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1954-03-03 第19回国会 衆議院 地方行政委員会 第21号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十九年三月三日(水曜日) 午後二時二十三分
開議
出席委員
委員長
中井
一夫君
理事
加藤
精三君
理事
佐藤 親弘君
理事
灘尾
弘吉君
理事
吉田 重延君
理事
藤田 義光君
理事
西村 力弥君
理事
門司
亮君 生田 宏一君 尾関 義一君 山本 友一君
鈴木
幹雄君 床次 徳二君 橋本 清吉君 阿部
五郎
君 石村 英雄君 北山
愛郎
君
伊瀬幸太郎
君
大石ヨシエ
君 大矢 省三君
中井徳次郎
君 松永 東君
出席政府委員
自治政務次官
青木
正君
自治庁次長
鈴木
俊一君
総理府事務官
(
自治庁財政部
長) 後藤 博君
委員外
の
出席者
専 門 員 有松 昇君 専 門 員 長橋 茂男君
—————————————
三月二日
都市警察存置
に関する
請願
(
只野直三郎
君紹 介)(第二六五六号)
警察制度改正
に関する
請願
(
只野直三郎
君紹 介)(第二六五七号) 同(
只野直三郎
君
紹介
)(第二六五八号)
乗合自動車税軽減
に関する
請願
(
山口丈太郎
君
紹介
)(第二六五九号) 同(
濱田幸雄
君
紹介
)(第二六六〇号) 同(
岡田五郎
君
紹介
)(第二六六一号) 同(
平野三郎
君
紹介
)(第二七四五号)
乗合自動車事業税
の
外形標準課税廃止
に関する
請願
(
山口丈太郎
君
紹介
)(第二六六二号) 同(
濱田幸雄
君
紹介
)(第二六六三号) 同(
岡田五郎
君
紹介
)(第二六六四号) 同(
平野三郎
君
紹介
)(第二七四四号)
賞業用トラック
に対する
自動車税軽減
に関する
請願
(
廣瀬正雄
君
紹介
)(第二六六五号) 同(
高木松吉
君
紹介
)(第二七四二号)
すし業者
に対する
遊興飲食税
の
免税点設定
に関 する
請願
(
大石ヨシエ
君
紹介
)(第二六六七 号)
遊興飲食税撤廃
に関する
請願
(
大石ヨシエ
君紹 介)(第二六六八号)
町村合併
に関する
請願
(
大石ヨシエ
君
紹介
) (第二六六九号)
雇よう員退職年金立法化
に関する
請願
(
青野武
一君
紹介
)(第二七一五号)
自動車税引上げ反対
に関する
請願
(
徳安實藏
君
紹介
)(第二七四一号)
貨物自動車運送事業
に対する
事業税
の
外形標準
課税廃止
に関する
請願
(
高木松吉
君
紹介
)(第 二七四三号) の
審査
を本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した事件
連合審査会開会
に関する件
昭和
二十九年度
地方財政計画
に関する件
—————————————
中井一夫
1
○
中井委員長
これより
会議
を開きます。 この際お諮りをいたしたいことがございます。すなわち目下
審査
中の
警察法案
及び同
整理法案
の両案について、
法務委員会
より
連合審査
を開きたい旨の申出がありました。同
委員会
と
連合審査会
を開催するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」、「異議あり」と呼ぶ者あり〕
中井一夫
2
○
中井委員長
それでは
加藤
君。
加藤精三
3
○
加藤
(精)
委員
この問題につきましては、事重大でございますので、
理事会
でおきめいただくように、従来の慣行に
従つて
や
つて
いただきます。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
中井一夫
4
○
中井委員長
初めの
申合せ
によりまして、
理事会
においては、
連合審査会
は二日間を予定されておるのであります。
従つて
当然開かれるものとしての御
決定
でありますから、ここでおきめいただいてさしつかえないものと思いますが、いかがなものでございましようか。
加藤精三
5
○
加藤
(精)
委員
前言を取消します。
中井一夫
6
○
中井委員長
了承いたしましたよ
つて提議
なしと
決定
されたものと認めます。 なお
開会
の
日時等
につきましては、本
委員会
と
法務委員会
との都合を打合わす必要がありますので、
法務委員長
と協議の上、公報をも
つて
御通知申し上げることにいたします。
—————————————
中井一夫
7
○
中井委員長
開会
前の
理事会
の
決定
に基きまして、まず
昭和
二十九年度
予算
に対するいわゆる三派
修正
による
地方財政
に及ぼす
影響
について、
政府当局
より
説明
を、聴取することにいたします。
鈴木次長
。
鈴木俊一
8
○
鈴木
(俊)
政府委員
今回の三党の
修正案
によりまして、
地方
の
財政
にどういう
影響
を及ぼすかという
お尋ね
でございます。 昨日来いろいろ精査いたしましたところによりますと、二十八億の
地方負担
を新しく生ずる、こういうことになりますので、既存の
地方財政計画
との間に調整をはかりまして、結局するところ、四億一千二百五十一万円の
地方
の純
負担増加
を生ずるということにな
つて
おるのであります。その
内容
を申し上げますと、
保健婦
の
設置補助
につきましては、
神助率
を四分の二から三分の一に
引上げ
ることにな
つて
おりますので、その
関係
で
地方負担
が四千二百六十一万円減ずるのであります。また直営の
診療所整備補助金
の
関係
で
地方
に五億の新しい
負担
を生じます。
保健所
の
補助金
につきましては、これにも
補助率
を
引上げ
ることにいたしましたので、四億三千九百八十七万円の
地方負担
の減を生ずるのであります。 それから
簡易水道
の
施設費
の
補助
につきましては、四億円新しく
補助金
を計上することにな
つて
おるわけでございますが、その中の二億円につきましては、要するに
補助
に見合います
負担分
を
自己財源
でまかなうことかできまするような
団体
に
補助
するということにいたしまして、残りの一億を一般的に従来ございます四億のものと合せまして、六億を
簡易水道
の
施設費補助
として交付する、こういうことでありまするので、四億計上されておりますが、実質上
地方
に
負担
の生じますのに、その中の二億分ということに相なります。
従つて
これはその四分の一
補助
でございますから、三倍の六倍、
地方負担
が新しく生ずることになるわけであります。 それから
生活保護費
でありますが、これは八割の
国庫負担
でありますから二割の
地方負担
を生じ、一億二千五百万円の
地方負担
を生する。 それから
農林関係
の
経費
につきましては、これを
団体営
でも
つて
主として行うということにな
つて
おりますので、多くは
地方団体
の
負担
を伴わないのでございますが、その中で
防災事業
、これは
ため池等
でございますが、この
防災事業
の一億円の
補助予算
に対しまして、従来の例から申しまして、四千万
程度
の
地方負担
を生ずる。 それから
干拓事業
でございますが、これも
地方団体
に対する
補助干拓
の分は比較的少いのでございまして、その
関係
で三千万の
補助
を生ずる。 それから
蚕糸業
の
振興費
、これは
技術品貝
の
設置補助
でございますが、この
関係
が五千万
地方
に
負担
を生じます。
生活改革普及事業費補助
も、同様に
