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1954-05-11 第19回国会 参議院 補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 第22号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十九年五月十一日(火曜日) 午後二時十六分開会
—————————————
委員
の異動 本日
委員黒川武雄
君辞任につき、その 補欠として、
佐藤清一郎
君を議長にお いて指名した。
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
松永
義雄
君 理事
青柳
秀夫
君
伊能繁次郎
君
上林
忠次
君
小笠原二三男
君
寺本
広作君
委員
秋山俊一郎
君 石井 桂君
佐藤清一郎
君 榊原 亨君
瀧井治三郎
君 西岡 ハル君 横川 信夫君
島村
軍次
君
高橋
道男
君 常岡
一郎
君
三木與吉郎
君
竹中
勝男
君
成瀬
幡治
君
戸叶
武君 三橋八次郎君
菊田
七平君
千田
正君
鈴木
強平君
政府委員
大蔵省主計局総
務課長
佐藤
一郎
君
—————————————
本日の
会議
に付した事件 ○
委員長
の
報告
○
補助金等
の
臨時特例等
に関する
法律
案(
内閣提出
、
衆議院送付
)
—————————————
松永義雄
1
○
委員長
(
松永義雄
君) これより
特別委員会
を開会いたします。 先ず御
報告
申上げますが、すでに御配付いたしてあります
通り
、
水産委員会
から本
特別委員会
に対し、
補助金等
の
臨時特例等
に関する
法律案
の第十五条
漁船保険
の
規定削除
に関する
修正申入
がございましたことを御
報告
申上げます。
政府
から
大蔵省
の
佐藤総務課長
が出席しておられますから、御
質疑
のあるかたは御
発言
願います。別に御
発言
がなければ、
質疑
は尽きたものと認めて御
異議
ございませんか 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松永義雄
2
○
委員長
(
松永義雄
君) 御
異議
ないと認めます。
速記
を止めて下さい。 午後二時十八分
速記中止
—————
・
—————
午後二時三十二分
速記開始
松永義雄
3
○
委員長
(
松永義雄
君) それでは
速記
を始めて下さい。 それではこれより
討論
に入ります。御
意見
のおありの
かたは賛否
を明らかにしてお述べを願います。なお
修正意見
がありましたら
討論
中にお述べをお願いいたします。
上林忠次
4
○
上林忠次
君 私は
只今議題
とな
つて
おります
補助金等
の
臨時特例等
に関する
法律案
について、
緑風会
の
修正
の動議を
提出
いたします。先ず
修正案
はお
手許
に御配付申上げておりますので、朗読するのを省略いたします。 この
修正
の
理由
と申しますか、
理由
といたしましては、あとに廻すことにいたしまして、大体その
結論
だけを先ず申上げますと、
衆議院
から
送付
になりました
補助金等
の
臨時特例等
に関する
法律案
のうち第十一条、これは
農業改良助長法
の
特例
に関する条でありまするが、これを削除いたしたいというわけであります。それから
附則
といたしまして、公布の日から遡
つて
、四月一日に遡りましてこれを
適用
するという工合にな
つて
おります。そのためにその間の
経過
中に
実施
されましたこの
補助
或いは
負担
、こういうものにつきましては、この
法律
を
適用
しないということを
附則
で定めております。又
漁船損害補償法
によりまして、前の
規定
におきまして百トン以内一トン以上の
漁船
に対してもこの
漁船
の
保険料
の半顧を
政府
が
補助
する。
政府
がこれを
補助
するということにな
つて
おります。が、これが去年の八月一日に施行されまして、
予算
の
関係
上四月一日以後に、本年の四月一日以後にな
