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1954-04-15 第19回国会 参議院 内閣委員会 第21号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十九年四月十五日(木曜日) 午後一時三十六分開会
—————————————
委員
の異動 本日
委員重政庸徳
君辞任につき、その 補欠として
白波瀬米吉
君を議長におい て指名した。
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
小酒井義男
君 理事 竹下 豐次君
委員
白波瀬米吉
君 長島
銀藏
君 井野
碩哉君
矢嶋
三義
君 吉田
法晴
君
八木
幸吉
君
政府委員
行政管理庁次長
大野木克彦
君
行政管理庁管理
部長
岡部
史郎
君
事務局側
常任委員会専門
員
杉田正三郎
君
常任委員会専門
員 藤田 友作君
説明員
農林大臣官房文
書課長
武田
誠三君
—————————————
本日の会議に付した事件 ○
行政機関職員定員法
の一部を
改正
す る
法律案
(
内閣提出
・
衆議院送付
)
—————————————
小酒井義男
1
○
委員長
(
小酒井義男
君) それではこれより
内閣委員会
を開会いたします。
行政機関職員定員法
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
といたします。
農林省
の
定員増減
につき
農林当局
より
説明
を受けます。
武田文書課長
。
武田誠三
2
○
説明員
(
武田誠
三君)
農林省関係
の
定員
の一部
改正
につきまして御
説明
を申上げます。
農林省
の現
定員
は七万七千三百六十七名、お
手許
にお配りいたしております表の一番上のところの一番左の欄でありますが、七万七千三百六十七名でございますが、これを今度の
改正
によりまして五千九百八十三名減員をいたしまして、
改正法
によります
改正定員
は七万一千三百八十四名ということに相成るわけでございます。でこれの
内外局別
の
数字
はそこの欄にございますように
農林本省
といたしまして二千四十六名減じまして二万三千七百四十二名、更に
内訳
とたいしまして
内部部局
の
関係
が二百六十六名減の二千三百七十五名、
附属機関
が三百八十名城の七千六百八十七名、
地方支分部局
これは
統計調査部
が中心でありますが、千四百名減の一万三千六百八十名ということに相成ります。それから外局といたしまして
食糧庁
が二千五百九十八名減じまして二万五千四百三十八名、これは
食糧庁本庁
と
食糧事務所
とを
合計
いたしたものでございます。それから
林野庁
が千二百六十六減じまして二万八百三十四名、これは同様に
林野本庁
と
営林局署
の
合計
でございます。それから
水産庁
は七十三名減じまして、千三百七十名こういう形になるわけでございます。これを更に
各局課別
に細かく
内訳
しましたものがその以下のところにあるわけでございますが、これは大体御覧頂ければおわかりになると思いますが、
改正
後の
定員
に対しまして、三番目の欄にございますように
差引増減
がございますが、それに対して現在
実員
がその次の欄に掲げてある
数字
でございます。その間に
括弧書き
にいたしておりますのが今度の
特別待命
によります
待命
を認めた
人員
でございます。で誠に恐縮でございますが、一番初めの
大臣官房
のところの現在
実員
四百九十七名、その下に
括弧書き
が落ちておるのでありますが、
括弧
で二十二名でございます。二十二名の
特別待命者
を認めておるわけでございます。ずつと
各局
を通じまして、全体の
待命者総数
でございますが、これが一番おしまいから二枚目のところにプリントいたしてございます。
待命者
の
総数
は二千八百九十七名ということに相成
つて
おります。そのうち
男女別
はここにございますように、男で千九百十五名、女子で九百八十二名、以下
勤続年数
、或いは
年令別