地方
に半分の五千万の
補助
を生ずるのであります。 次に、
文部関係
の
修正
に伴う分でございますが、これは
危険校舎
の
復旧費
が六億新しく計上せられるわけでございますが、これは
地方
の
単独事業
として現在
財政
計脳上ありますものを
補助事業
に振りかえることにいたすわけであります。そういう
関係
で、
補助金
の六億とそれに見合います
地方負担分
十二億の
起債
がここで浮いて来るわけでありまして、その
関係
の減を六億と見ておるわけであります。 それから
僻地教育
の
施設充備費
でありますが、これは従来なかつた、新しく今度計上されるものでございますが、これは二分の一
負担
で、
従つて地方
に二分の一の
負担
を生ずることになるわけであります。 以上合計いたしますと、結局いたしますところ、差出いたしますので四億一千三百五十一万円の
地方
純
負担
の
増加
ということに相なる次第であります。
門司亮
9
○
門司委員
今
説明
を聞いてわれわれメモしただけでありますが、
自治庁
は何か
資料
として出せるようなものはできておりませんか。
鈴木俊一
10
○
鈴木
(俊)
政府委員
はなはだ恐縮でございますが、ただいますでに印刷できたものとしては、実はこの三党の
修正案
を私
ども
ただいま拝見をしたわけでございまして、昨日までの非公式の
資料
でいろいろと
積算
はしておりましたが、またお配りするだけのものができていないのであります。
門司亮
11
○
門司委員
そういたしますと、いろいろ出入りはありましても、四億ばかりのものではありますが、結局
地方財政計画
についてこれだけのものは何とかしなければならないということになる。そこで
財政計画
の上からこの
影響
かどういう形で現われて来るかということでありますが、この
財政計画
の上から見て、今
指摘
されました
部分
は
地方
の
自治体
にと
つて
はきわめて重要な問題でございまして、そしてこれは
費用
わずかに四億一千万円
程度
でございますが、かなり大きな部面に
影響
を持
つて
来る。これは主として
社会保障制度
の
関係
を持
つて
おるのであります。
従つて
大きな
公共事業
その他でありますなら全体の九十六百億というような
地方財政
の規模の中から見れば大したものではないと思いますか、問題がこういうふうに直接
地方
の
住民
と直結する問題であるだけに、額が小さいからとい
つて
、これをそのまま放任しておくわけには行かぬとと思う。
従つて自治庁
はこれを埋め合せることのためにどういうお
考え
かあるか、もし
考え方
かあるとすればそれを伺
つて
おきたいと思います。
鈴木俊一
12
○
鈴木
(俊)
政府委員
新しく純
負担
の
増加
になります四億一千二百五十一万円につきましては、今回の御
修正
になります
経費
は
社会保障
あるいは
文教関係
あるいは
農林関係
の
経費
で、いずれも枢要な
経費
であるわけでございますが、いずれもいわゆる
適債事業
と申しますか、
起債
をも
つて
処理いたすべき
事業経費
の増でございますので、大体これは
政府資金
の
増加
、要するに
起債額
のこの四億一千二百五十一万円の
増加
をも
つて処置
をいたしたいと
考え
ておるわけでございます。
門司亮
13
○
門司委員
起債
でという
お話
でありますが、
起債
という問題にな
つて
参れますと、非常に問題が公平化さない
危険性
が出て来るのではないかと私は思う。こういう
診療所
であるとか、あるいはその他の
簡易水道
であるとかいうようないろいろな問題については、
先ほど
から申し上げておりますように、きわめて
住民
に密接な
関係
を持
つて
おりますものだけに、たといそれが
富裕府県
でありましても、あるいは貧弱な
府県
でありましても市町村であ
つて
も、これらの
事業
はおろそかにするわけには行かない
一つ
の形を持
つて
おります。
従つて起債
でやるということにな
つて
参りますと、
起債
の得られるところはあるいは
起債
で済むかもしれませんが、
起債
の得られないところは、これがやはり
地方財政
の純
増加
にな
つて
現われて来るというふうに
考え
なければならぬ。
地方
の
公共団体
は、
今ちようど予算
の審議中であります。おそらく先月末に
予算
を出しておるか、あるいは今月今ごろ大体二十九年度の
予算
を
編成
し、おるかという時期だと私は思う。
従つて
この額は小さくても、そういう
影響
を持
つて
おるところである。何時にこれはほとんどやめようと
言つて
もやめることのできないような仕草にな
つて
おることは
御存じ
の
通り
であります。
従つて起債
だけでは済まされないと私は
考え
ておりますが、
起債
のできない
富裕府県等
に対する
処置
は一体お
考え
にな
つて
いるのか、それともこれだけのものは全部
予算編成
に伴う
負担増
であるからということで、
政府
は全額これを
起債
で、どこの
府県
でもこれだけを認めるというふうにお
考え
にな
つて
いるのか、その辺をもう一度伺
つて
おきたい。
鈴木俊一
14
○
鈴木
(俊)
政府委員
今回の
修正
の中で
起債
をも
つて
処刑できません
経費
と申しますのは、結局
生活保護費
の増でございますとか、あるいは
人件費
の増をくんでおります
蚕糸業
の
振興費
あるいは
生活改善普及事業費補助
といつたようなものでございますが、これを合せまして三億二千五百万円というわけでございます。これは要するに
一般財源
をも
つて
充当いたすべきものでございますが、一方
保健所
の
補助金
のごときにおきましては四億三千九百八十七万五千円の減を生ずるのであります。これは
補助率
の
引上げ
によ
つて
かようなことになりますので、
従つて一般財源
の方でそれだけ浮いて参りますから、今の生温
保護費等
につきまして特に
一般財源
をふやしませんでも、
振りかわり
によ
つて処置
ができるというふうに
考え
るのであります。 なお
お尋ね
の
富裕団体等
については
起債
が行かないが、それでも始末がつくかという
お尋ね
でございますが、その点も
処置
ができるものと
考え
ておる次第でございます。
門司亮
15
○
門司委員
まあ処理ができるといえばできるのであ
つて
、これは一向われわれにははつきりした根拠はないのでございますが、問題は
先ほど
から言われておりますように、この前示された今度の
財政計画
をずつと見て参りますと、私は
自活庁
に十分の質問をしておりませんが、
財政計画
を立てられる場合に、どうしても欠くことのできない
社会保障費
が大
部分
でございますが、
社会保障費
のようなものについては、今度の三派
修正
によ
つて
たとい四億
幾ら
でもこれが削られて、そうしてそれだけが
地方
の
増加
になるということ、これについては取扱いの上において私は非常に大きな問題があると思う。少くとも
地方
の
財政
を
考え
て来るなら、もし私
ども
は
財政
を詰めて行く必要があるなら、他の方面にやはり
財政
を詰める
考え方
がなかつたのかどうか、四億
幾ら
とい
つて
おるが、
先ほど
から何度も申し上げておりますように、直接こういう
庶民階級
に
関係
のあるものを詰めなければならなかつたという
一つ
の
事情
については、これは
鈴木
さんは三党の
責任者
でありませんから、そこまではおわかりにならぬと思いますが、
自治庁
としてはこれに対してどういう
処置
をお
考え
に
なつ
