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1954-02-24 第19回国会 衆議院 地方行政委員会 第16号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十九年二月二十四日(水曜日) 午後二時十七分
開議
出席委員
委員長
中井
一夫君
理事
加藤
精三
君
理事
佐藤
親弘
君
理事
灘尾
弘吉君
理事
吉田 重延君
理事
藤田 義光君
理事
西村
力弥君
理事
門司
亮君 尾関 義一君
河原田稼吉君
木村 武雄君
鈴木
幹雄
君 橋本 清吉君
阿部
五郎君 石村 英雄君
北山
愛郎
君
伊瀬幸太郎
君
大石ヨシエ
君
中井徳次郎
君
松永
東君
出席政府委員
総理府事務官
(
自治庁財政部
長)
後藤
博君
委員外
の
出席者
専 門 員 有松 昇君 専 門 員 長橋 茂男君 ――
―――――――――――
二月二十三日
地方税法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
第 五六号) 同月二十二日
営業用トラック
に対する
自動車税軽減
に関する
請願
(
福田篤泰
君
紹介
)(第二〇六七号) 同(
天野公義
君
紹介
)(第二〇六八号) 同(
寺島隆太郎
君
紹介
)(第二〇六九号) 同(
始関伊平
君
紹介
)(第二〇七〇号) 同(
竹尾弌紹介
)(第二〇七一号) 同(
松山義雄
君
紹介
)(第二〇七二号) 同(
松永東
君
紹介
)(第二〇七三号) 同(
遠藤三郎
君
紹介
)(第二〇七四号) 同(
塩原時三郎
君
紹介
)(第二〇七五号) 同(
足立篤郎
君
紹介
)(第二〇七六号) 同(
山田彌一
君
紹介
)(第二〇七七号) 同(
西村直己
君
紹介
)(第二〇七八号) 同(
中村幸
八君
紹介
)(第二〇七九号) 同(
八百板正
紹介
)(第二〇八〇号) 同(
岸田正記
君
紹介
)(第二〇八一号) 同(
佐藤善一郎
君
紹介
)(第二〇八二号) 同(
高田弥市
君
紹介
)(第二〇八三号)
貨物自動車運送事業
に対する
事業税
の
外形標準
課税廃止
に関する
請願
(
天野公義
君
紹介
)(第 二〇八四号) 同(
寺島隆太郎
君
紹介
)(第二〇八五号) 同(
始関伊平
君
紹介
)(第二〇八六号) 同(
竹尾弌君紹介
)(第二〇八七号) 同(
松永東
君
紹介
)(第二〇八八号) 同(
遠藤三郎
君
紹介
)(第二〇八九号) 同(
塩原時三郎
君
紹介
)(第二〇九〇号) 同(
足立篤郎
君
紹介
)(第二〇九一号) 同(
山田彌一
君
紹介
)(第二〇九二号) 同(
西村直己
君
紹介
)(第二〇九三号) 同(
中村幸
八君
紹介
)(第二〇九四号) 同(
高田弥市
君
紹介
)(第二〇九五号) 同(
福田篤泰
君
紹介
)(第二〇九六号) 同(
八百板正
君
紹介
)(第二〇九七号) 同(
佐藤善一郎
君
紹介
)(第二〇九八号) 同(
鈴木義男
君
紹介
)(第二〇九九号) 同(
松山義雄
君
紹介
)(第二一〇〇号)
乗合自動車事業税
の
外形標準課税廃止
に関する
請願
(
山崎岩男
君
紹介
)(第二一二一号)
乗合自動車税軽減
に関する
請願
(
佐々木盛雄
君
紹介
)(第二一二二号) 同(
山崎岩男
君
紹介
)(第二一二三号) 同月二十三日
遊興飲食税
の
市町村還元
に関する
請願
(
山村新
治郎君
紹介
)(第二二〇三号)
営業用トラック
に対する
自動車税軽減
に関する
請願
(
三輪壽壯
君
紹介
)(第二二〇五号) 同(
長谷川保
君
紹介
)(第二二〇六号) 同(
高木松吉
君
紹介
)(第二二〇七号) 同(
關内正
一君
紹介
)(第二二〇八号) 同(
松浦周太郎
君
紹介
)(第二二〇九号) 同(
中曽根康弘
君
紹介
)(第二二一〇号) 同(
五十嵐吉藏
君
紹介
)(第二二一一号) 同(
本名武
君
紹介
)(第二二一二号) 同(
並木芳雄
君
紹介
)(第二二一三号) 同(
高瀬傳
君
紹介
)(第二二一四号) 同(
大高康
君
紹介
)(第二二一五号)
貨物自動車運送事業
に対する
事業税
の
外形標準
課税廃止