によりまして、このような
内訳
になるわけでございます。これは二十九
年度
におきます
整理人数
です。これが
農林省
では三千五百三十二名ということに相成
つて
おります。そのうち約二千九百名の者が
特別待命
によりまして
整理
になるという形でございます。
特別待命
の
関係
は大体まあそういうようなことに相成
つて
おるのでございます。
農林省
の今回の
定員
の
整理
でございますが、全体といたしまして今度の
整理
によります率は七%をやや上廻
つた
数字
に相成るのでございます。そのうちこれを
各局別
に見ますとここに。パーセントを
ちよ
つと出しておかなか
つた
ので申訳ないのでありますが、一番
整理
の率の高いのは
統計調査部
でございまして、これの二枚目のところをお開き頂きますと、真中より
ちよ
つと上のところに
統計調査部
というのがございます。現在の、これは
農林本省
に属する部でありますが、
定員
が四百七十四名、それに対しまして新
定員
は四百五名で六十九名の
整理
でございます。それからなお、
統計調査部
には先ほど申上げましたように、
統計調査事務所
というものが全国で四十九カ所あるわけでございますが、この分が前から四枚目になりますが、そこの一番下の
本省地方支分部局
というところに、
統計調査事務所
というのがございます。これが一万二千二百五十一名の現在
定員
に対しまして千百九十九名の
整理
で、
残定員
が一万一千五十二名であります、この
本省
と
統計事務所
、
地方支分部局
の分を加えますと、現在の
定員
が一万二千七百二十五名に
統計調査部
では相成ります。それに対します
整理総数
が一千二百六十八名で九・九%ほどの率になるわけでございます。それからその次に高いのは
食糧庁
でございますが、
食糧庁
の現在の総
定員
は二万八千三十六名でございます。そのうち
整理
いたします
人員
が二千五百九十八名で、これが約九・二%ほどの
整理率
に相成るのでございます。それからそれ以外の
各局
につきましては、おおむね七%乃至六%くらいの見当の
整理
に相成るわけでございます。
統計調査部並び
に
食糧庁
は、御
承知
のように
地方
に多くの
支分部局
として、
食糧事務所
乃至
統計調査事務所
を持
つて
おりまして
人員
は非常に多いわけでございます。これらにつきましての
整理関係
は、御
承知
りようて常ころいろと問題が出るわけでございますが、今回の
整理
につきましても、途中の
経過
におきましてはいろいろと
行政管理庁
御
当局
のほうとも御相談いたしたわけでございます。その結果大体こういう
数字
に落着いたわけでございますが、これらの
整理
によりまして、現在の
食糧事務所
乃至
統計調査事務所
における
仕事
が非常に
支障
を来たすのではないかという点につきましては、私
ども
も十分
原局
とも検討を頂きまして、先ず
現状程度
の
仕事
ならば何とかや
つて
行けるであろうという判断の下にこういう
整理
に相成
つた
わけでございます。 なお今回の
人員整理
、
定員法
に直接
関係
はないのでございますが、このほかに
只今衆議院
のほうに
提案
をいたしております
競馬関係
の問題といたしまして、現在の
国営競馬
を
民営
に移すという問題があるわけでございます。この点につきましては、別途
競馬関係
のほうといたしまして、現在
競馬部
で五百二十名の
定員
がございますが、そのうち四百六十五名を
競馬協会
のほうに移すということによりまして、五十五名を
残定員
として残して行きたい、こういう考え方もいたしております。
農林省関係
の
概略
は以上申上げた
通り
でございます。 なお
農林省
には御
承知
のように
試験研究機関
が非常に多いのでございます。これらにつきましては、できるだけ現在の
試験研究
というものが、
農林行政
上非常に重要な地位を占めておりますので、これらの
整理
につきましては、
特段
の考慮を私
ども
としても払いまして、できるだけ
整理
も少くいたし、又現実に行
なつ
ております
試験研究
