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1954-04-09 第19回国会 参議院 内閣委員会 第19号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年四月九日(金曜日)    午前十一時十二分開会   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     小酒井義男君    理事      竹下 豐次君    委員            井上 知治君            大谷 贇雄君            井野 碩哉君            矢嶋 三義君            山下 義信君            八木 幸吉君            堀  眞琴君   国務大臣    国 務 大 臣 加藤鐐五郎君   政府委員    行政管理庁次長 大野木克彦君    行政管理庁管理    部長      岡部 史郎君    法務政務次官  三浦寅之助君    法務省入国管理    局長      鈴木  一君    運輸大臣官房長 山内 公猷君   事務局側    常任委員会専門    員       杉田正三郎君    常任委員会専門    員       藤田 友作君   説明員    法務大臣官房人    事課長     布施  健君   —————————————   本日の会議に付した事件 ○法務省設置法の一部を改正する法律  案(内閣提出) ○行政機関職員定員法の一部を改正す  る法律案内閣提出衆議院送付)   —————————————
  2. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) これより内閣委員会を開会いたします。  先ず法務省設置法の一部を改正する法律案議題といたします。提案説明三浦政務次官より伺うことにいたします。
  3. 三浦寅之助

    政府委員三浦寅之助君) 只今議題となりました法務省設置法の一部を改正する法律案提案理由を御説明いたします。  御承知の通り出入国管理令は、いわゆるポツダム政令として公布されたものでありますが、平和条約の発効に際しまして、昭和二十七年法律第百二十六号「ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く外務省関係命令の措置に関する法律」により法律としての効力を与えられ、引続き外国人出入国管理基本法として施行されているところであります。この出入国管理令管理方式は、一般的に承認された国際慣行に基いて立案されたものでありまして、特に外国人に対する入国審査はすべて独立した行政手続によつて決定されるもので、その手続は、人権保障を旨とし、民主的な運営を期しておるのであります。  以上のような出入国管理令によれば、先ず本邦に入ろうとする外国人は、出入国港即ち外国人出入国すべき港として法務省令により指定されている海港又は飛行場において、入国審査官に対し上陸申請をしで、上陸のための審査を受けなければならないこととなつており、このような出入国港は、出入国管理令施行規則により現在日本全国に七十八港の指定を見ており、そのうちの三十八港に入国管理事務所出張所が置かれ入国審査官が常駐いたして日夜出入国管理業務を遂行いたしております。又出張所が設置されていない他の四十港については、外国船舶出入港の都度所轄入国管理事務所又は最寄の出張所から入国審査官が急行し審査に当つている現状であります。又名瀬港のごとく極めて重要な出入国港であつて、且つ本国との連絡が著しく不便なところには、やむを得ず入国審査官出張駐在せしめているのであります。  これらは一に前に申述べました出入国管理令の趣旨を具現するための努力にほかならないのでありますが、最近貿易の発展に伴い、これらの出入国港のうち特に新潟港及び伏木富山港への外国船舶入港が激増いたしましたため、入国審査官出張審査も回数が増し殆んどそれらに長期間出張駐在せざるを得ない実情であります。  併しながらそれが本来変則的な出張審査でありますため、審査徹底を期することもできませず、また徒らに費用を要するばかりか本来の勤務官署を有する入国審査官に対して必要以上の職務遂行を強いることとなり、人事行政上からも適当でないと考えられるのであります。なお地元関係者においても出来得れば出張所を設置し、入国審査官の常駐を得、現地機関と一層緊密な連絡の下に出入国管理業務徹底を期し得られるよう熱望いたしておる実情であります。  一方日韓交通上重要な地位に位する関門港においては、通常の貿易と異なる特殊性もありまして、これに対処する出入国管理業務を更に一層適切に実施する必要があることは申すまでもないところでありますが、現在同港域は、管理事務所設置の沿革上の理由から、下関入国管理事務所福岡入国管理事務所の両事務所が二分して管轄しており、本来一体不可分関係にある門司港域の出入国管理業務遂行につき円滑を欠くうらみがございます。  よつて、この法律案は、以上申述べました不備欠陥を是正すべく現行法務省設置法必要最少限度改正を加えようとするものにほかならないのであります。  次にこの法律案内容について御説明いたしますと、  第一は、別表十に掲げられております福岡入国管理事務所管轄区域中福岡県の内門司市のみならず小倉市、戸畑市、八幡市、若松市、京都市、築上郡及び遠賀郡すなわち福岡地方検察庁小倉支部管轄区域一括下関入国管理事務所管轄区域に移管することであり、これによつて関門港一帯出入国管理業務を更に統一的に且つ能率的に処理せしめようとするものであります。  第二は、別表十一に掲げられております入国管理事務所出張所の欄に、新たに東京入国管理事務所新潟港出張所名古屋入国管理事務所伏木富山出張所及び鹿児島入国管理事務所名瀬出張所の三つの出張所を設けると共に、管轄区域の変更に伴いまして、従前福岡入国管理事務所出張所でありました八幡出張所及び若松出張所を、下関入国管理事務所出張所に変更するものであります。このことは前に申述べましたような入国審査官出張審査或いは出張駐在によろ審査の不便を除き、出入国管理業務徹尺を図らんとするものであります。  以上この法律案提案理由を御説明申上げましたが、何とぞ慎重御審議のほどをお願いいたします。
  4. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) それでは、只今説明に対して何か御質疑がありましたならば質疑をお願いいたします。
  5. 山下義信

