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1954-01-26 第19回国会 衆議院 議院運営委員会 第7号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十九年一月二十六日(火曜日) 午前十一時五十三分
開議
出席委員
委員長
菅家
喜六君
理事
荒舩清十郎
君
理事
坪川
信三君
理事
渡邊 良夫君
理事
椎熊
三郎君
理事
正木
清君
理事
土井
直作君 生田 宏一君 田渕 光一君 三和 精一君 山中
貞則
君 園田 直君
長谷川四郎
君
青野
武一君 淡谷
悠藏
君
山田
長司
君 山本 幸一君
池田
禎治
君
春日
一幸君 山下 榮二君
只野直三郎
君
委員外
の
出席者
副 議 長 原 彪君 議 員 松井 政吉君 事 務 総 長
大池
眞君
—————————————
一月二十六日
委員中村英男
君辞任につき、その補欠として只
野直三郎
君が議長の指名で
委員
に選任された。
—————————————
本日の
会議
に付した事件
国務大臣
の
演説
の
日取り
の件
国務大臣
の
演説
に対する
質疑
の
日取り
の件
議員原彪
君逝去につき
弔詞贈呈
及び
予備経費支
出
承認
の件 本
院予備金
の
支出報告
に関する件
—————————————
菅家喜六
1
○
菅家委員長
これより
議院運営委員会
を開会いたします。 明二十七日の
国務大臣
の
演説
は、
内閣総理大臣
、
外務大臣
、
大蔵大臣
、
経済審議庁長官
の
演説
があるわけでございます。
政府
の方からそういう申出がありますが、この
総理大臣
並びに各
大臣
の
演説
に対する
質疑
、この問題について御
協議
を願いたいと思います。これは二十七日にやりますから、二十八日からということになります。二十八日から大体三日間、二日間では
前例
を見ても無理かと思います。
各党
の様子を伺うと、大体三人ずつの
予定
のようでございますので、二十八日から三日間といたしたいと思いますが、いかがでございましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
2
○
菅家委員長
御
異議
がないようでございますから、
国務大臣
に対する
質疑
は、二十八日より三日間と
決定
いたします。 次に
質疑者
の数ですが、これは
各党
から今御通告が出ておりまして、改進党は
三木武夫
君、
中曽根康弘
君、
町村金
五君、
社会党
の左派は
伊藤好道
君、
高津正道
君、
成田知巳
君、右派が
水谷長三郎
君、
佐竹新市
君、
大西正道
君、以上九名です。小
会派
からは何も言
つて
来ておりません。
椎熊三郎
3
○
椎熊委員
それについて、私頼まれて来ました。
日本自由党
から、
最後
でいいから一名、時間等の制限はまかすから、ぜひやらしてもらいたいということでございます。
質疑者
は
松田竹千代
君です。
菅家喜六
4
○
菅家委員長
そうすると改進党並びに
社会党両派
は
決定
いたしましたが、今、
日本自由党
の方で、
松田竹千代
君を一番
最後
でいいから、また時間等はまかせるから、やらしてもらいたいということでございます。この
日本自由党
の取扱いについて、これは今後例になることでございますから、八名の者もこれをやらせるかどうかということを、一応御
決定
願
つて
おきたいと思います。
椎熊三郎
5
○
椎熊委員
通常国会
の
施政方針
に対する
質疑
は、これまでも
前例
としないということで小
会派
も許している。
討論
の場合は、小
会派
は一本にならなければできない。しかし、
質疑
は問いただすのだから、必ずしも党内一本にならなくてもいいじやないかということで、これまでも
通常国会
においては
質疑
を許してお
つた
と私は考えます。
従つて日本自由党
は、小
会派
の中でも八名というグループを持
つて
、
思想統一
もできておる団体でございますから、もし
質疑
をしたいということならば、時間等はまた御
協議
願うことにして、お許しに
なつ
た方がいいのではないかと思います。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
6
○
菅家委員長
それでは、お聞きの
通り日本自由党
並びに小
会派おのおの
一名ずつをやらせる、こう
決定
して御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
7
○
菅家委員長
時間等は後ほどおきめを願うことにして、さよう
決定
いたします。
池田禎治
8
○
池田
(禎)
委員
小
会派
