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松浦清一君
自由党の
加藤委員は、非常に都合のいい
発言で
自由党さんはそれで結構でしようが、私は今まで申上げなかつたのですが、この
池田・
ロバートソン会談の問題に関連して、過日の本
委員会において官房長官が御出席になつたときに、私は
池田特使と新聞に報ぜられている
池田氏自身の資格というか、身分上の問題について御
質問申上げたときに、官房長官は、あれは新聞の誤報であつて、特使でも何でもない。自分の
費用で向うへ行つたのだから、個人的な
関係であるというふうな御
答弁がありまして、それから
予算委員会における
吉田総理の
答弁のやり方を聞いておりますと、あれは吉田個人の特使である。こういうふうに
変つて来ている。そういうような
関係から行きまして、
議運におけるその経過、この
委員会だけに限定をした経過から考えても、官房長官に出て来てもらつて、そのときの官房長官の
答弁というものが
間違いであつたか、それが本当であつたかということを、本当を言えば質さなければならん。そう思つておりますが、その辺まで議論いたしますと、又大変お気に召さないかたもあるかと思いますので、そこまで追及はいたしませんが、そういう
議運自身としても、いろいろ問題が残されている事柄でもあり、我々のほうでも、
政府が積極的に本
会議で経過の
説明をなすべきであるという考えを持つても、どうしてもそれはやらんのだということになれば、これは別問題ですけれども、一応やはり筋を立てる
意味から申しますと、これは
衆議院で行なつたと同じような
説明をなすべきである。こういうふうに考えるわけです。筋を立てる
意味から言つて。而もこの問題は、
杉山さんのほうからおつしやつたように、
予算委員会における
質疑でこの問題に対する疑点というものは解消されているかのごとき考えで、そうであれば、
衆議院の本
会議において
政府がとつた態度と違つた態度をとつても差支えないというようなことが先例になる優れもあるのでそういうことは警戒を要すべきだと思う。その点でやはり
衆議院でとつたと同じような方針で、
参議院にも
政府は臨むべきである。この原則論だけは主張をいたしておきます。