に関する
請願
(
三輪壽壯
君
紹介
)(第 二二一六号) 同(
長谷川保
君
紹介
)(第二二一七号) 同(
高木松吉
君
紹介
)(第二二一八号) 同(
松浦周太郎
君
紹介
)(第二二一九号) 同(
五十嵐吉藏
君
紹介
)(第二二二〇号) 同(
本名武
君
紹介
)(第二二二一号) 同(
並木芳雄
君
紹介
)(第二二二二号) 同(
高瀬傳
君
紹介
)(第二二二三号) 同(
大高康
君
紹介
)(第二二二四号) 同(
關内正
一君
紹介
)(第二二二五号)
乗合自動車税軽減
に関する
請願
(
塩原時三郎
君
紹介
)(第二二二六号) 同(
亘四郎
君
紹介
)(第二二二七号) 同(
加藤精三
君
紹介
)(第三一三八号) 同(
池田正之輔君紹介
)(第二二二九号)
乗合自動車事業税
の
外形標準課税廃止
に関する
請願
(
加藤精三
君
紹介
)(第二二三〇号) 同(
塩原時三郎
君
紹介
)(第二二三一号) 同(
池田正之輔君紹介
)(第二二三二号) 同(
亘四郎
君
紹介
)(第二二三三号)
災害緊急融資金
を
長期起債
に切替えの
請願
(池
田清志
君
紹介
)(第二二四七号) 内川村を
昭和
二十八年
法律
第二百二十九
号適用
町村
に指定の
請願
(
佐々木盛雄
君
紹介
)(第二 二七八号) の審査を本
委員会
に付託された。 同日
地方財政再建整備法案
の審議に関する
陳情書
(第九六七号)
都道府県職員
の
給与改訂実施
に対する
地方財政
平衡交付金
の増額の
陳情書
(第九六八号)
消防
の
警察行政
への
吸収反対等
に関する
陳情書
(第一〇〇四 号)
選挙管理委員会
に対する
財政補助
の
陳情書
(第一〇〇五号) を本
委員会
に送付された。 ――
―――――――――――
本日の
会議
に付した事件 小
委員
及び小
委員長選任
の件
昭和
二十九年度
地方財政計画
に関する件 ――
―――――――――――
中井一夫
1
○
中井委員長
これより
会議
を開きます。 この際お諮りをいたしたいことがあります。すなわち
町村合併促進
に関する
調査
のため小
委員会
を設置することといたしたいと思いますが、これに御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中井一夫
2
○
中井委員長
御
異議
なしと認め、さように決定いたしました。 つきましては、その小
委員
及び小
委員長
を選任いたしたいと思いますが、これも投票の手続を省略し、
委員長
より指命するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
中井一夫
3
○
中井委員長
御
異議
なしと認め、さように決定いたします。 これより
委員
並びに
委員長
の指命をいたします。
委員
としましては、
佐藤
親弘
君 生田 宏一君
鈴木
幹雄
君
北山
愛郎
君
門司
亮君
松永
東君この六君を煩わすことにいたします。
なを委員長
には
北山愛郎
君を指名いたします。 —————————————
中井一夫
4
○
中井委員長
これより前会に引続きまして
地方財政計画
に関する
質疑
を続行いたします。
質疑
の
通告
がありますので、順次これを許します。
西村
君。
西村力弥
5
○
西村
(力)
委員
私
質疑
の
通告
をずつと以前にやりまして、本日まで一回も発言しないで参りましたが、本日
幸い機会
を与えられましたけれ
ども
、二時三十分から本
会議
が開かれるという状況にあります。本日の本
会議
の議題その他を考えてみますと、また昨日
有田逮捕許諾
の問題について採決の結果、ああいうことに
なつ
たということについて、それぞれいろいろ
自己批判
をなさ
つて
おられると思うのですが、私の党としましても、この本
会議
に対する出欠の問題について一応の話になりましたのでありますし、やはり本
会議
にはぜひ出席しなければならないと思うのです。本日これから十分間
質疑
をや
つて
も、おそらく
十分意
を尽さない意味のないものである、かように考えられますので、私はこの際
委員会そのもの
を本日はこれで
打切つて
、あすからでも精力的にやる、こういう
ぐあいになさつた方
