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正木委員 局長、この
資料で御
答弁願いたいのですよ。あなたから出ております
資料は、二十四年の四月に、今のあなたの
答弁のように、理由のいかんにかかおらず八億五千四百万円あるわけです。五、六、七、八、九、十、十一、十二、二十五年の一月、二月、三月でこの
発生額を打切
つてあるわけですね。これに対して
納入額は、この二十四年度分に二十五年一、二、三を加えて
整理するために、
納入額は二十五年の五月までと
つてあるのです。そのと
つてある額の五十八億四千九百万円と
発生額の五十八億四千九百万円が一致している、私はこう言うのです。だとするならば、すでにこの二十四年、さらに二十五年の三月までの間においては、この
資料に関する限りは
日本交通公社と
国鉄の間には貸借
関係はあなたの
資料の
通りゼロにな
つているのではないかというのです、私の言うのは……。ところがゼロにな
つておるべきものが現実には、この問題が
発生したのは御承知のように二十四年の下期から二十五年の上期において出て来たものであ
つて、ここに私の理解できない
部分があるのだ、こういうことなんです。
従つてこの点についてはあなの方でももう一度この書類に対してそろばんを入れてみてもらいたい。私の考え方が間違いなのか、あなたの方のこの
整理がどうな
つておるのか、これが一点。
その次にもう一点聞いておきたいと思うことは、
利子計算なんです。これもどうしても私に理解できないということは、十銭を四銭に切下げたとか、
東鉄関係をさらに一箇月
延納したということについては、私は党に持
つて帰
つて党の
方針に従うよりしかたがありませんが、この
日歩四銭に計算た「
交通公社延滞賞金計算書本庁取扱分」二十九年二月十五日、これをごらんください。このあなたから出た
資料によると、
日歩四銭に計算しても、二十五年の十月には四十五万三千三百九十一円
利子をと
つているのです。ところがここに疑問になりますのは、二十五年の十月とは一体どれを
基礎にして
利子をと
つたかという算定
基礎が出て来なければなりませんね。そうでしよう。そこでひ
とつあなたから出た
資料と前会私が
質問をいたしましたこの
速記とを突き合わしてみて明瞭になりますことは、あなたはこう
答弁しているのです。私が、四十五万三千三百九十一円という
利子の取り方は間違いではないか、非常に
金額が少いではないか、こういう
質問に対してあなたはいろいろ
答弁をされておるのですが、この二十五年の十月の
基礎というものはこうな
つているのです。あなた方が手をつけたのは二十五年の六月だ、こう言うのだ。六月のときかりに
東鉄管内のこの特別延滞金を認めないというと、
日本交通公社が
国鉄にどれだけ
延納してお
つたかというと、六月に六億七千五百六十二万三千円を
延納しているのだ。超えて七月になるとこの
金額がさらにふえて七億一千四百万円になるのだ。八月になるとこれがさらにふえて七億五千八百万円になるのだ。それが九月になると八億になるのです。いいですか。特別
延納を認めない場合、だれが常識的に考えてもこの八億の九月が
基礎算定に出て来なければならぬ。それを
東鉄関係の一箇月分を特別
延納を認めたとして、あなたの方から出ている延滞額はどういう
基礎数字にな
つているかというと、逆算して行くと九月には六億六千万円、八月には五億八千四百万円、七月には五億八千三百万円、六月には三億五千二百万円、こういう
数字になるのだ。そうすると十月中に納めた
利子、四十五万三千三百九十円の算定の
基礎はどこから出て来るかというと、九月の六億六千万円、八月の五億八千四百万円、七月の五億八千三百万円、六月にあなた方が気がついたと言うのだから、これから見ても三億五千二百万円、これの
合計に対して当然四十五万三千三百九十一円という
利子が出て来なければならない。この
基礎算定というものは非常に不明瞭なんです。そうでしよう。そう思いませんか。そうお考えになりませんか。一体何を土台にした四十五万三千三百九十一円なのか、これが全然明瞭にな
つて来ない。
従つてこの前もこの
委員会で私もこの点詳細にあなたに
質問を展開したのですが、私の納得する
答弁が得られない。そこで再
資料を要求した結果このことがさらに明瞭にな
つて来て、繰返して言いますけれども、十月に
利子が四十五万円入
つた。この
利子の
基礎算定は一体どこに置くのかといえば、九、八、七、六、これの
滞納額の
合計されたものがここに出て来なくてはならないじやないか。その前にと
つておらないのではないか。と
つてあれば別ですけれども、私に渡された
資料ではと
つてない。と
つてあれば別ですが、と
つてないのだから、当然この十月のこの
利子の額というものは、この算定の
基礎の上に立たなければならないじやありませんか。そのことも全然具体的にな
つておらない。私はこまかいことを言うようではあるが、問題を一たび取上げた以上、私は言わなければなりません。まずこの点を明らかにしてもらわなければならない。