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小笠原二三男君 私はどうも、聴取者の側のほうからも代表として経営
委員が任命されないということは疑義がある。法文においても
教育、
文化、科学、産業、その他の分野というふうにございますわけですから、少くともこの種の国民に対する公共的なサービス機関と申しますものの中に、このサービスの問題について、適切な御発言があるような
かたがお入りになるということは当然のことだろうと私は飽くまで思う。併し、今日八人選んでいる
かたのうち、大学の教授が一名、或いは御婦人が一名というような
程度であ
つて、あとは社長、重役で、その庶民階級がただ一つの、唯一の娯楽機関として聴くこのラジオなどについては、個個のこういうサービスについてはどうでもいい、算盤だけ弾く
かたが入
つてお
つて、これで、しつかりしたこういう経営上の意見の取りまとめができるものとは、私は
考えないのです。
従
つてそういう点から言いますと、結論としては、不満なんです。そうしてこの頃、いろいろの問題で騒がれている今日において、どうしても、やはりこのサービスを受ける側のほうの代表も必要ではないかというふうに思われますが、政府は、そうはお
考えにならないのか。端的におつしや
つて頂きたいと思います。