運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1953-11-07 第17回国会 参議院 議院運営委員会 第8号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十八年十一月七日(土曜日)    午前十一時二分開会   —————————————   委員異動 本日委員相馬助治君及び藤原道子君辞 任につき、その補欠として天田勝正君 及び菊川孝夫君を議長において指名し た。 本日委員天田勝正辞任につき、その 補欠として相馬助治君を議長において 指名した。   —————————————  出席者は左の通り。    委員長     草葉 隆圓君    理事            寺尾  豊君            杉山 昌作君           小笠原二三男君            寺本 広作君    委員            石村 幸作君            井上 清一君            加藤 武徳君            剱木 亨弘君            榊原  亨君            田中 啓一君            松岡 平市君            横川 信夫君            赤木 正雄君            加賀山之雄君            楠見 義男君            菊川 孝夫君            藤田  進君            天田 勝正君            田畑 金光君            松浦 清一君            最上 英子君            鈴木  一君   —————————————    議長      河井 彌八君    副議長     重宗 雄三君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (記録部長)  小野寺五一君    参     事    (警務部長)  丹羽 寒月君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (庶務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (委員部第二課    長)      土屋 政三君   法制局側    法 制 局 長 奧野 健一君   —————————————   本日の会議に付した事件委員辞任及び補欠選任の件 ○議院運営小委員補欠選任の件 ○庶務関係小委員補欠選任の件 ○食糧政策に関する調査承認要求の件 ○日韓問題解決促進に関する決議案の  委員会審査省略要求の件 ○社会保険審査会委員長及び同審査会  委員任命につき本院の承認を求める  の件 ○緊急賛同の取扱に関する件 ○奄美群島復帰に関する実地調査のた  め議員派遣に関する件 ○検察及び裁判運営等に関する調査  のため議員派遣要求の件 ○十三号台風による海岸堤防被害及び  修復対策調査のため議員派遣要求  の件 ○日韓漁業紛争に関する地元漁民の実  情調査のため議員派遣要求の件 ○冷害地及び災害地における生活保  護、児童福祉等対策並びに食生活  改善に関する実情調査のため議員派  遣要求の件 ○国立遺伝学研究所及び三島神社、松  本城その他文化財保護状況調査の  ため議員派遣要求の件 ○行政機構整備等に関する継続調査  要求の件 ○国家公務員の給与問題に関する継続  調査要求の件 ○地方行政の改革に関する継続調査要  求の件 ○検察及び裁判運営等に関する継続  調査要求の件 ○国際情勢等に関する継続調査要求の  件 ○租税特別措置法の一部を改正する法  律案継続審査要求の件 ○協同組合による金融事業に関する法  律等の一部を改正する法律案継続  審査要求の件 ○公共企業体等労働関係法第十六条第  二項の規定に基き、国会議決を求  めるの件(印刷事業)の継続審査要  求の件 ○公共企業体等労働関係法第十六条第  二項の規定に基き、国会議決を求  めるの件(日本専売公社)の継続審  査要求の件 ○公共企業体等労働関係法第十六条第  二項の規定に基き、国会議決を求  めるの件(造幣事業)の継続審査要  求の件 ○租税金融制度及び専売事業等に関  する継続調査要求の件 ○勤労青年教育振興法案継続審査要  求の件 ○教育、文化及び学術に関する一般継  続調査要求の件 ○社会保障制度に関する継続調査要求  の件 ○臨時硫安需給安定法案継続審査要  求の件 ○公共企業体等労働関係法第十六条第  二項の規定に基き、国会議決を求  めるの件(国有林野事業)の継続審  査要求の件 ○農林政策に関する継続調査要求の件 ○食糧政策に関する継続調査要求の件 ○水産政策に関する継続調査要求の件 ○硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨  時措置法案継続審査要求の件 ○公共企業体等労働関係法第十六条第  二項の規定に基き、国会議決を求  めるの件(アルコール専売事業)の  継続審査要求の件 ○通商及び産業一般に関する継続調査  要求の件 ○公共企業体等労働関係法第十六条第  二項の規定に基き、国会議決を求  めるの件(日本国有鉄道)の継続審  査要求の件 ○運輸一般事情に関する継続調査要求  の件 ○公共企業体等労働関係法第十六条第  二項の規定に基き、国会議決を求  めるの件(郵政事業)の継続審査要  求の件 ○郵政事業運営実情に関する継続調  査要求の件 ○公共企業体等労働関係法第十六条第  二項の規定に基き、国会議決を求  めるの件(日本電信電話公社)の継  続捜査要求の件 ○電気通信事業運営状況に関する継続  調査要求の件 ○電波行政に関する継続調査要求の件 ○けい肺法案継続審査要求の件 ○労働基準法の一部を改正する法律案  の継続審査要求の件 ○労働情勢一般に関する継続調査要求  の件 ○建設行政に関する継続調査要求の件 ○日本経済の安定と復興に関する継続  調査要求の件 ○昭和二十八年度予算執行状況に  関する継続調査要求の件 ○昭和二十六年度一般会計歳入歳出決  算、昭和二十六年度特別会計歳入歳  出決算昭和二十六年度政府関係機  関決算報告書継続審査要求の件 ○国家財政の経理及び国有財産の管理  に関する継続調査要求の件 ○議院運営に関する件の継続審査要  求の件 ○国会図書館の運営に関する件の継続  審査要求の件 ○本委員会運営に関する件 ○理事補欠選任の件 ○国会法等改正に関する小委員補欠  選任の件   —————————————
  2. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 開会いたします。  常任委員辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 自由党から、外務委員石原幹市郎君、通産委員加納金助君が辞任せられて外務委員加納金助君、通産委員石原幹市郎君を後任として指名せられたいという申出が出ております。緑風会から、予算委員高木正夫君が辞任せられて、井野碩哉君後任として指名せられたいという申出が出ております。日本社会党第四控室から、予算委員永岡光治君、決算委員佐多忠隆君、予算委員菊川孝夫君、議院運営委員藤原道子君が辞任せられ、予算委員佐多忠隆君、決算委員永岡光治君、予算委員藤原道子君、議院運営委員菊川孝夫君を後任として指名せられたいという申出が出ております。日本社会党第二控室から、労働委員松澤兼人君、地方行政委員田畑金光君、議院運営委員相馬助治君、予算委員戸叶武君、建設委員田中一君、運輸委員片岡文重君、議院運営委員天田勝正君が辞任せられて、労働委員田畑金光君、地方行政委員松澤兼人君、議院運営委員天田勝正君、予算委員に曾祢益君、建設委員片岡文重君、運輸委員田中一君を後任として指名せられたいという申出が出ております。改進党から、予算委員一松定吉君が辞任せられて武藤常介君を後任として指名せられたいという申出が出ております。
  4. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 只今申出通り決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 異議ないものと認めます。さよう決定いたします。   —————————————
  6. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 議院運営小委員補欠選任の件並びに庶務関係小委員補欠選任の件をお諮りいたします。
  7. 土屋政三

