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1954-03-19 第19回国会 衆議院 郵政委員会 第16号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十九年三月十九日(金曜日) 午前十一時二十五分
開議
出席委員
委員長
田中織之進君
理事
小林
絹治
君
理事
船越
弘君
理事
大高
康君
理事
山花
秀雄
君
理事
吉田
賢一
君
飯塚
定輔
君
河原田稼吉君
武知
勇記君 三池 信君 櫻内 義雄君
佐藤觀次郎
君
浅沼稻次郎
君
出席政府委員
郵政政務次官
飯塚
定輔
君
郵政事務官
(
郵務局長
)
松井
一郎
君
委員外
の
出席者
郵政事務官
(
大臣官房人事
部長
)
宮本
武夫君 専 門 員 稲田 穰君 専 門 員
山戸
利生君 ――――――――――――― 本日の会議に付した事件
郵便振替貯金法
の一部を
改正
する
法律案
(
内閣
提出
第五八号)
郵政行政
に関する件
請願
一
和田
村に無
集配郵便局設置
の
請願
(
船越弘
君
紹介
)(第三七二号) 二
青柳地区
に
特定郵便局設置
の
請願
(
並木芳
雄君
紹介
)(第三七六号) 三
郡山亀田郵便局復活
に関する
請願
(
助川良
平君
紹介
)(第三七七号) 四
犬川簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
(
牧野寛索
君
紹介
)(第三八〇号) 五
鶯沢簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
(
庄司一郎
君
紹介
)(第三八一号) 六
新野
村
簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に昇 格の
請願
(
戸塚九一郎
君
紹介
)(第三八二 号) 七
豊中郵便局舎新築
に関する
請願
(
原田憲
君
紹介
)(第三八三号) 八
浅野郵便局
の
集配事務開始
に関する
請願
(
成田知巳
君
紹介
)(第三八五号) 九
入江郵便局
の
集配事務存続
に関する
請願
(
佐竹新市
君
紹介
)(第三八六号) 一〇 馬立原
簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
(
山中貞則
君
紹介
)(第五七七 号) 一一 種平
郵便局
の
集配事務開始
に関する
請願
(
飯塚定輔
君
紹介
)(第六〇一号) 一二
神村簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に昇 格の
請願
(
岡本忠雄
君
紹介
)(第六〇二号) 一三
新野
村
簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
(
戸塚九一郎
君
紹介
)(第六九四 号) 一四
勝岡簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に昇 格の
請願
(
瀬戸山三男
君
紹介
)(第七四二 号) 一五
芳野郵便局
の
集配事務開始
に関する
請願
(
吉田安
君
紹介
)(第七九五号) 一六
立野地区
に無
集配特定郵便局設置
の
請願
(
有田喜一
君
紹介
)(第一一三六号) 一七 曾佐村に無
集配特定郵便局設置
の
請願
(
有田喜一
君
紹介
)(第一六七一号) 一八 徳田に
簡易郵便局設置
の
請願
(
山崎猛
君
紹介
)(第一九〇八号) 一九
荒川簡易郵便局
を
特定局
に
昇格
の
請願
(
堀川恭平
君
紹介
)(第一九〇九号) 二〇
富成郵便局
の
集配事務開始
に関する
請願
(
佐藤善一郎
君
紹介
)(第一九一〇号) ―――――――――――――
田中織之進
1
○
田中委員長
ただいまより
郵政委員会
を開会いたします。
郵便振替貯金法
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
といたします。
本案
につきましては、一昨日
質疑
を終了いたしております。 これより
本案
を
討論
に付しますが、
討論
の通告がありますので、順次これを許します。
山花秀雄
君。
山花秀雄
2
○
山花委員
郵便振替貯金法
の一部を
改正
する
法律案
の、この
値上げ
の率は非常に高率でありますが、
普通郵便料金
と異なり、その影響の範囲が限定されていること、及び他の
送金方法
との間に選択の自由があること、また
振替貯金業務
の
独立採算確保
の
立場
から、
赤字解消
のためにやむを得ざるものとして、これを認めるものであります。なお五十億に近い資金が
預金部
で
利用
されておるのであるから、
預金部
からの
利子補給
を、
現行
五分五厘より
引上げ
るよう
努力
を
希望
するとともに、
業務改善等
の
附帯決議
も出るように聞いておりますので、これに
賛成
し、
政府原案
に
賛成
するものであります。
田中織之進
3
○
田中委員長
大高康
君。
大高康
4
○
大高委員
わが党といたしましては、かような
官公事業
に対する
料金
の
値上げ
に対しましては、一面インフレを助長する素因とも相なりますので、原則といたしまして従来
反対
の
立場
をと
つて参
つたものでございます。しかしながら御
説明
によりますと、この
予算
はすでに
予算委員会
において通過を見たのであります。よ
つて
わが党といたしましては、やむを得ずこれに
賛成
の