たのか、今聞いてみますと、どうも今
資料
をもらつたばかりではつきりしたことはわからないのですが、
青木次官
が来られたからお聞きしてもよいと思う。三
党修正
に対して
地方財政
にこれだけの
しわ寄せ
がされることがわか
つて
お
つて
、
新聞
の報ずるところによると、大体四、五十億
しわ寄せ
がされるはずであつたが、
大蔵省
があわててそんなことをされると
地方財政
がたいへんだというので、ここまで詰めて来たということか
新聞
に書いてある。事実そうだとすると、私は
自治庁
はこの問題について、きわめて不熱心じやなかつたかと思う。
従つて
こういう三派
協定
によ
つて地方財政
に
しわ寄せ
がされて来ておるということに対して、
自治庁
は一体どういう
態度
をとられたか。幸い
次官
がおいでになりましたから、
次官
がお知りにな
つて
おるならば、その辺の
事情
を聞かしておいていただきたいと思います。
鈴木俊一
16
○
鈴木
(俊)
政府委員
先ほど
からの御質疑の経緯がございますので、私からずつと先に事務的に申し上げさしていただきますが、今回の
修正案
につきましては、
自治庁
も非公式にいろいろと
資料
に頂戴をいたしまして、昨日の朝以来
大蔵省
ともまた
関係
の当の
方々
とも
お話
を申し上げたわけでございますが、この
修正
の御
趣旨
が
自治庁
といたしましては、どうも明らかでございませんので、ただここに計上されております額に見合いまする、たとえば三分の一の
補助
あるいは四分の一の
補助
がそれだけふえるということになりますと、それに
見合つて地方
の
負担
が当然に三分の一
補助
の場合には三分の二の
負担
がふえる、四分の一の場合には四分の三の
負担
がふえるということで、そういうふうに
積算
をして参りますとこれは相当の額になるのでございます。従来の方式でいろいろや
つて
参りますと、四十億から五十数億にもなるような
計算
に
なつ
たのでございますか、いろいろ
数字
を
確め
てみますと、そういう
趣旨
ではない、たとえば
農林関係
の分は
地方団体
がやるのではなくて、組合、要するに
団体
が主体であるから、ほとんどこれが
地方負担
がないというようなことになりまして、その
関係
で十三億ないし十四億というものが
地方負担
はなくなるといつたようなこともございまして、その他たとえば
教育関係
の分も
単独事業
の
振りかわり
であるというようなことに相なる。
簡易水道
につきましても、
先ほど
申し上げましたような
措置
がとられることになりましたので、結局いたしまして、
純増
になりますのは四億こういこことに
なつ
たわけでございます。この間
自治庁
といたしましても、それぞれの筋に連絡は申し上げ、
大蔵省
ともいろいろの機会に話合いをいたした次第であります。
門司亮
17
○
門司委員
自治庁
の
立場
はもう非常に弱い
自治庁
であつたことに間違いないので、
予算
の
修正
がされるなら私は
自治庁
の
立場
としてはこういう
しわ寄せ
を
地方
の
財政
にせられるというようなことについては、これはもう
自治庁
の
一つ
の大きな
政治力
がなかつた現われだと私は思う。今日の
地方自治体
の
実情
は
自治庁
か一番よく知
つて
おる。ことに
簡易水道
のごときものにおいても、これは農村にどうしても早く施設しなければならないのを、一億だけは
地方
の
財源
でやらせるというのは無理な話である。
起債
でできるものは
起債
でやらせればよい。こういうものが出て来ておるということ。もう
一つ
は
老朽校舎
あるいは
危険校舎
の分についてもやはり同じようなことが言えるのでありまして、
地方
の
状態
は私が言うよりもむしろ
自治庁
の方がよく知
つて
おるはずであ
つて
、非常に苦しい
財政
の中から何とかやりくりをしておるのが、今日の
地方自治体
の
状態
であ
つて
、それに
国家予算
の
編成
がえをするために、
地方
にたとえば純
増加
を
自治庁
が言うそのままと
受取つて
、私の方でははつきりした
資料
を持合せておりませんから、
自治庁
の言うことをそのまま受け継いでも、かりに
純増
が四億で大体は二十八億くらいのものであるが、という
お話
でありますか、この二十八億の問題でふえているところもあれば、これによ
つて
減るところもあるからという、こういう
お話
であります。しかし国から出て参りますものが、たとえばふえて参りますということになると、そのふえただけで
地方
の
財源
というものは補われるわけではない。私は
一つ
の例をあげてみますると、
保健婦
の問題が四分の一から三分の一にふえて来た、
従つて
それか従来の観念から行けば、四億
幾ら
大体
地方財政
にプラスされておるというようなことに一応表面ではなると思いますが、しかし
地方
の、
自治体
というものはそういうものでなくして、この
補助
がふえればふえるほど
地方
ではこの
事業
の拡張を迫られていると思う、
必要性
が出て来ていると思う、そういう点はただ単にこれがふえたからこれだけが
財政
上でプラスしているのであるからということで、これで
差引勘定
をして来るということは、私は
地方
の
自治体
は一応
計算
上の問題から言えば、そういうことが言えるかもしれませんが、
実情
に
沿つた財政措置
では必ずしもないというようにわれわれ
考え
られる。それはすでに
自治庁
が、
御存じ
のように、
地方
の
財政
が非常に赤字をたくさん持
つて
おるのと、それから現在
地方財政計画
の立てられている範囲では、
地方
の
財政
というものはや
つて
行けないのだ、どうしても
地方財政
は二百億ないし三百億、五百億くらいののか現在の
地方財政計画
の上にプラスされなければ、
地方財政
というものは完全にや
つて
行けないということは、これは私はほとんど全部の各位の
意見
であると思う。
地方制度調査会
においてもそういう
意見
が出ておりますし、当
安員会
においても大体それに異論はないと思う、そういよ事態になりますときに、ただ
計算
上の問題だけでこの
予算
がこれだけふえたから、全体では二十八億
しわ寄せ
にな
つて
いるのであるから、純
増加
は四億ぐらいだというここで甘んずるということは、私は
自治庁
の
態度
としてはあまりよくないと思う。同時にもう
一つ
の観点から
考え
てみますと、
先ほど
農林関係
については、大体
地方
の
公共団体
ではなくて、
民間団体
に
影響
を及ぼすのだという
お話
でありますが、これはもし
民間団体
にこれが
影響
を及ぼすのだということにな
つて
参りますと、
自治体
からさらに今度は
個人
に
しわ寄せ
されて来たということが一応言えると思う。
民間団体
に
しわ寄せ
されて来たから
民間団体
はそれでよいというわけには参りません。やはりやりかけた仕事はやらなければならぬでしようし、
従つて
そういうふうに
地方
の
自治体
の
関係
において
しわ寄せ
をして、さらにその上に各
個人
に
しわ寄せ
をするというような
地方
の
財政
の
計画
については、私
ども
は必ずしも賛成するわけには参りませんが、一体
自治庁
は
農林関係
で今
お話
のように
公共団体
にかけるものは
さつき数字
をあげられますと、みなきわめて小さい
数字
であ
つて
、
増産関係
が約四十万円あるいは
干拓
が一千万円、
蚕糸
が五千万円、あるいは
生活改善費
が五千万円だということになる、その他のものは
民間団体
だと、こういう
お話