がいいんじやないか、かように思うのでございます。
委員長
においてしかるべくおとりはからいが願いたいと思ふわけであります。
中井一夫
6
○
中井委員長
そうすると、
西村
君は本日は
質疑
はお進めにならないのですね。
西村力弥
7
○
西村
(力)
委員
先ほど申しましたように、
質疑
むしたいのでございますけれ
ども
、また重要な本
会議
に出席しなければならないという
立場
を考えまして、本日は
委員会そのもの
をやめてもらいたいと思うわけであります。
中井一夫
8
○
中井委員長
本
会議
の始まるまで、
委員会
は進行いたすということに決定いたしておりますから、さように御
承知
を願います。もし
質疑
をお始めにならぬのならば、他の諸君によ
つて質疑
を進めたいと思います。
西村力弥
9
○
西村
(力)
委員
それじや本
会議
が始まるまで十分間
質疑
を行います。 この
入場税
の取扱い、これは
予算委員会
でもいろいろ問題に
なつ
たと思うのでございますが、
予算
の本
会計
には入らないで
特別会計
に
なつ
た、それがために
政府
の言う一兆億
予算
の外観を保ち得たということにな
つて
おるわけであります。私たちから見ますれば、こういうことはま
つた
くごまかしであ
つて
、実際は
入場税
をプラスすれば一兆億をはるかに越えておるということになるのですが、こういう
入場税
の扱いについて、
自治庁
としてはどういう態度をも
つて
交渉せられたか、あるいは
特別会計
にせられたについての
自治庁
としてのいろいろな不便とか、そういう問題があるかどうか、この点についてお話願いたいと思います。
後藤博
10
○
後藤政府委員
実は
入場税関係
は、私の直接の担当ではございませんが、
財政
に
関係
がありますので、私の
承知
しておりますことを申し上げたいと思います。御存じの
通り入場税
は
譲与税
にな
つて参つたの
でありますが、その場合に、別に
入場税
と
ガソリン税
を合した
譲与税
の
特別会計
を設けるか、それから
交付税
を合せて
特別会計
を設けるか、こういうことが問題に
なつ
たわけであります。
ガソリン税
も
入場税
もそれぞれ
譲与税
でありますが、
交付
の仕方が異な
つて
おります。それから
交付税
も御
承知
の
通り交付
の仕方が異な
つて
おります。しかし、これをばらばらな
特別会計
にするよりも、合せて
一つ
の
特別会計
にして、そしてそれぞれの
譲与税
のそれぞれの
性格
に応じた取扱いができるように、
特別会計
の規則をきめたらいいのではないか、こういうことに相なりまして、
交付税等
の
特別会計
ということで一諸にな
つて
おります。しかしそれぞれの異な
つた性格
を持
つて
おりますので、その異
つた性格
がそれぞれ生きるような
特別会計
の
方式
にな
つて
おると
承知
しております。
西村力弥
11
○
西村
(力)
委員
それじや
自治庁
では一向おかまいなしに、そういうぐあいにせられることを黙認せられた、その経過だけは
承知
しておるということになるわけです。それはそれでいいと思うのですけれ
ども
、
既定財政規模
の
是正
をはかられたということに対しては、私非常に敬意を表するのでございます。ところでその
是正
の仕方でありますが、
自治庁
としては、今
是正
を見た一の
単独事業費
の問題、二の
経常物件費
の問題、三のその他
財源
未処置または
不足額
の問題のほかに、
是正
を要する項目をあげてあ
つた
かどうかということと、それから、そもそもこの
是正
された三点については、どれだけの額を
是正
してもらいたいという要求を出したか、この点についてお尋ねしたいと思います。
後藤博
12
○
後藤政府委員
既定規模
の
是正
につきましては、
単独事業
と
経常物件費
及び一部の
給与費
以外に二つの問題がございます。
一つ
は
オプシヨン
二の問題であります。
市町村民税
の
所得割
の第二、第三
方式
をと
つて
おるものを
増税
と見るかどうかという問題であります。私
ども
の
調査会
での
意見
は、
オプシヨン
二の問題は、
財政計画
上は
標準税率
を用うべきものであるから、これは
増税