    参事土屋政三君) 日本社会党第四控室から、議院運営小委員菊川孝夫君が十一月六日委員辞任に伴いまして欠員中でございまして、その補欠として菊川孝夫君、庶務関係小委員菊川孝夫君が同じく辞任に伴いましてその補欠として菊川孝夫君を推薦せられております。
  8. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 只今申出通り決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 異議ないものと認めます。さよう決定いたします。
  10. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に調査承認要求に関する件をお諮りいたします。
  11. 土屋政三

    参事土屋政三君) 農林委員長片柳眞吉君から調査承認要求書が提出されております。  事件の名称 食糧政策に関する調査。  調査目的 本年の稲作が稀有の不作であるため国内の食糧事情が極めて緊迫した状態に陥つたので、かかる事情に当面してこれが危機の打開に資する。期間今期国会閉会中、費用はございません。  以上であります。
  12. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 只今調査承認要求はこれを承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 異議ないものと認めます。承認することに決定いたします。
  14. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に、決議案委員会審査省略承認要求に関する件をお諮りいたします。
  15. 芥川治

    事務総長芥川治君) 秋山俊一郎君外二十名から、日韓問題解決促進に関する決議案が提出され、右発議者から本決議案に関する委員会審査省略要求が出ております。   以上申上げます。
  16. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 只今発議者から要求のありました日韓問題解決促進に関する決議案要求通り委員会審査を省略することに承認をして御異議が、ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 異議ないものと認めます。さよう決定いたします。
  18. 松浦清一