立場
をとるものでございます。
田中織之進
5
○
田中委員長
吉田賢一
君。
吉田賢一
6
○
吉田
(賢)
委員
私は
日本社会党
を代表いたしまして、この案につきまして
賛成
するものであります。 但し
質疑応答
の経過にかんがみまして、いろいろとこの案につきましては考うべき問題が残されておるのでございます。今、
山花
君並びに
大高
君もお述べになりました一点でありますが、
料金等
の
引上げ
の点は、これは
大衆負担
の
増加
になるということにもかんがみまして、私
ども
は原則的には
反対
なのであります。この種のやはり
特別会計
における
事業
は、
赤字
になるという場合に、その
赤字
を解消するということは、可能な限りみずからの
事業内容
の
検討
に力を入れまして、それによ
つて赤字
を克服して行くということが本来の建前であり、
赤字
が生ずると、たやすく
料金
の
引上げ等
によ
つて
、
国民
の
負担
を増すというような安易な
考え方
を、私
ども
は根絶しなければならぬと思うのであります。そこで本来ならば、この付託された案に一応は
反対
をして、そうして
事業自体
のみずからの
改善
あるいは
事業
の振興、
加入者
の
増加
等々に、さらにさらに多くの手を尽しまして、しかる上、ある期間を経過したときに、さらに振り返
つて
この
料金
の問題を考えるということにしても、決しておそくないというのがわれわれの
考え方
であつたのでございますが、
政府
におきましては
相当
熱意を持
つて
、われわれの
希望
しておるところ、問題としておるところに新しい
努力
を加うるものと信じまして、私はここに
附帯決議
を動議として
提出
いたし、
原案
に
賛成
いたしたいと思うのであります。
附帯決議案
を朗読いたします。
附帯決議
一、
郵便振替貯金業務
の
利用
の
現況
にかんがみ
処理日数
の
短縮
を計る等極力
サービス
の
改善
に努めると共に
周知宣伝
に力を致して
利用
の
増加
を計るよう
企業会計
の
改善
のため
格段
の
努力
を払うこと。
附帯決議
は以上であります。なおこの
理由
に附加しましてさらに申し上げたい点は、
企業経理
、
企業会計
の
改善
をし、
事務
の刷新をはかるという上におきまして、
従業職員
の
待遇
を悪化するというようなことがあ
つて
はいけませんので、そういつたことにつきましてもまた
格段
の
注意
を
払つて
、一層能率の向上と同時に、
待遇
が向上することもともになされる、こういうような線に
一つ
の御
注意
を向けられんことを
希望
してやまんのであります。以上私の
附帯決議
の
理由等
を終ります。
田中織之進
7
○
田中委員長
自由党
、
小林絹治
君。
小林絹治
8
○
小林
(絹)
委員
私は
自由党
を代表いたしまして、この
法案
に
賛成
をいたします。 この
法案
が
提出
されましてから以来の当
委員会
における
質疑応答
によりまして、
政府
の意図されておるところが明らかになりました。こういうよい
法案
はもつと早くお出しに
なつ
た方がいいのじやないかとさえ思うくらいであります。そこでどうか
サービス
の
改善
といいますか、
日数
をもつと短かくて仕事ができるような点について、
政府
がなお御
努力
になりましたら、この
法案
はますます光彩を発揮して、
国民
の
利用度
が増すと思います。簡単に
賛成
の
理由
を申し上げました。
田中織之進
9
○
田中委員長
これにて
討論
は終局いたしました。
郵便振替貯金法
の一部を
改正
する
法律案
について採決いたします。
本案
を
原案
の
通り
可決すべきものと決するに
賛成
の諸君の
起立
を求めます。 〔
総員起立
〕
田中織之進
10
○
田中委員長
起立総員
。よ
つて本案
は
全会一致
、
原案
の
通り
可決すべきものと決しました。 ただいま
吉田賢一
君より、
本案
に対する
附帯決議
の
提案
がなされております。
附帯決議
は 一、
郵便振替貯金業務
の
利用
の
現況
にかんがみ
処理日数
の
短縮
を計る等極力
サービス
の
改善
に努めると共に
周知宣伝
に力を致して
利用
の
増加
を計るよう
企業会計
の
改善
のため
格段
の
努力
を払うこと。 以上であります。この
附帯決議
について採決をいたします。
吉田賢一
君
提案
のごとく、
本案
に
附帯決議
を付するに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
田中織之進
11
○
田中委員長
御
異議
なしと認めます。よ
つて本案
にただいまの
附帯決議
を付することに決しました。 この際
郵政当局
より発言を求められておりますから、これを許します。
飯塚郵政政務次官
。
飯塚定輔
12
○
飯塚政府委員
本
法案
が付託せられて以来の
委員各位
の御審議に対して、心からお礼を申し上げる次第であります。本
附帯決議
の御
趣旨
を体しまして、
郵成当局
といたしましては、極力御期待に沿うように
改善
をして行きたいと思います。ありがとうございました。
田中織之進
13
○
田中委員長
なおお諮りいたします。
本案
に対する
衆議院規則
第八十六条の規定による
報告書
の作成に関しましては、
委員長
に御一任願いたいと思いますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
田中織之進
14
○
田中委員長
御
異議
なしと認めまして、さよう決します。 ―――――――――――――
