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1954-03-17 第19回国会 参議院 議院運営委員会 第25号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年三月十七日(水曜日)    午前九時五十七分開会   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     寺尾  豊君    理事            加藤 武徳君            杉山 昌作君            藤田  進君            天田 勝正君            松浦 定義君    委員            石村 幸作君            井上 清一君            剱木 亨弘君            榊原  亨君            田中 啓一君            松岡 平市君            横川 信夫君            赤木 正雄君            上林 忠次君           小笠原二三男君            菊川 孝夫君            田畑 金光君            最上 英子君            鈴木  一君   —————————————    議長      河井 彌八君    副議長     重宗 雄三君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (記録部長)  丹羽 寒月君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君   —————————————   本日の会議に付した事件 ○委員辞任及び補欠選任の件 ○国家公務員法の一部を改正する法律  案の取扱いに関する件 ○議院の運営に関する件   —————————————
  2. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 会議を開きます。  常任委員辞任及び補欠に関する件。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 日本社会党第四控室から、労働委員吉田法晴君、大蔵委員菊川孝夫君が辞任せられて、労働委員菊川孝夫君、大蔵委員吉田法晴君を後任として指名せられたいというお申出が出ております。
  4. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 以上の通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さように決します。  暫時休憩いたします。    午前九時五十八分休憩    ——————————    午後三時四十七分開会
  6. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 再開いたします。  常任委員辞任及び補欠に関する件。
  7. 河野義克

    参事河野義克君) 自由党から、文部委員松本昇君、それから農林委員横川信夫君が辞任されて、文部委員横川信夫君を農林委員松本昇君をそれぞれ指名せられたいとの申出がありました。
  8. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 以上の通り決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決します。   —————————————
  10. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 本会議における議案の趣旨説明聴取に関する件。  国家公務員法の一部を改正する法律案につきましては、本会議においてその趣旨説明を聞き、次の要領によつて質疑を行う。  時間は、自由党四十分、緑風会及び社会党、第四控室各三十分、社会党第二控室二十分、改進党十五分、無所属クラブ十分。人数は、各派一名、順序は、大会派順。  以上の通り理事会において相談がまとまりました。選事会決定通り、これを認むるに異議、ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決します。
  12. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) なお、定例日ではありませんが、明十八日は、本会議を開き防衛庁設置法案及び自衛隊法案質疑を行うこととし、なお先に決定したその質疑時間中、社会党第四控室の持時間につきましては、総理大臣出席問題のいきさつもありますので、特に四十分といたすことに理事会としては決定いたしました。  右理事会決定通り認むるに異議ございませんか。
  13. 藤田進

    藤田進君 以上、理事会決定をここに提案されておりますが、これ以外に、吉田総理出席がないために今日まで本会議における質疑がのびのびになつておりましたが、遂に今週は出られない。なお来週についても、確たる約束ができない。遂に総理出席を今日まで待つて来たけれども、出席を見ずして本会議における質疑を行うことになつたことについては、政府ならびに与党におかれては、内閣或いは外務等におきまして、それぞれ委員会審議の過程において、吉田総理出席を求めるべく協力せられ、且つ政府に対しても、出席方努力せられると、こういうことになつておりましたが、この点も併せて確認せられることによつて、私はこの委員長提案通り賛成をいたします。
  14. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 本問題は、御承知通り国会法第七十一条に示す通り、これは当然のことと存ずる問題でありますが、先ほど理事会におきまして、只今藤田君が御説明せられた通りの御要望もあり、自由党といたしましても、加藤委員からその旨努力をするということの返事をされたことは、藤田さんのおつしやる通りでございまして、従つてそういうものも含めまして、理事会決定を認めることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 田畑金光

    田畑金光君 理事会では、今説明されたような経過を経て、明日本会議において防衛庁設置法案自衛隊法案等についての質疑をやることになつたようでありますが、今日まで延びて参りましたのは、総理出席を求めて、総理出席の下に、この重要法案審議しようということで延びて来たことは御承知通りであります。只今の御説明によりますと、委員会には必ず総理出席を求める、与党としてもこれは努力すると、こういうわけでありまするが、従来とも委員会等総理出席を求めても、殆んどの委員会においては、出席せずという態度になつて来ておるわけであります。当然委員長お話のように、国会法七十一条によれば、出席を求められた総理は当然出席すべきであるが、出席しなかつたのが今日までの殆んどの習わしのような形になつて来ておるわけであります。  私もこの際伺いまするが、与党としては努力をするということは、それは我々野党としても強く主張しておりました。或いは緑風会でも改進党でも強く主張しておられた。こういう重大な法案審議においては、必ず総理みずからが出て来て、法案趣旨を明らかにし、国民が、この法案に対していろいろ不安を持つておる。その疑点を解く重大な使命と責任を持つ。こう我々は考えておりまするが、努力をするということは、単なる努力じやなくして必ず実現し得るという見通しを与党諸君は持つて、そのように処理なされたのかどうか。この点一つお尋ねしておきたいと思います。
  16. 加藤武徳

