○小林政夫君 私は九月十五日夜羽田を出発いたしまして、インドのカルカツタ、マドラス、ボンベイ、デリー、パキスタンのカラチ、セイロンのコロンボ、ビルマのラングーン、タイのバンコツク、香港、タイペイ、それぞれの地を視察しまして、十月の六日夜羽田に帰
つて参りました。タイ、香港、台湾については池田班と重複をいたしますので、多少の見解の相違はございますが、省略をさせて頂きます。又、ラングーンに立寄りましたが、飛行機の都合で深夜のラングーンにちよつと滞在しただけでございますので、ビルマの事情については多く語るだけの視察をいたしませんでした。御了承を願いたいと思います。
インドは民主連邦共和国で、人口三億六千万、面積は我が国の約九倍であります。全人口の七割弱が農民であるにかかわらず、食糧は自給できない。年々二百万トンから五百万トン近い食糧を輸入に仰いでおる状態であります。耕作農民は全く土の家に住み、家具らしい家具も持たず、はだしで、衣服は夏物一着の着たきり雀であるというような、全くの貧農であります。都市には、はだしで半裸体の住むに家なき貧民が多数横行し、乞食が非常に多い。カルカツタのごときは二三百万人の無籍者がおる状態でありますが、一面、富裕者は我々の遠く及ばない豪壮な邸宅に住み、自家用車を乗り廻している。非常に貧富の差が甚だしく、而も貧者の数が圧倒的に多いのであります。パキスタンの独立に伴い、パキスタン領から着のみ着のままで逃げて来たレフユージーが千万人に達するということも、この状態に拍車をかけておるのでありますが、その避難民救済はインドの重要問題の
一つとな
つております。都市の周辺に新らしい四階建、五階建のアパートの建築が見られまして、中央
政府、州
政府の努力の跡が窺われるのでありますけれども、なかなか前途遼遠に見受けられるのであります。読み書きのできる者は国民の一六・五%、一割六分五厘であるにもかかわらず、大学卒業者は年々二十万人に達し、このホワイト・カラーの失業問題が起
つている状態であります。
インドはいわゆる第三勢力のリーダーとして、国際政界において花々しい活躍をしておりますが、国内は以上のような
状況で、共産党活動の好個の温床と思われるのでありますが、為政者は共産党の破壊活動に対しては断固たる
措置をとり、早期若芽の間に摘みと
つておる趣きであります。
中央
政府は一九五一年から五六年に亘る五カ年計画を樹立し、五カ年間に日本の金に直して一兆五千億円の
資金を投入して、そのうち外資に依存する分が約七・五%の百十七億円程度でありますが、その一兆五千億円の
資金を投じて食糧自給と工業化を推進することにしております。綿紡は千二百万錘に達し、老朽設備の更新が問題にな
つておりますが、つとに綿製品の輸出国に転じ、ビルマ、インドネシア、アフリカ市場においては、我が国の競争者であります。のみならず、紡機、織機自体をすでに或る程度国内にて製作し、それらの輸入を禁止しております。人絹糸は未だ製作に着手の
段階ですが、人絹織物はすでに自給をしておる状態です。従
つてインドは、高級繊維製品は別として、一般普通の繊維製品の市場ではすでになくな
つておる。軍化学工業製品の市場になり変
つておるわけであります。独立日なお浅く、指導者は建国の意気に燃えてナシヨナライゼーシヨンの熱が非常に高いのであります。外国法人又は個人の在印支店、出張所は、高級従業員の半数、下級従業員の三分の二以上はインド人を雇用すべし、こういう条件で開設が許される。合弁
事業はインド側の出資五一%以上という条件を附して許可する。
一般的な対日感情は良好で、識者の対日関心は高まりつつあります。ボンベイにおいては、財界、政界、報道界の有力者を以て目印文化協会が結成されるに至りました。目印平和条約において日本人の在印財産の無条件返還を約してくれたことは、我々の大いに徳としたところであり、国際
会議等においてインドの日本に寄せてくれた幾多の好意も我々の多とするところであります。我々は日本国民を代表して、副大統領兼上院