田中織之進
15
○
田中委員長
次に
郵政行政
につきまして調査を進めます。
行政職員
の
整理
につきましては、すでに
国会
に
定員法改正案
として
提出
されており、
目下内閣委員会
において
審査
中であります。この際
郵政関係
の
行政整理
につきまして、その
概略
の御
説明
を伺いたいと思います。
宮本人事部長
。
宮本武夫
16
○
宮本説明員
今回
国会
に
提案
されました
定員法改正案
につきまして、
郵政省関係
の分につきまして、その
概略
を御
説明
申し上げます。 今回の
定員法
の
改正
によりまして、
郵政省
全体といたしまして、
改正定員
が二十五万二千百十一名と相な
つて
おります。今回の
改正案
によりまして、
郵政省
全体の
整理定員減員数
でありますが、これが六千六百五十五名とな
つて
おります。その
内訳
といたしまして、
一般会計
における
電波関係
の
減員
が二百十七名、
郵政特別会計
、
郵政事業
につきましての
減員
が六千四百三十八名、こういうことに相な
つて
おります。この
整理数
を
現行
の
定員
に比較いたしてみますと、
一般会計
におきましては、
電波関係
の
現行定員
が三千七十七名でございます。これに対しまして先ほど申し上げました二百十七名の
整理定員
でありまして、その
整理率
は七・〇五%に当
つて
おります。
郵政特別会計
におきましては、
現行
の
定員
が二十五万二千百七十八名でありまして、これに対しまして先ほど申し上げました
通り
、
整理定員
が六千四百三十八名でありますから、その
整理率
は二・五五%、こういうことに相な
つて
おる次第であります。
一般会計
は別といたしまして、
郵政事業
にとりまして、ただいま申し上げました
通り
、
定員面
におきまして
整理定員
が六千四百三十八名と
法案
においては相な
つて
おる次第であります。但し二十九年度におきまして、
郵政事業
のいろいろな
事務増
、その他の点かちいたしまして、若干の
増員
が認められておる次第でございます。その
増員数
は、全部合せまして三千五百十一名ということに相な
つて
おります。従いまして
定員面
だけから見ますれば、六千四百三十八名の
減員
に対しまして三千五百十一名の
増員
、
差引純粋
の
減員
と目さるべきものが、
定員面
におきましては約三千名を切れるということに相なる次第でございます。 この
郵政事業
にとりまして、
整理
されます六千四百三十八名というものを、いか各
機関
に割振るかという問題につきましては、
目下省内
におきまして鋭意
検討
中であります。私
ども
の大体の構想といたしましては、この
減員関係
とありますが、大体
現業部門
、本省、
郵政局
あるいは
監察局
というような
管理部門
と申しますか、
非現業部門
におきまして大体千二百名
程度
にしたらどうかということを考えております。従いまして
現業方面
におきましては、六千四百三十八名から千二百名を
差引
ますと、大体五千二百名
程度
ということに相なるわけであります。
現業方面
につきましての五千二百何名という
数字
は、現在の
郵政事業
の
現況
からいたしまして、
相当
めんどうな
数字
でありますが、先ほど申し上げました
通り
、大体三千五百名
程度
の
増員
が一方において認められておる次第であります。かれこれを組み合せまして、
事業
の今後の円滑なる運行を確保いたしたいと考えておる次第であります。 なおこの三千五百名
程度
の
増員
の
内訳
を申し上げますと、
郵便関係
におきましては九百七十五名の
増員
が認められておる次第でございます。これは最近におきますところの
郵便物
の
取扱い数量
の
増加
に伴う
増員
として認められておる次第でございます。
貯金関係
におきましては三百五十名の
増員
で、これは
軍人恩給
の
支給支払い事務
の
増加
に伴う
増員
であります。次に
保険関係
におきましては百名の
増員
で、これは全国に約二十箇所の被
保険者
に対する
福祉施設
としましての
駐在診療所
を設けたい。その新設に伴う
増員
でございます。
委託業務関係
につきましては、一方におきまして四百八十名の
減員
がありました。これに対しまして二千四百名
程度
の
増員
がございます。この四百八十名の
減員
は、二十九年中に
公社
の直轄に移管されまして、これに
伴つて
当然
従業員
も
公社
の方に引継がれるものが四百八十名あります。これは減であります。一方二千三百七十二名、約二千四百名ほどの
増員
があります。これは
電気通信施設
の拡張に伴う
増員
が千二百八十二名でございます。それから次に
断続勤務制
の
廃止
によりまして、
労働基準法
の命ずるところによりまして
増員
をしなければならぬものが千九十名でございます。次に
特定局方面
につきましては、特に
特定局
を増置するに必要な要員といたしまして、一百名の
増員
が認められておる次第でございます。なお
奄美大島
の復帰に伴いまして、約四百名の
定員
が
増加
せらるることにな
つて
おりますが、これは今回の
定員増
三千五百名には入
つて
おりません。以上大体申し上げましたのが、今回の
定員法改正
におきます
郵政省
におきます大体の
概貌
であります。
田中織之進
17
○
田中委員長
本件
についての
質疑
は昨日の
委員会
において、
内閣委員会
との
連合審査会
を申し入れることに決しました。
内閣委員会
の方の
都合
で、来週早々に
連合審査会
が持たれることに連絡がございましたので、その日取りは
