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宮本説明員 郵便物の
状況につきましては、
郵務当局から御
答弁申し上げた方がしかるべきかと存じます。私からは昨日の
状況を申し上げたいと思います。二十五日の
状況でありますが、御
承知の
通り去る十一月九日から十一日まで、次に十七日から十九日まで二回
実力行使があ
つた次第でございます。さらに引続きまして昨日より第三波と申しますか、第四波と申しますか、始ま
つておる次第でございます。私
どもの方の
調査によりますと、今回の
闘争と申しますか、
実力行使につきましては、
組合の方は当初は三割を越す
休暇戦術を
予定してお
つたようでありますが、その後若干その
予定と申しますか、計画というものがかわ
つたようであります。
全国的に二割の
休暇をとり、さらに
定時退庁を実行するというのが、大体の方針のように聞いておる次第でございます。
昨日の実際の
状況はどうかということを申し上げますと、
全国におきまして
普通局が約八百九十ほどございますが、そのうちこの
実力行使を行いました
実施局は三百七十六という
数字に相
なつております。その局について実際どれくらいの
休暇があ
つたかということでございますが、私
どもの
調査によりますと、
全国を
平均いたしますと、二十五日の
休暇者のその
職員に対する
割合は一一・七%に
なつております。もちろんこれは
全国平均の
数字でございまして、これを各
郵政局管内別に見ますれば、少いところでは東京の五、六パーセントの
程度から、多いところでは一五%、一六%という
数字に
なつております。もちろんこれは
郵政局管内を通じました
平均の
数字でありまして、個々の
現業局につきましてはその間若干の差がありまして、あるいは一八%、一九%、ごく
少数の局におきましては二〇%まで達したところがあるようであります。しかしながら全体の
数字といたしましては、ただいま申し上げました
通り一二%弱という
数字を示しております。さらにまたこれが実際に
休暇をと
つた者の
職員に対する
割合の
数字でございますが、平生におきまして私
どもの見当におきましては大体四、五パーセントの者は
年次休暇をと
つているようであります。従いましてただいま申し上げました
全国において一二%弱というものと、平常の
休暇を与えております五%前後との差が、今回の
実力行使による
休暇者ということに相なる次第でございます。私
どもの方といたしましては
現業局長に対しまして
休暇の申請がありました場合には、
業務の
運行を確保できる
範囲内において
休暇を
付与すべきか
付与すべからざるかを判断して、
業務の
運行にさしつかえないと認めた場合にはもちろん
休暇を承認する
態度に出ております。平生の
休暇よりも、こういうふうな際でありますので、ただいま申し上げました
通り相当数の
休暇者が出ておるのであります。これが実際の
業務上に及ぼした
影響ということにつきましては、
新聞等で
相当の
数字が報ぜられておる次第でございます。その具体的な
数字につきましては
郵務当局から
お答えを願うごとにいたしまして、全般的に見まして、私
どもの方でキヤツチしましたものといたしましては、
物数の点はしばらくおきまして、若干の局におきまして
業務命令を出したが、もちろん大部分の者が出勤いたしております。所によりまして、ごく
少数の局におきまして
業務命令に対して出勤しない面もあ
つたようであります。しかしながらそういう
関係で出勤しましても、時間が遅れる、あるいはまた出勤しましてもいろいろとその場で
団体交渉その他のことがありまして、若干の
いざこざがあ
つたようであります。そういう点からいたしまして、
仕事を始める時間が平生よりも三脚間あるいは二時間というようなのが大体のところであ
つたようでありますが、遅れた。そのために
配達に出かけるのがそれだけ遅れたというのが若干あ
つたようであります。さらにまた所によりましては、
配達は
普通日に二回やるのでありますが、一
号便と二
号便を
一緒にしてこれを
配達したというところも、ごく
少数の局でありますがあ
つたようであります。大体そういうことかあ
つたのでありますが、全般的に見まして私
どもの察知し得ました
状況といたしましては、
郵便物自体の
運行と申しますか、
業務にはそう大した著しい
支障と申しますか、障害、具体的に申しますれば、著しい多くの
郵便物の
滞貨というものがなか
つたように私
どもは判断いたしおる次第でございます。私から以上申し上げます。