である、
従つて
その分だけ
税収入
を引かなければならない、こういう主張をして来たのであります。ところがこの
増税
であるかどうかということに
一つ
の問題があるわけであります。と申しますのは、三つの
方式
を
市町村民税
においては
選択
することにな
つて
おります。
法律
上
選択方式
ということにきま
つて
おるものを
増税
と見るかどうか、この問題は非常に
議論
があるわけであります。
大蔵省
といろいろ
議論
をいたしたのでありますが、この問題については遂に
結論
を得なか
つたの
であります。私
ども
の方は、大体九十億ぐらいございますがこの九十億くらいのものを
増税
であるから引かなければならないということでありますが、
大蔵省側
の
意見
は、
地方制度調査会
においてもそうでありましたが、これは
増税
ではない、
オプシヨン
であるから
選択
ができるのである、
従つて
当然それは見るべきである、こういう
議論
であ
つたの
でありまして、遂に
結論
を得なか
つたの
であります。 もう
一つ
の点は、御
承知
の
通り昭和
二十六年から問題にな
つて
おります
一般職員
及び
教職員
の
給与費
の
差額
の三百何円という問題、これにつきましていろいろ
議論
をしてお
つたの
であります。その額は
計算
の仕方でいろいろ出て来るのでありますが、三百億といい五百億といい千億といい、いろいろの
計数
がご
ずい
ます。しかし、二十六年以後一応
調査
をいたしまして、ある
程度
是正
をいたしておりますが、最近の実情を申し上げますと、
教員
につきましては
財政計画
上見ております
単価
と
義務教育
の
半額国庫負担法
の対象にな
つて
おります
単価
とは大体合致しております。
小学校
の
教員
についてはほとんど一致しておりますが、中
学校
については多少差がございます、それから
一般職員
については、これははつきりしたことはわからぬのでありますが、かりに
昭和
二十六年十月の
単価
を引延ばして参りましても、その
差額
が六十億くらいはある、六十億というものがどのくらい縮ま
つて
おるかということが現在わかりません。私
ども
にも
資料
がございませんし、
大蔵省側
にも
資料
がないのであります。この点は水かけ論にな
つて
おるのでありまして、これもなかなか
結論
が出なか
つた
わけであります。私
ども
といたしましては、
結論
の出ない
部分
は後日
研究
をいたしまして、
是正
をお願いするということにいたしまして、はつきりしたものだけをと
つて
もらいたい、かような
方式
でも
つて
既定規模
の
是正
をはか
つた
わけであります。このうち
給与関係
の費用は、私
ども
が申しておりましたものは全部大体入
つて
おります。 それから、
単独事業費
及び
経常物件費
は、要求したものの約
半額
にな
つて
おります。たとえば
単独事業
でありますが、半分入
つて
おる、と申しますのは、この
計算方法
は二十七年度の
決算
を
基礎
にいたしまして、その
決算額
の中から一応
単独事業
だけを切り抜きまして、その切り抜いだものをその後の
公共事業
の延びで延ばして参ります。現在入
つて
いるものを引いた
差額
の約半分であります半分を落しましたのは、
単独事業
でありますから、
単独
にや
つた
ものも相当あります。
継ぎ足し
たもの全部が
財源計算
をしなければならぬものではなくて、いくらかは任意にや
つた
ものもあるわけでございます。しかし、一応
計算
は全部とりまして、半分のものは
財源措置
をするが、半分のものは
ほんとう
の純粋の
単独事業
、かように考えたのであります。その辺は論議があるところだと思いますが、大体半分の額が
是正
されたわけであります。それから
物件費
につきましても、
方式そのもの
には問題があるかもしりませんが、これは二十五年と二十八年の、国の
物件費
のうち、
外務省関係
とか、
保安庁関係
とかいうものを除きました
一般行政費関係
の中に含まれておる
経営物件費
の
伸び
と、それから
地方団体
の
財政計画
の中に入
つて
おりますところの
物件費
の
伸び
、それを比較いたしまして、それぞれを率で出しまして、その率を
