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説明員(堀岡吉次君) 冷害地の分として計上したのであります。
それから二番目の水道
関係でございますが、上下水道の復旧、上水道六十九カ所、下水道十四カ所、これの分を合せますと一億五千万円、それから特別
措置法に基きますところの簡易水道の新設並びに補修としまして、新設分を四億八千万円、それから補修分二千万円、合計五億円を計上いたしました。なお一応予定箇所数等は摘要欄に記載いたしておりますので御覧を願いたいと
考えております。
それから三番の事項といたしまして伝染病予防費、予防費そのものにつきましては二億円、それから伝染病院隔離病舎でございますが、これの全然壊れまして新設したほうがよろしいと認められたものについて十四カ所、それから病床の補修について三十七カ所をそれぞれ計上いたしまして、合計伝染病
関係におきましては一億二千八百百七十六万五千円という
数字を計上をお願いしている次第でございます。
それから四番の環境衛生
関係では、これも特別
措置法に基きますところの分でございます。(A)としまして屎尿処理及び復旧処理費、災害の急場におけるところの処理の費用、それから
施設のほうは屎尿
関係の
施設の復旧ということについての費用、それぞれ一千五百万円並びに二千万円を計上いたしてあるのであります。(B)の塵芥焼却場の
復旧につきまして一千五百万円、それから火葬場の復旧につきまして千八百万円、合計環境衛生
関係では六千八百万円の計上を予定したわけであります。
それから次は国立病院であちらこちらの災害復旧がございますので、それを二千九百万円。それから同様国立療養所三十五カ所につきましても各所の災害復旧費に四千三百三十三万三千円の
金額を計上いたしております。
それから次の
社会福祉、児童福祉
施設等はいずれも特別
措置法に基くものでありまして、それぞれ
施設別箇所数を一応計上いたしておきましたが、
社会福祉
施設におきましては一千七百万円、児童福祉
施設におきましては三千三百八十八万三千円、こういう
金額を計上いたしております。
それから九番の母子福祉貸付金、これも災害
関係の特別
措置法に基くものでございまして、なおこれにつきましては別途一部
改正をお願いするという前提の下に五千百四十五万六千円という
金額を計上いたしております。
それから十番の国民健康保険貸付及び補助金、これは特別
措置法に基きますところの貸付金とそれから補助金、貸付金は御案内のように保険料その他の減免のうち八割が貸付金でございまして、二割が補助金に該当する、そういう積算の下における
金額であります。一億二千八百万円。
それから十一番は災害救助費四億九千八百九十四万八千円、こういう予定をいたしておりますのは現場におけるところの災害救助の費用につきましてはそれぞれその都度既定予算並びに予備金から支出いたしておりまして、これはいずれにせよ当該保険と精算をいたさなければなりません。その精算残の見込として四億九千八百九十四万八千円、これだけ更に要するだろうという見込であります。
それから十二番目はその他といたしましてこまごましたものでございまして、各地の保健所の災害復旧、それから公立の結核療養所の災害復旧、婦人保護
施設、公益質屋の復旧、それからあちらこちらの検疫所の災害復旧、それから佐世保地方復員残務処理部の災一害復旧、京都の御苑の災害復旧、それからその他本省の災害復旧に関しますところの事務費、それらを復旧させるために計上いたした次第であります。
なお次のページにめく
つて頂きまして予備費使用済の分でございますが、災害救助費につきましては、先ほど申しましたように十九億二千九百七十万四千円というものがすでに使用済でございます。
なお検疫所の災害復旧費については一部使用しましたものがございましたので、予備費を以て支出するものが百五十一万九千円、以上合計しまして四十三億九千五百四万五千円、こういうふうな内訳を決定しました。御案内のように事業の年度割にいたしてございます。
それでそれをどういうふうに二十八年度、九年度等に分けて計上したかということを次のページを御覧願いますと、そこにそれぞれの事項別に書いてある次第でございます。以上は全体の枠でございまして、
只今お開き願いましたページにございますところの査定額と申しますのは
只今申上げました総額でございます。それを八年度と九年度の年度割にいたしまして、なお二十八年度につきましては災害予備費から支出するという予定のものと、それから今回の補正予算に計上してお願いをしている分と、そういうふうにそれぞれ
金額を分けました次第でございます。従いましてものによりましては三本になるわけでございます。二十八年度の今回の補正予算にお願いする分、それから八年度内に予備金支出をお願いする分、一九年度の予算において過年度災害分として予定される分、こういう三つにな
つておる次第でございます。簡易なものは本年度二十八年度の補正等でお願いをするというようなことで、例えば京都の御苑の十五万円の災害復旧等につきましては、
金額も小さいので、二十八年度、本年度で見て頂く。保健所等につきましてもこれは補正予算で
金額をお願いする、公立の結核療養所においても八年度に全額、伝染病予防費補助に必要な経費は予備金と九年度及び今回の補正予算、これは精算の問題もありますので、精算が事務的に遅れますので、そういうようなこともありまして九年度に予定されているものを四千万円一応計上したような次第でございます。以下それぞれ先ほど申しました伝染病院の災害復旧につきましても、それぞれ年度割と予備金支出分で、一々御説明申上げても恐縮ですので、大体そういうことで御覧おきを願えば大体御見当をつけて頂けるのではないかと思いますが、合計しまして今回補正予算に計上お願いいたしておりますのは、これらのページの最後の二十八年度、一番下の紙でございますが、二十八年度の一番右側の欄の二十八年度と書いてあります補正という欄の十五億三十六万五千円、これが今回の補正予算に計上をお願いしている額でございます。それから本年度、二十八年度は予備費としましてはすでに使用決定済のものを除きまして一億を予備金より支出する予定でございます。残り先ほど申しました四十何がしのうちの二十九年度へ残るものは、八億六千三百四十五万七千円、事業年度割上そういうふうな
数字になります。それからここには予算としては出て参りませんが、同じく今回の災害特別
措置法の中で病院及び診療所、国立は別でございますが、それ以外の病院及び診療所に対する貸付金の災害の特別
措置がございます。これにつきましては中小企業業金融公庫、或いは国民金融公庫その二つを指定いたしまして、そこから貸付を行うという予定でおります。こいつは
金額は大体まあ一億
ちよつとぐらいの
程度と思いますけれ
ども、そこから貸付をする、そういう予定にいたしております。
それからなお御案内のように、特別
措置法はそれぞれ六月及び七月の災害の
関係でございますので、十三号台風までこれを適用を延ばすということを
政府のほうから提出しておるような次第でございます。なお適用地域の指定については
政府部内におきまする
相談と、それからこれまでの
国会とのいろいろ御
相談をお願い申上げておりました経緯等から早急に指定をする予定でおりますが、予算の積算としましては今申しました六、七月の特別
措置法が十三号台風まで延長されるという前提の下に予算を積算して計上いたしておるような次第でございます。非常に簡単でございますが、一応御説明申上げます。