もですか。
菅家喜六
9
○
菅家委員長
日本自由党
一名、その他の小
会派
ひつくるめて一名、
合計
二名でございます。
今小会派
から見えておりませんが、
質疑者
の名前はきようまでに申し出ることにな
つて
おりますから、きよう中に
決定
して申し出てもらいたいと思います。 それでは、
割当
時間について次にお諮りいたします。
大池眞
10
○
大池事務総長
今までは一人四十分ずつくらいでございますから、四十分とすると、九人で六時間くらいになります。
椎熊三郎
11
○
椎熊委員
それでは、三日間で割れば
ちよ
うどいいじやないですか。
正木清
12
○
正木委員
慣例
通り
やりましよう。
菅家喜六
13
○
菅家委員長
それでは、時間は
前例
によ
つて
大体一人四十分、一つの党が二時間ということで、あるいは一人が少くな
つて次
がよけいにな
つて
も、
割当
時間の
範囲
内でやる、これは従来の
慣例
でございますから、それでいかがでしようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
14
○
菅家委員長
さよう
決定
いたします。次に小
会派
の
割当
時間ですが……。
椎熊三郎
15
○
椎熊委員
小
会派
は、二人で四十分ということでどうでしようか。
菅家喜六
16
○
菅家委員長
二人で四十分以内ということにいたして御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
17
○
菅家委員長
時間の
割当
は、さよう
決定
いたします。次に
発言順位
でございますが、これも従来の
慣例
によりたいと思います。一応
事務総長
より御
説明
を願います。
大池眞
18
○
大池事務総長
従来の
慣例
によりますと、小
会派
には何回かまわらなければそこに参りません。改進党、
社会党左右両派
というのを三回繰返して、九人が
終つたあと
に小
会派クラブ
、
日本自由党
、こういうように、
あと
二人つくことになりますので、御
了承
を願います。正式に申しますれば、
三木
さん、
伊藤
さん、
水谷
さん、
中曽根
さん、
高津
さん、
佐竹
さん、
町村
さん、
成田
さん、
大西
さん、それが済みまして小
会派クラブ
、それから
松田竹千代
さん、こういうことになります。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
19
○
菅家委員長
それでは
発言順位
については、今
事務総長
より御
説明
申し上げました
通り
決定
いたします。
池田禎治
20
○
池田
(禎)
委員
そうすると、第三日目の終りに小
会派クラブ
と
日本自由党
ということになりますね。
菅家喜六
21
○
菅家委員長
その
通り
でございます。
青野武一
22
○
青野委員
三日間を何日と何日にやるのですか。三日間続けてはぐあいが悪いというのでしよう。
土井直作
23
○
土井委員
二十八日、二十九日、三十日と継続してやれますか。
菅家喜六
24
○
菅家委員長
やれます。ただ、一応この三日間のうちに、
政府
の方からの非公式の話ですが、
ちようどギリシャ
の
皇太子
が
おいで
にな
つて
、
総理
がその三日間のうち、三十日に帰られるので、
ギリシャ
とは特別にまた
日本
は
友好関係
があり、特に
皇太子
が
おいで
にな
つたの
でありますから、そう長い時間ではないから、その時間をとりたいという話があ
つたの
であります。しかしそのために、まだ時間も正確にならないのに、今お諮りするわけに行きませんので、いずれ三十日なら三十日ということで、
質問
中にそういう
事故
が起れば、そのときにまた御相談申し上げることにいたします。ただ今日のところ、そういう動きがあ
つた
という非公式のことでございます。
池田禎治
25
○
池田
(禎)
委員
そういう
政府
の申出は、
国会側
としては当然
代表質問
のある日ですから、そういうことは
政府
の方でも念頭に置いてかからなければならぬ。むしろこちらから
政府側
に対して、そういうときに
事故
が起らぬようにということを、あらかじめ申し出るべきだろうと思います。
菅家喜六
26
○
菅家委員長
それは非公式ですし、三日間ということにきようの
運営委員会
できまると思いましたので、その間、
質問
に
支障
のない
範囲
において
皇太子
の方の
関係
はお願いしたいという意味は申しておきましたが、まだ向うからも、正式にこの日にこうだという
意思表示
はありません。ただ一応三日間というものはきまると思います。
従つて
その
質問日
に
支障
を来さないようにということは申しておきましたので、御