職員
が変動がなか
つた
ものとしての
計算
において約半分を見た、こういうかつこうに
なつ
おります。それを三分の一見た方がいいか、半分見た方がいいか、四分の三見た方がいいかということは、
議論
のあるところであります。しかしこれも内容的にこまかく洗
つて
みますと、いろいろ問題がありますので、
最小限度
半分の
是正
をする、かような結果に相
なつ
たわけであります。
西村力弥
13
○
西村
(力)
委員
単独事業費
の
繰出し分
を、半分に見るということについての、その機械的な割り方について、どうしてもわれわれ納得できないのでございますが、その
単独事業費
の中の
土木関係
については、先日わが党の
阿部委員
からいろいろ質問がございましたが、この二十七年度の
学校建築関係
の
資料
見ますと、これは
文部省
の
調査
にかかるものでご
ずい
ますが、二十七年度において
建築費
の総計が三百三十五億五千万円ほどでございまして、その中で
国庫負担
が五十八億、それから
市町村負担
が百九十三億、借入れが五十八億、億
寄付金
が九億、大体こういう
数字
が現われておる。こういう
数字
から見まして、この
単独事業費
の
是正
があまりにも
不足
しておるではないか、十分に見られていないのではないか、かように思うわけです。四十五億の
是正
ということにな
つて
おりますが、もつともつとやるべきが当然であ
つて
、これは
地方
において独自にや
つた
といいますけれ
ども
、それは
地方
としては好んで趣味にや
つて
いるんじやなくて、やらなければならぬことをや
つて
いる
継ぎ足し
である。これでは
不足
であ
つて
、もつと大きく見るべきじやないか。
自治庁
としては半分でや
つた
こう言いますが、それに対して自信がない。
地方
の
財政
を十分に保障するという
立場
からいえば、あなたの方ではもつとよけいに見て、百パーセントなら百パーセント見た方がいいという考えな当初から持
つて
おられないかどうか、そういう点についてお聞かせを願いたいわけです。
後藤博
14
○
後藤政府委員
お答えいたします。先ほど
ちよ
つと申し上げましたが、
継ぎ足し単独事業費
と申しますものは、
ほんとう
に足りない分を
継ぎ足し
たのであるか、そうでなしに、任意な意思でも
つて
継ぎ足し
たものであるか、不明確な点がございます。およそ
学校
の
建築
をいたします場合に、どうしても足りない
部分
と、それからついでにもう少し増築しようという
継ぎ足し
の仕方もあるのであります。そういうものがどの
程度
入
つているか
、
ほんとう
の
単独事業
というものはどの
程度
入
つているか
ということは、
ちよ
つと私
ども
に見当がつかないのであります。やむを得ず、二十七年度の
決算
の中を
洗つた
上で、
市町村
及び
府県分
の
継ぎ足し単独事業分
をとらえまして、それを
基礎
にいたしまして先ほど申しました結果を出したわけであります。これはもう少し精査いたしますれば、内容的にもはつきりいたすのでありますが、何分にも多くの
市町村
のことでありますのでその間の事情がわかりませんので、一応半分だけで現在は満足しているわけでありまか。しかしこの問題はこれで
終つた
と私
ども思
つて
おりませんので、なお引続いて適当な材料をもちまして考えてみたいと思
つて
おります。
西村力弥
15
○
西村
(力)
委員
絶対的に必要なものでないにしても、この際や
つて
おこうというような
ぐあいに地方
の
自治団体
がや
つて
おるというお話でございますが、おそらくそういうことはないんじやないかと私は思うのです。これはやむを得ずして必要あ
つて
、そういう
継ぎ足し
をや
つて
いるのであ
つて
、
財政計画そのもの
を立てる場合には、やはり百パーセント見てやるということが、
自治庁
のそもそもの
基本方針
でなければならぬじやないか、かように私は考えるのです。それを腰だめ的な半分で打切るということ
——是正
に努力してくれたこと、ある
程度
の成果を収めたそのことに対しては、私も喜んでいるものでございますけれ
ども
、そういうものも絶対的に必要なものとして
自治団体
にやるべきである、百パーセント見るべきであるという