    松浦清一君 この決議案内容なんですが、四行目の漁船四十一隻という数字は少し間違つているんじやないかと思いますが、訂正の要はないのですか。
  19. 寺尾豊

    寺尾豊君 松浦さんがおつしやるように先ほど私のほうでもその後拿捕されたものもあるようでありますし、正確な数字においてやるほうがどうだということで、今事務局で調べてもらつておるわけであります。その一番新らしい数字でやるべきだというふうに我々としては思つております。
  20. 加藤武徳

    加藤武徳君 従つて、今の発言の限度における決議案文訂正に関しては、後刻訂正するということで御了解願いたいと思います。
  21. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 只今発言のありましたように、決議案文内容につきましては、訂正の箇所があることを御了承の上で御承認頂くことに御異議がございませんか。
  22. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 大いに異議あり。後刻訂正する場合には議運において訂正したほうがいい。そんな総括的な訂正ではいかん。
  23. 加藤武徳

    加藤武徳君 委員長に伺いますが、発議者において案文訂正通告が参つておりますかどうか。
  24. 芥川治

    事務総長芥川治君) 秋山俊一郎君が発議者になつておりますが、秋山俊一郎君に只今連絡中であります。まだ御連絡がとれておりません。
  25. 加藤武徳

    加藤武徳君 松浦君の御発言のように、四行目の漁船四十一隻が隻数変つて四十九隻になるんじやないか。それから乗組員の五百四十一名というのも若干変更されるのではないかというふうに考えております。従つて漁船隻数乗組員の数の異動があるやも知れんという程度の了解で、運営委員会でこれを決定願うか、或いは小笠原君の発言のように、又改めて訂正があれば、ここで改めてやるかという工合にお諮りになるか、この点を委員長、おきめ願いたいと思います。
  26. 草葉隆圓

    委員員草葉隆圓君) 只今隻数人数とは、最も新らしい数に訂正をしたいという御希望のようでございますから、その意味においての範囲において、それを含めて承認することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  27. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) それでは、さよう決定いたします。   —————————————
  28. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に社会保険審査会委員長及び同委員任命についての本院の事後承認を求めるの件についてお諮りいたします。  本件は、保留になつておる案件でありまするけれども、本日決定いたしたいと存じまするが、承認要求通り決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 異議ないものと認めます。さよう決定いたします。   —————————————
  30. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に、緊急質問に関する件をお諮りいたします。
  31. 芥川治

    事務総長芥川治君) 先般御報告申上げましたほかに、本日緊急質問の御要求が出ておりまするのを追加御報告申上げます。  社会党第四控室永岡光治君から、公共企業体等労働関係法改正に関する緊急質問所要時間十五分、要求大臣総理大臣労働大臣。  社会党第四控室江田三郎君から、池田ロバートソン会談に関する緊急質問要求時間十五分、総理大臣外務大臣要求せられております。  改進党の鶴見祐輔君から、池田ロバートソン会談に関する緊急質問所要時間十五分、要求大臣総理大臣外務大臣であります。  以上御報告いたします。
  32. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 本件は、暫時留保にいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  33. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) さよう、暫時保留とすることに決定いたします。   —————————————
  34. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に、奄美群島復帰に関する実地調査のための議員派遣に関する件をお諮りいたします。  本件は、理事会におきましていろいろ御相談の結果、奄美群島復帰に関する行政施設等について現地の実情調査するため議院において議員派遣すること。派遣議員人数は五名とすること。五名は自由党緑風会社会党左右、改進党、各一名ずつとすること。派遣期間は九日間とし、速かに成るべく早く出発すること。派遣地奄美群島費用は、派遣議員一人当り五万六千円程度とすること。外国旅行に伴う支度料は支給しないこと。議員派遣費保留分から支出すること。右以外の点については議長に一任することとして、理事・会で相談がまとまつたのであります。  この理事会決定通り決定することに御異議ございませんか。
  35. 松浦清一

    松浦清一君 異議ないのですが、参議院社会党左右という政党、会派はないのでおかしなことを言うわけですが、第四控室、第二控室と言つて下さい。
  36. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 訂正いたします。第四控室並びに第二控室でございます。
  37. 鈴木一