つて
いよいよ
実施
をするということにな
つて
おりましたのでありますが、この四月一日になりまして、この新らしい
改正
が行われましたために八月、前年八月一日以前の
補償法
で行われておりました二十トン以下の分ということにな
つて
参りますと、百トン以下二十トン以上の
漁船
に対してはこの
補償
が
適用
されないということで、その
経過
中の
漁船
の
措置
、これが今回のこの
法律
の
改正
によりまして
適用
されない。これに伴いまして二十トン以下一トン以上の船においても
適用
を見られないというようなことになりますので、その
経過
中のそういうような
取扱い
につきまして、この
附則
で救済して行こうというようなことを載せております。まあそういうようなことが今度
改正
の主な点であります。 それから元に帰りまして、
農業改良助長法
を本
法案
より削除した
理由
につきまして、少し詳細に説明申上げたいと思います。その
理由
の第一は、只今問題とな
つて
おります
農業改良助長法
に基く
補助
の
対象事業
は、
農業生産
の
増強
及び
農民生活
の
改善
の枢軸を成し、極めて重要にして且つ効果的な
施策
であり、而も最近の
経済事情
は国内における
食糧自給度
の向上をますます緊要とし、これが対策の拡充は刻下の急務であるにかかわらず、
財政事情
はこれを許さず、かかる
事態
に当面して少い資本を以て多収穫を収め得る本
施策
に対する
期待
は甚だ大きいものがあります。かかる際におきまして、本
施策
に対する
補助率
を
切下
げ、実質的に
事業
の縮小を招来するがごとき
措置
はこれを避くべきであると
考え
るからであります。第二は、
農業改良助長法
による
補助率
が現在三分の二とあるのを今回三分の一に
切下
げ、その差六分の一は新たに
地方交付税交付金
に追加計上して、実質上は従来の
補助率
と変らないと言われておりますが、かかる
措置
をとることは無
意味
であるばかりでなく、
むしろ事
を複雑且つあいまいにすることになるのでありますから、
現行通り農業改良助長法
による
補助率
を三分の二としておくことが適当であると
考え
られるからであります。第三の
理由
は、現在においてすら国の
補助金算定
の
単価
と
現実
の
単価
との差、
勤勉手当
、
期末手当
、
超過勤務手当等
の諸
手当
及び
事業費
の
不足等
のために、
農業改良助長法
に基く
義務負担
のほかに、都道府県においても、又市町村においても準
義務負担
として
相当
の巨額の
負担
をしておる
現状
でありまして、かような
現実
においてこの際
補助率
を
切下
げるがごときことは妥当を欠くと
考え
られるからであります。第四の
理由
は、
衆議院
においては
補助率
の
切下
を本年度一カ年と、こういうことに
修正
して参
つたの
でありますが、
地方財政
の逼迫は本年度一カ年だけでも
補助率
の
切下
を受入れる余裕がないのでありまして、設備を設け、又は器具を使うような
事業
の性質でありますれば、場合によ
つて
は或いは一カ年待つというようなことも
考え
られるのでありますが、この
人件費
に関する問題は
暫らく
も待つことができないのでありまして、
衆議院
の
修正
にかかわらず、本
修正案
のように
修正
する必要があると
考え
られるからであります。 以上簡単ではありまするが、
提案
の御説明に代える次第でございます。
松永義雄
5
○
委員長
(
松永義雄
君)
速記
を止めて。 〔
速記中止
〕
松永義雄
6
○
委員長
(
松永義雄
君)
速記
を始めて。
青柳秀夫
7
○
青柳秀夫
君
補助金等
の
臨時特例等
に関する
法律案
に対し、
自由党
を代表いたしまして
修正
の案を
提出
いたしたいと思います。 その
内容
につきましては、お
手許
に差上げておりますので、これを朗読いたすことを省略させて頂きますが、
内容
につきましては、これが三月三十一日までに可決にな
つて
おりませんので、四月一日から施行する予定のが現在まで延びておりますので、これを四月一日まで遡及するということが