基本方針
を、
自治庁
としては堅持してくれた方がやはり正しいのではないかと私は思う。この点が、
地方団体
の
職員
の
給与
とともに、
地方財政
に対する圧迫というか、影響が非常に大きいのでございますから、こういう点は十分に見てやるという
方針
を堅持してもらいたい、さように思うわけなんです。 その次に、二番目の
経営物件費
の
是正
でございますが、これは二十五年度の
物価指数
を基準として
是正
をおやりにな
つて
おりますが、この
是正
は、二十五年度を一〇〇とすれば、パーセンテージはどの
程度
に行
つて
いますか。
後藤博
16
○
後藤政府委員
私申し間違えたかもしれませんが、二十五年の
物価指数
ではなくて、二十五年の
既定
の
親機
を
基礎
にいたしまして、国と
地方
との二十六年、二十七年、二十八年と
伸び
方を比較したわけであります。国の方で申しますと、二十五年から八年までの間に、
増加率
は一・三にな
つて
おります。
地方団体
は一・一であります。ところが
職員
の構成が国も
地方
も二十五年からかわ
つて
おります。それを考えなければなりませんので、
職員
の数を見ますと、二十五年と二十八年では、
職員
の数は、国におきましては九六%に落ちております。
地方団体
の方は
職員数
は一〇三%に上
つて
おるのであります。かりにこの
職員数
が同じであるという仮定に立
つて
計算
をいたしますと、平均いたしますと、その
伸び
の率は一・二くらいになる、つまり二割二分くらいの
増加率
を
物件費
で示さなければならない、こういうことになるわけでありはす。
計算
的にはそうなるのでありますが、国の
物件費
の中には、
地方団体
と異
なつ
た
物件費
もございます。かりに
外交関係
とか、
防衛関係
のようなものは除いておりますけれ
ども
、二二%の
伸び
の率の半分の率で
伸び
たもの、こういうふうにいたしまして、この
物件費
の五十三億を出したわけであります。
西村力弥
17
○
西村
(力)
委員
そうしますと、
卸売物価指数
とか、そういうものの上昇とは全然
関係
なく、国の
伸び
と対比して、そのまま国の
伸び
までの
程度
に
是正
した、こういうことになるわけでございますね。 その次に、
教員
とかあるいは
地方
の
一般職員
の
給与
の
関係
の
是正
の問題でありますが、これは不幸にして
大蔵省
と話合いがつかずに、問題を残したままにな
つて
おるということでありますが、この本年度の
財政計画
をいろいろ見てみますと、第十八
国会
に出した
財政計画
における
単価
と相当違う点がある。
都道府県
の
一般職員
ですと、
給与単価
が一万四千七百二十五円と先に出てお
つたの
が、一万四千三百五十七円で、大体三百何円安く見積られておる。それから
市町村
の
一般職員
ですと、一万四千九百五十九円とな
つて
お
つたの
が、一万四千三百七十四円にな
つて
いる。これは五百何円低めに児積られておる。それから
警察
、
消防関係
の
職員
は一万四千八百六十四円というぐあいにな
つて
お
つたの
が、一万四千二百八十三円というぐあいに算定されておる。この間わずか五箇月ぐらいになりますが、そのぐらい前にはじいた
計数
と、今度実際の
予算
を組む合にはじいた
計数
とがまるで
違つて
、今度は低く見積られておる。
ちよ
うどこのことは、
小笠原大蔵大臣
がこの前、来年度
予算
は一兆二百億
程度
になるだろう、こう言
つて
おいて、いざふたをあけてみると、突然として一億以内に押えて来たというようなやり口と、非常に似ているように私は思うのです。これはどういう
計算
から、こういうぐあにな
つて
来ておるのか。それともまた
地方財政
の
計画
を縮小するといというか、そういうぐあに押えるために、無理にこういう低い
計数
にはじきだして来ておるのか。そういう意図はないとお述べになるでございましようが、しからばその前の
計画
と今度の
計算
が、何がゆえにそういうふうに
違つて
きたのか、そういう点について御
答弁
願いたい。
後藤博
18
○
後藤政府委員
私前の
資料
を持
つて
おらぬのでありますが、私はさように考えないで、むしろ一月以降の