    鈴木一君 私のほうは無所属クラブですが、ときどき委員長のほうで第一クラブというようなことを言いますが、ついでに訂正して頂きます。
  38. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 以後よく注意いたします。  それでは理事会決定通り決定いたしたいと存じますが御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  39. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) さよう決定いたしました。   —————————————
  40. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 それで先ほど各種の緊急質問留保せられましたが、それは理事会申合せ通り、主たる問題は、池田ロバートソン会談に関する緊急質問でございますが、本日予算委員会において総理への総括質問等で、この問題が相当明らかになるかと思います。この情勢見合つて最終決定をしようということが、留保の主たる理由であつたのでありますから、会派間において予算委員会における池田ロバートソン会談に関する質問が十分に行われない、或いは不徹底である、或いは質問の結果が、吉田総理の言明のような総裁個人としての使であつたというような立場はあり得ないというふうな観点が起つて参ります場合には、又議運において、本会議において衆議院がやるように、政府の積極的な説明を求めるというような論議にもなるかと思いますので、この問題に対しては、私たちも発言留保しておきます。
  41. 鈴木一

    鈴木一君 木村禧八郎右日中貿易促進に関する質疑も、同様の趣旨であると思いますので、御確認願いたいと思います。(「その通り」と呼ぶ者あり)
  42. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 暫時休憩いたします。    午前十一時十七分休憩    ——————————    午後六時十九分開会
  43. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 休憩前に引続き再開いたします。  本委員会継続審査要求提出に関する件をお諮りいたします。  今回も従来通り議院運営に関する件につきまして継続審査要求を提出することにいたしたいと存じまするが、御異議は、ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  44. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 御異議はないものと認めます。さよう決定いたします。   —————————————
  45. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に、議員派遣要求に関する件をお諮りいたします。
  46. 土屋政三

    参事土屋政三君) 閉会中の議員派遣要求でございますが、予算関係もございますので御了承を得たいと存じます。只今まで法務委員会から提出されております。法務委員長郡祐一君から、  派遣目的検察及び裁判運営等に関する調査。  派遣議員中山福藏君、棚橋小虎君。  派遣期間今期国会閉会中七日間。  派遣地、鳥取県、島根県。  費用概算二万八千円。  予算関係年度末まで三万二千二百円残つております。併し第三四半期までの割当額を五千円超過しております。  次は建設委員長石川清一君から、  十三号台風による海岸堤防被害及び修復対策調査のため。  派遣議員石川榮一君、江田三郎君、石川清一君。  派遣期間は十一月十六日以降四日間  派遣地、三重県、愛知県。  費用概算三万四千円。  年間の残は五万四千二百円でありますが、第三四半期に対しまして六千八百五十円超過しております。  次は水産委員長森崎隆君から、  派遣目的日韓漁業紛争に関する地元漁民実情調査。  派遣議員、第一班、森崎隆君、秋山俊一郎君、第二班、青山正一君、千田正君。  派遣期間は第一班、第二班、いずれも十一月十日より二十日までの七日間。  派遣地、第一班、福岡県、山口県、第二班、長崎県、広島県。  費用概算五万六千円  これは本年度予算一杯殆ど使います。年度予算といたしまして五万八千八百円であります。  次に厚生委員長堂森芳夫君から、  派遣目的冷害地及び災害地における生活保護児童福祉等対策並びに食生活改善に関する実情調査して社会保障制度確立に資する。  派遣議員第一班、堂森芳夫君、中山壽彦君、第二班、藤原道子君、林了君。  派遣期間昭和二十八年十一月十五日より本日までの中第一班五日間、第二班五日間。  派遣地、第一班、福井県、愛知県、第二班、岩手県、秋田県。  費用概算四万円。  年度残が三万七千百五十円、第三四半期割当に対しまして二千八百円超過いたしております。  次に文部委員長川村松助君から、  国立遺伝学研究所及び三島神社松本城その他文化財保護状況調査のため。  派遣議員第一班、川村松助君、荒木正三郎君、安部キミ子君、第二班が剱木亨弘君、吉田萬次君、長谷部ひろ君。  派遣期間班共十一月九日から十日まで二日間。  派遣地、第一班静岡県、第二班長野県。  費用概算二万四千円。  これは第三四半期割当以内でございます。  以上でございます。
  47. 加藤武徳