公報
をも
つて
お知らせできると思いますが、
連合審査会
において引続き
質疑
を行うことにいたしたいと思います。 ―――――――――――――
田中織之進
18
○
田中委員長
次に、本日の
日程
に上
つて
おりまする
公報
に掲載されております
請願
二十件を
一括議題
といたして、その
審査
に入りたいと思います。
日程
は、
紹介議員
の御
出席
の
都合
もありますので、
委員長
において適宜変更いたしますから、御了承願います。なお
紹介議員
のお見えになりません
請願
につきましては、先例によ
つて専門員
をして朗読いたさせます。
日程
第一、
和田
村に無
集配特定郵便局設置
の
請願
、
請願番号
第三七二号、
紹介議員船越弘
君、
本件
について
説明
を求めます。
船越弘
君。
船越弘
19
○
船越委員
この
請願書
の
趣旨
は、
請願
の冒頭にも書いてありまする
通り
、
相当
の実績を上げておりますので、これをすみやかに無
集配局
にしてもらいたい、こういう意味でございます。
田中織之進
20
○
田中委員長
本件
に対する
政府
の所見を求めます。
飯塚定輔
21
○
飯塚政府委員
和田簡易郵便局
を無
集配
、
特定局
にしてほしいという御
請願
でございますが、これは
設置
の
標準
には大体達しておりまするけれ
ども
、同
簡易郵便局
における
取扱量
がさして多くない
現状
でありますることと、
現行
の
定員等
にかんがみまして、
さつきゆう
に
実現
することは困難のように思われますので、御了承を願います。 なおこの際申し上げておきますけれ
ども
、この
請願
におけるただいま私がこれからお答え申し上げることは
一つ
の
基準
がございますので、その
基準
に従
つて
申し上げるのでありまするから、なお御
質疑等
があれば
担当官
から詳細にお答え申し上げることにいたします。 ―――――――――――――
田中織之進
22
○
田中委員長
次に
請願日程
第二、
青柳地区
に
特定郵便局設置
の
請願
、第三七六号、
紹介議員並木芳雄
君、
山戸専門員
の
説明
を願います。
山戸利生
23
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、東京都北多摩郡
国立
町
青柳地区
約五千の
住民
は、町内の
国立郵便局
へ遠く隔てている上に、交通の便が悪いので、電車やバスを
利用
して
立川市内
まで行かなければならない
状況
であるから、本
地区
に
郵便局
が
設置
されれば
住民
に裨益するところ大であり、これが
設置
のためには用地及び
局舎
その他
所要設備
一切を提供する
計画
である。ついては、
国立
町
青柳
百六十番地に
特定郵便局
を
設置
されたいというのであります。
飯塚定輔
24
○
飯塚政府委員
この
請願
の御
趣旨
は第十八回
国会
において、
紹介議員
である
並木
さんから
質問主意書
の
提出
があつたのであります。また今回の申請の趣もよくわか
つて
おりますけれ
ども
、
利用予定人口
が少く、また先ほ
ども
申し上げましたが
定員事情等
からかんがみまして、
さつきゆう
の
実現
が困難であると思われますので、御了承願います。 ―――――――――――――
田中織之進
25
○
田中委員長
日程
第三、
郡山亀田郵便局復活
に関する
請願
、第三七七号、
紹介議員助川良平
君、
専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
26
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、福島県
郡山
市の
郡山亀田郵便局
は今回
廃止
されたが、同局の
利用者
は
市内成山北町
、大槻町の一部及び富田村の各
地域
と
関係官公署
、学校、
保安隊
、
病院等
六百
余世帯
、四千余名に達し、これが
廃止
による公私の不利不便はきわめて大である。ついては、
郡山亀田郵便局
を復活されたいというのであります。
飯塚定輔
27
○
飯塚政府委員
この
郡山亀田郵便局
は、
昭和
二十八年十二月十日
郡山
市
菜根屋敷
に移転し、同時にその
局名
も
郡山菜根郵便局
と称しておりますが、これは
郡山
市における
郵便局
の
配置状況
、及びその
発展状況
にかんがみまして、
利用者
の少いその
地域
から、最近
都市計画
の実施により、
発展
の著しい
菜根屋敷地区
に移転したものでございます。
郵便局
の増置の困難な現在の
事情下
においては、やむを得ない措置であり、
移転跡
にさらに
郵便局
を
設置
することは、
利用予定人口
が少いため、
設置標準
に達しないのでございます。この
復活要求
の
実現
は困難と思われますから御了承願います。 ―――――――――――――
田中織之進
28
○
田中委員長
日程
第四、
犬川簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
、第三八〇号、
紹介議員牧野寛索
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
29
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、山形県東置賜郡
犬川
村は
犬川米
の産地として名があり、近時は養鶏、緬羊も
発展
し、これが
加工工場
の
設置
を見るに至
つて
おり、また
酒造場
、
しようゆ工場
を有するほかに、
犬川
駅
付近
