
伺つて
、
先ほど
も申されましたが、
議長
の
名前
をも
つて
第一回に
議員
に
通知
したのは三日ですね。三日と六日と九日と、三回にわた
つて
おります。そうすると、あなたは五日、九日の間に
出し
たと言われるが、第一回のも第二回のもごらんにな
つて
お
つた
が、途中でそれをやめることはできなか
つた
、こういうのですか。
山本正一
28
○
山本正一
君 それは非常に私は申訳のない話でありますが、ま
つた
く
東京
に滞在をいたしまして、その
文章
も後にな
つて
見たのであります。しかし見た時期がいずれであろうとも、この
国会
の
申合せ
をいたしました
趣旨
に疑点を与えましたことにつきましては、心から恐縮に存じております。御
了承
を願いたいと思います。
菅家喜六
29
○
菅家委員長
大体
質問
は尽きたようであります。
山本
君御
本人
からすでに申訳の
お話
もあり、遺憾の意を表され、さらに陳謝の意を含めた
お話
があ
つたの
であります。この
取扱い
をこの
委員会
できめるのでありますが、どうか
山本
さんを追究するというような
意味
でなく、
山本
さんもやはり
構成員
の一人として先年来
決議
に加わ
つておいで
になるのでありますから、この
事態
をどういうようにすれば完全に院の
申合せ
というものが徹底できるか、
自分
の問題に端を発して
かく
のごとき問題が起きたのであるから、そういう
事柄
に対して何かお
考え等
があれば、この際お述べを願いたい。お
考え
がなければ、そのままでけつこうでございます。
山本正一
30
○
山本正一
君 今
委員長
の
お話
のことにつきましては、
自分
も
十分考慮
を加えつつあるわけであります。しかしながら、なお
考慮
を加える必要もあろうと思われる点もございますので、いずれ公式、非公式の形式はそのときの
事情
によりたいと思いますが、本日の場合は、以上の
程度
で御
了承
いただきたいと思います。
菅家喜六
31
○
菅家委員長
了承
いたしました。御苦労さまでございました。 なお、
政府
より
官房長官
がお
見え
になりまして、
政府
よりも何か
お話
があるようでございますから、この際
官房長官
に
発言
を許したいと思います。
根本龍太郎
32
○
根本説明員
昨日
鳩山総理
が
委員会
に
見え
まして、はからずも実はああいう問題ができまして、
総理
は非常に驚いておりましたが、帰りまして、どうも私が
不注意
の結果そういうことにな
つたの
である、
自分
はそういうふうな
事態
になることを全然予想もせず、あの場に至るまで知らなか
つた
ことであるので、まことに皆さんに迷惑をかけたことは遺憾に
考え
ておるということでございました。なお、さつそく昨日ビルマとの
平和条約
並びに賠償、
経済協力協定
の
国会
の承認に関する件をすみやかに
閣議
で決定しなければならぬというので、
臨時緊急閣議
が開かれましたが、その冒頭におきまして、
自分
の
不注意
から実は
運営委員会
においてこのような問題が起き、実に私も遺憾に思う、おそらく
大臣各位
においても十分問題は
知つて
おるであろうから、さらにまた
議員
にあらざる
大臣
の
各位
におかれましても、
自分
の知らない間にあるいは
名前
を利用されたり、あるいはまた軽く
了承
したことの結果、
公明選挙
が行われないような、あるいはまたそれを疑われるような
事態
にな
つて
はいけないから、ぜひこの点は十分に気をつけて
自粛
するように、さらにまた
政務次官等
にも十分そういう点をお伝え願いたいというような
発言
がございまして、
閣僚
は全部が
了承
した次第でございます。このようにただちに
措置
をいたしたのでありますし、なおまた
国会
において議決せられました
趣旨
に基きまして、
政府
は明日の
定例閣議
におきまして、
決議
の
趣旨
に基くところの
選挙粛正
に関する
政府声明
も
出し
たいと思いまして、現在
自治庁
において起案中でございます。よく
院議
に基いて今後
誤り
ないようにいたしたい、こういう
考え
でございますので、何とぞこの点を
了承
していただきたいと存じます。
菅家喜六
33
○
菅家委員長
ただいまお聞きの
通り
、
官房長官
より
政府
を代表して御
発言
がありまして、
総理大臣
も、
不注意
のために
かく
のごとき問題を惹起したことはまことに遺憾であるという御
意思
の
発表
がありました。なお、しかも
閣議
において
自粛
するようにという
発言
があり、あらためてまた
閣議
を開いて、
院議
を
尊重
するという趣意に基いた
措置
をするという
政府
の
声明
でございます。これで
官房長官