    山下義信君 私は資料を要求したいのですが、これは質疑をするための資料の意味ででもお願いしたと思う。で最近における密入国者の数、つまりこの出入国管理業務関係する最近の諸情勢のわかるような資料、全般的に申上げれば、具体的には最近における密入国者状況がわかるもの。それから又最近における強制送還をしたものの数、それから現在各管理所で収容しております者の数、最近一ヵ年間くらいでいいと思います。最近一ヵ年間に審査について異議の申立をしたものの数、それの処理状況。それから今配付された資料を拝見しますと、各港別入港船舶一覧表というものが貼布されてあるのですが、船の出入の数の一覧表もいいのですが、入国者のこれら港々で審査した人員の数、最近の統計。以上資料を要求いたします。
  6. 鈴木一

    政府委員鈴木一君) 承知いたしました。
  7. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) できるだけ早く配付下さるようにお願いします。それでは本法律案に対する質疑は次回に譲ることといたします。   —————————————
  8. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) 引続いて行政機関職員定員法の一部を改正する法律案議題といたします。それでは法務省関係説明を求めます。法務省官房布施人事課長
  9. 布施健

    説明員布施健君) 法務省関係人員整理について御説明申上げます。  先に提出いたしてございます資料について申上げたいと思いますが、その前に大変恐縮なんでございますが、この資料のうちで数字を二個所だけ御訂正をお願いします。取急ぎましたために過ちをおかしまして申訳ございません。最初の表の最後のところでありますが、外局小計というところがございます、最初のほうの五枚目のところで現定員が千七百十二名、改正後の定員千六百四十七、差引六十五(二十四)、その次に千六百九十二とございますのを千七百一と御訂正をお願いいたします。それからその下の総計の欄でやはり現在定員のところでございますが、これは四四九〇三となつております。これを四四九一二というふうに御訂正をお願いしたいと思います。計算いたしますときにその上のほうにございます公安審査委員会の現在実人員九というのを計算から落しておりましたために九だけ間違つて来たのであります。  法務省関係人員整理は……。
  10. 山下義信

    山下義信君 そうすると公安審査委員会のところの九というのは何も直さなくていいんですか。
  11. 布施健

    説明員布施健君) それは直さなくても結構なんであります。総計いたしますときにその九を落したものでございますから、総計のところで九だけ数字が違つて来たのであります。
  12. 山下義信

    山下義信君 訂正を要求するのだから私は軽々しく訂正はできないので、納得さしてもらわなければならん。千六百九十二という数字は直さなくても小計を直すということは、この千六百九十二という小計のそろばんの間違いですか。
  13. 布施健