においては石油の試掘を試みられ、かかる
発展途上
の村勢にあ
つて
、現在の
簡易郵便局
では
利用価値
が著しく少く、
村民
は不便にたえない
実情
にある。ついては、
犬川簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
されたいというのであります。
飯塚定輔
30
○
飯塚政府委員
この
犬川簡易郵便局
を無
集配特定局
にすることは、現在の
状況
としては
利用予定人口
が少く、
設置標準
にも実は達しておらないのであります。
従つて該局
における
取扱い数量
も少いので、
実現
は困難と思われますが、ただいまの御
説明
にもありましたような
利用度数
の
増加
によ
つて
は、将来は考えられることと思います。 ―――――――――――――
田中織之進
31
○
田中委員長
日程
第五、
鷲沢簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
、第三八一号、
紹介議員庄司一郎
君、これについて
説明
を求めます。
山戸利生
32
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、宮城県栗原郡
鶯沢
町は従来細
倉郵便局
を有していたが、
昭和
二十六年本町の実態を考察され、
市外地
の南郷に
鶯沢簡易郵便局
の
設置
をみたが、
該局
の周辺には役場、農協、駅、
商店等
が並び、もはや
簡易郵便局
ではあらゆる点から不便にして、
関係町民
六千余はこれが
昇格
を熱望している。ついては、
鶯沢簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
されたいというのであります。
飯塚定輔
33
○
飯塚政府委員
鶯沢簡易郵便局
を無
集配特定局
にすることは、その
設置
の
標準
から見ると、その
標準
には達しておりますけれ
ども
、この
簡易郵便局
の
事務
の
取扱量
が少いので、
現下
の
定員事情等
にかんがみまして、
実現
が困難と思われます。 ―――――――――――――
田中織之進
34
○
田中委員長
日程
第六、
新野
村
簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
、第三八二号、
紹介議員戸塚九一郎
君。それから
日程
第十三は同一
趣旨
の
請願
でございますし、また
紹介議員
も同一で、何か
事務
的な誤りだと思いますけれ
ども
、
日程
に上
つて
おりますので、
日程
第六と
日程
第十三は一括して
議題
にし、その
説明
を求めます。
山戸利生
35
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、静岡県小笠郡
新野
村は戸数四百三十二、
人口
二千六百余を有し、農林産並びにその
加工業
が
発展
しているため、
生産販売
には
郵便通信機関
の
利用
ますます増大しており、現在の
簡易郵便局
にては
隣接町村
の局に三キロないし六キロを往復せざるを得ない用件がしばしばある
実情
で、
村民
は
局舎
その他一切を提供してもその
昇格
を熱望している。ついては、
新野
村
簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
されたいというのであります。
飯塚定輔
36
○
飯塚政府委員
請願
の御
趣旨
はよくわかりますけれ
ども
、この
簡易郵便局
を無
集配特定局
にすることは、その
設置標準
にほぼ達するような
事情
にありますけれ
ども
、この
簡易郵便局
における
取扱量
が少いので、
現下
の
定員事情等
からかんがみまして、
さつきゆう
に
実現
することは困難と思われます。 ―――――――――――――
田中織之進
37
○
田中委員長
日程
第七、
豊中郵便局舎新築
に関する
請願
、第三八三号、
紹介議員原田憲
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
38
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、大阪村
豊中
市の
豊中郵便局舎
はすでに二十今年も経ており、飛躍した
豊中市勢
の伸張に著しい立遅れをしているのと、位置が市域の変更で適切でないため、さきに
郵政省
の
希望
によりこれが
敷地
として
本市中央部
の
市有地
七百五十坪を譲渡し、その際に新
局舎
の
建築
は二十八年度に施行することを条件の
一つ
としてあるが、その後今日に至るも
予算
の
関係
上着工に至
つて
いない。ついては、二十九年度
予算
には
該局舎建築費
を計上し、すみやかに移転
新築
されたいというのであります。
飯塚定輔
39
○
飯塚政府委員
豊中郵便局舎
は腐朽、狭隘かつ構造不良でありますために、
新築
の必要が認められ、その土地は二十七年度に
実行予算
で買い取
つて
おりますけれ
ども
、
現下
の
予算事情
にかんがみまして、二十九年度の
予算
に計上することは困難でございます。従いまして三十年度以降に、なるべく早い機会に新営するように
努力
いたしたいと思います。
田中織之進
40
○
田中委員長
本件
については、
請願
の
趣旨
の中に、
敷地提供
の際に、二十八年度に
新築
するという
郵政省側
との
約束
があるやの
請願
の
趣旨
にな
つて
おるのですが、その点はいかがですか。
松井一郎
41
○
松井
(一)
政府委員
私
ども敷地買収
