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千葉信君 それでは動議を提出いたします。第一番は寒冷地石炭手当に関する
請願については、問題となりました一千三百三十号については、
請願者のほうから内容について一部訂正を要する箇所があるので、この際は一つその点の訂正を後でしたいから保留したいという申入れがありましたので、この一件を除いてその他の三件については、いずれも当該地方の実情から見ますと十分考慮を要する問題でありますし、本年度当該手当の支給については目下
人事院でそれぞれ調査中でありますから、この際これを採択して
人事院に送り込むという動議、それからその次の薪炭手当の問題につきましては、御承知の通り薪炭手当が東北地方に支給されておるという状態がありますし、これは御承知の通り、主として公共企業体の関係ですが、国鉄の職員も郵政、電通の職員も薪炭手当を支給されているのに、一般職の職員だけが除外されて扱われておりますので、この際是非この制度を他の公共企業体の職員と同様に制度化する必要があると思われるので、これも三件とも採択するという動議、それからその次の国立病院等の職員の特別手当に関する
請願については、国立病院の特に危険な、若しくは罹病し易い病気の病棟等に勤務する職員に対する考慮が必要なことは申すまでもないところでありますし、この際これを何らかの形において給与を支給することが必要だと思われますので、特別手当とするかどうかの問題は別として、この際この問題は当然採択しなければならない
請願だと思いますので、この
請願もそれから陳情も採択することにし、それから学校職員給与の是正に関する問題につきましては、当
委員会としてこの案件についてはつい最近の機会に国会で結了をみたところでありますが、かなりその決定についてはいろいろな論議がありますので、これは近い機会にもう一度検討をする必要か当
委員会としてもあると思われますので、これは今回一応保留することにして、この案件についてあとで慎重に審議をすることにしたいと考えております。それからその次の公共企業体関係の職員の中で、公労法の適用外に置かれている管理職の職員が、公労法適用職員の給与に比して明らかに不公平に扱われているという事実がありまして、例えば具体的には地方の特定郵便局長が部下の職員よりも一号俸乃至極端な場合には三号俸程度も低いという状態が、はつきり存在しますので、これについては早急に何らかの措置をとらなければならないし、政府としても目下立案の最中だということが
委員会でも明らかにされましたので、当
委員会としてもこれを採択することにしたいと思います。それから僻地手当の
請願については、これは御承知の通り北海道の最北端、樺太島の見える離島で勤務している職員から提出されて参つた
請願でございまして、冬期間は殆んど海上の交通が遮断されて物資の入手も思う通りに行かないという状態等を考えますると、この
地域の気候の条件を取上げてみましても、この種の
請願は妥当と認められますので、これも採択することの動議を提出いたします。
以上
委員長においてお取計いを願います。