    説明員布施健君) そろばんの間違いで、ございまして誠に恐縮でございます。
  14. 山下義信

    山下義信君 九名落ちておつたというのですか。
  15. 布施健

    説明員布施健君) さようでございます。
  16. 山下義信

    山下義信君 そうですか。上の公安審査委員会の九名のプラスが落ちたというのですね。下の公安調査庁の千六百九十二は関係ないんですね。
  17. 布施健

    説明員布施健君) さようでございます。
  18. 山下義信

    山下義信君 わかりました。
  19. 布施健

    説明員布施健君) 法務省関係人員整理は総定員四万五千三百七十一人に対しまして千九百六人ということになつております。その組織別内訳は先に提出いたしました資料に載つているわけでございます。この資料差引増減というところで御覧願いまして、三角の印が付いておりますこれが減でございます。括弧の中は二十九年度の整理人員というふうにいたしております。なお概括的にこれを申上げますと、整理人員内部部局が百二名、附属機関が百五十三名、地方支分部局千百三十名、検察庁四百五十六、本省合計が千八百四十一名、それから外局六十五名、計千九百六名ということに相成ります。  整理ということにつきましてはこれを二年間に亘りまして整理するということにいたしました。初年度整理は七百四十五人、それから次年度、昭和三十年度の整理は千百六十一人ということにいたしております。その組織別内訳を概略申上げますと、内部部局、これは二十九年度百三十七名、三十年度の整理が六十五名、附属機関は二十九年度百十三名、三十年度が四十名、地方支分部局が二十九年度三百九十名、三十年度七百四十名、検察庁二十九年度が百八十一名、三十年度が二百七十五名、本省合計が二十九年度七百二十一、三十年度が千百二十名、外局が二十九年度二十四、それから三十年度が四十一、合計いたしまして二十九年度七百四十五、三十年度千百六十一人となつておるわけでございます。  次に二十九年度の官職別整理人員内訳表というのがございます。三十年度につきましてはまだ官職別内訳は考えていないわけございます。差当り二十九年度につきましては官職別はかような数字整理いたしております。合計いたしますと……。
  20. 山下義信

    山下義信君 僕は頭が悪いですからゆつくりわかるように。
  21. 布施健

    説明員布施健君) 六枚目でございます。組織官職別整理人員内訳表、二十九年度の整理官職別内訳をそこへのせてございます。それによりますと事務官が四百九名、その次のページ総計のところを御覧願います。それから技官が三名、保護観察官一名、警備官十二名、事務雇員が百三十九名、タイピスト六名、守衛が一名、小使四名、給仕百七十名計七百四十五名。その組織別内訳を申上げますと、これが又前のページに返りまして本省内部部局事務官が四名、技官が三名、事務雇員が十九名、守衛が一名、小使が二名、給仕が八名。それから附属機関事務官が百一名、警備官が八名、事務雇員が二名、給仕が二名、計百十三名、それから地方支分部局小計のところでございます。区分のところで本省内部部局附属機関、それから地方支分部局というふうに分けて途中に少し濃い線が入つておりますが、その線の上が小計なつております。小計のところを御覧願いますと、附属機関全部合せまして事務官百一名、警備官が八名、事務雇員が二名、給仕が二名、計百十三名、それから今度はその次のところへ参りまして地方支分部局、これも次のページになりますが、小計というところでございます。地方支分部局では事務官が二百九十二名、保護観察官が一名、警備官が四名、事務雇員が三十二名、それから小使が二名、給仕が五十九名、合せて三百九十名ということになつております。その次の今度は検察庁であります。検察庁につきましては事務官が十名、事務雇員が八十三名、給仕が八十八名、計百八十一名ということになつております。以上本省合計いたしますと事務官が四百七名、技官三名、保護観察官一名、警備官十二名、事務雇員百二十六名、守衛一、小使四名、給仕が百五十七名、合せて七百二十一名。その下の外局へ参りまして、外局小計のところ、事務官二、事務雇員三、タイピストが六人、給仕が十三人、計二十四人、こういう内訳なつております。  それからその次に特別待命承認者年令別一覧表と申しますのとそれからその次に特別待命承認者年令別勤続年数別一覧表というのがございます。その次にもう一つ特別待命承認者級別勤続年数別一覧表というのがございます。これは一月三十一日まで、殊にその復延長になりました二月十五日までに特別待命を承認されたものの数を計上したものでございます。そのうちに小さい表になつております括弧の中に入つております数字ちよつと御説明申上げます。これは婦人の数を示しているわけであります。これについて概括的に申上げますと年令別で申しますと六十才以上がひつくるめまして九十二名、五十五才以上をとつて見ますと百七十六名、更に少し下りまして五十才以上を見てみますと二百三十名という数字になりまして、五十才未満のものは六十五名になつております。  次に二十九年度の現実の整理推定数について申上げます。これは最初の表の最後総計のところを御覧願いたいと思います。これで右寄りの増減理由の次のところに整理を要する人員、二十九年度という欄がございまして、五百三十一と出ております。五百三十一名の整理を要することになるわけでございますが、そのうち先ほど申上げました特別待命を承認されたものの数が三百九十五名になつております。それから今の表に現われておりませんが、欠員検察官を除きますと三百二十七名、これは実員のところには入つておりません。室員とそれから定員とこれを差引きますと出て参りますが、今の表で申上げますと総計のところで四万五千三百七十一、これが現在の定員でございます。それから現在実員というところがございます。それは四万四千九百十二名、これを差引きいたしますと四百五十九名という数字が出て参ります。これが欠員なつて参るわけでございます。その四百五十九名のうち検察官欠員が百三十二名、その四百五十九名から検察官はすべて対象外なつておりますので、その欠員差引きますと三百二十七名というわけでございます。そこで検察官対象外なつておりますし、ほかからこれを持つて来て埋めるというわけには行きませんが、百三十二名を差引きまして三百二十七名、これが欠員なつて参りますが、その欠員特別待命を足したものを二十九年度の整理人員七百四十五というものから差引けば整理を要する人員が出て参るわけでございます。ところがその数字よりも多少多く見なければならない事情がございます。それは配置転換が困難と思われるような欠員でございます。例えば検察官の場合もそうでございますが、そのほか少年鑑別所に十二名欠員がございますが、これはほかから持つて来て配置転換するということが困難だというふうに考えられるものでございます。そういうものが百十三名ございますのでそれを勘案いたしまして考えますと、推定といたしまして二百三十六名の整理が必要だというふうに考えておるのであります。併しこれにつきましては、できるだけ配置転換を考えて行きたいと存じております。二百三十六名というのは二十九年度につきましては最悪の場合の出血数でございます。これをもつと下廻る見込でございます。
  22. 八木幸吉