    加藤武徳君 只今議員派遣につきましては、予算を超過している常任委員会等もあるようでございますし、他の会派意見も伺わなくちや俄かに結論は出ない点もございましようが、でき得べくんば若干の時間をおいてその間に理事会等で御検討願つて、適正な枠にはめて頂く。こういう措置を取つて頂きたいと思います。
  48. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 只今加藤君の御意見通りに、更に理事会で、いろいろ問題があるので検討するということで、御異議はございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  49. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) それではさよう決定いたします。   —————————————
  50. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に、各委員会提出継続審査要求及継続調査要求に関する件をお諮りいたします。
  51. 土屋政三

    参事土屋政三君) 只今皆様のお手許に配付いたしました資料にあります通り、各委員会から継続審査及び継続調査要求がそれぞれ出されております。いずれも各委員会とも、委員会議決を了しているものであります。  以上であります。
  52. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 只今手許に配りました一覧表で御覧の通りに、各委員会から、継続審査並びに継続調査要求が出ておりますが、要求通りに決することに御異議はございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  53. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。   —————————————
  54. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に、緊急質問に関する件をお諮りいたします。  緊急質問につきましては先刻保留に相放つているのであります。
  55. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 うちの会派から出ております江田君の池田ロバートソン会談に関する緊急質問の点については、予算委員会においても質疑を展開いたしましたが、未だ十分なりとは思つていません。而も又衆議院におきましては、政府において積極的な発言を求めてこの経緯を報告せられ、各派の質疑等もあつたようでございますので、この緊急質問は、我が会派としては取下げ、政府の積極的な発言通告を待つて、本会議において一般質疑をしたいということを建前とし、従つて緊急質問としてのこれは取下げることにいたします。(「反対」と呼ぶ者あり)
  56. 杉山昌作

    杉山昌作君 この問題は、只今緊急質問を取下げるというようなお話があつたのですが、そうすると結局、政府から積極的な説明を得て、それからそれに対する質疑、こういう順序になるということと存じますが、この問題は、昨晩から今日へかけて、本院では外務委員会或いは予算委員会等で、相当質疑応答が行われております。その状況を傍聴いたしましたところが、大体現段階では、あの程度以上に事態は明らかになり得ないんじやないかというふうな気もいたしております。衆議院のほうはその問題につきましては、委員会等がありませんで、全然質疑が行われておりませんが、こちらはさようなことで予算委員会とか、そういう大きな委員会で取上げて、相当の論議も行われたわけでありますので、この際緊急質問或いは政府説明に対する質問というふうなことでやるだけのこともないのじやないか。  従つてこれは予算委員会或いは外務委員会等質疑応答で、現段階におきましての事情はわかつたから、この程度にしたら如何かと、私はかように考えております。(「賛成」と呼ぶ者あり)
  57. 松浦清一

    松浦清一君 我が会派から出ております奄美大島復帰に関する件についての田畑金光君の緊急質問、この件は、地方行政委員会等におきまして田畑君自身御質疑を行つて満足し得べき御答弁を得たというわけではございませんが、本日一杯の日程の関係等を考慮いたしまして、予算案等に対する討論の時間等を十分に頂きたいという関係から、これは取り下げることにいたしたい。それから曾祢君から出ておりまする池田ロバートソン会談に関する件についての質問は、予算委員会における質疑応答或いは昨日の外務委員会における質疑応答におきましてこれ又満足し得る状態の御答弁を得ておるというわけではない。併しながら若し本委員会決定政府の態度に上りまして、本会議において政府が積極的に、この問題についての真相の説明が行われるということが決せられた場合におきましては、この点についての説明を伺いたいという、その意味で、緊急質問はとりやめることにいたします。
  58. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 私、杉山君の御意見について、ちよつと質疑をいたしたいのですが、そうしますと、衆議院政府発言があつて一般質疑をやるものを、今度は参議院としてはやらないという理由は、予算委員会外務委員会等で、十分な質疑をしているからと、そういうような点も重要な理由でございましたが、そういうことは、参議院として先例となるということを含んで御主張になつていることですか。今回限り、先例とはしない。やはり政府発言通告を一院に対してしたという場合には、他の院においてもして、そうしてそれぞれの手続を以て論議を尽すべきであるという建前はくずさない。今回は予算委員会において相当論議せられて、それ以上の発展を見ることがないだろう。こういうこと左のですか。先例とするのかせんのか。
  59. 杉山昌作