    加藤武徳君 目通しにつきましては、何ら申上ぐべきものをお互いは持つておりませんです。我々与党が、今後委員会出席し得るように努力をするということは、理事会で縷々申上げた通りであつて、ここで繰返しましても、又同じような結果になるだろうということが予想されるわけでありますので、私たちの理事会で申上げたことは、藤田さんが先ほど発言をなされ、又寺尾委員長発言もあつた通りであつて一つそういうことで御了承頂きたい。こういう工合に思うわけであります。  なお委員会で要求をされた場合の具体的な扱い等についても、若干理事会では発言があつたわけでございます。我々与党としましても、その発言等も了承いたしまして、努力をする。こういう工合に申上げておるわけでございます。
  17. 田畑金光

    田畑金光君 理事会においてお話合いになつて、それが各会派とも了承するということになれば、私もあえて異議を申上げるわけにも参りませんが、只今加藤君のお話では、誠に不安な感じを持つわけであります。又持たされるわけであります。この点は院の権威のためにも、又先般来、この重要法案に対する各会派の、審議権を飽くまでも慎重にして行こうとするこの主張から鑑みましても、与党諸君は、是非とも一つこれは責任を持つて善処してもらいたい。この点は同時に委員長としても、この問題の今日までの話合い経過に鑑みましても、是非とも一つ実現するように努力を願いたい。このことだけを強く申上げて、理事会話合いがそのようにまとまつたことならば、了承することにいたします。
  18. 天田勝正

    天田勝正君 これは理事会では、一応の話合いがまとまりましたが、この委員会におきましては、今の田畑君の言われたようなことは、当然追及されることであろうことは私ども予測しておつたのです。元来私は、この問題を深く論議いたしますると、何か野党側である私どもが、総理が出られないのに、無理を言つて引張り出しをかけておるがごとき印象を与えるので、全くこれはあべこべなんであつて国会法七十一条の解釈には、先般来、国会法改正の小委員会等におきましても論議されて、委員会は、国務大臣等出席を求めることができるということは、即ち求められたならば、出席しなければならない。こういう義務を課したものであるというふうに解釈が一致しておるのであつて、そういう観点からいたしましても、もう求められれば、委員会と言わず本会議と言わず、当然出て来るのが当り前なことを、更に駄目押しをしなければならない。こういうことなんであつて、一体駄目押しをすれば、何かここに我々のほうが無理を言つておるような逆な感じすら与える。こういうふうな工合になつて来るのです。そこで私は、国会法の定めであるから、当然のことを、もう要求するまでもなくそれを履行してもらえばいいのだ。こういうふうに考えるわけでありますけれども、併し今日までの事態が、駄目押しすらせざるを得ないという実例からして、今日も、藤田君、鈴木君等から、縷々そのことが申されたわけです。  そこで私としては、これはもう当然の権利であるから、我々も要求するし、その院の権威という立場に立てば、与党諸君といえども、国会法の命ずることは当然要求するものであつて、ただ与党という立場からして更に我々の野党側委員よりも、一段の努力をする。こういうことに私は解しておるのであつて、そういう了解の下に理事会はまとまつたと、こういう工合に理解いたしますので、その点で一つ議事の進行を図つて頂き、私としては、そういう意味から賛成をいたしたい。こう存じます。
  19. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) 種々御意見もありましたが、総理出席につきましては、先ほど藤田議員よりも申された通り、又加藤議員から努力するということも、理事会では担当突つ込んだ話もありました。さような工合で、不肖委員長といたしましても、これについてはでき得る限りの努力をいたしたい。かように考えております。  先ほど理事会決定を御報告申上げましたが、理事会決定通り決するに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) さよう決定いたします。   …………………………………
  21. 寺尾豊

    委員長寺尾豊君) なお明日は、本委自員会は午前九時四十分に開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後四時一分散会