議長に深甚な謝意を表明いたしました。併しながら、在印財産は今日まで返還されず、
最後に至
つてその実行がインド人の在日財産の
補償の履行を条件とされるに至
つたことは、残念至極なことであります。のみならず、日本人の在印財産はすべて換金されてお
つて、現物としては還
つて来ないのであります。又、今日までの税金等も差引計算されて、実質的に余り還り分はないやに聞いたのであります。インドはインドのためのみを考えでいるのであ
つて、我々に対して慈善的か好意を持
つているのではないのであります。
カルカツタ・ボンベイには、我が一流商社はおおむね社員を駐在せしめている。併し正式に支店を開設してや
つているものはカルカツタにある東京銀行の支店一カ所であります。船会社も、カルカッタ、ボンベイにおのおの三社社員を駐在せしめておりますが、商社、船会社は二重課税を慣れて、取引は日本の本社とインド側とが直接契約を締結する建前をとり、駐在員はその斡旋役に過ぎないという立場をと
つております。併し第十六
国会において我々は、所得税法、法人税法を
改正し、二重課税の救済
措置を講じ、
所要の
政令も公布されて、八月七日から
施行されておりますので、その旨を伝え、堂々と支店、出張所を開設して、腰を据えて活躍されることを要望しておきました。これらの商社、船会社の駐在員はおおむね各社の中堅社員であり、活動的ではありますが、勢いの赴くところ、日本側の無用の競争、即ち安売り高買い競争を誘引しているのみならず、社内における地位の関係で、現地駐在員の本社への献策がすなおに用いられず、あたら商機を失しているような事例もあるようであります。
インドの為政者の強調する目下のインドの最重要問題は、カシミール問題であります。そのために、本年度中央
政府歳出
総額四千四百億の四五%を軍事費に使用している。インド側は、カシミールは、ソ連、中共に境を接する国際的要衝であり、住民は回教徒が多いけれども、経済的にはインドに帰属するほうが住民のためであり、パキスタンに渡せば圧制をやり、何をしでかすかわからないと力説するのであります。カシミールはネール氏の出身地でもあり、多少の感情もまじ
つているようでありました。
パキスタンは英国自治領であり、英女王が形式的に任命する。パキスタン人の総督によ
つて統治されております。人口七千五百万人、面積は我が国の約二倍半であります。憲法制定のための制憲議会が設けられておりますが、これが
国会のできるまで
国会の働きをすることにな
つております。
パキスタンは東西に分れ、而も現在喧嘩をや
つているインドを中に挟んでいるわけで、陸の交通が遮断されております。東西の海上距離は千三百海里、西パキスタンの中部の都会で首都カラチに次いでの都会であるラホールから東パキスタンの州都ダツカまで飛行機で六時間かかる。東パキスタンは一州でありますが、人口は四千二百万人であります。西パキスタンは四州であ
つて人口は三千三百万人であります。かかる事情がパキスタン憲法の制定を非常に困難ならしめているのであります。
民主連邦共和国とすることは決定したのでありますが、第一の難点は
国会の構成であります。上下両院制をとるといたしまして、下院議員の選出を人口比によることとすれば、東パキスタンが下院の過半数以上を占めることになり、上院議員を州単位で選出すれば、上院議員の五分の四は西パキスタン側が占める、この上下両院議員の数の
調整に困惑をしておる状態であります。第二の難点は、中央
政府と州
政府との管轄事項の配分であります。東パキスタンはそのように西パキスタンから海上千三百海里も離れておるような事情もあり、成るべく中央
政府の権限を少くし、州
政府の権限を多くせんとしておるのであります。第三の難点は、回教の教義を如何に憲法に顕現するかであります。パキスタンは回教の教義に背反する政治はやれないのであります。以上の難点のために、制憲議会は開会の都度かなり紛糾しております。来年の五月頃までには、どうにか、ものにしたいと言