にはお
帰り願つて
よろしいかと思います。
土井直作
34
○
土井委員
ちよ
つと
質問
があります。
菅家喜六
35
○
菅家委員長
どうでしよう。
政府
に対する
質問
はすでに尽きておるのであ
つて
……。
土井直作
36
○
土井委員
やはり帰るときは、
委員長
の許可を受けて帰
つて
もらうようにしなければ困る。
菅家喜六
37
○
菅家委員長
私は、大体
政府
としてはただいま申し上げました
通り
、
総理大臣
の
不注意
の結果から
かく
のごとき問題を惹起したことはまことに遺憾であるという
意思表明
があり、さらにそのことによ
つて閣議
において、かかることのないように
総理大臣
から各
閣僚
、
政務次官等
にその旨を示し、さらにあらためて
閣議
を開いて、
院議尊重
の
意味
の
内閣声明
を出すという御
意見
であるならば、
質問
はそれ以上ないのじやないかと思いましたが、もしまだ
質問
があるということなら、再び
官房長官
をお呼びすることも
委員長
としては
異議
はありません。
土井直作
38
○
土井委員
ささいなことですから、そういうことで深く議論するのもいかがかと思いますが、やはり
委員長
は、そういう
官房長官
の
声明
があ
つた
から
質問
もなかろうという一人のみ込みをされないで、一応そうは思うが、
委員
の諸君は何か質疑はありませんかということで、諮
つて
いただくようにしていただきたい。
菅家喜六
39
○
菅家委員長
ごもつともでございます。そのつもりでおりましたが、忙しい用件があるので、その瞬間に立たれてしまいましたので、その宣告を言わないうちに
官房長官
がこれで済んだと思い、われわれの方もそう思
つたの
で、時間的にわずかのことでありましたから……。もちろん今後は
土井
君御注意の
通り
、皆さんに諮りましていたすことにいたしますから、どうぞさよう御
了承
願います。
喜多壯一郎
40
○喜多
外務委員長
外務
委員会
は、主として日本国とビルマ連邦との間の
平和条約
と、賠償及び経済協力に関する協定を審議しておりますが、本日午後四時半から午後五時までには
委員会
の審議を終えて、討論採決に入れるのです。というのは、参議院との
関係
もあるから、なるべく早くということで、きよう午前から午後にかけて
大臣
の
出席
を求めて一般質疑その他を終りまして、きよう中には
委員会
を上げる予定であります。参議院との
関係
もあ
つて
、早く本
会議
で上げていただきたいと思いまして、お願いに上
つた
次第であります。
菅家喜六
41
○
菅家委員長
ただいま
外務委員長
から御
発言
がありました
事情
は、お聞きの
通り
でございますが、この案件の
取扱い
は後刻いたしたいと思います。 第一に、まず昨日より問題になりました
山本正一
君の
文書
発送
に関する件の結末をひとつつけなければならないと思います。これが
一つ
のモデル、ケースになりますので、このきめ方によ
つて
は、
院議
による
申合せ
、
決議
したことが、あるいはこれから
空文
になるおそれもございます。さればとい
つて
、別に法律でもございませんので、きつい制裁ということも
考え
られないわけでありますが、最初に起きた
事柄
ですから、この
委員会
で
各党
おのおのその
処置
をどうするかということを一応協議をいたしたいと思います。それについては、もし速記をとめて協議の形でやることがよろしければ、協議の形にいたしてもよろしいのでございます。皆さんの御
意見
によ
つて
、正式の
委員会
としてどうするかということをや
つて
もよろしいが、それらについて御
発言
を願いたい。
椎熊三郎
42
○
椎熊
委員
協議会であらかじめ方針を決定して、それがきま
つた
ら速記をつけてや
つて
もらいたい。
菅家喜六
43
○
菅家委員長
いかがでしよう。速記をとめて、一応協議会の形で協議して、まとま
つた
ときにやるか、それともこのままでやりますか。
土井直作
44
○
土井委員
椎熊
君の言う
通り
、懇談に移して、議がまとま
つた
ら速記をつけてや
つて
いただきたい。
菅家喜六
45
○
菅家委員長
それでは皆さん御
異議
ないようですから、
委員会
は一旦休憩の形にして、懇談に移ります。 午後二時三十五分休憩
——
——
◇—
——
——
午後三時十四分
開議
菅家喜六
46
○
菅家委員長
会議
を再開いたします。 ただいま
山本正一
君の
文書
発送
に関する院の
申合せ
、
決議
にそむいた点に関する問題は、
本人
の
釈明
を聞き、
政府
より
官房長官
が
出席
をいたしまして遺憾の意を表され、さらに
閣議
において、
院議尊重
の
意味
を徹底させるという
声明