でありますが、そういうふうに
民間団体
は一応の国の機構とのつながりの中には大した
関係
は持
つて
おりませんか、
地方
の
自治体
とは密接な
関係
を持
つて
おります。
従つて民間団体
が圧迫されるということはやはり
地方財政
に響いて来るということはわかり切つたことである、われわれはこういうことを
考え
てみますると、やはり二十八億という大体の大きな
数字
が今度の
地方財政
に
しわ寄せ
をされる
危険性
があるというように私は
考え
る。だから
青木
さんにひとつ答弁をしておいていただきたいと思いますることは、
農林関係
で
民間団体
に
しわ寄せ
られた分は、
地方財政計画
の上に
一体影響
を及ぼすか及ぼさないかということ、この点についてごく抽象的でもよろしゆうございますから、一応聞いておきたいと思います。
青木正
18
○
青木
(正)
政府委員
三派の
修正
に伴う
地方財政
に対する
影響
の問題でありますが、このことにつきましては
先ほど
鈴木次長
から申し上げた
通り
であります。実はこの三派
協定
をつくりますにつきまして、当初から私
ども
の方で、詳しく関与していたわけではなかつたのでありまして、大体の三派
協定
の線ができまして、それに基いて
地方財政
に及ぼす
影響
はどうであろうかということから、当初私
ども
の方でただいま御
指摘
の
農林関係
、
食糧増産関係
の
補助金等
につきまして、従来の
補助率
から
計算
して事務的に検討いたしますと、初め五十四億かかるのじやないか、こういうような
計算
が一応出て来たのであります。と申しますのは、
実態
がよくわからずにただ当初
計算
いたしましたのは、各
費目ごと
にそれぞれそれがたとえば
土地改良費
であるならば、これが
県単
の
事業
としてやるというような
計算
でや
つて
みたのであります。ところが三派
修正
の
内容
をいろいろ承り、
関係各省
と折衝して参りましたところが、御
指摘
の
食糧増産関係——
私
ども
は初め、
土地改良
あるいは
干拓
その他すべて
県単
の
事業
ではないか、こういう
計算
ではじいてみたのでありますが、
農林省
の方に連絡してみますと、いや三派
修正
の
内容
はそうじやないので、たとえば
土地改良関係
は
団体営
の
事業
だ。
従つて団体
の
事業
の国の
補助金
以外の分は、これは従来の慣例もそうでありますが、その
不足資金
は、
農林漁業金融公庫
から出るということで、
食糧増産関係
のための
修正
に伴う
土地改良
の方で必要なる
費用等
につきましては、九億五千万というものが
農林漁業金融公庫
から出ることにな
つて
おるのであります。そうして
地方費負担
となりますものが、
干拓関係
の溜池の問題その他で、
農林省
の
数字
によりますと、一億二千五百万円というのが
食糧増産関係
、
農林省関係
の
地方費負担
ということがわか
つて
来たのであります。そういうようなことで当初申し上げました五十四億
——
一時そういううわさと申しますか、私
どももさよう
に
考え
たのでありますか、これは
実態
をきわめるに従いまして、そこまでいらぬということがわかつたのであります。そこで昨日来あらためて
大蔵省
、
自治庁
、それから三派
修正
を担当なさいました
方々
といろいろ打合わせをいたしました。私
ども
は
地方財政
に
しわ寄せ
があ
つて
は因りますし、また
不足財源
を、たとえば
公募債
というようなことでや
つて
は困りますので、その点は最後まで
地方自治庁
、
地方団体側
の
立場
に立
つて
大蔵省
にも考慮を促し、また三派の
関係者
の
方々
にも希望を申し上げまして、
先ほど
鈴木次長
から申し上げたと存じますか、結局において四億の
起債
を、しかも
政府資金
として出していただくということによ
つて
、今回の三派
修正
に伴う
地方
の
財政負担
という問題は解決できるのじやないか、かように
考え
たわけであります。従いまして、
農林関係
のは、
団体
としての
起債
の面では見ておりませんが、
農林漁業金融公庫
の方で九億五千万を見ておる、こういうことにな
つて
おります。
門司亮
19
○
門司委員
農林漁業金融公庫
の方から出すという
お話
でありますが、これは特別にそれだけ見られているのですか。それは既定の方針であ
つて
もちろんである。今度これがこういう形にな
つて
来て、それを認めたということは違うのじやありませんか。
数字
を明らかにしておいてもらわぬと、どうも話だけを聞いておいても、あとでそうではなかつたというようなことを言われては困ります。
青木正
20
○
青木
(正)
政府委員
三派
協定
の了解事項の中に、はつきりその点は出ておるのでありまして、
農林漁業金融公庫
に対する資金上の
増加
については、同金庫の既定の資金の範山内において、それだけ処理する、こういう三派
協定
にな
つて
おります。
北山愛郎
21
○北山
委員
三派の
予算
修正
というのは、いつでもいろいろな悪いあと味を残しておるのですが、今回もせんだ
つて
の晩に三派
協定
ができたということで乾杯をした。ところが
地方財政
に対する
影響
の方は遂に落していたのじやないか、このように印象を受けるわけであります。そこで、今
門司
さんからいろいろ質問があつたのですが、どうもこまかい点は、
自治庁
の方の
説明
ではちよつとわかりにくいところがございますが、結論として
地方財政計画
に変更されるのは四億
幾ら
の分だけである、こういう御
説明
ですか。
鈴木俊一
22
○
鈴木
(俊)
政府委員
総わくにおきましては、今申しました四億ということでございますが、
財政
計理の各項目について、たとえば
補助事業
がふえ、
単独事業
が減るとか、その他国の
補助金
の方がふえるというような、それぞれ各項目にわた
つて
、若干の調整を必要とするわけであります。総わくは四億であります。
北山愛郎
23
○北山
委員
そうすると、ちよつとわからぬところがあるのですが、
先ほど
お話
の
簡易水道
ですか、その分の四億の中で二億円は、
自己財源
がある
団体
の分として配当するという御
説明
なんですね。そういたしますと、その二億円だけは減
つて
おる、
地方団体
が
自己財源
でまかない得る分は
地方財政計画
の中に入れなくてもよいという御
説明
なんですか。やはり私
ども
はそうじやなくて、いろいろところによ
つて
余裕のある
団体
もあるでしようし、不足な
団体
もあるでしようが、
地方財政計画
としては二億円は総括的に
計画
の中に需要増として入らなければおかしいのじやないかと思うのです。ですから総わくの外に二億円を見ないでしまうということは、
地方財政計画
の建前としてはおかしいのじやないか、こう思うのですが、いかがですか。
鈴木俊一
24
○
鈴木
(俊)
政府委員
これは三
党修正
の御
趣旨
が
先ほど
申し上げましたような御
趣旨
なので、そういう
趣旨
で
政府
としては取扱う、こういう意味で申し上げたわけであります。通常の方式でありますならば、これは四億の
補助金
に対してそれに見合います
地方負担
をふやして行くということになるのでございましようが、総体の
修正
の御方針が一兆のわく内でやるということから、かようなことに相な
つて
おるものと思うのであります。
北山愛郎
25
○北山
委員
そうすると、その二億円はやはり
地方財政計画
の建前としては入れるべきものであるという御
説明