つておる状態であります。
全人口の八割強が農民でありますが、食糧はやはり自給できない。昨年度は米国から百万トンの小麦の贈与を受けたようであります。インド側から七百万人の回教徒がこれ又着の身着のままで逃げて来、避難民救済のパキスタンにと
つても重要問題の
一つであります。教育程度はインドよりも低く、全人口の一四%が読み書きできる程度であります。中央
政府は、一九五一年から六カ年計画を樹立し、千八百二十億円の
資金を投じて食糧自給と工業化を推進しております。千八百二十億円は、その後の物価高等によ
つて、現在の評価に直すと三千五百億円、その四分の一程度を外資に依存する計画のようであります。綿紡は現在八十五万錘でありまして、年末までには八十七万錘になる。人絹織布工場もできておりまして、製品のでき栄え等は、インド、日本とおおむね変らないように見受けました。これらのプラントは日本から輸出したものが多く、技術者のみならず作業員まで日本人が招聘されて指導しているところもあります。
農業方面でも日本の実践的技術指導が要望されておるのであります。外国人の在パ支店出張所の従業員については、インドと同様の原則的制約があります。即ち、高級社員の半数以上、その他の従業員の三分の二以上がパキスタン人でなくてはならない、こういうような制約があるわけであります。合弁
事業は、
政府指定の十三業種のみがパキスタン側の五一%以上出資ということが条件にな
つておりますが、その他の
事業については条件はありません。併し外国人の資本投下はパキスタン人との合弁でなければ許されない。実際問題として許されておらない。百二十万人のカラチの街は砂漠の中にできた街であるが、今では大きな樹もあり、かなり緑に蔽われている。砂漠とい
つてもあの辺は砂地ではないのでありまして、水さえあれば植物は生長するのであります。
農業開発は灌漑用水の
確保に重点が置かれております。工業化政策は積極的であり、カラチにも工業地帯を設けておりますが、国策として取上げた産業に民間の投資が出て来ないという場合は、
政府が直接みずから経営をやり、軌道に乗せて民間に払下げる。民間がやる場合は工場敷地を九十九カ年間無償で貸与し、税法上の減免
措置を講じ、金融上の助成もなし、
生産が軌道に乗
つて或る程度の国内需要を充足するに至れば、該当品の輸入を禁止する。そうすると自然に価格が上る、そうしてその工場に儲けさせる。利潤を与えて二、三年で建設費等は償却することができる。償却ができた頃を見計ら
つて適正価格に品物の値段を抑えて行く。こういう筆法をと
つておるのであります。日本はパキスタン国にと
つて輸出の相手国としては第一位であり、輸入の相手国としては第二の地位を占めておりますので、インドに比べて対日感情は非常によろしいのであります。我々に対する歓待も全く至れり尽せりでありまして、丁度我々がカラチに到着をした日が制憲議会招集日でありました。
議長主催の歓迎リセプシヨンを開いて、制憲議
会議員の全員、総理
大臣以下各省
大臣次官出席して、大いに歓待をされたのであります。又、総理
大臣、外務
大臣、情報宣伝
大臣、産業
大臣、法務
大臣等も快く面接をして、率直な意見の開陳をなし、日パ提携を力説しておられました。これら政界指導者はいずれも建国の志士であ
つて、信念と見識を持ち、非常な人間的な迫力を感じさせられたのであります。
在留邦人の活動
状況はおおむねインドと同様でありますが、合弁会社が二社作られており、東銀の支店が開設されております。合弁会社に対する日本側の監督が甚だうるさい、具体的には毎月
大蔵当局がバランス・シートの提出を要求しているというようなことで、全く常軌を逸しているのじやないかと言
