運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1954-09-16 第19回国会 参議院 議院運営委員会 閉会後第1号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十九年九月十六日(木曜日)    午後三時四十七分開会   —————————————   委員の異動 六月二十一日委員鈴木一辞任につ き、その補欠として千田正君を議長おいて指名した。 六月二十二日委員田畑金光辞任につ き、その補欠として相馬助治君を議長おいて指名した。 八月二十日委員相馬助治辞任につ き、その補欠として田畑金光君を議長おいて指名した。 八月三十一日委員千田正辞任につき その補欠として鈴木一君を議長おい て指名した。 九月一日委員田中啓一君及び剱木亨弘辞任につき、その補欠として小沢久 太郎君及び入交太藏君を議長おいて 指名した。 九月四日委員小沢久太郎辞任につ き、その補欠として剱木亨弘君を議長おいて指名した。 九月九日委員剱木亨弘君及び重政庸徳辞任につき、その補欠として高野一 夫君及び古池信三君を議長おいて指 名した。 九月十三日委員池信三君、鈴木一君 及び杉山昌作辞任につき、その補欠 として剱木亨弘君、千田正君及び小林 武治君を議長おいて指名した。 九月十四日委員石村幸作辞任につ き、その補欠として伊能繁次郎君を議 長において指名した。 九月十五日委員入交太藏君、高野一夫 君、戸叶武君及び千田正辞任につ き、その補欠として重政庸徳君、安井 謙君、相馬助治君及び鈴木一君を議長おいて指名した。 本日委員藤田進君、剱木亨弘君、相馬 助治君及び鈴木一辞任につき、その 補欠として江田三郎君、高橋衛君、戸 叶武君及び千田正君を議長おいて指 名した。   —————————————  出席者は左の通り。    理事            松岡 平市君            加賀山之雄君           小笠原二三男君            天田 勝正君            寺本 広作君    委員            石井  桂君            井上 清一君            伊能繁次郎君            榊原  亨君            重政 庸徳君            高橋  衛君            安井  謙君            横川 信夫君            防具根 登君            江田 三郎君            大和 与一君            田畑 金光君            戸叶  武君            石川 清一君            千田  正君   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (庶務部長)  渡辺  猛君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君   —————————————   本日の会議に付した事件 ○理事補欠選任の件 ○庶務関係小委員補欠選件の件 ○国会法等改正に関する小委員補欠  選任の件 ○本委員会運営に関する件 ○常任委員会関係経費割当に関する  件   —————————————
  2. 松岡平市

    理事松岡平市君) それでは只今から、議院運営委員会開会いたします。  これはもう申すまでもございませんが、私、寺尾委員長の不在中の委員長代理を委嘱されておりまするが、委員会運営の責任を負うなどということは思いもかけないことでありまして、その才を持つておりません。先ほども理事会を開きまして、これからの議運運営一切については、すべて理事各位に御相談を申上げて御協力を得て運営をして頂くことに御了承を得ましたので、この委員会運営についても不馴れのため、或いは私の不才のために、しばしば各位の御不満をかうことがあろうかと思います。この辺のところは、一つ悪しからずお許しを願いたいと思います。冒頭にあらかじめお許しを願うように申上げておきます。
  3. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 この委員長代理の件でございますが、これは、私も自宅に寺尾委員長から、公文書だと考えますが、松岡理事を以て留守中の委員長代理を委嘱する、よろしくということがありましたが、これはどういう根拠に基いて寺尾委員長がそうされたのか、その辺のところをお話し願いたいと思います。
  4. 芥川治

    事務総長芥川治君) 委員長事故がある場合には、あらかじめ指定した理事委員長の代りをなさるという法規的の根拠に基きまして、委員長から、正式に承認をすることを求めたのであります。
  5. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 そうすると代理を仰せつけれた松岡理事事故があるときには、どういう対策をとりますか。
  6. 芥川治

    事務総長芥川治君) いろいろと問題はございますが、そういう場合には理事会を開かれまして、理事会等で御相談なさることに相成るのであろう、かように考えております。
  7. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私のお尋ねしたのは、松岡君をその任に非ずということで忌避するためにお伺いしたのではありません。寺尾委員長留守中に御委嘱になつたということだけでなくて、この委員会としても、寺尾委員長のとられた措置を了承して、今後松岡理事議事運営してもらう、積極的にそういう希望を持つておるので申上げたのです。後段の場合については、理事会等で御相談になられるということで私は結構だと思います。
  8. 松岡平市

    理事松岡平市君) それでは、理事補欠互選の件並びに庶務関係小委員及び国会法等改正に関する小委員補欠選任の件を議題に供します。
  9. 宮坂完孝

    ○参事(宮坂完孝君) 自由党から、庶務関係小委員石村幸作君の補欠としまして伊能繁次郎が推薦されております。  緑風会から、杉山昌作君の後任として理事加賀山之雄君、国会法等改正に関する小委員小林武治君が推薦されております。  社会党第四控室から、藤田進君の補欠として小笠原二三男君が、それぞれ推薦されております。
  10. 松岡平市