了承
をお願います。
菅家喜六
27
○
菅家委員長
次に、改進党の
原彪
君が、
新聞
で御
承知
の
通り
逝去されました。まことに哀悼の念にたえません。そこで同君に対する院議をも
つて
する
弔詞贈呈
の件をお諮りいたします。これは
前例
もありますので、
追悼演説者
の
人選
、
弔慰金
の
贈呈
、それから
議員一同
からの
香典
ですが、
前例
によりますと、この
追悼演説
は、選出県のその区の反対の立場にあ
つた
人がやるということにな
つて
おります。
弔慰金
は
歳費
の一年分、これもきま
つて
おります。
議員一同
からの
香典
も、一人三百円ずつが従来の
慣例
であります。そこで原君は茨城県の第三区でございまして、三区は
自由党
が
丹羽喬四郎
君、
佐藤洋之助
君、
赤城宗徳
君、この三名、それに
風見章
君が小
会派
で出ておられます。この四君でございます。まず
自由党
のその二君の中から
追悼演説
をすることが従来の例でございますが、その点についてお諮りをいたします。
椎熊三郎
28
○
椎熊委員
二君のうち、だれが年長ですか。
坪川信三
29
○
坪川委員
佐藤
君です。
椎熊三郎
30
○
椎熊委員
これは
自由党
の方におまかせいたします。
菅家喜六
31
○
菅家委員長
今までの
前例
によ
つて
、
自由党
の三君の中から、大体今のところ
佐藤洋之助
君に
追悼演説
をや
つて
もらうということにとりきめたいと思いますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
32
○
菅家委員長
その他、
弔慰金
は
決定
しております。
議員一同
からの
香典
は、一人三百円という先例でございますから、これもさよう
決定
いたします。 そこで
追悼演説
をいつ行うかという点でございます。
土井直作
33
○
土井委員
明日劈頭でいかがですか。
椎熊三郎
34
○
椎熊委員
施政方針
の
終つたあと
お願いできればけつこうですが、いかがでしようか。
土井直作
35
○
土井委員
本来ならば、前にやるべきだと思います。
長谷川四郎
36
○
長谷川
(四)
委員
質問
に入る日の
壁頭
でどうですか。
土井直作
37
○
土井委員
それなら、
施政方針演説
をや
つて
から、その
あと
でやるべきだ。本来なら一番最初にやるべきなんで、それが故人に対して敬意を表する礼なんです。礼儀上はそうしなければならぬものだ。
椎熊三郎
38
○
椎熊委員
明日
壁頭
、
前例通り
や
つて
いただけませんか。
菅家喜六
39
○
菅家委員長
ちよ
つと懇談いたします。
速記
をとめてください。 〔
速記中止
〕
菅家喜六
40
○
菅家委員長
速記
を始めてください。
原彪
君に対する
追悼演説
は、明二十七日、
国務大臣
の
演説
の前に、
壁頭
にこれを行うことに
決定
して御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
41
○
菅家委員長
さよう
決定
いたします。
—————————————
菅家喜六
42
○
菅家委員長
次に、
NHKテレビ実況中継放送
の件について
事務総長
より一応御
説明
を願います。
大池眞
43
○
大池事務総長
これはいつもの例にならいまして、
施政方針
並びに
各党
の
代表
の
質問
の場合に、
テレビ
の
実況中継放送
をいたしたいという申出でございます。これは毎回の例で、ございます。
菅家喜六
44
○
菅家委員長
御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
45
○
菅家委員長
さよう
決定
いたします。
菅家喜六
46
○
菅家委員長
次に
事務総長
より、
予備金支出
の問題で御
説明
を願います。
大池眞
47
○
大池事務総長
今書類をおまわしいたしましたが、
国会予備金使用承認要求
の件でございます。ただいま
お話
がありました
通り
、原さんに対する
弔慰金
、
議員歳費
の一箇年分を差上げる場合、従来からこれは
予備金
で
支出
することにな
つて
おりますので、
予備金
から出すことを御
承認
願いたいというのが第一点でございます。これは問題ございませんと思いますが、それ以外に、二十八年度
衆議院予備金支出
として、今までにすでにこの
委員会
で御
了承
を得て
予備金
を
支出
いたしました分の御
報告
の
数字
を差上げてございます。これは「各
議院
の
予備金
の
支出
については、これを
議院運営委員会
の
委員長
が、次の常会の会期の初めにおいて、その院に
報告
して承諾を求めなければならない。」という規定がありますので、新しい