に
特段
の
支障
を来たさないように設備の拡充を図るとか
いろいろ勢
、法によ暮して
整理
のほうも考えましたし、同時にそういう施設を改善強化して行くということを従来からもや
つて
来ておりますので、
試験研究方面
には
特段
の
支障
は及ぱさないものというように考えておるわけでございます。 それからなお今回の
整理
と別に
増員
の
関係
がございます。これはこの中にも出ております
林野庁
の
関係
でございますが、御
承知
のように
保安林
の
整備
を緊急にいたして参らなければならないということで、
只今衆議院
の
農林委員会
で
保安林整備
に関します法案の御
審議
を頂いておるのでありますが、これらの
事務
を
支障
なく行
なつ
て参りますために
林野庁
といたしまして百名の
定員増
を行
なつ
ております。で、それが
林野庁
の
本庁
といたしましては
業務部
の
業務課
で三名の
増員
、
営林局
におきまして二十七名の
増員
、更に営林署におきまして七十名の
増員
、
合計
百名の
増員
を予定しているわけでございます。それから
水産庁
でありますが、新らしく
漁業調査船東光丸
が竣工いたしましたので、これに乗組みます
乗組員
十六名を新たに増加をいたしました。以上百十六名というものが
農林省
として新たに
増員
にな
つた分
でございます。
農林関係
の
概略
の御
説明
を以上で終りたいと思います。
八木幸吉
3
○
八木幸吉
君
競馬
は
民営
になるのですね。
武田誠三
4
○
説明員
(
武田誠
三君) これは今
衆議院
の
農林委員会
で御
審議
を頂いておりますが、現在の
国営競馬
を
日本中央競馬協会
というものに移して
民営
にいたしたい。
国営競馬
に関する限りにおいてでございます。
八木幸吉
5
○
八木幸吉
君
競馬事務所
の
定員
は四百四名そのままに
なつ
ておりますが、これはゼロになるべき性質のものじやないでしようか。
武田誠三
6
○
説明員
(
武田誠
三君) これは御
承知
のように、
国営競馬
の
民営移管
につきましていろいろとその実現の時期その他につきまして
只今
まで
畜産当局
で
関係方面
とも御折衝をいたしてお
つた
わけでございます。で、本
年度民営移管
になるか、或いは来
年度
になりますか、その時期がこの
定員法
の
改正
を
行政管理庁
御
当局
で立案されますまでにきまりませんでしたので、それだけ別途はずして本
年度
或いは来
年度
中には
是非民営移管
を実現いたしたいということで検討いたして参
つた
わけでございます。極く最近に至りまして本
年度
中に大体やれるだろうという見込がつきましたので、つい先日
提案
をいたしましてそちらのほうで
競馬事務所
の分四百四名を
民営
に移すということにいたしたのでございます。
八木幸吉
7
○
八木幸吉
君 若しその
競馬民営
の
法律
が今国会中に通過すれば、これだけはやつ
ぱり修正議決
ということになりますか。
武田誠三
8
○
説明員
(
武田誠
三君)
競馬法
の附則で
定員法
の
改正
につきましての条文を一条入れております。従いましてそちらが通過いたしますればこの
農林省
の
定員
の七万一千三百八十四名から四百六十五名を落しましたものが新らしい
定員
として成立するわけであります。
八木幸吉
9
○
八木幸吉
君 それから
資料
の問題ですが、
特別待命者
の
希望者数
がわか
つて
おりましたら、
承認者
の数の中へお入れ下す
つた
のを次回でも結構ですからお出しを願いたいと思います。今すぐおわかりになりますか。つまり
希望
して
承認
しなか
つた
数。
武田誠三
10
○
説明員
(
武田誠
三君)
希望
がございました
総数
は二千九百八十八名でございます。その後申出られた方がみずから又辞退されたり何かいたしまして、結局先ほど申上げた二千八百余りの
数字
になります。
八木幸吉
11
○
八木幸吉
君 これは
農林省
だけに別に限
つた
問題じやありません。むしろ
行政管理庁
のほうに伺
つた
ほうがいいのかも知れませんが、