    八木幸吉君 配置転換の困難なところは何人ですか。
  23. 布施健

    説明員布施健君) 検察官欠員百三十二名のほかに百十三名を見込んだ参おけでございます。
  24. 山下義信

    山下義信君 私ちよつと私語しておりまして……あとで速記を読んで照らし合せてもいいのですが、七百四十五名のところから、つまり特別待命が二百九十五名であり欠員が三百二十七名、合せて六百二十二名、これと七百四十五名との関係と、百十三名配置転換がむずかしいという人員と、あの辺のところからちよつとわからなくなつたので、もう一度済みませんが。
  25. 竹下豐次

    竹下豐次君 簡単に書下してもらうといいのですがね、ここで数字をいちいちたしかめたりなんか……ずつと書下してもらうと大変よくわかると思うのです。
  26. 布施健

    説明員布施健君) それでは推定数を表にまとめまして説明を加えます。
  27. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) それでは只今のは次回の審議の日までにまとめたものをお出し願うことをお願いいたします。
  28. 八木幸吉

    八木幸吉君 資料一つ。この二十九年度の整理人員官職別内訳、非常に詳細でわかりいいのですが、若しできれば現定員のこういつたこれと同じ内訳一覧表ができれば頂きたいと思います。現定員ですね。例えば大臣官房で五百二人の規定員がおる。そのうち技官事務官保護観察官これこれの職種が何人おられるかということですね、それを一つお手数でしようが、頂戴したい。
  29. 布施健

    説明員布施健君) 数字の点は以上でございますが、この整理の裏付けといたしまして考えておりますのは、初年度は主として執務の強化、なおこれと並行いたしまして事務簡素化合理化を考えて参る。三十年度におきましては更に事務合理化簡素化を考えましてこの整備を実行いたしたいと考えております。
  30. 堀眞琴

    堀眞琴君 資料の点ですが、今八木さんから現定員、この官職別資料を要求されましたが、同時に特別待命者のやはり官職別内訳がないとその点又はつきりしないと思いますから、その点も合せて資料として御提出願いたいと思います。
  31. 八木幸吉