ベース・アツプ分
を平年度化いたしたいのでありますから、
ベース・アツプ
を含んでおりますので、その上に昨年よりも
昇級率
を二%見ておりますから、
基本級
はむしろ上
つて
おると考えております。
西村力弥
19
○
西村
(力)
委員
もちろんこの前の十八
国会
で提出されたのも、
ベース・アツプ
を見込んでのものだろうと思うのですが、事実この
通り
、私の
調査
では下
つて
はじかれておる。こういう算定にどういう確信を持
つて
おられるかどうか。こういう無理をされるから、各
地方団体
がそこで大きな
財源不足
を生じて、につちもさつちも行かないといつも言われる。私はそういうぐはいに言わざるを得ないのです。その点については少し御
研究
を
願つて
御
答弁
を願いたいと思う。また
教職員
の
関係
にしましても、今回の
予算
きめ方を見ますと、やつ
ぱり大蔵省
と
自治庁
と
文部省
の
単価
のはじき方が全然
違つて
おる。
小学校
の
教員
ですと、一万七千二百六十円と
大蔵省
は言う。
文部省
は一万六千八百二十八円、
自治庁
が一万六千九百十六円、それぞれこれは
違つて
おる。その点先ほどの
答弁
によ
つて
、
文部省
のはじいたのと
自治庁
のはじいたのが、今ほとんど差がなくな
つて
来たというようなことで、大体一致しておるのでございますが、中
学校
に行くと、
大蔵省
は一万七千四百八十二円とはじいておるのに、
文部省
が一万八千百三十六円、
自治庁
が一万七千四百五十六円、こういうぐはいにはじいておる。そうすると中
学校
の場合には、
自治庁
と
文部省
の間には相当の開きが出て来ておる。それから事務
職員
の場合は、
大蔵省
が一万五千四百八十二円、
文部省
が一万五千三百四十二円、
自治庁
が一万四千三百五十七円というぐあいに、やつぱり
自治庁
が一番低く見積
つて
おる。個々の点なんかについても、こういうぐあいにばらばらに出るのですが、ばらばらに出たのに対して、今まで長い間お互いに検討し合
つて
、高い低いというような問題でや
つて
来て、この破究も進められてできておると思うのですが、それでもなをかつこういうぐあいに出ておる。しかも
自治庁
は、
職員
あるいは
教職員
の
給与
をすべて低目にはじかれておる。この
自治庁
の確信のほどというか、そういう点について、このようなはじき方が
地方
の
財政
を圧迫するようにならないか。これが正確そのものであるというぐはいに、確信を持
つて
おられるかどうか、御
答弁
を願いたい。
後藤博
20
○
後藤政府委員
教職員
の
単価
の問題でありますが、実は私
ども
の方は二十八年度は基本給をはじきます場合に、理論定員を
基礎
にしたはじき方をしてお
つたの
であります。その後いろいろ理論定員につきまして問題がございます。二十九年度の
財政計画
の中では、実員を
基礎
にした基本給のはじき方に直したわけであります。この理論定員を
基礎
にするか、実員を
基礎
にするかによ
つて
、基本給の
単価
が多少異な
つて
参ります。
大蔵省
本省はそういうことにな
つて
おるのじやないかと思いますが、ことしは昨年の
方式
とかえまして、二十八年五月一日現在の
教員
数を
基礎
にいたしまして、その実額をとらえて、そうしてこれは
文部省
の
数字
を
基礎
にしておりますが、推定学級数による増員の数を加えまして、それにさらに一%の欠員があるものという
計算
をも
つて
、人数、実員を出しております。そういう
計算
の出し方でありますので、それを逆に見ますと、理論定員の数はもちろん出て参りますけれ
ども
、実人員を
基礎
にした
財政計画
に乗じております。これは
半額
国庫負担
の実額支給制度の建前からいたしまして、私はその方がいいのではないか、かように考えて、この
計算
でや
つて
おるのであります。
従つて
従来のやり方を多少かえておりますので、その点少御
議論
もあるかと思いますけれ
ども
、私
ども
は大体これでや
つて
行ける、大体三万人
程度
の増員を抑制するということになりましたので、われわれの
財政計画
の範囲内で十分、やれると、われわれは現在考えております。
門司亮
21
○
門司
委員