についての際に、はつきりしたそういう
約束
はもとよりいたしておりません。ただ向う側としては、できるだけ早く出してくれという
希望
はもちろんあつたようでございます。 ―――――――――――――
田中織之進
42
○
田中委員長
次に
日程
第八、
浅野郵便局
の
集配事務開始
に関する
請願
、第三八五号、
紹介議員成田知巳
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
43
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、
香川
県
香川
郡
浅野
村は、西に大
野村
、南に
川東
村にそれぞれ隣接し、
国道高松脇
町線によ
つて
結ばれ、現在
三村合併
の機運が濃厚となり、近くこれが
準備委員会
が発足しようとしているが、大
野村
は遠く
一宮郵便局
に、また
川東
村もはるかに香東川を隔てた
由佐郵便局
に所管され、ひとしく不便を忍んでいる。ついては、これら三箇村の中心にある
浅野郵便局
に
集配事務
を開始されたいというのであります。
飯塚定輔
44
○
飯塚政府委員
浅野郵便局
に
集配事務
を開始しますれば、
現状
のままでは
関係局
の仏生山及び
一宮局
が
施設標準
に達しなくなるばかりでなく、
相当
の経費の増額をも要するので、実施困難でございます。なお
付近町村
の
合併状況等
も考え、将来
計画
上の考慮をいたしております。
田中織之進
45
○
田中委員長
本件
については
請願
が
提案
せられる以前に、
紹介議員
より
当局
にも
委員長
と一緒に陳情したことがあるわけですが、
三村合併
が
実現
したときに、現在
付近
の
集配事務
をや
つて
おる
関係
を調整して、
浅野
局に
集配事務
を開始することの方が適当である旨、その当時の答弁があつた
関係
もあるわけですが、特に
三村合併
が最近
実現
するようでありますから、その上で適当な考慮をひとつ願いたいと思います。
飯塚定輔
46
○
飯塚政府委員
合併
後の問題につきましては、ただいまお答えした
通り
、将来
計画
の上に考慮をしておるのでありますから、
事務
当局
とも相談して御期待に沿うようにいたしたいと思います。 ―――――――――――――
田中織之進
47
○
田中委員長
次に
日程
第九、
入江郵便局
の
集配事務存続
に関する
請願
、第三八六号、
紹介議員
佐竹新市
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
48
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、広島県高田郡
吉田
町の
入江郵便局
は開設以来八十年間、郵政業務を円滑に遂行しつつ
住民
の福祉に寄与してきたところ、今般町村
合併
に伴い特別の場合を除き、一行政区域内に二局以上の
集配
取扱局の存置は許されないゆえをも
つて
、該
郵便局
の
集配
関係
事務
を
廃止
する機運あるやに聞くが、管内の地理的条件、隣接局との距離、交通及び経済的諸
事情
からその存続は絶対に必要と認められる。ついては、
入江郵便局
の
集配事務
を存続されたいというのであります。
飯塚定輔
49
○
飯塚政府委員
広島県の旧高
野村
が
吉田
町に編入されて以来、
郵便物
区分上
相当
不便が生じておるので、入江局の
集配事務
を
廃止
して、旧高
野村
の郵便を
吉田
局区内に統合するとともに、刈田局に
集配事務
を開始して、郵便区と行政区の一致をはかることが望ましいのであるが、該
郵便局
の
集配事務開始
は
施設標準
に達しない上、現在附近町村間に
合併
の機運が強いので、さしむき
現状
通り
として、町村
合併
が決定した後において、
実情
に即するように
集配
施設を調整する必要があると認めております。 ―――――――――――――
田中織之進
50
○
田中委員長
日程
第十、馬立原
簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
、第五七七号、
紹介議員
山中貞則
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
51
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、鹿児島県囎唹郡財部町は、南北の
地域
が通信施設に恵まれず、現在馬立原
簡易郵便局
が
設置
されているが、取扱
事務
の範囲が限定されているため、
地域
関係
住民
はきわめて不便をこうむ
つて
いる。ついては、馬立原
簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
されたいというのであります。
飯塚定輔
52
○
飯塚政府委員
この馬立原
簡易郵便局
と無
集配特定郵便局
に
昇格
することは、
設置標準
には達しておりますが、
該局
における
取扱量
がさして多くないので、
現下
の
定員
事情
より、
さつきゆう
の
実現
は困難と思われますけれ
ども
、将来は考えられる局だと思
つて
おります。 ―――――――――――――
田中織之進
53
○
田中委員長
日程
第十一、種平
郵便局
の
集配事務開始
に関する
請願
、第六〇一号、
紹介議員
飯塚定輔
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
54