待命
の
希望
を申出た途中の段階で抑えたというふうな風説が新聞に出ておりましたが、そういうことはございませんですか。何かお耳に入
つた
ことがあれば承わ
つて
おきたい。
岡部史郎
12
○
政府委員
(
岡部史郎
君) 御
承知
の
通り特別待命
は十一月一日から実施いたしたわけでありますが、その趣旨といたしましてはどこまでも
各省
の
公務
に
支障
がない範囲内におきまして、将来の
行政整理
の前渡しとしてこれを
承認
するんだという建前に
なつ
てお
つた
わけであります。従いまして
政府側
といたしましては
特別待命者
の数に全然枠をはめるということもいたしませんでしたし、これを
承認
するかどうかということも全く
各省
に一任したわけでございますので、
各省
の
業務
の
運営
の状況を見てこれを
承認
するかどうかを
各省
に任せた。こういうわけでございまして、ところがたまたまこの
特別待命
が実施する時期が暮及び正月にかけて行われるということになりましたので、
各省
といたしましては
業務
の繁忙という
関係
からすなわち
公務
に
支障
があるという面におきましてもう少し待
つて
くれんかというような
事情
もございまして、それから
最初
ごの
特別待命期間
が十一月一日から十二月一杯だ
つた
というような
関係
もありまして今すぐ
特別待命
を発令することは困るんだというような
事情
も
各省
の
人事当局
から
行政管理庁
のほうに
申入れ
もあ
つた
りしたような
事情
がございまして、そういうことでこの
特別待命承認期間
を更に一月一杯延期する措置を講じたのでありますが、そういうようないろいろの
いきさつ
がありまして、
特別待命期間
を
最初特別待命
の
承認
を申出たのを今
公務
の
都合
上
ちよ
つと待
つて
もらいたいとか或いはもう少し
見送りだい
とかいうようなことは事実問題としてあ
つた
ろうと思うのでありますが、決して全般的にこれを抑えたとか、悪い
意味
において抑えたというようなことは私はないのだろうと思うのであります。その当時むしろ或いは三%というような枠をはめて強制的にこれをや
つた
のじやないかというような
お尋ね
がほうぼうからあ
つた
のでありますが、そういうようなことは
政府当局
として全然考えていないというようなことを申上げたことがございます。そういうようないろいろな
いきさつ
があ
つた
と思
つて
おります。
八木幸吉
13
○
八木幸吉
君
特別待命
の申出
方法
ですね。例えば
課長
を通じてだんだん上司に行くということになれば
ちよ
つと
課長
の
手前自分
はやめたいんだけ
ども
工合が悪いというようなことは随分
民間会社
なんかではあることなんですね。実際の
数字
の大体をそこでつかんでみようというふうなやり方であれば、或いは必親展で
人事課長
に言うとか或いはもつと局長にじかに言うとかい
つた
ような
方法
も
民間
のこういう場合ならば考え得るわけなんですけれ
ども
、どういうふうにおやりにな
つた
でしようか。
岡部史郎
14
○
政府委員
(
岡部史郎
君) これは
各省
いろいろその実情によ
つて
まちまちであると思いますが、大体
特別待命
の
閣議決定
がありまして、それにつきまして
人事院規則
が出る、それを実施するために
各省
の
人事部局
から各
原局
へ流し、そうしてそれに基いてその条件に合うようなものに申出でさせたいというように聞いているわけであります。その
実施方法
といたしましてこれを申出でます場合におきましては
書面
によ
つて
申出でるというようなことにも
人事院規則
で相成
つて
おりますので、
書面
によ
つて
各
人事部局
を通じまして申出でさせたものと
承知
しております。もとより
各省
の組織いろいろでございますから、
中央
に属する分におきましては
当該人事課
に申出でる場合もございましよう。
地方
の
部局
におきましてはそれぞれ
部局長
を通じて
中央
に申出でる。或いは極く下のほうにおきましては
地方
の
部局
にこれを委任しておるというような場合もあると承わ