    八木幸吉君 それから特別待命承認者の今お話がございましたが、申請者承認者は殆んど一緒でございますか。或いは相当そこに開きがありますか。
  32. 布施健

    説明員布施健君) 開きがございます。
  33. 八木幸吉

    八木幸吉君 そういうのは申請者数字もお知らせ願いたいと思います。
  34. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) 只今御要求になつ資料提出を求めてその際質疑をすることにいたします。   —————————————
  35. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) ここでちよつと皆さんにお諮りいたしたいのですが、本日の議題なつております国務大臣私企業等への関与制限に関する法律案について加藤国務大臣出席をされましたので、ここで一つ議題定員法の問題の中にこれを挾んで政府側の意見を聞くことにいたしたいと思いますが、よろしうございますか。
  36. 山下義信

    山下義信君 加藤国務大臣は誰がお呼びになりましたか。委員長のほうでお呼びになりましたか。加藤国務大臣国務大臣の任に関する事項を司つております所管大臣ですか。政府の代表ですか。
  37. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) ちよつと速記をとめて下さい。    〔速記中止
  38. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) 速記を始めて下さい。  それでは行政機関職員定員法の一部を改正する法律案に戻ります。  続いて運輸省関係説明を受けます。
  39. 山内公猷

    政府委員山内公猷君) 私から運輸省関係定員増減内容につきまして御説明いたします。増減内容につきましてはお手許に御配付してあります資料通りでございますので概略御説明を申上げます。お手許に配付してありますのは、行政機関職員定員法改正説明資料でございます。その五十八というところを御覧願いたいと思います。これに全体的の数字を示してありまして、現在定員が一万五千二百十六人、運輸本省でございます。整理によります減員が八百十五人、新規の減が二百三十三人でございます。改正いたします定員が一万四千百六十八人、これが定員法上最終の数字なつておるわけであります。その内訳を申上げます。初めは大臣官房、現在の定員が三百五十四人、整理によります減員が三十七八、改訂三百十七人。海運局が百三十六人、整理等による減員が十一名、改訂定員が百二十五人となつております。船舶局につきましては、現在定員が百十九名、整理減員が八名、合計百十一名。船員局百十三名、減員が八名、改訂定員が百五名。港湾局百五十九人定員、十六人減の四十三人。鉄道監督局が百七十二人、減員が十七名、百五十五名。自動車局定員百八十三名、撃理が十九名、改訂定員が百六十四名。航空局が三百四十八名の定員のうち、整理によります減員が二十一名、増が三十名、この増減を御説明いたしますと、括孤に書いてある減の一と申しますのは、現在カナダのオタワに航空局関係職員が出ているわけでございますが、これを外務省職員といたしまして定員を振替えて出しておりますので減と出ております。それから三十名の増は航空交通管制業務引継ぎに伴います増でございます。その内容につきましては、(53)航空交通管制業務引継ぎに伴う増員三十名といたしましてお手許に、(53)の項目でございますが、そこに増減内容をお出しいたしております。
  40. 八木幸吉

    八木幸吉君 定員法の一部改正資料には三十八となつていますよ。
  41. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) ちよつと速記をとめて下さい。    〔記速中止
  42. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) 速記をつけて下さい。
  43. 山内公猷