修正
の第一点でございます。第二点は、先ほど
上林
さんからも
お話
がございました
漁業協同組合
における
関係
の
漁船損害補償法
に関する点でございますが、これが法の
建前
から言いまして、これに
救済規定
を置きませんと、三月三十一日以前における
保険
の
関係
、又四月一日から現在までにおける
保険
の
関係
の法の
適用
がございませんので、その
部分
に関する
規定
を
修正案
として載せておるわけでございます。他の点は
上林委員
と同様でございますので、この点も御
了承
を願いたいと思いますが、
要旨
は
衆議院
におけるこの
法案
に対する
修正案
、即ち一カ年の
時限
として行うという案と実質的には変りがないわけでございまして、かような時のズレに対する
関係
を
調整
いたしまして
実施
したいというのが、私
ども
の案でございます。この案のかような点につきましては、すでに今までの
質疑等
においてもいろいろ御
意見
がございましたが、現在の一兆円
予算
と言いますか、かような
緊縮予算
の際、全く止むを得ない
措置
としてこの法が
適用
せられまするので、私
ども
といたしましても、この点をいろいろ個々についての
意見
はございまするけれ
ども
、一年
時限
というところを
考え
まして、遡及してや
つて
行きたいというのが私
ども
の
修正
の
意見
でございます。なお、この際この
修正案
を出しますと共に、特に私
ども
としては、強い
附帯決議
を
政府
に対して申出をいたしたいのであります。これを朗読いたします。
附帯決議案
一、
政府
は、第十五条の
規定
については、
水産業
の
現状
に鑑み、本法の
有効期限
にかかわらず、
補正予算編成等
の際においては、可及的速かに
予算措置
を講じ、二十トン以上百トンまでの
漁船
に対しても二十トン
未満
一トン以上の
動力漁船
と
同一
の
取扱い
をなすよう
政令
を
改正
実施
すべきである。 二、
政府
は、
農業生産
の
増強
及び
農民生活
の
改善
の緊要に鑑み、
農業改良助長法
の
精神
に基き
普及事業
の
発展
に
支障
なきよう万全の
措置
を講ずべきである。 この
漁船保険
の
関係
と
農業改良普及
のこの二点について、かような強い要望をいたすものでございます。 第一点の
漁船
の
関係
は、もう御承知のように
地方
においても非常に強く要望されておりまするように、昨年の十八
国会
でございましたか、あれにおいて二十トン以上、百トンまでの
漁船
に対してもこの
補償
が受けられるということに
なつ
た
法律
がすでに
実施
にな
つて
おりまするにもかかわらず、今回の
措置
でこれが抜けて来るというのでは誠に遺憾でございまするし、
水産
の
発展
は
日本
の
現状
から見て極めて緊要でございまするので、是非とも一日も早くこれの
実施
を要望するものでございます。 第二の点は、
農業関係
のことでございまして、これについては
政府
が三分の二の
助成
を二分の一に
切下
げておる。併し
政府
ではその差額は
交付金
において見ておるというような
考え
でございまするけれ
ども
、実際の
状況
は
助成
が
切下
げられて参りますると、
地方
においてはいろいろの
支障
が起るような懸念もございまするので、私
ども
としてもその点は
交付金
で見ておる点については
了承
をいたしておりまするけれ
ども
、若しも一般の
農業関係
のこの問題が
補助
の変更のために
支障
を来たすようなことがあ
つて
は相成らん。その点について万全の
措置
を講じて行くべきであるということを強く要望しておるわけでございます。 以上二点の特別の強い
附帯決議
を付して、先ほど申上げました
修正
、即ち一年の
時限
で行こうという点を、私
ども
はこれを皆さんの御了解を得て、
一つ
お認めを願いたいわけでございます。
松永義雄
8
○
委員長
(
松永義雄
君) ちよつと
速記
を止めて下さい。 〔
速記中止
〕
松永義雄
9
○
委員長
(
