○杉原
荒太君 私はこの
協定に賛成の意を表するものてあります。この
協定の
狙いとしておりまする趣旨はわかるのでありますが、併し果してこの
目的か容易に実勢できるであろうかどうかということの予想は、この
規定が非常にルーズなためになかなか予想がはつきりつきにくい点もある。
従つてこれに対する利害得失をきつぱり断定してしまうということは非常にむずかしいように感ずるのであります。併し
政府側では昨日からいろいろ話を聞いておりますと、
態度を
決定するに当
つて、
関係国の動向その他をよく慎重に
考えた上でと昨日からの審議の
経過でわかりました、その点了解するわけです。
但しこの
協定は
規定の上でも明らかにな
つておりますように、多くの部門を運用に任している点が非常に多い。
従つてその運用の面で、殊に
我が国の地位、殊に
輸入国としての
立場からして、殊に
理事国における
投票権、幸い
日本側は非常に多くの
投票権を持
つておりまするし、それらなどを手段としてこれの運用については、
日本側の広い利益を守る上からして遺憾のないようにしてや
つて頂きたいと思う。
更にもう
一つは、運用の面の
一つにもなるわけですが、この
協定に
我が国として非常に
利害関係を持つ
インドネシアが入
つていない。併し
インドネシアに対する
関係は、単に
砂糖のみの見地からでなく、広い範囲の見地からして非常に重要なこととして見なければならんと思う。
従つてこの
協定の
関係においての運用に当
つても
インドネシアの
関係については特に重要視して運用されて行くことが重要だと思う。そういう点この運用上の
政府側において遺憾のない
措置をとられることを希望しましてこれに賛成するものであります。