に了解していいのですか。だから今回入れないということは変則である、
財政計画
の建前からいえば、いかに
自己財源
のある
地方団体
に配当するというても、これは
財政計画
からはずすべきものじやない、はずすのは間違
つて
おる、こういう御答弁ですか。
鈴木俊一
26
○
鈴木
(俊)
政府委員
先ほど
来申し上げましたような
修正
の御
趣旨
であるというので、そういう
趣旨
に従うように処理いたしたいと
考え
ております。
北山愛郎
27
○北山
委員
そうすると、三派の
修正
がどうあろうとも、
地方財政計画
をつくる
政府
としては、その原則をくずしていいかどうか、それが実際
財政計画
をつくる上において、建前上間違
つて
おるというなら間違
つて
おると、なぜ言えないか、三派の
修正
の二億円は変則な配当をするのだと言うても、
財政計画
の建前上はそんなことはできないということが、なぜ言えないかということです。三派の
修正
で違法なものとか、あるいは不当なものをそんなにきめて来ても、
政府
がどんどんそれをのみ込んでしまうというのは非常におかしいと思うのです。
鈴木俊一
28
○
鈴木
(俊)
政府委員
先ほど
も申し上げましたように、四億のうち三億が
自己財源
で
負担
のできるような
団体
に対して
補助金
をつける、こういう
修正
の御方針でございますから、
従つて
厚生省がこの四億のうち二億の
補助金
を
地方団体
に交付いたします際におきましては、残りの四分の三の
地方負担
は、その
団体
の
負担
でやれるような
団体
に
補助金
を交付する、こういう
修正
の御
趣旨
と聞いておるのであります。
従つて自治庁
といたしましては、こういう三党の
修正
が成立するということに相なれまするならば、そういうような
趣旨
で厚生省がぜひ
補助金
をつけるようにしてもらわなくては困るということを
考え
ておるのであります。そういうふうに相なりますれば、
地方負担
といたしましては、特にその点を見ない、要するに
起債
のわくの
増加
という点において、その点を見ることはいらないのではないかと
考え
ておるのであります。しかしこれは従来の方式とは違うことは事実でございますか、しかしそういうような
修正
のやり方も確かに
一つ
の方法ではあろうかと思うのであります。
北山愛郎
29
○北山
委員
しかし
財源
の余裕のある
団体
というても、その
団体
か無から有を生むわけじやなくて、
地方団体
である限りは税金か何か、そういう
財源
によるのだろうと思うのです。
従つて
これはやはり全体の
財政計画
の中にそれは入らなければならないのではないか、
財源
的に見てもそういうふうに思うわけなんです。今のような
お話
でありますと、この
財政計画
の中にいわゆる歳入
財源
として見ない分のやみの
財源
がまだ
地方
にころが
つて
いる。そういうような
財政計画
をお立てにな
つて
おるということになるのですか。
鈴木俊一
30
○
鈴木
(俊)
政府委員
どうも
先ほど
来の答弁を繰返して申し上げるようなことにな
つて
、はなはだ恐縮でございますが、この三党の
修正
ができまする以上は、
自治庁
といたしましては、この
修正
の
趣旨
に
従つて
、
地方財政計画
を調整するところは調整したいというふうに
考え
ます。
藤田義光
31
○藤田
委員
先ほど
来いろいろ質問が出ておりますが、実はこの三派
協定
の
予算
修正案
、特に
老朽校舎
と
簡易水道
の増額に私直接、間接
関係
しておりまして、これまた北山
委員
からしかられますが、実は
委員
として異例の発言になるかもしれませんが、八百九十億という二十九年度の
地方
債のわくが
決定
いたしておりますし、それから公募公債が二百億、そのほかに
大蔵省
は資金運用部資金として、
簡易水道
すなわち
補助金
が四分の一、二億とすれば残る六億を
起債
でまかなわなくてはならぬわけであります。四億とすれば十二億ということになりますが、これは資金運用部資金かないために、非常に変態的な地元
負担
能力のある、たとえば
先ほど
来不規則発言かありますが、部落水道でありますから、寄附能力のある部落その他なるべく
地方財政計画
を膨脹せずしてやれる地区に配分しようというのか、三派
修正
の昨夜の話合いの大体の状況であります。
老朽校舎
に関しましても、大体同様
趣旨
で、従来の
補助金
あるいは
起債
の配分からしますとやや変則でありますか、資金運用部資金のわくが、現に郵便貯金の増額等もほとんど伸び悩んでおりますから、大体資金運用部資金は増額しないという建前で、
起債
のわくがないということから、非常に苦しい三派
修正案
ができたことを、これは
委員
であると同時に三派の一員として私が発言して、皆さん方の質疑続行の参考に供したいと思います。
加藤精三
32
○
加藤
(精)
委員
藤川
委員
から本員の言わんとするところを、ことごとく発言していただきましたので、もはや申し上げることはないのでありますが、何しろ約一兆の
予算
の中で、
地方財政計画
に四億
幾ら
という
影響
が出たということに食いとどめ得たのは、本日御出席にな
つて
おられます
青木
政務
次官
以下の異常なる政治的努力によるものだと思うのでありまして、利害
関係
の違う党与党の間をよく折衝されてここまでに
影響
を少く食いとどめていただいたことに対して、私たちは非常な感謝を申し上げるものであります。 なお藤田
委員
がおつしやりそうにな
つて
おつしやらなかつたのでありますが、御承知のごとく簡易保険契約金額八万円の
政府
提案を
修正
いたしまして、十五万円になることは明らかなのでありまして、そういう情勢のもとにありましては、
地方財政計画
上の資金源もおそらく使用し得るものだけで四十億以上に上るというふうに
考え
ますので、そう御心配なさらぬで、この辺で今の
影響
の上についての質疑を打切
つて
いただきたいと思います。
中井徳次郎
33
○
中井
(徳)
委員
数日前から三派
協定
の方がまとまつたということについて、私たち
地方財政
の面について
お尋ね
しておるわけであります。御
説明
を伺い、さらにまた藤田君また
加藤
君の
お話
なんか伺
つて
おりますと、最初はあれをいじりましたことによ
つて
五十四億
地方
の方に金が行く、しかしこれではならぬというのでいろいろ検討されまして、これは直接国が
負担
するものである、これは地域の
住民
か直接
負担
するものであるというわけで取拾選択をされて、そうしてまだ直接
府県
や市町村に
負担
のかかるものはあるけれ
ども
、富裕な
府県
や布町村においては
自己財源
でやるというので、結局のところ四億二千万円ふえるということに
なつ
たように私
ども
は実は聞いておるわけであります。三派
協定
の
内容
は、今の御
説明
を承りますと、
保健婦
の
補助金
がふえた、あるいは
簡易水道
において国の
補助金
が四億ふえた、
生活保護費
においてもふえておる、農村の防災
関係
においてもふえた、あるいはPTAや学校の先生がやかましく
言つて
おる
危険校舎
についても
補助金
が六億ふえた。非常にけつこうなことばかりでありますが、私
ども
もこれを見ますと、どうも何だか人気取りの
修正
のようにしか思えないのであります。一兆円で押えるという大きなわくを示しながら、それがとうとう押さえ切れなく
なつ
たので、何とかここでうまく切り抜けて行こうというのか、今度の
修正案
ではなかろうかと思います。四億二千万円という
数字
でありますけれ