つて
おります。
白波瀬米吉
15
○
白波瀬米吉
君
ちよ
つとお伺いしますが、何ですか、この
定員外
に臨時というのか何というのか、そういう
人員
が相当あるのじやないですか、もう
定員
だけですか。
岡部史郎
16
○
政府委員
(
岡部史郎
君)
定員法
に載
つて
おりまする
定員
以外に
公務
員があるかと
各省
を通じての
お尋ね
でございまするならば、
各省
を通じましてそういう
種類
の
職員
が現在相当数いるということは申上げなければならんと思います。で
定員法
に載
つて
いる以外にどういう
職員
があるかと申しますと、
一般職
の中にはいわゆる
常勤常務者
、これが約二万五千人おります。それからそのほかに
非常勤職員
と申しますものが、これも
資料
で差上げたかと思いますが、これは非常に広い
意味
の
職員
でありまして、
農林省
の
食糧調査員
とか
統計調査員
とかいうような町村の末端におりまする
非常勤
の
職員
、或いは
各省
の
委員
とか参与とかいうようなものもあるわけであります。昔の嘱託に該当するようなものであります。そういうようなものを全部ひつくるめまして約四十四万人いるというような形に相成
つて
おります。それからこの
休職者
、病気その他の理由によりまして
休職者
というものがやはり
定員法
外の
職員
に
なつ
ております。これが現在約一万一千人いるはずでございます。こんなのが
定員法
から外れている
職員
でございます。
白波瀬米吉
17
○
白波瀬米吉
君 その何ですか、
定員法
に外れたのは、それのいわゆる給料と申しますか、待遇の費用は
予算
の上ではどういうふうに計上されておりますか。
岡部史郎
18
○
政府委員
(
岡部史郎
君) これらの
職員
につきましては
予算
の上では、
休職者
につきましては
休職給
が計上されております。それから
常勤労務者
につきましては、
常勤労務者給与
という項で計上されておるわけであります。それから
非常勤職員
につきましては、それは種々雑多でありますが、いろいろな
手当
の形式で
予算
上に計上されてあるわけでございます。
白波瀬米吉
19
○
白波瀬米吉
君 そういうことになると、だんだん
定員
をこういうふうに減して
行つて
も、結局その面で人の
総数
というものは絶対減らないということになるのですか。
岡部史郎
20
○
政府委員
(
岡部史郎
君)
定員法
から
定員
を
整理
いたしましたものが全部が
定員法
以外の
職員
に逃げるというような場合におきましては
お尋ね
のようなことがあるわけであります。そういうようなことがありますならば極めて面白くないことでありますが。実際におきまして
定員法
から落ちたものがこれらの今
言つた休職者
の中に入らないことは事実でありますが、
常勤労務者
の中に皆逃げて行くかというと、必ずしもそうではないわけであります。
常勤労務者
というのはこれは
予算
の統制がついておりますが、大体ここ数年の
経過
に徴しましても、この
常勤労務者
という制度が認められましたのは
昭和
二十五年からであります。
予算
上に
常勤労務者給与
というものが認められましたのは
昭和
二十七
年度
の
予算
からでありますが、大体三万前後の
数字
を持
つて
おるわけでありまして、決してこれは著しくふえておりません。それは毎年
予算
で統制しておりますからこれで著しくふえたということはなかろうと思
つて
おります。それから
非常勤職員
に至りましては、これはいろ
イー業務
の
実態
によりましているくな面があると思
つて
おります。かなり率直に申しますると、年間働いておるような形のものもあろうかと思うのであります。又一年間に八百円、千二百円という
程度
の僅かな
手当
をもら
つて
おる
非常勤職員
も多いのでございますし、
非常勤職員
の
実態
というものは実は把握の困難な
一つ
の
種類
に属するものでありますが、これらのものの中に、実はいわゆるそれを以て生活を維持して行くような
職員
が、而も普通の
定員法
の
職員
