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天田勝正君 私も
結論は、
小笠原君と同様であります。私はすでに去る八日、
会期が延長されまする当
委員会におきまして、余ほどの決意を以て
与党の
各位が百二十一件の案件を議了するに努力いたさなければ、到底その
責任は負いがたいであろうということを警告を申上げて、我々はその当時、その
会期を延長せなければならない
事態に立至
つたことは、これは別のところに理由があるのであるから、我々としては好ましからざることである。こういうことであるけれ
ども、仮に我々が反対いたしたといたしましても、多数によ
つて会期延長ということが決せられる以上は、反対した我々も含めて、院議として
拘束力があるのでありまするから、
従つて延長するについては、それを決定される
各位においては、
責任を負われたい。こういうことは左の
社会党、我々も、とも
ども申上げてお
つたわけで、その際には、勿論議案の今日まで議了して参
つた本
会議における上程数等も、数字を挙げて申上げ、そうして警告いたしたわけであります。ところがこの問題にな
つて参りますというと、俄然
主客顛倒という形になりまして、
自由党の
諸君のほうが、引延しと、こういう
状態にな
つて来た。そこで遂に我々は、
緑風会を始めとして、
文部委員会においては別の決議を行い、更に又一方においては
議運を開くことによ
つて、その
事態の
拾収を図られるよう、先に
小笠原君が申されたような
手続をと
つたのであります。ところがそれには何ら肯じないで、私
どもから見ますれば、時間を計
つたと思われるような、このぎりぎりの時間に持
つて参りまして、そうして我々の
要望に応えるようなゼスチユアをするに
至つては、我々はますます以てその真意の奈辺にあるかを疑わざるを得ないのでありまして、我々といたしましては、もはや議論をいたしましても、何も具体的な
議事の
進行を諮る時間的の余裕がない、こういう観点も明らかにな
つて参りましたので、我々はこれ以上
皆さんがたのこの
議運の
審議に加わるの要はない。こういうことを申上げまして、退席いたします。