ども
、
先ほど
同僚の北山さんからの
お話
がありましたように、この
簡易水道
だけでも二億円ちよつとどこかやみの
数字
があるというふうなことになりますと、ますます六億になる、結局一兆円に押えなから、何とかごきげんを取結んで行こうというのか、今度の三派の
修正
の本旨であろう、卒直に申してそういうふうに解釈をして、私はちつともさしつかえないと思うのですかどうでありましようか。ひとつ
青木
さん御回答をいただきたいと思います。
青木正
34
○
青木
(正)
政府委員
三派の共同
修正
の意図が那辺にあつたか、こういうことにつきましては、三派のそれぞれ御協議なさつた
方々
の
考え方
でもありますので、私から三派の
方々
のお気持をとやかく申し上ぐべき筋合いではない、かように存ずる次第であります。ただ
先ほど
の
中井
先生の
お話
で、本来ならば五十四億かかつたのをやり繰りして圧縮したという
お話
でありましたが、そうではないのでありまして、それは私の
説明
が不十分であつたかと
考え
ます。当初三派
協定
を見ましたときにその
実態
がわからなかつたので、たとえば
土地改良
などはすべて
県単
の
事業
じやないか、こういう判定のもとに
計算
いたしましたところが、そういうことに
なつ
たのであります。そうでなしに、三派の
修正
の
内容
を承
つて
そろばんをはじきますと、
先ほど
鈴木次長
が申し上げたかと思うのでありますが、二十八億というふうな
数字
が一応出て来たのであります。それからついで昨日来いろいろ折衝いたしまして、単独の
事業
を
補助事業
に振りかえる等の結果、結局において四億
幾ら
という
起債
を見れば、三派
修正
による
地方財政
の
起債
の面は解決できる、こういう
数字
に到達いたしたのであります。ただいま
中井
先生から
お話
の三派の意図かどこにあつたかという
お話
につきましては、私から申し上げることもこれは三派の
方々
の御意向でありますのでどうかと思いますが、しかし私
ども
はこれによりまして、各方面から要望されておりまする
老朽校舎
の問題あるいは
土地改良
の問題等につきまして、ともかく幾分なりとも各方面の期待に沿えることができ得る
修正
だ、かように存じておる次第であります。
門司亮
35
○
門司委員
ちよつと聞いておきたいのですが、今だんだん話を聞いてみると四億でなくて実際は二十八億なんだか、その中でたとえば
簡易水道
については二億を
しわ寄せ
している。三分の一ということになると、六億の
起債
を
しわ寄せ
ている。
起債
をここでこれだけ落している。その次の
危険校舎
で六億出しておるから残りの十二億はとうしても
起債
にまたなけれげならぬということに出て来るわけです。
僻地教育
の六億もやはり半分
負担
するということになると、やはり六億の
起債
とかいろいろなものが出て来る。こういうものは、それからそのほかの問題でもそうでありますが、当然
起債
にまたなければならない
一つ
の
事業
財政計画
であつたのに、これをできるだけ
地方
の
自治体
の自己
負担
に振りかえて、そうしていわゆるせんじ詰めた純
負担
が四億一千万円であ
つて
、
起債
がないからというので、二十八億が当然
起債
でまかなわるべきものをまかなわないで、これだけを
地方
にかぶせているということになる。そうな
つて
参りますと四億だけか新しい
起債
で、かりにこれか得られるといたしましても、
地方
の
団体
はやはり二十四億は自己
負担
をしなければならなぬことになりはしませんか。そういうふうな
財政計画
じやないですか。事実上の赤字はそうであ
つて
、ごまかしたことのために
地方
か実際においては二十四億だけは
負担
するという形になるんじやないですか、これは違いますか。
鈴木俊一
36
○
鈴木
(俊)
政府委員
先ほど
地方負担
が二十八億ふえることになるという案が、一時あつたということを申し上げたのでございますが、それでは困る、二十八億の
地方負担
が何らかの形で処理されない限りは、
地方
としては困るということをいろいろ申し上げました結果、
先ほど
御
説明
いたしましたように、たとえば
危険校舎
等は
単独事業
を
補助事業
に振りかえをする、あるいは
簡易水道
の
補助
の
関係
を調整するというふうなことで、ここに出ておりますような四億の純
負担
にとどまるような
措置
に相
なつ
たわけであります。その四億につきましては
政府資金
をも
つて
処理する、こういうことにな
つて
おるわけであります。
門司亮
37
○
門司委員
私が聞いておるのは、そこまでの話はわかるのだが、そうすることのために、たとえば自己
負担
でまかなえるところに二億を出すことになる、これが普通で、自己
負担
でないということになれば、あたりまえなら六億の
起債
はどうしても認可しなければならないのだが、
財政
のつじつまが合わないから、それをお前の方でや
つて
くれ、お前の方で三分の二を出すならそこには三分の一の
補助
をしてやろう、こういうことにな
つて
お
つて
、当然国がめんどうを見なければならないものを
地方
の
財源
に振りかえて、こういうつじつまを合わしたのではないんですか。事実上そうなんでしよう。そうだとすればこれはも
つて
のほかの
地方財政計画
であ
つて
、この三派
修正
によ
つて
地方
の
公共団体
は、少くとも二十四億の
財政負担
をしわよせられることになる。私はそういうふうになると思うんですが、そうなんですか。それからもう
一つ
言つて
おきますが、たとえば水道を見ても、普通であれば三分の一の
補助金
で、あとの三分の二を
起債
なら
起債
でや
つて
もいいのだ、その三分の二の
起債
がないから、
従つて
自己資金のあるところに一億だけを
補助
しよう、こういうのでしよう。そうすると結局
起債
の面からい
つて
も、六億
起債
を要求されれば、これを認可しなければならないのだが、それはしなくてもいい、こういう結論になると思う。だから六億だけは
地方財政
に、お前のところは金があるからそれだけ出してやれというので、
しわ寄せ
されるという形になるのではないですか。
加藤精三
38
○
加藤
(精)
委員
門司委員
の御質問は、何もかも
御存じ
のその方面の大家でいながら、わざと知らぬ振りして御質問なさるような気がしてしようかない。大体
門司委員
は国軍の
補助金
や
起債
の額というものは、実際
地方団体
が要求しているもう何分の一にもせらない、ごくわくの狭いものであるということを百も二百も御承知であろうと思います。また市町村
自治体
というものは生きものでございまして、国法では、
起債
がなくても、やらなければならぬものはやらなければならぬのでありまして、結局やるものなのであります。
老朽校舎
は
起債
をもらえなくても、子供を露天に遊ばしておくことはできない。また実際倒れかかつた
老朽校舎
において授業はできない。特に雪国等においてはできないのでありますから、
起債
のあるなしにかかわらず
単独事業
でやることはいくらでもあります。そういう場合におきまして
起債
が許されなくても、
補助
だけでももらえればこれはたいへんありがたいことなんでありまして、そういう意味におきまして、部落水道のごときは部落
財源
の大
部分
をも
つて
、村費にあまり迷惑をかけないで、そうして寄付をもら
つて
財源
にするというのが
実情
で、それが大多数でございます。国庫
補助
や
起債