通常国会
の初めの
機会
に御
報告
を願いたいという分でございます。あらかじめ御
了承
を願いたいと思います。いつ
報告
するかという時期につきましては、あらためて当
委員会
で御
決定
願うことにいたしまして、ただいままで
支出
いたしました分はこれだけでございますから、御
了承
を願いたいと思います。二十七年度
衆議院
の
予備費
の方では、五百六十二万九千二百三十二円の
支出
をいたしておりまして、その
内容
は、
退官退職手当
として、
弔慰金
が九十三万六千円、これは
愛野時一郎
君の分でございます。それから二十七年度の
予備金
の中から、
超過勤務手当
の
不足分
を四百六十九万三千二百三十二円、これだけ出してございますので、
合計
いたしまして、ただいま申し上げた
通り
の
数字
になります。十五
国会
におきましての
合計
はここに書いてある
通り
でございまして、
承認済み
で
支出
いたしましたものが百三十六万八千円、
合計
いたしまして六百九十九万何がし、
予算総額
は七百万円にな
つて
おりますので、差引二千七百六十八円というものが残額で、二十七年度は
不用予算
ということに相
なつ
た次第でございます。 本二十八年度の
予算
の中では、
弔慰金
として差上げました分が、
中助松
君と
田中元
君の分、それから
特別弔慰金
として、この前
中助松
君に二十万円差上げるということで、この
委員会
で御
決定願つて支出済み
の分がこれだけにな
つて
おります。
予算額
七百万円から
現実
に払いました分を差引きますと、ここに出ております四百九十二万八千円ということになります。この四百九十二万八千円の中から、九十三万余円という原君に対する
弔慰金
の、ただいまお願い申し上げました
支出
の
承認
をお願いいたしまして、これと合せまして、適当な
機会
に
予備金
の
使用承認
の御
報告
を願いたい、こういう件でございますから御
了承
を願いたいと思います。
菅家喜六
48
○
菅家委員長
何か、ただいまの
国会予備金使用承認要求書
について
質疑等
があれば伺います。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
49
○
菅家委員長
御
異議
がなければ、さよう
決定
することにいたします。
—————————————
菅家喜六
50
○
菅家委員長
最後
に、
国会法改正
の問題について、一応中間的に御
報告
を申し上げておきたいと思います。前
委員長
、前々
委員長時代
より、当
委員会
において
国会法改正
の案件が行われておりまして、従来小
委員会
を設置して、その
審議
に当
つて
来たわけでありますが、大体
逐条審議
が終りまして、
一通り小委員会
の案というものが、ある
部分
は
決定
し、ある
部分
は未
決定
のままで
各党
に
おのおの案
を持ち帰りまして、さらに
検討
を加えた上、小
委員会
をやろうという
申合せ
にな
つて
おります。その
審議
の
経過等
を
印刷
にまわしておきましたが、ようやく
印刷
ができ上
つて
参りました。今日皆様のところに配付いたすことに
なつ
たわけであります。そこで、ひとつ
皆さん
でよくこの
審議
の
経過
を御
検討
を願いまして、また次の
機会
に一応
ごらん願つた
上、それぞれ御
意見
もあると思いますから、その際にまた
意見
を開陳していただきたいと思います。広汎なものでございますから、すぐここで
意見
を述べていただくということもどうかと思いますので、一応お
持ち帰り願つて
御
検討
願いたいと思います。まだ
各党
にわずかの
部数
、それから
新聞社
に差上げただけでございまして、その他に差上げる
部数
はございません。次の
機会
に、これによ
つて
御
質問
、御
意見等
がありましたならばお述べいただきたいと思います。 なお、
新聞等
に誤り伝えられておるようですが、この
国会法改正要綱
というものが、どういうわけか
衆議院事務局
という名で出たため、いわゆる
事務局案
のように
新聞
に
報道
されておりますけれども、
事務局案
というものはございません。これは前に、
現行国会法
と、
改正
及びその
理由
というので、小
委員会
で研究しました
審議
の
経過
を
印刷
にしたものであります。しいて言えば、
運営小委員会
の案です。だから
衆議院事務局
と書いたために、各
新聞社
とも
事務局
がこういう案を出したというように誤報されておりますが、
事務局案
でないということだけは御
了承
を願います。こういうことは、
事務局
でもよくお考えを願いたいと思います。
衆議院事務局
で
印刷
したもので、整理したのは
事務局