松永義雄
君)
速記
を始めて下さい。
千田正
10
○
千田正
君
補助金等
の
臨時特例等
に関する
法律案
に対する
修正案
が
只今緑風会
の
上林委員
から
提出
されておりまするが、この
衆議院
の
送付
された
修正案
に対しましても、いろいろ
法律
的に又
立法
の
精神等
において
相当
の疑義がありまするけれ
ども
、今日の段階においては、私は
緑風会
の
上林委員
の
提出
されたこの
修正案
に
賛成
するものであります。但しこの
政府提案
の
漁船損害補償
については、すでに四月一日から施行されておる
法律
に対しての
一つ
の制限でありまして、現在の
水産業
の
状況
を
考え
まするというと、かような
法律
を更に又
特別立法
によ
つて
制限するということは、
漁業
或いは漁民に対するところの
影響
は非常に大きいのでありまして、一日も速かに復活しまして、
漁業生活
の安全を図らしてやらなければならんと思いまするので、私は
上林
君の
修正案
に更に
附帯決議
を付しまして
上林
君の
修正案
に
賛成
したいと思います。つきましては、
附帯決議案
を読上げまして
皆様
の御
審議
、御
協力
をお願い申し上げたいと思います。
附帯決議案
政府
は、第十四条
規定
の
漁船損害補償
については、二十トン以上百トンまでの
漁船
に対しても、二十トン
未満
一トン以上の
動力漁船
と
同一
の
取扱い
をなすよう、最近の
補正予算編成
の機会において
予算措置
及び第十四条の
政令
の
改正
を講ずべきである。 以上の
附帯決議案
を付しまして
上林
君の
修正案
に
賛成
の意を表するものであります。何とぞ
附帯決議案
に関しましては、
皆様
の御
協力
をお順い申上げる次第であります。
小笠原二三男
11
○
小笠原二三男
君 私は原則として
補助金政策
を再検討し、国と
地方
の
財政
を合理化し、
調整
し、よ
つて以
て
地方
の
財政
を確立することによ
つて
、即ち
地方
に
自主財源
を与えることによ
つて
、延いては
地方自治
の進展を期さなければならん、こういう点についてはその必要のある点を認めるにやぶさかなものではありません。併しながら、今回出ました
法律案
は、
法案提出
前に我々が予想したものとは真向から
期待
を裏切るような、羊頭を掲げて
狗肉
を売ると申しましようか、余りにも便宜的な、余りにも国の
予算措置
の便宜的な都合からこうしたものが出て来た。俎上に載せられた整理さるべき
法律
の
適用
を受ける団体なり、
地方公共団体
は、結局これが犠牲を強いられておるというような結果の
法案
である点については全面的に反対すべきものであるという
態度
を以て
審議
に臨んだわけであります。ましてや
特別委員会等
を
参議院
が
作つて
まで、こうした
法案
を
審議
させられるという結果に至つたことについても、我々としては至極
不満
であり、遺憾であつたわけであります。で、特にこの競輪或いは
小型自動車
或いは
モーターボート競走等
の
国庫納付金
の問題或いは
外航船舶
に対する
利子補給
に関する
問題等
を除きましては、
文部省関係
の零細な
補助金
或いは
厚生省関係
のもの、運輸省のものにしましても、建設省のものにしましても、これが受くるところの
地方
の
影響
というものは非常に大きいのであります。金銭が少いからということでこの呼水とな
つて
おる
補助金
が、単に何ら他の
財政措置
と関連なしに断ち切られるという
状況
が起るならば、
地方
の行政というものは誠に萎縮せざるを得ません。ましてこの
農林省関係
においての
農業改良助長法
或いは
漁船損害補償法
に関する問題がこのままの形で成立しますならば、
地方
の受くる打撃或いは国策としての
食糧増産態勢
に
一大支障
を来たすということは、先ほど来
同僚委員
が
討論
の過程において申しておるところであります。併しこの
委員会
における各
会派
の
態度
或いはその他諸般の
事情
から
言つて
、全面的にこれらを打切ることをなし得ない
状態
