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説明員(
靱勉君) まあ前から問題にな
つておりますのは
小樽なんでございますが、これもなかなか実は
資金ができませんで、私
どものほうも実は
予算に入
つていない、債務負担契約の幅でやればできないことはないのですが、これは実は
資金難で、
地元は非常に
土地まで世話したのだから何とかしろという強い
要望がございますが、話は今のところ確定を見ておりません。それでできれば
市当局のほうと私のほうとやればこれも
一つの
方法である。殊に市のほうとしましては一階のほうは
自分のほうが
所有するということでございますから、
不動産会社としては作
つてすぐ買われちやえば余り利益はないのだということで、そう積極的に出ないという形にな
つております。
それから岡山でどこかに大きなビルデイングを建てるが、
一つ電電公社の電報局も一緒に入らんかというような話もあるわけでございまして、これは
借料になりますと大きな面積だとなかなか大変なことになります。先日御
説明申上げました
通り、どうも
借料となりますと二〇%から二五%
程度取られてしまう。
自分でや
つてもやはり
管理費というようなものは払
つておるわけでございますから、それらを差引き計算すれば何も二割というほどじやないにいたしましても、大体今の高層
建築物になりますと、まあ八年乃至九年ででき上つちやうという形になりますので、この点一応岡山のほうの
民間の……あれは岡山のほうは第一相互でございますが、一緒にやろうというような話で、これも固ま
つておりません。私
ども立地条件等を
考えまして、或いはやはりこれは一応第一相互のほうで建てて頂いて買うというような形で採算が取れるかどうかということを検討せねばいかんと思
つております。
それからなお
公社としましては、在来
電話局の
建物というものに勿論最重点をおいておりまして、
一般の事務庁舎等につきましてはなかなか解決がつかんという
状況にありまして、或いは職員厚生
施設の
関係から見ましても、これらにつきましては相当
予算を取
つて実施いたしたいのでございますけれ
ども、結局最後の
予算の結末の段階におきましてはがたつと落ちてしまうということで長年未解決の問題があるわけでございます。こういうものを建てる場合に或いは
民間資金の
利用ができるかどうか。共済組合
資金はかなり在来も
不動産投資ということで
利用いたしておるわけでございますが、
東京におきまして私
どもの職員の厚生福利
施設をやるような会館等の必要もあるわけでございますけれ
ども、なかなか
資金上困難でございまして、大体霞ケ関に非常にいい場所も取
つておりまして、実はこれは本社が賛沢をして
建物を建てようという
考えではないのでありまして、すでに御
承知のように
東京、名古屋、大阪が即時通話にしておりますが、そうしますと市外交換台というものをたくさん列べなければならん。現在の市外ではとても一ぱいにな
つてどうにもならん。三十年度までには
東京、名古屋、大阪、
神戸、それから広島、福岡、それから北のほうにおきましては仙台、札幌というようなものを全部即時に三十年度末にはいたしたいということになりますと、これ又非常に大きな市外局を建設するようになる。そういたしますと現在の丸の内にある、昔からございます
電話局の前に郵政局と関東電気通信局、これは私
どものほうの関東地域の監理
機関でございます。その
建物の
土地を使うことが市外局の建設には一番有利である。そういたしますとそういうものに退いて頂かなければならんというようなことで、私
ども実は本社の
建物もそういうような
地方局の睨合いとその敷地を
電話局にしなければならないということで、実は本社の
建築も非常に急ぎたいのでございますが、到底
予算で全額それを認めるような態勢にはここのところ到底行きませんし、一方市外局の建設がだんだん迫
つて参りますと、これをどうするかという問題につきましては、やはりビルを建てる場合に、これは形態としましては共同して一緒に契約するか、或いは
民間のを一時借りるという形式にいたしますか、これはなお検討を要しますが、どうしても本社の
建築というものを要しまして、現在ある本社の地域におきましては或いは関東通信局、或いはあれを全部郵政省と取替えまして行かなければならんかというような、ここ二、三年の
建物の
計画につきましても、現在いろいろと経済的な而も
長期的な
計画は
考えておりますが、まだ最終の結論には至
つておりません次第であります。