    政府委員山内公猷君) 合計いたしまして、内部部局の計といたしまして現在定数が千五百八十四人でございます。減が百三十一人、増が五十三名、改訂定数が千五百六名になつております。  次に附属機関中央気象台でございますが、定員が五千四百四十七人、整理等による減員が百二十六名、定点関係で今度北方定点をやめることになりました関係で、保安庁のほうに船をやりましたものでありますから、中央気象台から定数を落しましたのが二百七十二人、合計いたしまして五千四十九人になつております。次は運輸技術研究所でございますが、これは三百五十九名の定数から十七名落しまして三百四十二人、これは整理等による減員だけでございます。海技専門学院は八十二名の定数から五名落しまして七十九。航海訓練所が四百三十二人から一人減らしまして四百三十一名。海員学校、二百二十二名の定数から六名減らしまして二百十六名。航空保安事務所が七百十二人、減が四名、そのほか振替えで四十二人、只今説明いたしましたように落しまして六百六十六名。航空標識所が二百八十七人、整理による減が四名、只今航空保安事務所の振替えで参ります五名、一名ふえまして、それが二百八十八人。航空大学校が新設されますので、新らしく大蔵省から認められました定数が十六名、只今航空保安事務所の振替えによる定員の増が七名、合計いたしまして二十三名。附属機関は七千五百四十一名が百六十一名整理によりまして減らしまして、新規増減といたしましては減が二百八十六名、合計いたしまして七千九十四名、かようになつております。  次に地方支分部局定数につきまして御説明申上げます。海運局が二千五百二十名、これが整理によりまして二百四十七名落しましてトータルいたしまして二千二百七十三名。港湾建設局定数二千六百四十五名、百三十三名落しまして二千五百十二名。陸運局が九百二十六名の定数から百四十三名減らしまして、定数は七百八十三名。御参考に申上げますと、この陸運局定数には実際にはこのほかに陸運事務所というものがございまして、これが地方自治法施行規程によりまして政令できめられております定数でございます。これは定員法には現われておりません。支分部局合計定数六千九十一名、減が五百二十三名、合計いたしまして五千五百六十八名。本省全部の合計が一万五千二百十六名、整理によるトータルが八百十五名、減が二百三十三名。内訳といたしまして二百七十九名落し四十六名ふやしております。改訂定数が一万四千百六十八名、かようになつております。これが本省関係でございます。  (64)でございまするが、海上保安庁につきましては現在定数が一万六百十九人、整理によります減員が三百三十四人、新規の増員が三百七十二人、合計いたしまして一万六百五十七人。増減内訳につきまして御説明いたします。内部部局を申上げます。総務部が現在定数が百五十三名、整理によります減員が二十一名、改訂定数百三十二人。経理補給部百三名、整理による減員が十四名、八十九名。船舶技術部が定数五十七名、四名減、五十三名。警備救難部百七十四名、整理によるものが九名、百六十五名。水路部が五百八十六人の定数で三十二名落しまして五百五十四名。灯台部が二百三十三名、整理による減員が六名、灯台設操船の関係で二十五名ふえまして二百五十二名になつております。内部部局合計といたしまして一千三百六名、整理によりますものが八十六名、増が二十五名、合計いたしまして千二百四十五名になつております。次に学校関係を申上げます。海上保安大学校四百十七名、整理によります減員が十名、新規の増員が八十名、合計四百八十七名になつております。その内訳につきましては(60)という項目にございます。海上保安大学校学年進行に伴う増員八十名、学年が進行しておりますので、その関係で生徒が殖えて参ります。それが増員になつて参るのでありまして、(60)に内訳は書いてあります。次は海上保安学校、定数が百十三名、減員が三名で百十名。海上保安訓練所、百四十三人、整理によろ減が三名、合計百四十名。附属機関合計といたしまして六百七十三名、減員が十六名、増員が八十名、合計いたしまして七百三十七名。管区保安本部の関係といたしましては現在定数が八千六百四十人、行政整理によりまして二百三十二人落しております。それからその次の二百七十二人の増は、先ほど申しました気象台の定点観測の定員をこちらに振替えましたのでふえております。その次の二十名は航路標識の新設に伴う増員でございまして、(61)に詳細書いてあります。その次の二十五名の減員と申しますのは老朽港務用船の廃棄に伴う減というのでありまして、保安庁で港内に警備巡航その他で船を持つておりますが、これが古くなりまして廃棄処分をいたします。当然その船に伴つて定員は落ちます。その関係減員が二十五名でございます。
  44. 山下義信

    山下義信君 これは三角がついておらん。管区海上保安本部の二百七十二、二十五の、この二十五の説明です。
  45. 山内公猷

    政府委員山内公猷君) 一番おしまいのと、三角がついておるんでございます。
  46. 山下義信

    山下義信君 ほかのかたにはあるようでありますが、僕にだけ三角のついてない資料を配るんか。
  47. 山内公猷

    政府委員山内公猷君) どうもすみません。
  48. 山下義信

    山下義信君 軽々にはできない。資料はよく研究して点検して配らなければならん。私は増と受取る。議員は資料によるほかはないんですかられ。進んで下さい。
  49. 山内公猷