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、秋田県河辺郡種平村はバスによる交通の便と電話、電信の便が開けておりながら、本村地内の種平
郵便局
が無
集配
郵便局
なるため、十二キロも離れた川添
郵便局
より一日一回の配達を受けるありさまで、
村民
は毎日一日遅れの新聞を読んでおり、
村民
の不利不便は大である。ついては、種平
郵便局
に
集配事務
を開始されたいというのであります。
松井一郎
55
○
松井
(一)
政府委員
種平局に
集配事務
を開始しますと、なるほど
郵便物
の速達上若干効果があるようでありますが、ただこれを開始いたしましても、きわめて小さな
集配局
になりまして、現在私たちの考えておる
集配事務開始
の
基準
にははるかに及ばないというような
実情
でございますので、ちよつと実施は困難ではないかと思
つて
おります。 ―――――――――――――
田中織之進
56
○
田中委員長
日程
第十二、
神村簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
の
請願
、第六〇二号、
紹介議員
岡本忠雄
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
57
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、広島県沼隈郡神村は畳表、木履の産地として全国的に知られ、繊維及びベークライト工場等も加え、大小多数の工場を有する工業地として
発展
し、町村
合併
による市制施行も目前に迫
つて
いるが、本村地内の
郵便局
は
簡易郵便局
なため、取引上多い通信、金融には水越局等の二ないし三キロも隔てる隣接局を
利用
しなくてはならないので、きわめて不便をしている。ついては、
神村簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
されたいというのであります。
飯塚定輔
58
○
飯塚政府委員
この
神村簡易郵便局
を無
集配特定郵便局
に
昇格
させることは、
利用予定人口
も少く、
設置標準
に達しておりませず、
取扱い数量
も少いので、
現下
の
定員
事情
にかんがみまして
実現
が困難と思われております。 ―――――――――――――
田中織之進
59
○
田中委員長
日程
第十四、
勝岡簡易郵便局
を無
集配
持定
郵便局
に
昇格
の
請願
、第七四二号、
紹介議員
瀬戸山三男
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
60
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、宮崎県北諸県郡三股町
勝岡簡易郵便局
は開設以来
事務
量とみに激増し、
昭和
二十七年度取扱数は一万六千四十二口に達し、県下の
簡易郵便局
中において首位を占め、無
集配特定局
に比較するときはその数七十一局中十二、三番目に位し、町内の宮村、長田各
特定局
を上まわ
つて
いるが、その取扱い
事務
に簡易局としての制限があり、町民は三キロないし四キロを往復して納税する等きわめて不便をしている。ついては、
勝岡簡易郵便局
を無
集配特定局
に
昇格
されたいというのであります。
松井一郎
61
○
松井
(一)
政府委員
勝岡簡易郵便局
を、無
集配特定局
にするということは、先ほどの陳情の
趣旨
にもありましたように、一応私
ども
としての
設置標準
には達しておるのでありますが、なお同じような
簡易郵便局
で、他にもつとはるかに必要の多いところがありますので、現在の
定員
事情
では、
さつきゆう
な
実現
は困難かと思われます。 ―――――――――――――
田中織之進
62
○
田中委員長
日程
第十五、
芳野郵便局
の
集配事務開始
に関する
請願
、第七九五号、
紹介議員
吉田安
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
63
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、熊本県飽託郡芳
野村
は戸数五百七十七戸を有する農村で、果実園芸の発達著しく、
村民
の文化的生活も向上しているが、
芳野郵便局
は無
集配局
として
設置
以来十五年、業務は年々繁忙の度を加え、ことに貯金業務は表彰されること数回に及び、二十三年度には電話の交換機も
設置
されているが、無
集配局
のため
郵便物
は隣接の熊本市に三日も要する
状況
で、
村民
はきわめて不便をしている。ついては、
芳野郵便局
の
集配事務
を開始されたいというのであります。
飯塚定輔
64
○
飯塚政府委員
芳野郵便局
に
集配事務
を開始しますれば、
郵便物
の速達上多少の効果がありますけれ
ども
、
設置
の
標準
に達しておりませんので、また
定員
の
増員
を要することになりますので、さしむき、その
実現
が困難であるように考えます。 ―――――――――――――
田中織之進
65
○
田中委員長
日程
第十六、
立野地区
に無
集配特定郵便局設置
の
請願
、第一一三六号、
紹介議員
有田喜一
君、これについて
説明
を求めます。
山戸利生
66
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、豊岡市は兵庫県北部唯一の都市として商勢とみに
発展
しているが、同市東部の立野三江
地区
と旧新田の一部には
郵便局
の
設置