にあることも率直に認めなければならない
立場
になりましたために、少くともこの
農業改良助長法
に基く
補助等
の
特例
を削除することに問題が集約せらるるとするならば、他の問題は一年の
時限法
として止むなくこれにも同調をし、この法の成立を見ることによ
つて
、幾分でも被害を除去せざるを得ないという非常に絞り上げた
態度
を持つよりほかない
事態
に立至
つたの
であります。
従つて
我が
会派
としましては、
只今緑風会
から御
提案
になりました
修正案
に
賛成
し、又
従つて漁船損害補償法
の
削除修正
が容れられない
状況
にあります
関係
から、この点については
千田
君の
附帯決議
に全面的に
賛成
いたしまして、そういう基礎の下に他の
修正部分
を除く
原案
に対して止むなく
賛成
するものであります。
従つて他
の
原案等
も一切の国と
地方
の
財政
の
調整
がなされ、一切の不安が除去せられないような
状態
におきましては、
時限法
であるという
建前
を
政府
は飽くまでも尊重せられて、来年度においてこの断片的な
補助金打切り
の
法案
を御
提出
にならんように、篤と慎重な検討を加えられんことを
期待
するものであります。
討論
を終ります。
戸叶武
12
○
戸叶
武君 私のほうの
会派
では、この
補助金等
の
臨時特例等
に関する
法律案
に関して、今まで
農業改良普及事業
の
補助金
の問題或いは教科書の問題、図書館の問題、
母子手帳
、
母子相談
、性病、
精神衛生
その他この
政府側
の
施策
によ
つて地方
が非常に圧迫を受けるので、これに対して非常な
不満
を持
つて
おるものでありますが、この最終的な
結論
といたしまして、今日
緑風会
が
提出
いたしましたところの
農業改良普及事業
に関するこの
修正
というものは特に重大であると信じますので、並びに又無所属の
千田
君から
提出
せられましたところの
附帯決議
、これに対しても全面的に
賛成
をするものであります。
政府
は抜本的に
補助金制度
を整備するということを名といたしまして、目下当面の
日本
において
食糧増産
というものが最も大きな課題にな
つて
おるにもかかわらず、それをくじけさせるような結果を招くようなやり方というものに対しては、私
たち
はそれによ
つて
極めて憂慮すべき
事態
が生れることを憂えてお
つたの
ですが、この
修正案
が通ることによ
つて
それを救うことができると思うのであります。そういう
意味合
におきまして、できるならばこの
修正案
というものが各党派のエゴイズムを、利己的な
立場
を克服いたしまして、
参議院
全体の意思として
参議院
を通過し、そして
原案
に対する
修正
が加えられることが今日においては非常に望ましいとだと思います。そういう
意味合
におきまして、これを全面的に私
たち
は
賛成
し、支持することをここで誓うのであります。
鈴木強平
13
○
鈴木強平
君
議題
とな
つて
おります。る
補助金等
の
臨時特例等
に関する
法律案
につきましては
十分審議
を尽しましたので、この際私の
意見
を発表したいと思います。今回のこの
立法
につきましては、これを一括まとめまして
特別委員会
を作つたことについてはいろいろ議論があろうと思います。おのおの
国会
には専門の
常任委員会
がありますので、そのおのおのの
委員会
にかけますならば、もつと早く、而も十分に意を尽して仕上ができたと思
つて
おります。
緊縮予算
を称える
政府
において、かような小さな問題を取上げて、
予算
的には差引十数億にもな
つて
おらんかような問題を取上げて、
厚生関係
或いは
農林関係
、
鉄道関係
その他の問題についても
緊縮予算
としては大きな問題を
取上ぐる
べきに、かような小さな問題を取上げて広い範囲においていろいろのこれについての苦情や
意見
が出たことは残念に思
つて
おります。併しながら、
一つ
の中央と
地方
との
財政
の
調整
の上に立
つて
この際或る程度の整理をするということでありますれば、そのうちより
只今緑風会
