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1954-05-12 第19回国会 参議院 議院運営委員会 第60号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年五月十二日(水曜日)    午後零時一分開会   —————————————   委員の異動 本日委員田中啓一辞任につき、その 補欠として佐藤清一郎君を議長におい て指名した。   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     寺尾  豊君    理事            松岡 平市君            藤田  進君            天田 勝正君            寺本 広作君    委員            石井  桂君            石村 幸作君            井上 清一君            榊原  亨君            佐藤清一郎君            重政 庸徳君            高野 一夫君            横川 信夫君            上林 忠次君            楠見 義男君            阿具根 登君           小笠原二三男君            大和 与一君            田畑 金光君            戸叶  武君            鈴木  一君   —————————————    議長      河井 彌八君    副議長     重宗 雄三君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (記録部長)  丹羽 寒月君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  渡邊  猛君   —————————————   本日の会議に付した事件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○理事補欠選任の件 ○議院運営小委員補欠選任の件 ○庶務関係小委員補欠選任の件 ○国会法等改正に関する小委員補欠  選任の件 ○北海道東北風害及び寒害に関す  る緊急質問の件 ○議院運営に関する件   —————————————
  2. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 開会いたします。  常任委員辞任及び補欠に関する件。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 自由党法務委員加藤武徳君、通産委員山縣勝見君、予算委員佐藤清一郎君、議院運営委員田中啓一君が辞任せられて、法務委員山形勝見君、通産委員加藤武徳君、予算委員田中啓一君、議院運営委員佐藤清一郎君を後任として指名せられたいという申出が出ております。
  4. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決します。   —————————————
  6. 寺尾豊

  7. 宮坂完孝

    参事宮坂完孝君) 改進党から、松浦定義君の辞任に伴い、補欠として寺本広作君を理事議院運営小委員庶務関係小委員国会法等改正に関する小委員に推薦されました。
  8. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決します。   —————————————
  10. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 緊急質問に関する件。
  11. 芥川治

    事務総長芥川治君) 社会党第四控室若木勝藏君から、北海道東北風害及び寒害に関する緊急質問要求がございました。所要時間十五分。要求大臣総理大臣緒方国務大臣農林大臣大蔵大臣建設大臣自治庁長官大野国務大臣厚生大臣文部大臣。  以上でございます。お諮りを願います。
  12. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 若木勝藏君の緊急質問認むることに異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決しま  す。   休憩いたします。    午後零時三分休憩    ——————————    午後十一時五十分開会
  14. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 再開いたします。  大和君、藤田君、小笠原君、阿具根君、天田君、戸叶君、田畑君、鈴木君、杉山君、加賀山君、楠見君、上林君、寺本君、以上の諸君から、議運を開きたい。かような御要望がございました。
  15. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私たち寺本委員長を信頼して、本日の経過については、善後措置を適切にとつて参議院運営のために妥当なる結論を出して頂くことを期待して、その良識に待つておりましたが、何を感違いしたのか、自由党委員長のようなお考えもあつたのか、自由党内の問題がきまらなければ、会議にいたらないような動きが見えましたので、残念ながら形の上で十時五十分に委員長成規手続を以て、委員会再開要求したのでございますが、それが私野党を代表して、どうなるものかということを伺いに参りまして、三十五分も自由党控室の入口に立たされて、総会中ということで、何らの御返事も頂けない。而も総会は開かれておらなかつたことは事実でございます。幹部間の会合で対策を練られておられたにしましても、一分でもいいから会つてもらいたい、意見だけは承わりたいということに対して、何らの御返事もございません。そうして只今、要請によつて開いて頂いたというこの委員会が十二時前、八分か九分というところでございます。  こういうことで、これほど紛糾しておる事態を解決し、明日以後の参議院運営について十分な院の態度を練り上げて、議長にそれぞれお手配を願うというようなこともできてない。できてないことが、明らかにわかりつつも、委員会だけは開いたという形成上の条件を具備して、今日の事態を糊塗せんとするというようなことであつては、私は委員長に、そうさせました自由党諸君に対して遺憾に堪えないものであります。私たちとしましては主客顛倒した今日の事態は、誠に遺憾であります。何のための会期延長であるか、何のための重要法案審議であるか—と言えば角立ちますから、私はこれ以上申上げませんが、こういう事態参議院運営が円滑にいくわけはございません。文部委員会もその反省を促すために、緑風会以下の各党において一致した結論を得まして、私たち議運といたしましても、やはり皆様がたの御反省というとお互い同僚として誠に言葉が過ぎるかも知れませんけれども、そういうことでなく、事態を一日も早く正規な姿に戻して、参議院らしくということをよく皆様の言われる通り、私たちのためにも、大会派としての襟度を示されて、適切な措置をとられるまでは、私たちとしては、こういう議院運営自由党諸君と共に真剣に語ることは潔しとしないのであります。そういうことはでき得ないのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)私どもとしましては、寺尾委員長初め、自由党理事諸君におかれて、よく御相談の上で、そうして院の運営が正規に立戻るような、一日も早く、そういう姿になることを期待してやみません。こういう時間で何の具体的な善後措置をとり得るような協議ができ得ましようか。私たち従つて今日以後、適切な措置をとることによつて十分な了解を得るような自由党の見解のない限りは、この議院運営委員会の招集には応じません。この点だけ念のために申上げておきます。
  16. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) ほかに御発言はございませんか。
  17. 天田勝正