ですが、
内容
は
委員会
で
審議
した
経過
です。どうも
事務局案
、
事務局案
と出るので、ふしぎに
思つて
お
つたの
ですが、これから出ておるわけです。
従つておしまい
の方にでもそういうことを書いてこれは
事務局
の方において
委員会
の
経過
を
印刷
にしたのだということにしないと、誤り伝えられまして、いろいろ照会などもありますから、御注意を願いたいと思います。
大池眞
51
○
大池事務総長
いつも、この案はこういうものだということを、表紙の中にその
理由
を書いて出すわけでございますが、大体
皆さん
御
承知
のことと思
つた
ものでございますから……。
菅家喜六
52
○
菅家委員長
ただ、
国会法改正小委員会
の
審議経過
とか何とか括弧へ入れるべきです。そうすれば、そういう間違いはなか
つた
。これは訂正しておきます。これを
皆さん
御
検討
願いまして、御
質問
、御
意見等
、適当な
機会
に行いたいと思います。
—————————————
菅家喜六
53
○
菅家委員長
そこで
あと
、きようは
庶務委員会
を開きたいと思いますので、全員で御
協議
願いたいことがありますが、その前に、
長谷川
君から
最後
に御
発言
があるということでございます。
長谷川四郎
54
○
長谷川
(四)
委員
いよいよきのうから
国会
が始ま
つて
、これに
伴つて予算委員会
というものが開かれます。ところが、今は
予算委員会
が
中心
にな
つて
すべてのものが進められるために、各
常任委員会
に
大臣
の
出席
が悪い、次官が出て来ない、こういうことで、一番大事な
委員会
である各
常任委員会
が
混乱
を来して、まとま
つた審議
ができない。こういう点から考えて、
常任委員長会議
を開いて、どの日にはどの
大臣
とどの
大臣
の分だけやるというようにして、逐次各
常任委員会
にも
大臣
が
出席
できるようにしてもらいたいと思います。いずれにしても、
予算委員会中心
に事が行われておるので、各
常任委員会
は常に
混乱
を来して、
審議
の進行ができない。だから、その点は十分考慮してもらわなければならないと思います。これは私の声ではなくて、総員の声だと思う。ですから
常任委員長会議
を開いて、どういうような順番で、どういうような
方法
でやるか、そういうことをきめてから
予算委員会
を行
つて
もらいたいと思います。
山田長司
55
○
山田
(長)
委員
私は、今の御
発言
には非常に
同感
です。
決算
の方でもなかなか
大臣
が来なか
つた
りして、非常に
審議
に
支障
を来しておることを如実に私は見ております。その点について、今の御
発言
には非常に
同感
です。やはり順序をはつきりきめて、各
常任委員会
の
審議
に遅滞がないような
方法
を講じてもらいたいと思います。
菅家喜六
56
○
菅家委員長
御
趣旨
はよくわかりましたので、
常任委員長会議
のときに各
常任委員長諸君
とよく御
協議
をいたしたいと思います。御
趣旨
の点においては何ら
異議
はありません。
異議
はありませんが、
現実
の問題を見ますと、
予算委員会
に行
つて
おりませんと
予算委員会
の方において
支障
を来すというので、
予算委員会
が始まると、各
大臣
はみな
予算委員会
にくぎづけにされる。そこで今度の
国会法
の
改正
でも、
各党
から御
意見
もあ
つたの
ですが、各
常任委員会
で
大臣
々々と
言つて大臣
を要求されるような傾向も、必ずしもないわけではない。私も長く
決算委員長
をやりましたが、必ずしも
大臣
でなくても、
政府
を
代表
して政務次官なりが来れば、
政府
の責任ある答弁を求めることができる場合もある。どうしても
大臣
でなければならぬというときにはやむを得ぬけれども、それ以外のときは、みな
大臣
々々と要求すると、各
常任委員会
を、
所管大臣
一人の場合は、関連のある
法律案
になるとまわり切れないおそれもありますし、
国会法改正
などの場合にも、そういうこともひとつ
常任委員会
の
運営
の面において考慮したいという
意見
も出たくらいであります。しかし、今
お話
の点、ごもつともでございまして、
予算委員会
に直接
関係
のない
大臣
は、
お話
のように
予定
を組んでやれば
出席
できることにもなると思いますから、この日は
予算委員会
にはどうしてもこの
大臣
は必要だ、それ以外の
大臣
は
常任委員会
というようにフランを立てまして、それによ
つて
各
大臣
はそれぞれ
所管事項
についてやるというような組立てをうまくすれば、今よりもつといいものができ上りますから、御
意見
のあるところは
常任委員長会議
のときに申すことにいたします。御