    政府委員山内公猷君) それで海上保安庁が合計いたしまして現在定数が一万六百十九人、減が三百三十四人、そこに増減があつて、増で三百七十二名、合計いたしまして一万六百五十七人ということに改訂定数なつております。  あとは海難審判庁関係でございまして、それは六十五でございます。整理がありませんで、十六人の増員になつております。そこに詳しく書いてありますように、審判件数が非常に多くなりましたのと、行政整理がなぜできないかと申しますと、非常に小さく分れておりまして、又審判的業務で整理の余地がない、審判件数が非常に多くなつておるということで、十六人の純増でございます。  あと御参考に申上げますと、私のほうの定員といたしましては、船員労働委員会が五十四名ありますが、増減がございませんので資料提出してありません。そのほか捕獲審検再審査委員会というものも定員の中に入つておりますが、これも増減がございませんのでそのままにしてあります。合計いたしまして、運輸本省全部としまして現在の定員が二万六千五十二名でございますが、そのうち増が四百五十九名、減が千四百五十五名、増減が減としまして九百九十四名、改訂定数二万五千五十八名、これが私のほうの定員の全貌でございます。定員増減につきましては只今手許資料に基きまして御説明した通りでございますが、一言附加えさして頂きますと、全部合せまして行政整理が千百四十九人あるわけでございます。そのほかに昭和二十九年度の事業予定計画によります減員が三百四名であります。同じ増員が四百五十九人、実際上の差引は百五十五人の増員ということになるわけでありますが、これら増員は海上保安大学の学生でありますとか航空交通管制要員というような特殊の技能を必要といたしますために、新規採用する必要がありますので結局この数字に出で参りました千百四十九人を整理しなければならないということになるわけであります。勿論私どもといたしましては配置転換をできる限り努力いたすのでありますが、先ずこれに近い数字が出血をみるのではなかろうかと予想いたしております。そのほか只今ちよつと触れましたのでありますが、地方自治法施行規則に規定してあります陸運事務所職員減員がこの表には出ていないのでありますが、六十八名加えられる予定になつておりますが、合計いたしまして定員の実際の面から申しますと、千二百十七人整理をしなければならないようになつているというふうに考えております。この千二百十七人を昭和二十九年度と三十年度の両年度に亘りまして整理することになるのでありますが、差当り運輸省におきましては二十九年度において七百四十三人整理をいたす予定になつております。これに対しまして二月十五日までの特別待命発令者が三月三十一日現在で調べまして四百四十一人であります。それから一月十五日以降三月三十一日までの退職者、まあこの期間は特別待命でなくて本当にやめたいと言われるかたがやめられたわけでありますが、それが三月三十一日現在で調べまして九十三人あるわけであります。そこで七百四十三人の中からその数字を引きますと約二百九人本年度におきまして整理することになるわけでございますが、運輸省といたしましては今後とも部内外の配置転換を強力に行いますことを先ず第一といたしまして、次に民間企業へのあつせんにつとめるということに努力いたすつもりでございまして、大体二百九人ぐらいの数字でありますと、四月以降の希望者というものを勘案いたしまして昭和二十九年度分につきましては六月末日までには大丈夫完了するという見込を持つております。まあ今後の事務処理につきましてはいろいろ目下研究をいたしておりまして、事務整理を推進するということが第一でありまして、合理化もしなければならん、又進んでは現在やつております仕事の中で余計な仕事はないか、事務の分量を先ず基本的に減らす必要はありはしないかということで省内各局はその事務の再検討を命じておりまして、十分行政事務の運営に支障を来たさないように努力する所存でございます。一言附加えさして頂いた次第であります。
  50. 八木幸吉

    八木幸吉君 今の出血その他の配置転換とか待命その他いろいろの御説明がございましたが、その御説明を要するに一覧表一つ書いたものを出して頂きたいと思います。伺つただけではちよつとわかりませんから。
  51. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) ちよつと速記をとめて。    〔速記中止
  52. 小酒井義男

    委員長小酒井義男君) 速記を始めて下さい。  それでは運輸省関係につきましては只今要求がありました資料提出を求めまして質疑は後日行うことにいたします。本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十七分散会