    天田勝正君 私も結論は、小笠原君と同様であります。私はすでに去る八日、会期が延長されまする当委員会におきまして、余ほどの決意を以て与党各位が百二十一件の案件を議了するに努力いたさなければ、到底その責任は負いがたいであろうということを警告を申上げて、我々はその当時、その会期を延長せなければならない事態に立至つたことは、これは別のところに理由があるのであるから、我々としては好ましからざることである。こういうことであるけれども、仮に我々が反対いたしたといたしましても、多数によつて会期延長ということが決せられる以上は、反対した我々も含めて、院議として拘束力があるのでありまするから、従つて延長するについては、それを決定される各位においては、責任を負われたい。こういうことは左の社会党、我々も、ともども申上げておつたわけで、その際には、勿論議案の今日まで議了して参つた会議における上程数等も、数字を挙げて申上げ、そうして警告いたしたわけであります。ところがこの問題になつて参りますというと、俄然主客顛倒という形になりまして、自由党諸君のほうが、引延しと、こういう状態になつて来た。そこで遂に我々は、緑風会を始めとして、文部委員会においては別の決議を行い、更に又一方においては議運を開くことによつて、その事態拾収を図られるよう、先に小笠原君が申されたような手続をとつたのであります。ところがそれには何ら肯じないで、私どもから見ますれば、時間を計つたと思われるような、このぎりぎりの時間に持つて参りまして、そうして我々の要望に応えるようなゼスチユアをするに至つては、我々はますます以てその真意の奈辺にあるかを疑わざるを得ないのでありまして、我々といたしましては、もはや議論をいたしましても、何も具体的な議事進行を諮る時間的の余裕がない、こういう観点も明らかになつて参りましたので、我々はこれ以上皆さんがたのこの議運審議に加わるの要はない。こういうことを申上げまして、退席いたします。
  18. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) ほかに御発言はございませんか。
  19. 寺本廣作

    寺本広作君 議事進行について……。  両会派欠席のまま議運を進められるのですか、どうですか。それを伺いたい。議運としては異例の措置だと思いますが……。
  20. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 両会派が、どうでございましよう、これで御退席になつた現状においては、御意見等を賜わつて、むしろそれ以上の議事は進められないではないか、さように考えますが、如何でございましよう。……では本日は……。
  21. 楠見義男

    ○楠見義男君 私は、先に小委員会において申述べましたように、本日のような事態は、与党であろうと、野党であろうと、緑風会としては誠に遺憾に感じます。文部委員会のほうにおいても、一応の今後の議事の進め方について、自由党を除いた各会派で御結論なつたようでありますが、要するに私どもは遺憾の意を表して参りました根本趣旨は、参議院としてはできるだけ議事を円滑に、そして又フエア・プレーで以て速やかに進めて行きた。軌道に乗せたい議事運営をやつて行きたい。こういうことを私どもは念願いたしております。而もこの議院運営委員会は、参議院議事運営根本をなします機関であります。従つてどもは先に申上げました趣旨から言つて両派社会党のようには考えておりません。できるだけ私どもの考えております議事運営が一日も早く軌道に乗つて、而もフエア・プレーで行くということを念願いたしております。  ただ、重ねて申上げますが、本日の状態は、私どもとしては極めて遺憾であるということだけを申上げておきます。
  22. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 十二時になりましたので、これで本日は、散会をいたします。    午後十二時散会