つて、甚だ現地の在留邦人が憤慨をしておりました。これは速やかに改められるべきだと私も思うのであります。在留邦人が異口同音に言われることは、合併のよい相手を見付けるのに非常に苦労する。必ずしもパキスタン人は言行一致はしないのだ、商業道徳もかなり低い、こういうことを言
つております。パ国も五カ年を出でずして日本の一般繊維市場ではなくな
つて、重化学工業市場に転換するだろうと私は思います。パキスタンの為政者の強調する。パ国の最重要問題は、やはりインドと同様にカシミール問題であります。そのために、本年度、中央
政府歳出
総額約千億円の六〇%を軍事費に使
つている。カシミールはパ国の水源地であ
つて、これがインド側に帰して水を押えられたら、その水がパキスタン側へ幾ら来るか、その来る量によ
つて農作物の豊凶がきまるので、完全に死命を制せられるという状態であり、更に住民の大多数は回教徒である。こういうような
理由から、パ国としては、何ものにも制約されない、住民の自由なる意思で、その帰属がきめられることを望んでいるのであります。インド側は、パ国はヒンズー教徒に暴虐を加え非常に圧制をやる、こういうことを言
つておりましたが、制憲議
会議員七十九名のうちに野党たるヒンズー教徒が十名おりまして、かんかんがくがくの論を戦わしておりますけれども、別に生命の危険は感じておらないようであります。パ国も少数の富裕者と多数の貧民で、共産党の温床ともなりかねないのでありますが、共産党活動は大したことはなく、制憲議
会議員のうちに一名のピンクがいると言
つて、総理
大臣が茶化しておりました。むしろパ国はインド国内における共産党の潜行活動の危険を指摘してお
つたのであります。
セイロンは英国自治領で、英女王の任命する英人の総督によ
つて統治されております。上下両院を持
つている。人口は七百五十万人、面積は我が九州と四国を合したくらいの大きさであります。大
部分が仏教徒で、米を食べております。米は三割は自給できますけれども、他は輸入に待たねばならない。ゴムと茶はセイロンの特産であります。コム園、茶園は最高度の
農業技術水準に達しております。ゴム樹や茶の栽培から製品まで一貫作業をや
つている。併し、米作は水田ではありますけれども甚だ幼稚で、殆んど植え放しの状態である。日本農民の実践指導を期待しております。工業化はこれからで、綿紡三万錘を設備したいということで、我々に会
つて産業
大臣が提案したような状態でありますけれども、何分、繊維市場としても市場は狭いということが言えるわけであります。セイロンはMSA援助を受けることにな
つてお
つたのでありますが、中共ヘゴムを売
つて米を買う取引を始めたということで、米国の逆鱗に触れて援助を止められた。セイロン側は、アメリカにゴムを売るのと中共に売るのとでは倍の値開きがあり、アメリカのように安く買い叩かれては食
つて行けない、思想と通商は別だと言
つているのであります。セイロンの対日感情も割合によくて、当時の運輸
大臣で現総理
大臣、サンフランシスコ
会議で日本のために非常に好意ある演説をや
つてくれた
大蔵大臣、上院
議長、上院の領袖で
農林産業
大臣等に面接をいたしましたが、いずれも気持よく応接し、率直な意見の開陳がありました。歳出の三割を占めてお
つた米の補給金を削除したために米価が一挙に三倍強の値上りをして、我々のコロンボ到着二週間前に米騒動が起きたのであります。向うではストライキと言
つており、官公労働者が一斉ストをやり、電信、電話、鉄道がとまり、戒厳令を布いて軍隊が出て鎮圧をしたのであります。上院領袖である
農林産業
大臣は、このストライキは共産党員の煽動によるものとし、我々のミツシヨンの中の保守派の対共産党政策を尋ねました。セイロンは、日本の再軍備を危惧するオーストラリアに対して、日本が強くなるよりも共産党の侵略のほうが恐いのだの言
つて強調しておるのだということを言
つておりました。
以上三国、それぞれのおおむね特異の
状況を御
報告いたしたのでありますが、これから三国の共通の事項について私見を述べさせて頂きます。