はなかなか制限が厳しくてやれないような場合には、実際上地元の寄付とかあるいは村費の若干の支出をも
つて
や
つて
いる、その際に
補助
だけでもあれは、非常にありがたいという場合もあると思いますが、そういうことも考慮したのではないかということを
門司委員
の質問に関連して
お尋ね
をいたしたい、こう
考え
ております。
北山愛郎
39
○北山
委員
三派
修正
の
趣旨
が非常に親切な
趣旨
であるということは、今の藤田
委員
と
加藤
委員
の
お話
でよくわかるのです。但し、私
ども
はその親切をもう一歩拡張してもらいたかつた。その
地方財政計画
の建前というものをくずして、
鈴木次長
を因らせるような立て方でなく、ほんとうにはつきりと
地方財政
にそれだけ
負担
が出るならば、これが
起債
財源
なり何なり、やみ
財源
でなくはつきりとしたものにしてもらいたかつたと思う。そこで今度の
修正
では資金運用部の資源
計画
な
ども
変更にな
つて
おると思うのです。たしか国民金融公庫それから中小企業の金融公庫に対して二十五億ばかりふやしておる。一方においては金融債の引受けと、それから開発銀行に対する分を二十五億ばかり減らしておるという操作か行われておる。それならば私
ども
がこの前の
地方財政計画
をやつたときに、資金運用部の方の
計画
は動かせないぎりぎりの線だというふうに御
説明
があつたわけでありますが、このように動かせるならば、もう一歩進んで金融債なりあるいは開発銀行の分から、
地方団体
が、今度の三派
修正
に伴う
地方負担分
をどうして
起債
でとれなかつたか。これをや
つて
いただけば
自治庁
でもはつきりと明確な答弁ができて、たいへんけつこうだと思うのですが、そういうふうになさる気持がないかどうか。そうしていただけば、非常にはつきりしていいのじやないか。
地方団体
としても部落の寄附金であるとか、そんなことじやなく、
簡易水道
などをやる町村というのはあまり
財政
力かないのです。それに何かかりにあつたとしても、能力のあるところにはこういう
補助金
か行く、貧乏なところには
補助金
は行かない。それじやますます不公平にな
つて
しまう。そうではなくしてちやんとした
財源
を与えてやるという建前にしてもらい、そういうふうにこの問題は
地方財政計画
の建前をくずさないという意味からい
つて
も、あるいは
地方財政
を三派
修正
によ
つて
しわ寄せ
にならないために、そういうふうにされる余地かないだろうか、これをお伺いします。
鈴木俊一
40
○
鈴木
(俊)
政府委員
先ほど
来の御質問にお答え申し上げます。
門司委員
と
加藤
委員
の御質問の点は同じ問題のようでございますが、
簡易水道
の
施設費
の
補助
あるいは
危険校舎
の
復旧費
の
補助
、これを従来の方式のごとく国が三分の一あるいは、四分の一の
補助
を出しまして、それに対する
地方負担
を見て行くということになりますと、この
補助金
の三倍ないし四倍の総体のわくが、
地方財政
計価の上においてふくらむということになるわけでございます。ところが今回の
修正
の御
趣旨
はさようではなくて、すでに
地方財政計画
の中に
単独事業
として見られておりますものの中で、
起債
等のことに
簡易水道
施設費補助
の分につきましてのうちの一億でありますが、その分につきましては
起債
補助金等
も裏打ちのない、要するに純粋の
地方
の
一般財源
をも
つて
処理いたすべきもので、
財政計画
の中に
単独事業
として計上されております分の中から、そういうものにつきまして今まで見込まれなかつた歳入が
補助金
として一億だけ行く、こういうことになるわけでございます。ですから
事業
費の中ではふえない。歳入の方で一億だけその
関係
の
事業
について、ふえて来る、こういうふうな
考え方
であります。それからまた
危険校舎
の問題につきましては、結局いたしますところ
単独事業
の
起債
でも
つて
処理いたすことにな
つて
おりますものに対しまして、ここに計上されます六億だけ
補助金
が参る。こういうことになりますので、
従つて
これは
補助
費がふえたにかかわらず、
財政計画
の上におきましては
地方
の
負担
が六億減る、こういうことになるのであります。もしもこの六億というものが新しい、
補助金
として参りますと、結局その倍の十二億の
地方負担
が新しく加わるわけでございますが、規定の
単独事業
の
起債
をも
つて
処理いたすべきものの中から、今のように特に
補助金
が
起債
のかわりに行くということになりますので、
起債
の方はさらに六億浮いて来るわけであります。この六億浮いて来るものと、当初の従来の方式でも
つて
やつたものと比較いたしますと、六億プラス十二億の十八億の開きが生じて来るわけであります。
簡易水道
の方でも同様な方式で行きますれば六億の
負担
が緩和されるわけでござまして、
先ほど
二十八億と申しましたのは、結局そういうふうにして
危険校舎
の十八億、
簡易水道
の六億、合せて二十四億というものが、実際の
地方負担
を食わせないで軽減されることにこの
修正
の
趣旨
がなりましたので、
従つて
二十八億から二十四億を引きました残りの四億が
地方
の純
負担
ということに
なつ
たのであります。これは最後の折衝の結果そういうような
数字
に相
なつ
たわけでございまして、この
関係
は、新しい
事業
費の増というよれば、そういうふうに
単独事業
の
振りかわり
というふうに
考え
ますので、
財政計画
上は増減がそういう
関係
では生じて参らない、こういうことでございます。
北山愛郎
41
○北山
委員
いろいろ上手に御
説明
なさるのですが、それならば、その
単独事業
の
振りかわり
として
補助金
に
なつ
たというならば、その
補助金
の範囲内だけの仕事でいいのですか。たとえば一億なら二億行く、その一億の
事業
さえすればいいのですか。そういう
補助金
ですか。そうでなければ今の御
説明
は合わないのです。やはり二億行けば六億の仕事をしなければならぬというようなぐあいでなければ、
補助金
としての建前がおかしいのじやないかと思うのです。単に
単独事業
の
財源
を特定のところにやるという意味の
振りかわり
じやないのでしよう。やはりその四倍なら四倍の
事業
をやらなければ、その
補助金
は行かないから、
従つて
あとの分についてはやはり
財政
需要かふえて来るんじやないか。そういう御
説明
じやちよつとわからぬ。
鈴木俊一
42
○
鈴木
(俊)
政府委員
簡易水道
の方は、
単独事業
の中のかようなものに充当いたしますべきもののわくの中から
考え
て参るということでありまして、今の一億の
補助金
を出しますれば、当然それに伴
つて
地方
に
負担
が生ずるわけでございますが、そのものを新たなる
事業
として見るということよりも、
財政計画
上見られておりまする
単独事業
のわくの中において、そういうことを
考え
る、こういうふうに
考え
ておるわけであります。
従つて
財政計画
の上から申しますと、特にこの点をふくらませなくてよろしいのではないかというふうに
考え
ておるのであります。
北山愛郎
43
○北山
委員
そうしますと、
単独事業
はそれに見合う分だけ減らすというわけですね。
単独事業
分を
補助事業
にして、その
単独事業
十八億を減らして、それに合うような一定比率の
補助金
をやるということなのですね。そうすると
財政計画
は、その
内容
は変更にな
つて
来るわけですね。
事業
量はふえないのですね。
鈴木俊一