がこの中に多数皆もぐり込んで来るということも考えられないわけであります。
お尋ね
のようなことが全然ないとは言い切れないとは思うのでありますが、そうそちらのほうに皆もぐり込んで
行つて
しまうというようなことに
なつ
ておるとは考えておりません。
矢嶋三義
21
○
矢嶋三義
君
議事進行
。
白波瀬委員
から折角御
質問
の展開中でありますが、これは本
委員会
の
運営
からい
つて
、
一般質問
に属すると思うのですが、いずれ
一般質問
のときに必ず出て来るのじやないかと思うのです。それで今まで
各省
の
説明
を承わ
つた
わけですが、従来に準じて伺う点だけを
伺つて
、そうしてそれで尽きたならば
八木委員
の
提案
の本日の
議題
に
なつ
ておる
私企業関係
を
審議
したら
如何
かと思うのですが、
如何
でしようか。
小酒井義男
22
○
委員長
(
小酒井義男
君)
白波瀬
さん
如何
ですか。
白波瀬米吉
23
○
白波瀬米吉
君 もう一、二点
ちよ
つと聞きたいだけです。今のに関連して聞きたいだけですが。
小酒井義男
24
○
委員長
(
小酒井義男
君) 関連した問題で、簡単でございますね。
白波瀬米吉
25
○
白波瀬米吉
君 簡単でございます。そうすると、そういうのは誰の権限において
雇用
を決定するのですか。
岡部史郎
26
○
政府委員
(
岡部史郎
君) 各
任命権者
と申しまして
各省
の
大臣
が
任命権者
に
なつ
ておりますが、これは
非常勤
の
職員殊
に
事業
に携わる、
事業費
から出ておるような
手当
、
給与
をもら
つて
おるというような
非常勤
の
職員
につきましては、その
任命権
はそれぞれ
現場
の長に委任してありますから、実際問題といたしましてはそれぞれ
現場
の
部局長
が任命しておると存じております。
白波瀬米吉
27
○
白波瀬米吉
君 三カ年ほどの
定員外
の
雇用人員
の表を
一つ
お願いしたいと思います。
岡部史郎
28
○
政府委員
(
岡部史郎
君)
承知
いたしました。
八木幸吉
29
○
八木幸吉
君 今
非常動職員
の表を頂いたようなお話がありましたが、まだ頂いておらんように思うのですが、それから今
白波瀬委員
から…。
岡部史郎
30
○
政府委員
(
岡部史郎
君)
八木委員
から
お尋ね
がございましたが、
非常勤職員
のことにつきましては、この前
八木委員
から
お尋ね
がございまして直ちに差上げたつもりでおりますが、お
手許
に届いておりませんければすぐお
手許
に
提出
いたします。
八木幸吉
31
○
八木幸吉
君 今の
白波瀬委員
からの三カ年の表に、
常勤労務者
の
給与
もわかれば合せて、全体でよろしうございますからどうぞ
一つ
お付け加えを願いたいと思います。
小酒井義男
32
○
委員長
(
小酒井義男
君) それではそれぞれ要求のありました
資料
を次回質疑の際までに
一つ
御
提出
を願います。 それでは以上をもちまして
行政機関職員定員法
の一部を
改正
する
法律案
についての
各省別
の
説明
を終ることといたします。
—————————————
小酒井義男
33
○
委員長
(
小酒井義男
君) 次に公報に掲載をしておきました
国務大臣等
の
私企業等
への関与の制限に関する
法律案
につきましては、本日緒方副
総理
が
出席
をせられる予定でありましたところが、明日に変更をするようにという
申入れ
がありましたので、これは明日の
議題
にすることといたします。
矢嶋三義
34
○
矢嶋三義
君 副
総理
は今日は
都合
が悪くてお出になれない、
従つて
明日
出席
ということは了承しますが、
資料
は出たのでございますか。
小酒井義男
35
○
委員長
(
小酒井義男
君)
出席
までには
資料
も出すというふうに私のほうへは話を聞いておりますが、まだ出ておりません。
速記
をとめて。 〔
速記中止
〕
小酒井義男
36
○
委員長
(
小酒井義男
君)
速記
を始めて下さい。それでは本日の
委員会
はこれにて
散会
をいたします。 午後二時十七分
散会