    杉山昌作君 只今お尋ねの点は、やはり一院において政府が積極的に発言を求めるというなら、当然こちらにおいても発言を求めて来べきものだと考えております。或いは政府のほうとしては発言を求めて来るかも知らんと思つておりますし、今小笠原君が後段に申されたように、こちらとしては、すでに昨夜来相当な質疑が行われていますから、現段階において明らかにし得る限度まで明らかになつたんじやないかと考えますのと、更に衆議院のほうでは、今後ほかに大した本会議の案件もありませんが、こちらでは重要な予算の討論採決というふうな重要なことがありまして、時間の都合もありましようから、まあこの際は前例としないで、今回はそういうことにしたらどうか。さように考えておる次第であります。
  60. 小笠原二三男

    小笠原二三男君 その事情はわかりましたが、私の会派としては、そういうことを院の立場から認めるわけには参りません。従つて緊急質問は取り下げるが、改めて政府から積極的な発言のあるようこれは措置すべきであるという点を私は提案いたします。(「賛成」と呼ぶ者あり)
  61. 加藤武徳

    加藤武徳君 小笠原君なり松浦君の発言は、これは二つに分け得ると思うのであります。前段の、今まで要求になつておられた緊急質問を取下げると言われます御発言に対しましては、私たちは勿論そのことに賛成いたします。ところで後段の御発言政府発言通告を待とうではないか。又それに対して質疑を行おうではないかという御発言に対しましては、先ほど杉山君の発言のございましたように我々としては了承できない。  従つて御両氏の御発言の前段には賛成するが、後段には反対でございます。
  62. 鈴木一

    鈴木一君 私のほうの木村禧八郎君の緊急質問は、一応取下げます。但し小笠原君の発言にありましたように、後段の問題については、杉山君から意見の開陳があつたと思いますが、一応、してもこれ以上発展しないというような見通しであるかどうか知りませんけれども、一応、本会議で正式に取上げて質疑をする。国民の前にその事態を明らかにするということは国会の任務だと思いますので、私のほうとしては、小笠原君から発言があつた通りに取運んでもらいたいと思います。
  63. 松浦清一

    松浦清一君 自由党加藤委員は、非常に都合のいい発言自由党さんはそれで結構でしようが、私は今まで申上げなかつたのですが、この池田ロバートソン会談の問題に関連して、過日の本委員会において官房長官が御出席になつたときに、私は池田特使と新聞に報ぜられている池田氏自身の資格というか、身分上の問題について御質問申上げたときに、官房長官は、あれは新聞の誤報であつて、特使でも何でもない。自分の費用で向うへ行つたのだから、個人的な関係であるというふうな御答弁がありまして、それから予算委員会における吉田総理答弁のやり方を聞いておりますと、あれは吉田個人の特使である。こういうふうに変つて来ている。そういうような関係から行きまして、議運におけるその経過、この委員会だけに限定をした経過から考えても、官房長官に出て来てもらつて、そのときの官房長官の答弁というものが間違いであつたか、それが本当であつたかということを、本当を言えば質さなければならん。そう思つておりますが、その辺まで議論いたしますと、又大変お気に召さないかたもあるかと思いますので、そこまで追及はいたしませんが、そういう議運自身としても、いろいろ問題が残されている事柄でもあり、我々のほうでも、政府が積極的に本会議で経過の説明をなすべきであるという考えを持つても、どうしてもそれはやらんのだということになれば、これは別問題ですけれども、一応やはり筋を立てる意味から申しますと、これは衆議院で行なつたと同じような説明をなすべきである。こういうふうに考えるわけです。筋を立てる意味から言つて。而もこの問題は、杉山さんのほうからおつしやつたように、予算委員会における質疑でこの問題に対する疑点というものは解消されているかのごとき考えで、そうであれば、衆議院の本会議において政府がとつた態度と違つた態度をとつても差支えないというようなことが先例になる優れもあるのでそういうことは警戒を要すべきだと思う。その点でやはり衆議院でとつたと同じような方針で、参議院にも政府は臨むべきである。この原則論だけは主張をいたしておきます。
  64. 加藤武徳