がないため、
住民
の不利不便は多大である。ついては、豊橋市
立野地区
に無
集配特定郵便局
を
設置
されたいというのであります。
飯塚定輔
67
○
飯塚政府委員
立野地区
に無
集配特定局
を
設置
することは、もより局にも近く、
利用予定人口
も少いので、
設置標準
に達しておらないのであります。さらに
現下
の
定員事情等
にかんがみまして、
さつきゆう
の
実現
は困難と思われます。 ―――――――――――――
田中織之進
68
○
田中委員長
日程
第十七、曾佐村に無
集配特定郵便局設置
の
請願
、第一六七一号、
紹介議員
有田喜一
君、
山戸専門員
の
説明
を求めます。
山戸利生
69
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、兵庫県飾磨郡曾佐村は姫路市の西方に隣接して戸数六百を数え、中央にそびえる書写山には円教寺を初め数種の国宝を有し、播磨平野と瀬戸内海を一望に収める風光は古来より知られるため、阪神方面からの観光客も著しい数に上
つて
いるが、しかるに本村並びに東隣姫路市安産
地区
には
郵便局
がなく、また北隣の置塩村にはようやく戦後に
設置
を見たものの、地勢狭長のため南部の
住民
には
利用価値
が少なく、
関係
住民
及び観光客はきわめて不便をしている。ついては、曾佐村に無
集配特定郵便局
を
設置
されたいというのであります。
飯塚定輔
70
○
飯塚政府委員
設置
予定地を曾佐村大字曾佐とするときは、
設置
の
標準
には達しておりますけれ
ども
、
現下
の
定員事情等
にかんがみまして、
さつきゆう
の
実現
は困難と思われますけれ
ども
、郵便の窓口
機関
を
利用
するという面から見て不便だと思われますので、
簡易郵便局
ならば、将来考慮いたしております。 ―――――――――――――
田中織之進
71
○
田中委員長
日程
第十八、徳田に
簡易郵便局設置
の
請願
、第一九〇八号、
紹介議員
山崎猛
君、
山戸専門員
の
説明
を願います。
山戸利生
72
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、茨城県久慈郡小里村は県の最北端に位する山間僻地で、村内の部落間には山岳地帯が多く、村内大字大中に
郵便局
が
設置
されているが、その日に通信の便を得られるのはほんの小部落で、大字徳田、里川等は一里半ないし四里も
郵便局
から離れ、預金、通信、急用等にはとまりがけで用を足す状態で、その不便と苦労は多大である。ついては、小里村大字徳田に
簡易郵便局
を
設置
されたいというのであります。
飯塚定輔
73
○
飯塚政府委員
設置
予定地を小里村大字徳田とするときは、
設置標準
にも達し、窓口
機関
利用
上の不便も認められますので、将来
設置
方を考慮いたしております。 ―――――――――――――
田中織之進
74
○
田中委員長
日程
第十九、
荒川簡易郵便局
を
特定局
に
昇格
の
請願
、第一九〇九号、
紹介議員
堀川恭平
君、これについて
説明
を求めます。
山戸利生
75
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、兵庫県姫路市荒川
地区
は
人口
一万を数えるも、本地内の
荒川簡易郵便局
が
簡易郵便局
であるため、税金、積立貯金及び電信電話等の
事務
を取り扱われず、
関係
住民
は納税等のため貴重な時間と費用をかけて遠方に行く状態で、きわめてその不利不便は多大である。ついては、
荒川簡易郵便局
を
特定局
に
昇格
されたいというのであります。
飯塚定輔
76
○
飯塚政府委員
荒川簡易郵便局
を無
集配特定局
にすることは、
設置標準
には達しておりまするが、その
簡易郵便局
における
取扱量
が少いので、
現下
の
定員事情等
にかんがみまして、
さつきゆう
の
実現
は困難と思われます。 ―――――――――――――
田中織之進
77
○
田中委員長
日程
第二十、
富成郵便局
の
集配事務開始
に関する
請願
、第一九一〇号、
紹介議員
佐藤善一郎
君、これの
説明
を求めます。
山戸利生
78
○
山戸専門員
本
請願
の
要旨
は、福島県伊達郡富成村は近時果実生産地として全国に優位を占め、通信の
利用
も激増しているが、村内の
富成郵便局
が無
集配局
であるため、
集配事務
を取扱わず、二里も離れた保原
郵便局
を
利用
するので、生果の取引上
関係
住民
の不利不便は多大である。ついては、
富成郵便局
に
集配事務
を開始されたいというのであります。
飯塚定輔
79
○
飯塚政府委員
富成局に
集配事務
を開始いたしますれば、
郵便物
の速達上並びに現受持局である保原局の
集配
難救済上、多少効果はありまするが、
施設標準
にも達しておりませんので、さしむき実施が困難であると思われます。なお町村
合併
等の
状況
等をも見た上で、将来
計画
上の参考といたしております。
田中織之進
80
○
田中委員長
以上で本日の
公報
に掲載されました
請願
二十件について、
請願
の
趣旨
説明
及びこれに対する
政府
の所見を伺つたのでありますが、いずれも実施困難の
理由
といたしましては、
定員
関係
の
事情
等が各案件について述べられておりますので、この点は別途
定員法改正
法案
も出ておりますので、その審議等とにらみ合せまして、
本件
に対する是非については、あらためて
審査
することにいたしまして、本日はこの
程度
で散会いたします。 午後零時二十一分散会 ――――◇―――――