    理事松岡平市君) 委員部長から今報告いたしました通り決定いたしまして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 松岡平市

    理事松岡平市君) 御異議ないようでございますから、さよう決定いたします。   —————————————
  12. 松岡平市

    理事松岡平市君) 次に本日の議事運営議題等につきましては、先刻理事会を開きまして御相談を申上げました。御相談の結果、でき得れば、本日副総理委員会に御出席願つて臨時国会開会要求に関する件、或いは首相外遊に関する件等に関して質疑を行い、そして明日午後は、首相に御出席願つて外遊問題或いは疑獄関係問題等について質疑を行うことにしたい。万一、本日副総理が公務のためその他で出席が困難であるという場合には、明日午前十時から委員会を開いて、そして本日の予定された副総理に対する質疑等は、明日午前十時から行う。こういう一応今日のスケジユールについてお話合いがございました。それで今日若し副総理出席が困難な場合は、本日は、只今お諮りいたしました理事互選その他に関する事務的な案件だけを議了して、明日十時から只今申上げましたような順序で委員会を開催したい。こういうふうに御決定願つた次第であります。  御決定に従いまして、直ちに政府に向つて総理がどういう時間に本日御出席願えるかということについて、事務局を通じて問い合せましたところ、副総理は外出中であつて連絡が直ちには困難である。で、いつ連絡がつくかわからんということであります。時間等も大変経過いたしましたので、一応私の判断において、本日は、副総理をこの委員会おいで頂くことは非常に困難である。かように考えましたので、理事会決定に従いまして、明日の午前十時からおいでを願うということに手配をすることにいたしました。尤も政府では、明日午前十時からは閣議がある。従つて閣議の時間だけは出席が困難である。その後の副総理の予定については、今なお只今申しましたような事情連絡はできないが、是非議運に出られるように手配をするという私の要求に対しては万全の策を講ずる。こういう政府からの回答を得ました。従つて本日は、只今理事会決定いたしましたスケジユールで進んでいいかどうかということを先ずお諮りしたいと思います。
  13. 伊能繁次郎

    伊能繁次郎君 只今委員長からお話の明日のスケジユールでございますが、最前理事会を開きまして、いろいろと各派御懇談願つたのでありますが、その際に、総理出席の問題でございまするが、私ども自由党を除く各会派から、只今委員長お話のように、本院で指揮権発動の撤回の院の決定もあり、かたがた昨日閣議によつて総理外遊事情決定されたので、明日の午前に、副総理にいろいろと臨時国会開会要求の問題その他当面の問題について質疑を尽した後に、午後総理出席要求するというお話合いでございましたが、私としては院と政府との連絡につきまして十分に意を尽しておらないという事情も申上げた、又どういう形で院と政府との関係おい総理外遊意思表示その他が行われるかという点も、党におい政府と十分な話合いもついておりません、この際総理出席をされるということを決定されることは如何か。そういうお話もいたしたのでありまするが、自由党以外の各会派は、一応従来の委員会運営慣例に従いまして出席要求をすることは当然ではないかというお話もありまして、その点については私了承もできるのでありますが、皆様の御意向を早速党に帰りまして、私重大な問題でありますので諮りましたところ、只今申上げたような事情で、なお政府との連絡が十分ついておらんし、政府意向も十分熟知しておらないので、自由党といたしましては、総理出席についての賛否態度は一応保留をいたしたい。かように考える次第でございまして、次会に問題を持越しますことは、甚だ申訳ない次第でありますが、一応党の意向を皆さんにお伝えして御了承を頂きたい。併しながら理事会懇談をいたしました通り自由党以外は、全部その点については御賛成でありますので、これは本委員会おい賛否をという問題になりますと、これは別の問題でありますが、一応、現在の段階におきましては、十分政府との折衝がついておりませんので、総理出席の点については、自由党態度保留いたしたい。かように思いますのでお許しを頂きたいと思います。
  14. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 先ほどの理事会お話と、やはり食い違いがあると率直に私は思います。伊能君の発言は。併し自由党としても賛成せられて、全会一致出席要求するということは、自由党事情として困るという点はあり得るだろうということは率直に認めますが、理事会で一応の取りきめは取りきめとして、この委員会おい留保せられる自由党を除いて、決定決定としておいて事を進められるようにして頂きたいと思います。従つて採決等をするということなしに、委員長から異議があるかないかを諮つて保留発言が出ておりますから、自由党保留したことを認めて、御決定を願いたい。
  15. 松岡平市

