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小笠原二三男君 小林君も随分面白いことを言う人で、そんなら何のために我々議員として出て来て仕事をや
つておるかわからない。そういうことは
地方行政の
委員会だ
つて余り無
責任な話ですよ。どうでもいいんだ、こんな
法案は通
つたつて、
建設委員会のほうがきまらなければきまらなくてもいいんだ、きま
つたらきま
つたでそれは使えるんだ、そんな馬鹿な話があるものですか。そうではない。この
法案の内容をなすものは、税とはな
つておけれども四十八億、三十一億をこれこれに分けて使うのだ、趣旨はこれこれのためなんだ、こうありますから、
従つて我々
建設委員会の
立場とすれば、さつきも申上げた
通り、一応税とはな
つておるが、
道路計画に基いて使う分、
譲与税とな
つて本当に自主
財源として
地方が使うが、やはりこれも
道路財源として使う分、これらそれぞれございますが、
地方行政
の
立場に立
つても、例えば仮に三十一億という自主
財源が与えられたから
つて、国の
計画に基く
道路費を除いた一般の
地方の小さな
道路なりその他の補修、維持、管理等ができ得るだけの十分な金があるのかないのか、或いは
地方財政計画上から言えば、そこの三十一億の金はその
計画上の
道路財源としてはどれだけの金にな
つて来るのか、それらの点の見合いを考えなければ
地方財政計画自体の検討さえも当面の
地方行政委員会としてはできないことになるんだ。そういう意味から言えば、何もこれは
建設行政
事業遂行という
立場からだけ
論議するのではなくて我々としては当然
計画が出れば、
自治庁長官おつしやるように、
地方財源がどういうふうに与えられてどういうふうに片側の負担をして行くのか、どういうふうにな
つて五カ年
計画が遂行されるのか、それは
地方財政に響くのか響かんのか、これらは連合して
審議してこそ初めて妙味のあるところなんであ
つて、個々に個々の
建前で分離してこの問題を討議したから
つてよい
結論が得られるものではない。私
たちは五カ年
計画を出させるだけならば
建設委員会でそれは出させます、やります。その五カ年
計画に基いてこの
譲与税という
一つの
財源がどう
配分されてどう使われるのかというところを質すのはこの
委員会でなければできない。どうしても問題を持
つている
委員会にお願いしなければできないわけなんだ。そこでこういう問題を持ちかけておるので、確かに
地方行政としては御迷惑だと思われるでしようが、反対にこれが
地方行政のほうから
建設委員会に連合を申込んで、今小林君が言うような
意見を言われて、小林君は釈然とするものではないでしよう。それぞれの
立場々々にあれば、それぞれそのときの都合によ
つては釈然としないものもあるわけでしよう。併し私
たちとしては常任
委員会制度の妙味を発揮し、成るべく慎重に
審議せられ、二千億を超える厖大な
財源を使
つてまで国土
計画上必要な
道路整備をするということは重要な問題でありまして、而も
地方財政に影響するところも大きい。こういう
建前から検討したいということなんでして、小林君のようにおつしやられることは誠に私
たちとしては不本意で、私
たちの真意ではございません。まあこれは
論議になりますから一応これだけにいたしまして、
委員長には先ほど要請した程度にとどめておきます。それで
地方行政委員会の
理事会等で御
相談なさるもよし、何をなさるもよし、
お互い同僚議員として同僚
委員会として要請するところは聞く点は十分聞かれて頂きたい。私
たちとしては、小林さんにも申上げますが、
審議をして、
審議する時間が足りないからもう一日くれという要請をしているのではございません。この前の延長なんだ、
資料が出ないから
審議できない、だから
資料が出たところでや
つて頂きたいということだけを申上げておきたい。前回御承認なさ
つた態度で延長として御承認を願いたい、こういうことなんだ。而もそれが日限的に、或いは
法案の山積する等のことでお困りになられるという私も事情は諒としますから、仮に会期延長等があるというようなときには特段な考慮をして欲しい、こういうことを申上げるにとどめておきます。