さんが述べました
通り
、第十二条の
農業改良助長法
につきましては、勿論国の
融資
を以て
農業
を改良
普及
すべきであります。世界の如何なる
農業国
を見ても、
普及
とか、教育とか、或いは研究に関しましては、将来五十年、百年の大計を立てる
意味
におきまして十分な
予算措置
をしております。然るに
相当
農業関係
において深い
理解
を持
つて
おりまする
自由党内閣
は、これについて今回に
限つて理解
の薄められたことは残念に思
つて
おりますが、これについては私は
緑風会
同様第十二条を削
つて
、国の
融資
を以て
農業
の
生産
の
増強
を期したいと思
つて
おります。なお、
漁船損害補償
問題につきましては、この間の
懇談会
におきましても、僅か一億でありますので、これも削除したい
考え
でありましたが、諸君の同意を得ないならば、
千田
君の言うような
附帯決議案
或いは
自由党
の持
つて
おる
附帯決議案
、同様なものであろうと思いますので、
附帯決議
を以て私もここにこれらが実行に移されんことを希望しております。なお、この問題につきましては、
緑風会
さんの案では
お話
ございませんでしたが、左派のかたから御
発言
があつた
通り
、他の条項につきましては
時限法
として認めて行きたい、かように
考え
ております。
松永義雄
14
○
委員長
(
松永義雄
君) 他に御
発言
なければ、
討論
は終局したものと認めて御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松永義雄
15
○
委員長
(
松永義雄
君) 御
異議
ないと認めます。 それではこれより本
法律案
について採決いたします。 先ず、
討論
中にありました
上林
君
提出
の
修正案
を問題に供します。本
修正案
に
賛成
のかたの
挙手
をお願いいたします。 〔
賛成者挙手
〕
松永義雄
16
○
委員長
(
松永義雄
君) 多数でございます。よ
つて
本
修正案
は可決されました。 次に、只今可決されました
修正部分
を除く
衆議院送付
の
原案
全部を問題に供します。
修正部分
を除く
原案
に
賛成
のかたの
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
松永義雄
17
○
委員長
(
松永義雄
君)
全会一致
でございます。よ
つて
本
法律案
は多数を以て、
修正
議決されました。 次に、
討論
中にありました
千田
君
提出
の
附帯決議案
を問題に供します。本
決議案
に
賛成
のかたの
挙手
を願います。 〔
賛成者挙手
〕
松永義雄
18
○
委員長
(
松永義雄
君) 多数でございます。よ
つて
本
決議案
は可決されました。 なお、念のため申上げます。
上林
君
提出
の
修正案
が可決されましたので、
青柳
君
提出
の
修正案
は採決をする必要がなくなりましたので、その点御
了承
をお願いしたいと存じます。
附帯決議案
についても同様であります。 なお、本
会議
における
委員長
の
口頭報告
の
内容
は、本
院規則
第百四条によ
つて
あらかじめ多数
意見者
の承認を経なければならないことにな
つて
おりますが、
委員長
において
本案
の
内容
、
委員会
における
質疑応答
、
討論
の
要旨
及び表決の結果を
報告
することとして御承認願うことに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
松永義雄
19
○
委員長
(
松永義雄
君) 御
異議
ないと認めます。 それから
只今本案
を可とされたかたは順次御
署名
を願います。 多数
意見者署名
上林
忠次
小笠原二三男
寺本
広作
島村
軍次
高橋
道男
常岡
一郎
三木與吉郎
竹中
勝男
成瀬
幡治
三橋八次郎
戸叶
武
菊田
七平
千田
正
鈴木
強平
松永義雄
20
○
委員長
(
松永義雄
君)
署名漏れ
はございませんか……。
署名漏れ
ないと認めます。 これで散会いたします。 午後三時九分散会