    理事松岡平市君) それでは先ほど私が申上げました理事会決定につきましては、自由党からは留保意見が出ておりますが、一応理事会決定通りに明日のスケジユールを進めて行くということについて、別に採決しませんが、その通り自由党留保意見のままやるいうことに決定してよろしうございますか。
  16. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 ものをくどく言つて行くと、こんがらがつて面倒なので、「只今自由党留保意見はございましたが、先ほどの理事会申合せ通りスケージユール決定することに御異議ございませんか、異議ないものと認めます。さよういたします」と、こうやつて頂けばはつきり記録に残る。それじやないと、又自由党のほうから異議が出る。
  17. 天田勝正

    天田勝正君 いろいろ伊能さんが、先ほどの理事会でも御心配なさつて、慎重な発言をなさつているように私どももお聞きしたのであります。ところが、委員会で国務大臣政府委員等出席を求める場合は、これは事務的には通常委員会で何君はどの大臣要求いたしますというようなことで、簡単に要求しているのです。それがスムーズに出席なら出席、或いは当該大臣が何かの故障で出られないというような場合は、その旨を大臣秘書官なり何なりが通知して参つて、こういう事情で出られないが、次の機会にしてくれとか、そういうことで、極めてスムーズに運んだと思つているのです。これは証人に喚問するというようなことであれば、これは多数決で決定して云々などというような、今衆議院の決算委員会等がやつている方式もとらなければなりませんでしようが、併しこれは、政府委員として出席を求めているのであつて、これは通常、今まで院の慣例に基いて、一議員が要求するならば、それに出るなり出ないなり、或いは新しく事情が出て参れば、それはそれを申出てもらう。こういうことで私はよろしいんではないかと考えて、そのことも、先般も申上げてある。そういうふうにお計らいを願いたいと同時に、この事柄は、特にそのうちの外遊問題については、前十九国会でもいろいろお話合いがあり、且つ、本委員会おいても、そのことが問題になりまして、政府側からも、官房長官等出席されまして、重要法案が可決されたら進んで本会議おい説明をするという意思表示すらあつたことであります。併しまだ最終決定はしてない。こういう当時の答弁であつたわけです。すでに今日は、最終決定もされておることでございますし、むしろ進んで説明されるということが然るべきときだから、それをこちらが、院のほうで、併し今会期中でございませんので、本会議という機会がありませんから、それに代るところの院の運営を司つている本委員会説明を求めるということは、一向に無理を強いるものでは、私はない。こういうふうに考えまして、これは前例通り一つお取計らい願いたいと、こう申上げておきます。
  18. 松岡平市

    理事松岡平市君) 自由党から留保がありましたが、今日の理事会決定通り明日いたしたいと思いますが。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 松岡平市

    理事松岡平市君) 御異議ないと認めます。   —————————————
  20. 松岡平市

    理事松岡平市君) それでは、次に常任委員会関係経費割当に関する件を議題といたします。
  21. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 只今議題となりました常任委員会関係経費割当に関する件につきまして、庶務小委員会決定された事項を御報告申上げます。私、過般の庶務小委員会おいて小委員長互選せられました関係から、御報告申上げる次第であります。  先ず、本年度第一及び第二四半期分は、すでに従来通り方式によつて割当て、爾後の分につきましては、なお国会法改正等と睨み合せて、改めて根本的に検討することになつていたのでありますが、今般庶務関係小委員会おいて協議の結果、未だ根本的な検討を行うべき情勢に立至つておりませんので、差当り第三四半期、即ち十、十一、十二の三カ月分として、お手許の資料にありますように、前回と同様の方式によつてこれを割当てることに決定いたしました。なお、又災害関係調査等について、費用等の問題も相当今後において検討される点もあるだろうという話合いもございましたが、これはその都度々々において検討されるものと小委員長としては心得ております。  以上御報告申上げます。
  22. 松岡平市

    理事松岡平市君) 只今庶務小委員長報告通り、承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 松岡平市

    理事松岡平市君) 御異議ないものと認めまして、報告通り決定いたします。   —————————————
  24. 松岡平市

    理事松岡平市君) それでは、明日は午前十時理事会、同時刻に委員会を招集いたします。先ほど申しましたように、副総理が、閣議は十時からということでありますから、多少時間にズレがあろうかと思いますが、一応その点をお含みの上、招集しておりますから、然るべくお願いいたします。
  25. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 それで緒方さんの御出席は、これは前からの話の経緯として、積極的にお願いできるという自信を私持つております。ただ総理大臣出席は、自由党さんが留保せられたような点もあつて、今の情勢上、いろいろ問題が起つて来る虞れもあることも多分に私心配いたします。従つて委員長から政府に、吉田総理出席に関しましては、その理由を明らかにせられ、特に閣議決定になられた外遊問題については、院として前国会からの経緯に鑑み、積極的にこれが経緯も尋ね、その所信も質さなければならんという点は、率直にお伝え願つておきたいということを希望として申上げておきます。
  26. 松岡平市

    理事松岡平市君) 了承いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時九分散会