○
政府委員(
小滝彬君) これは、御承知のように昨年の
会議又今年に入りましても、いろいろ外国の
加入の状況も見ておつたというところが率直な私どもの
立場であります。
アメリカが入りますと
日本は入らないでも結局これは成立するということになります。
アメリカで
ランドール委員会において
商品協定はなるべくデスカレージしようということがありましたので、錫の
協定などと同じように
国際砂糖協定についても
アメリカが逡巡することはなかろうか。若し然りとすればこの
協定の成立はおぼつかないじやないかということを考えてお
つたのであります。それで
アメリカヘもいろいろ問合せましたところ、錫などはやらないけれども
砂糖はやるんだ、もうすでに
アメリカの
国会へかけておる。そうして必ずこれは通過して入るのだということであ
つたのであります。然りとすれば
日本は
輸入国として最も主要な国で、どうせできるならば
日本は
発言権を持
つて国際カルテルなんかできないように、殊に二百四十五票も持てば相当なる
発言権があるので、それじや入ろうということにな
つたので、こういう国際的にどう動くかわからないようなものを御
審議願つても困るというような
事情があつたことを御了承願いたいと思まいす。