がございました。
かく
なりましては、
本人
の
処置
——
委員会
の決定にそむいた点をいかにするかという問題については、さらに後刻、本
委員会
の閉会後に
理事
会を開き、その
理事
会において結論が出なか
つた
ときには、次回の
委員会
において、なおこの
取扱い
の最終決定をいたしたい、こう思う次第でありますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
47
○
菅家委員長
御
異議
なければ、さよう決定いたします。 —
——
——
——
——
——
——
菅家喜六
48
○
菅家委員長
次に、
先ほど
外務委員長
がお
見え
になりまして御
発言
がありました
通り
でございます。本日中にビルマとの条約の承認の問題が上るということであります。参議院の
関係
もあるから、明日中に本
会議
を開いてこれを上程してもらいたいという
外務委員長
からの要求でございます。当該
委員長
からの御要求でございますから、当然明日本
会議
を開いて上程することにいたさねばならないと思いますが、皆さんの御
意見
はいかがでしようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
49
○
菅家委員長
御
異議
なければ、明日本
会議
を開いて、この問題を上程することに決定いたします。 なお午前十時から即事会、十一時から
議院運営委員会
、午後一時本
会議
ということに決定しておきます。 —
——
——
——
——
——
——
菅家喜六
50
○
菅家委員長
なお、
緊急質問
が出ておりますから、その
取扱い
をお諮りいたします。外交方針に関する
緊急質問
、自由党の佐々木盛雄君であります。
椎熊三郎
51
○
椎熊
委員
緊急質問
は、前から
国会対策委員長会議
で選択して、
各党
一致したものはやる、そういうことにな
つて
おるようだから、一応
国会対策委員長会議
に付して、その決定をま
つて
ここできめることにしたい。
土井直作
52
○
土井委員
椎熊
委員
のおつしや
つた
ことですが、従来の慣例は、
決議
案とか
緊急質問
は、
国会
対策
委員長
間で話をしようということであ
つた
。ところが十九
国会
の多分半ばごろだと思いますが、結局、そういうことは
議運
で当然やらなければならぬ問題であるのに、ややもすれば
議運
の上に屋上屋を架するような、
国会対策委員長会議
できまらなければ処理できないということは、
議運
の自主性の上にも悪影響があるだろうというので、前にはそうであ
つた
が、日時は
はつ
きりしておりませんけれ
ども
、爾後は
議運
で直接取扱うようにや
つて
来たと思います。このことの見解なり、記憶の相違ということは問うところではございません。そこで問題は、今の
取扱い
を、私はここできめた方がいいと思うが、しかし、さらに何か
方法
をということなら、またあとで
理事
会が開かれるわけですから、
理事
会でや
つて
もいいと思います。
菅家喜六
53
○
菅家委員長
今
お話
のようなことはございましたが、一応
緊急質問
は、
国会対策委員長会議
で話がまとまらなか
つた
ときには、もちろん最終決定はこの
委員会
にあるのであるから、まとまるならば
各党
でまとめて来ることがよろしい。まとまらないときには、まとまらないということで緊急的な
質問
が流されるということもいけないから、自主性を保
つて
この
委員会
で決定すべしということが、この前の
申合せ
、
決議
にな
つて
おります。ただちに今日や
つて
もよろしいが、しかし長い間、
決議
案、
緊急質問
は一応
国会
対策
委員長
間で相談をしてもらおう、しかしその相談がまとまらないときには、これはあくまで正規なものでなく、この
委員会
の所管であるから、さつそくきよう中にも
国会対策委員長会議
を開きまして、明日までにきまらないときには、明日あらためてこの
委員会
でこの問題の
取扱い
をきめたいと思います。なお社会党両派からも、
緊急質問
があるからこの
委員会
までに提出するというあちかじめ予告がございましたが、今までありません。後刻までにありましたら、それらと一緒に対策
委員長
会議
にかけてもらいます。そうしてまとまらなか
つた
ら、明日の
理事
会、
委員会
において、
取扱い
をどうするか、きめていただきます。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
54
○
菅家委員長
さよう御
了承
願います。 それでは本日の
委員会
はこれにて散会いたします。 明日は午前十時
理事
会、十一時
議運
を開きます。 午後三時二十分散会