44
○
鈴木
(俊)
政府委員
ただいま仰せになりましたごとく
事業
量はふえない。すでに既定の
財政計画
の中に入
つて
おりますものを、
単独事業
から
補助事業
に振りかえるという形になるわけでございます。
門司亮
45
○
門司委員
どうもわからぬ。結局結論としては、
地方
の
公共団体
か従来
計画
しておつたものとみなされて、一応
地方財政計画
か組まれているのだが、
地方
の
単独事業
自体が減ることになるのですね。
地方
の仕事をそれだけ圧縮する、こういう形で最後には出て来るのですね。
後藤博
46
○後藤
政府委員
具体的な例で申しますと、こういうことになると思います。たとえば村で
起債
でなくて単独で道路の修繕費があつたといたします。その道路修繕費の分をやあまして、その分を一億の
補助金
に見合うところの
地方
財源
につける。こういうかつこうになると思います。そうしますと
単独事業
全体としては、わくの中はくるつとふりかわる、こういうかつこうになるのであります。
事業
量そのものは同じでありますが、
補助金
分だけが助かる、こういうことになるわけでございます。私
ども
といたしましてはこの二億のようなちよつとかわつた形のものは困る、こういう主張をしたのであります。そしてはつきり一億なら一億だけや
つて
もらいたい。あとの二億はやめてもらいたいということをむしろ主張したのであります。しかし三党の折衝の結果さらに四億にふえたわけであります。しかしよく
地方団体
から
考え
てみますと、それでもやはり純粋単独でやるよりも一億の
補助金
がついた方がいいのではないか、
財政
需要は相当あるのでありますから、やはり
財政
の余裕のある
団体
において、そういうものをつける方がいいのではないか、こういう観点からこれを一応承諾したようなかつこうにな
つて
おります。
石村英雄
47
○石村
委員
私は
地方
行政は初めてでどうもよくわからないのでありますが、そうなりますと、さきに塚田長官から御
説明
になりました
地方財政
の
財政計画
というものには、
単独事業
は除いてあるのですか。入
つて
おるとすればその
財源
も一方では入
つて
いたと思うのですが、その
財源
は何かどこかで
補助金
にふりかわることになるのか。そうすると結局
補助金
だけよけいに収入が多くなるというようにしかしろうと
考え
では
考え
られないのですか、それとも減税でもしろということになるのですか。
後藤博
48
○後藤
政府委員
事業
の中には直轄
事業
と
補助事業
と純粋
単独事業
とあります。その
単独事業
費として従来の
財政
規模の中に七百億入
つて
おります。それは既定
財政
規模の中に入
つて
おるわけであります。
従つて
その中で六億分だけがふりかわるというかつこうになるということを申し上げたわけであります。
石村英雄
49
○石村
委員
それは規定
財政計画
の中におそらく入
つて
いると思いますが、その既定
財政計画
の
単独事業
に対する一方
財源
というものを何か見てあつたはずだと思うのです。その
財源
は見ずにやつたのですか。
後藤博
50
○後藤
政府委員
その
財源
は平衡交付金及び税でありまして、
一般財源
と称するものであります。
石村英雄
51
○石村
委員
それで今度の
説明
を見ますと、プラス、マイナスがちようど需要と
財源
とが一致するよううにできているのです。それは
補助金
がふえるということになると、
財源
の方が多くなるということにならざるを得ぬと思うのですが……。
後藤博
52
○後藤
政府委員
先ほど
申しましたように
事業
量はかわらないのでありますか、
事業
量はかわらないで
単独事業
の
事業
量の一部四分の一だけが、水道
関係
の四分の一の
補助
でありますから、その分だけが
補助金
にふりかわる、というかつこうになるのであります。
北山愛郎
53
○北山
委員
要するに私
ども
は、三派
修正
というものは、その
補助金
分と、それからその分に見合う
事業
というものか、それだけふえたのだというように、外部では印象を受けておる。しかし中味をよく調べてみると一向
事業
量は—だから要するに、
単独事業
の方を節約したのだ、こういうことですね。
地方負担分
があるから、それに対しては
起債
も何も特別ふやさないで、今まで計上してある
単独事業
費を節約してつじつまを合せた、こういう
説明
なんですね。
先ほど
希望として申し上げておつたんですが、そういうふう
なつ
じつまを合せるということでなく、ひとつこの
補助金
なら
補助金
としてそれに見合う起伏なら起伏というものを、先にと申し上げたように、
加藤
委員
の
お話
でも、資金運用部とか簡易保険、そういう
関係
には
幾ら
か余裕が出るような
お話
がございましたが、それでは
起債
をふやすような見込みがないか、あるいはそういう意思がないかどうか。これをお聞きしておきたい。
鈴木俊一
54
○
鈴木
(俊)
政府委員
地方
の
起債
のわくの問題は、前年度に比しまして百三十九億、千九十億という総わくでございまして、これには国全体の投融資
計画
の二千八百億というところから配分をされて来たわけであります。これは先般大臣から御
説明
申し上げましたように、
地方
の
財政
としては決して楽ではないと私
ども
考え
ておるのであります。将来もし
政府
の資金の蓄積状況にして好転をするようなことがございますならば、いろいろきゆうくつな面もございますので、そういうことを改善をしてもらいたいということを、われわれ
自治庁
事務当局としては、強く希望しておるのでありますが、今日のところ今の投融資
計画
のもとにおきましては、これをただちに増額するということはできないと
考え
ておる次第であります。
加藤精三
55
○
加藤
(精)
委員
ただいま
自治庁
当局から非常に誠意のある答弁がありまして、
地方財政計画
編成
上の
財源
の獲得について非常に熱意ある御答弁もありましたし、かたがた簡潔なる質疑応答という
理事会
の約束でございますが、相当微に入り細をうが
つて
質問もし、関連質問もいたしましたし、また午後二時から
町村合併
促進の小
委員会
も開かなければならぬことにな
つて
おるのでございますが、この三派
修正
による
地方財政
への
影響
の問題は、ここで質疑を打切りまして、一応散会して、小
委員会
に移りたいという動議を提出いたします。
北山愛郎
56
○北山
委員
これは質問ではないのですが、最後に希望を申し上げておきたいと思います。実はきようの三派
修正
による
地方財政
への
影響
という点についての
自治庁
の御
説明
は、はなはだ明確を欠いていると思います。いろいろ質問もしてみましたけれ
ども
、そのほかの点でもこまかい点でいろいろわからない点もあります。そこでどうせ
地方財政計画
というものを
修正
しなければならぬでしようから、三派
修正
に基く
資料
をすぐに出してもらいたいのです。この計数整理をして、その上でその
修正
の出された
計画
によ
つて
、また質疑があればそれをやらなければならぬ、そういうふうな希望を申し上げまして私の質問は打切ります。
中井一夫
57
○
中井委員長
政府当局
におかれては、ただいまの御要求についてはさつそく御用意がありますか。
鈴木俊一
58
○
鈴木
(俊)
政府委員
ただちに用意いたして至急に提出いたしたいと
考え
ます。
中井一夫
59
○
中井委員長
それでは本日はこの
程度
で散会いたします。 午後三時三十九分散会