私一点だけ
ちよ
つと聞いておきますが、これは
自治庁
の次長がおいでになりませんから、
後藤
さんから伺うのはどうかと思いますが、この前の
委員会
で、私は
財政計画
を立てる場合に、人件費、それから
物件費
等についてはどういう考え方かと言
つて
聞いたときに、大体人員というようなものは減らすようなことは考えておらないという
自治庁
次長の
答弁
があ
つた
わけであります。これは今の
答弁
を聞いてみますと、あなたがちそうではないらしい。ある
程度
人員が減ることを考えられて、一応
財政
規模が立てられていやしないかという感じがわれわれはするのでございます。 それから定員についての問題でありますが、これはいろいろ説明がされて、さらに
鈴木
次長さんもこの間の
委員会
では、人間については減らさないつもりで組んでおるということでありましたが、ここに出ております
自治庁
次長の通牒、これは
昭和
二十八年十二月二十一日に自乙発第九三七号で、
自治庁
次長と書いてある通牒であります。その内容を読んでみますと、「
給与費
は、改訂後の
給与
水準において見込むこととし、
給与単価
の一層の適正化を図るとともに行政機構の縮少と欠員の淘汰を断行し
給与費
の増嵩を極力抑制すること。なお、従来往々とられていた定員減少を臨時
職員
に振替るが如き措置を一擲すると共に現存する臨時
職員
の徹底的な縮減を図ること。」こう書いてあります。これは
自治庁
の去年の
予算
編成のときの指令だ
つた
。そういたしますと、人件費、さらに人員もそれに伴
つて
ほとんど数を減らすようなことは考えていないというような
答弁
であり、今の御
答弁
もそういうふうに聞えるのでありますが、実際はそうじやないのじやないか。この
財政計画
を立てられる場合には、こういうものが基準とな
つて
地方
に指令されている以上は、やはり
地方
もこれを基準にして出さなければならない。そこで実際のことを私ははつきり言
つて
おいてもらいたいのだが、ことしは人件費その他について一体どれくらい節約を見込んで
財政計画
を立てたかはつきり言
つて
おいてもらいたい。こういう指令を出しておるのだから私は間違いないと思う。
後藤博
22
○
後藤政府委員
お答えいたします。人件費につきましては、
一般職員
につきましては一応整理そのものは考えておりますが、
財政
的には整理で落しておりません。ですから考え方といたしましては、整理によ
つて
浮くところの金と、退職金とが同額であるという考え方をと
つて
おりますので、これは国も同じであります。
従つて
一般職員
については、
財政計画
上は整理しないというかつこうにな
つて
おります。整理した場合には、整理によ
つて
浮く金と退職金とが大体とんとんである。しかも待令制度というのを行いますと、
地方
職員
は非常に長いので、ほとんど本年内でなしに翌年まわしになる人が多いのであります。そういう
関係
がありますので、
財政計画
上は落さないことにな
つて
おります。しかし整理そのものは国の
方針
にのつと
つて
やるということにな
つて
おります。それから
教員
の方は整理ではなくて、増員の抑制というかつこうをと
つて
おります。先ほど申しましたように、二十八年五月一日の実
教員
数に、推定学級数を
基礎
にしたところの増員分を加えて、それに一%の欠員率を見込んで、
財政計画
上の定員を出しております。そうなりますと、理論定員ではじきました場合と比較して、三万人少くなるということになるわけであります。
従つて
実員を
基礎
にして
計算
しておりますので、整理の
数字
は載
つて
おりません。ただ
警察
につきましては
職員
の整理をいたすことにな
つて
おりまして、これは整理によるところの減を立てております。これも待命の問題がございますので、おそらく年度のあとの方になる人が非常に多くはないかと思いますが、一応国警から得ました
数字
を
基礎
にいたしまして、整理によるところの減を立てております。これだけは立てておりますが、ほかの場合は整理によるところの減は立てておりません。
中井一夫
23
○
中井委員長
本
会議
が始まりましたから、本日はこの
程度
で散会いたします。 午後二時五十四分散会