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説明員(
楠本正康君) お答え申上げます。ごく率直に申上げます。実はかねがねこの席でお答を申上げておりますように、約十億余りを所要経費として
大蔵省に要求をいたしたわけであります。その内訳でございますが、要求当時の内訳は、率直に申上げまして、西日本六月、七月の大
水害の分が約九億、それから十三
号台風の分が約一億七千万円ということでございます。で、まだ
予算の振分けというようなものは具体的に
決定をいたしておりませんが、而も勿論この要求の基礎数字に按分して五億を分けるということはあえて申上げませんが、おのずから多く要求されたところは多くなるということになると、申上げかねますが、この六月、七月の大
水害の
部分に大
部分の経費が行くのではないか、五億のうち大
部分が使われるのじやなかろうかと、かように考えます。と申しますのは、この十三
号台風の場合におきましては、極めて私ども公文を以て地方に照会した資料に基づきまして、
予算を編成したわけであります。こちらの勝手にや
つたわけではございませんが、ただ突然
国会が開かれることになりまして、早急に
予算を編成することを
大蔵省から依頼されました
関係で、十分調査の時間がなか
つたことが、その
一つの原因だろうと存じます。それからもう
一つは、その当時は多分大したことはあるまいと思
つたことが、今にな
つて見ると、まだ未だに塩水の冠水が引かないというようなことで、その後又
事態を
発生しているのではなかろうかと思います。が、いずれにいたしましても、
予算要求の当初の資料に基きまして、かような
決定を見たわけでございまして、その点はお含みを願いたいと思います。