希望
に沿えるような
方法
で十分に
協議
を進めたいと思います。
長谷川四郎
57
○
長谷川
(四)
委員
予算委員会
でも各
常任委員会
でも、
委員会
の性格は同じですから、プランを組んで、月、火、水は
予算委員会
で、木曜はあいているとか、そういうようにして進めてもらいたいと思います。
菅家喜六
58
○
菅家委員長
よくわかりました。これは参
議院
との
関係
もありますから、よく研究することにいたします。
—————————————
菅家喜六
59
○
菅家委員長
小
会派
の
代表
の方が見えておりますが、小
会派
の
代表質問者
は、これは至急各派とも全部本日中に出すということにな
つて
おりますから、本日中に出していただきたいと思います。時間は二十分以内ということに
決定
いたしております。どうしてもきよう御
決定
にならなければ、あすの午前中ということでやむを得ませんが、なるべくなら、各
会派
ともきよう出たのですから、あなたの方でも御
決定
願いたいと思います。
只野直三郎
60
○
只野委員
きようはむずかしいのです。
菅家喜六
61
○
菅家委員長
質問
をやらしてもらいたいという場合には、これは
討論
の場合にはむずかしいのですが、
質疑
の場合には、小
会派
にもそういう
機会
を与えるべきだという、この会の一致した
意見
ですから、この次の
質疑
の場合も小
会派
が出ることになりますので、あらかじめ
人選
をしてからこの
委員会
にお臨み願いたいと思います。
只野直三郎
62
○
只野委員
了承
いたしました。
春日一幸
63
○
春日委員
それで、
長谷川
君の
発言
に関連してでございますが、
予算委員会重点主義
で
審議
がなされるという点、また私の申し上げたいことは
報道
に関することですが、
予算委員会
の
質疑応答
はあまねく
報道
される。けれども、
予算
の根底をなす
法律案
の各
委員会
の
審議
の
経過
は、
新聞
であまり
報道
されない。
従つて国民
はこれを知ることが非常に薄いことになるわけであります。そこで議運の方でも
報道陣
と御
折衝願つて
、もう少し
協力
願えるような態勢をつく
つて
もらえないかと思うわけです。非常に重要な問題が各
常任委員会
で
審議
されてお
つて
も、結局これが
国民
に知らされる面がほとんどない。そういうことが、よ
つて
も
つて予算委員会集中
という形にな
つて
来て、
大臣
も一向
常任委員会
の方に出て来ないというような形にもな
つて
来るのじやないかと思います。もう少し
常任委員会
の重要と思われることについては
報道陣
の
協力
を得るよう、この
委員会
から何らか御交渉願えるような
方法
はございませんでしようか。
菅家喜六
64
○
菅家委員長
報道陣
にそういう
協力
を申し込むことは別段さしつかえはないと思いますが、
新聞社
の側から言えば、
スぺース
の問題になりますから、各
常任委員会
の記事を
予算委員会並
に取扱
つて
くれということを申し込みましても、実際問題としては、なかなか至難じやないでしようか。あのスペースの限られた中で、
常任委員会
の
審議
の
経過
を
予算委員会並
に費すということは、なかなかできないことではないかと思います。
春日一幸
65
○
春日委員
各社の
政治部長あたり
に、こういう
意見
があるということを申し述べてもら
つて
、できるだけそういう方面に積極的な配慮が行き届くように御
了承
を願うということは、一応
プラス
になることだと思いますから、その点お願いしたいと思います。
菅家喜六
66
○
菅家委員長
皆さん
の
意見
がそういうことなら、適当な
機会
にそういう
方法
をと
つて
もいいのですが、実際問題としては、
新聞社側
としては各
常任委員会
の重要な
法律案
は、
審議過程
は述べなくとも、それだけのものは相当の
行数
をと
つて
報道
しておることと思います。
春日一幸
67
○
春日委員
法律
の解説は行われておるが、
審議
の
経過
その他については
報道
が
現実
に行われていない。
菅家喜六
68
○
菅家委員長
これは
皆さん
の御
意見
なら、
希望
を申し述べるごとにしますが、
ちよ
つと無理じやないですか。
春日一幸
69
○
春日委員
まあ、無理でも述べてみてください。これは
プラス
になることですから……。
菅家喜六
70
○
菅家委員長
お話
の点は、
委員長
の方において適当な時期に考えてみたいと思います。 それでは本
委員会
は一応これでとじまして、
あと庶務
に関する御
協議
をいたしたいと思います。 本
委員会
はこれにて散会いたします。 午後零時三十二分散会 ————◇—————