第一に、これら
地域は二百年間英領植民地であ
つたので、英国経済の一環として開発されて来ておる。第二に、政界、経済界の指導者は、いずれも英国で教育を受け、独立までは英国と争
つたが、独立の目的を達した今日においては、言語等より英国に親近感を持
つておる。第三に、英国は政治的にはこれら
地域から後退したが、経済的には後退をしておらない。積極的に経済勢力の維持を図
つておる。コロンボ・プランは相当の恩恵をそれぞれの三国に与えておる。パキスタン外務
大臣は、本員の率直な
質問、即ちあなた方は熾烈な反英闘争をや
つて独立をかも得たにもかかわらず、依然として英連邦の一員にとどまる
理由はどうか、むしろ東南亜連盟、或いは回教連盟のほうが重要ではないか、こういう
質問に対しまして外務
大臣は、英連邦はクラブみたいなものである、英連邦への加盟とい
つても、我々の政治行動に制約を受けるものではない。抜けようと思えばいつでも抜けられる。情報交換程度だ。東南亜諸国或いは回教諸国共通の問題は随時話合えばよいので、組織化する必要はないのだと言
つておりましたが、たまたま仏印のほうへ話が飛んで、仏印三国が仏連合にとどまることを条件に独立を与えられるということであれば、我々は完全な独立とは思わない。完全な独立をして、然る後にそれら独立国の自由意思で仏連合に加盟するならば差支えない。こういうことを言
つてお
つた。即ち、インドにしても、パ国にしても、セイロンにしても、自発的に英連合の一員にとどま
つているわけがあるので、自発的にとどまるには、とどまるだけの
理由があるはずであります。食糧自給、工業化等の政策を推進し、英経済圏の域を脱して真の自立経済を達成するまでは、英連合の一員としてとどまることを要するのであろうと思うのであります。
かかる三国であ
つてみれば、我々が声を大にして経済提携を叫ぶことは、徒らに英国を刺激するのみであります。幸いにこれら三国は、英米の技術よりも日本の技術のほうが受入れるのに手頃であると考えており、又技術者等も日本人のほうが安い。従
つて、我々日本人がこれら三国の人とな
つて経済開発の一役を担うということ、投資の果実を持
つて帰るという型でなしに、端的に言えば、サラリーで雇傭されて向うの人とな
つてその国の国富の増進に寄与する立場をとるならば歓迎されるのであります。目前のリターンを度外視して、十年、二十年、否、百年の将来に期待をかけて、黙々として抜本的な策をとらねばならない。三国は、もはや初等教育はそれぞれの自国語でや
つております。映画等は自国製のものは自国語で話す。英語は使わない。学校において英語は選択科目とな
つているのであります。今でこそ、これら三国は英語が普遍的であり、インドは
国会においても英語を使
つているが、近い将来、英語は一般的通用語とはならないのでありましよう。我々が真に強く堅い経済提携を望むならば、三国向けのそれぞれの専門家を養成しなければなりません。然るべき学校の科目に東南アジア科を設けるべきであります。又一面、港湾修築、地下資源開発のための鉄道の敷設等、これは向うの資産となるものであり、輸出入銀行の枠を超えた、貸借を超えた大きな投資を積極的に敢行すべきでありましよう。当面の問題としては在外公館に経済エキスパートを配置し、又、一、二年で転勤をさせず、長期に滞在せしめて、現地に多くの友人知己を作らせることが必要であります。大公使も戦前の形式的序列を重んじて、欧米優位の惰性を打破し、第一級の人物を布石すべきものと思います。又民間も、骨を現地に埋める覚悟の人で、又、部内において重んぜられる人物を派遣すべきであり、輸出入取引のためには独禁法の
適用を大幅に排除しておるのでありますから、共同行為について特段の工夫をすべきであろうと思います。
どうも甚だ時間をかけまして、急ぎましたので、お聞取りにくか
つたと思います。(
拍手)
〔羽生三七君発言者指名の許可を求む〕