    加藤武徳君 私は反対をいたします。理由については、すでに杉山君の発言で尽きておりますので、ここで繰返しては申上げませんです。只今松浦君の、先例になるかどうか。この点に関しては、先ほど小笠原君の質問に対して杉山君のお答えもあつたようでありますし、私たちも大体同じような考えを持つております。恐らく参議院でこの問題について何ら審議が進められておらない場合には、当然政府発言を求めて来る。こういう工合に了解いたすのでありますが、すでにその殆んどの論議が尽されている。このような理解の下に、政府発言通告をして来ておらん。こういう工合にも了解できるわけでありますし、先例にはならない。この点は私は杉山君の発言に同感であります。
  65. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) それでは、杉山君の動議に対しまして、加藤君の御賛成がありましたが、杉山君の動議のように、政府説明を求めるということは、この際は取止めるということで御異議ございませんか。    〔「異議なし」「反対」と呼ぶ者あり〕
  66. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 賛成の諸君は挙手をお願いいたします。    〔賛成者挙手〕
  67. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 多数と認めます。よつて杉山君の動議の通り決定いたしました。   —————————————
  68. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に、本国会閉会中における本委員会所管事項の取扱につきましては、先例によりまして特に重要なものを除きましては、その処理を委員長又は庶務関係におきましては、庶務関係小委員長に御一任を願うことといたしたいと存じまするが、御異議はございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  69. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 御異議はないと認めまして、さよう決定いたします。  暫時休憩いたします。    午後六時四十一分休憩    ——————————    午後六時五十九分開会
  70. 草葉隆圓

    委員員草葉隆圓君) 休憩前に引続いて再開いたします。  先刻の本委員会におきまして、議院派遣の件について、理事会に御一任になつたのでありますが、理事会でいろいろ検討いたしました結果、そのうち五件、割当費用の超過があつて第四期分に食い込むのがありますが、これは会計操作上でき得るのでありまするから、今回は特に委員長要求通りに認めて、次回からは厳にこのような点を慎むごととして承認いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  71. 天田勝正

    天田勝正君 異議ありませんが、もう一遍派遣議員を言つて下さい。
  72. 土屋政三

    参事土屋政三君) 名前だけ申上げます。  法務委員、中山福藏君、棚橋小虎君。派遣期間閉会中。派遣地、鳥取県、島根県。  それから建設委員会。派遣議員石川榮一君、江田三郎君、田中一君。派遣期間、十一月十六日以降四日間。派遣地、三重県、愛知県。  次、水産委員会派遣議員、第一班、森崎隆君、秋山俊一郎君。第二班、青山正一君。千田正君。派遣期間、第一班、第二班共十一月十日より十一月二十日までの間七日間。派遣地、第一班、福岡県、山口県。第二班、長崎県、広島県。  次、厚生委員会派遣議員、第一班、堂森芳夫君、中山壽彦君。第二班、藤原道子君、林了君。派遣期間が十一月十五日より末日までのうち、第一班、第二班共五日間。派遣地、福井県、愛知県。第二班、岩手県、秋田県。  それから文部委員会派遣議員が第一研、川村松助君、荒木正三郎君、安部キミ子君。第二班が剱木亨弘君、吉田萬次君、長谷部ひろ君。派遣期間、各班共十一月九日から十日まで二日間。派遣地、第一班、静岡県、第二班、長野県。  以上でございます。
  73. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) なお本派遣は、閉会中の派遣でございますので、本会議に上程せずに議長派遣とすることにいたしたいと存じますが、御異議はございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  74. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 御異議ないと認めます。  なお今後閉会中に出て参ります議員派遣につきましては、割当予算内において取扱われることとして、議長において取計らいたいと存じますので、この点も併せて申上げておきます。  ちよつと速記をとめて。    〔速記中止〕
  75. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 速記を始めて。  常任委員辞任及び補欠に関する件をお諮りいたします。
  76. 河野義克

    参事河野義克君) 日本社会党第二控室から、只今議院運営委員天田勝正君が辞任せられて、相馬助治君を後任として指名せられたいという申出でがあります。
  77. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 只今申出通り決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  78. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。
  79. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 次に議院運営小委員補欠選任理事補欠選任並びに庶務関係小委員及び国会法改正に関する小委員補欠選任の件をお諮り申します。
  80. 宮坂完孝

    参事(宮坂完孝君) 只今委員変更に伴いまして相馬助治君が理事及び議院運営小委員庶務関係小委員国会法改正に関する小委員に推薦されました。
  81. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 只今申出通り決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  82. 草葉隆圓

    委員長草葉隆圓君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。  暫時休憩いたします。    午後七時六分休憩    〔休憩開会に至らなかつた〕