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1953-11-26 第17回国会 衆議院 労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十八年十一月二十六日(木曜日)     午後一時四十三分開議  出席委員  労働委員会    委員長 赤松  勇君    理事 丹羽喬四郎君 理事 持永 義夫君    理事 山花 秀雄君 理事 矢尾喜三郎君       池田  清君    黒澤 幸一君       多賀谷真稔君    井堀 繁雄君       竹谷源太郎君    山下 榮二君       中原 健次君  人事委員会    理事 赤城 宗徳君 理事 永田 亮一君    理事 加賀田 進君       田子 一民君    石山 權作君       櫻井 奎夫君    池田 禎治君       長  正路君  運輸委員会    理事 楯 兼次郎君 理事 川島 金次君       正木  清君    松原喜之次君       山口丈太郎君    館  俊三君  郵政委員会    委員長 田中織之進君    理事 片島  港君       佐々木更三君    淺沼稻次郎君       土井 直作君    中村 高一君  電気通信委員会    委員長 成田 知巳君    理事 原   茂君       上林與市郎君    甲斐 政治君  委員外出席者         労働委員会専門         員       濱口金一郎君         郵政委員会専門         員       山戸 利生君     ————————————— 本日の会議に付した事件  連合審査会運営に関する件     —————————————     〔赤松労働委員長委員長席に着く〕
  2. 赤松勇

    赤松委員長 これより労働委員会人事委員会運輸委員会郵政委員会電気通信委員会連合審査会を開会いたします。  私が本連合審査会委員長の職務を行いますから御了承願います。  なおこの際、皆さんにお諮りしたいと思いますが、昨日来政府各省大臣を呼んでおりますけれども、不当なる理由をもつて出席いたしません。よつて委員長よりしばしば官房長官その他を通じまして申入れを行つたのでありますが、かかる状態では本連合審査会運営は、あるいは裁定案件審議は不可能である、かように思いまするので、私はこの際この労働人事郵政電通運輸五つ委員会共同声明を出したい、かように思うのでございます。すでに私の手元で一応の原案もできておりまするので、暫時休憩して理事会を開きたいと思います。  暫時休憩いたします。     午後一時四十四分休憩      ————◇—————     午後三時五分開議
  3. 赤松勇

    赤松委員長 休憩前に引続いて会議を開きます。  先ほど委員長より提案いたしました共同声明の問題につきまして、政府側よりだれか出席いたしますか。——ちよつと速記をとめてください。     〔速記中止
  4. 赤松勇

    赤松委員長 速記を始めてください。  この際関係大臣について出席要求した委員の方、あらためて本委員会におきまして御要求ください。名前だけでけつこうです。
  5. 正木清

    正木委員 私は昨日も関係大臣として運輸大臣要求したのでございます、散会後でございましたけれども、特に委員長に、私は少くとも本日の連合審査会には、政府責任ある代表として緒方副総理出席方要求しておつたのでございますが、今日まで委員長政府と交渉の結果について、あらためてこの席上で委員長から御報告を願いたい。
  6. 赤松勇

    赤松委員長 副総理等出席につきましては、官房長官あるいは委員部を通じましてしばしば申し入れましたが、何ら理由なくいまだ出席がございません。私といたしましては、本連合審査会をはなはだ軽視するものである、まことに憤慨にたえません。
  7. 正木清

    正木委員 昨日の本委員会で、私が運輸大臣出席方を強く要求いたしました場合に、委員部の方としても、明日は必ず出席するというかたい約束があつたのですが、いまだ運輸大臣出席しておりませんが、その後の経過を聞きたい。
  8. 赤松勇

    赤松委員長 かも猟に行つておりまして、出席不可能との回答でございました。(「けしからぬ」と呼ぶ者あり)
  9. 田中織之進

    ○田中(織)委員 本委員会は、労働委員会関係のある郵政人事運輸電通、それに労働を加えた五委員会連合審査会であります。私ら郵政委員会側といたしましても、昨日から関係大臣要求をいたしておるのであります。昨日、特に委員長から、政府側の本日の出席について強い要求があり、これは労働政務次官を通じての正式の通告だと私は承知したのでありますか、本日三時になれば、かも猟から帰つて来た閣僚も出て来る、こういうことで、実は私らの郵政委員会も目下この連合審査会進行状況とにらみ合せて委員会を続行いたしたいと思つて、待機をいたしておる次第であります。二時まで延ばしたについては、与党側の方で、関係大臣を本委員会出席させるように努力するからとの確約があつたということでございますが、それができないのかどうか。現在まだ閣僚は一人も見えておらない。こういうことでは、官公労を中心とする労働組合側の動きが重大な段階に来ているときに、責任ある政府としてきわめて不可解千万な態度だと思います。重ねて与党側諸君政府との連絡状況を見た上におきましては、本連合審査会としても何らかの意思表示をしなければならぬと思いますが、その点をひとつ明確に委員長を通じてやつていただきたい。
  10. 永田亮一

    永田(亮)委員 与党側理事の一人といたしまして、ただいまのお言葉にお答え申し上げます。先ほど休憩になりました直後、われわれ集まりまして、御要望になりました各大臣にそれぞれ連絡をいたしました。今のところ郵政大臣は三時には必ず来るという約束でありまして、まだお見えになりませんが、今丹羽君が行つて交渉しておりますから、間もなく来られると思います。その他の大臣につきましては、なかなか連絡がつきませんでしたが、申込みをしてありますので、一応郵政大臣が来られて、郵政大臣に対する御質疑をやつておられる間に来られると思いますから、さよう御承知願います。
  11. 赤松勇

    赤松委員長 先ほどから私の方で要求しておりまする大臣は、ひとり郵政大臣だけではありません。昨日来各関係大臣出席要求しておるわけであります。しかるに、ただいますでに約束した時間の三時を過ぎまして、これから郵政大臣がぼつぼつ出て来るというようなことでは、国会軽視もはなはだしい。私はこれ以上委員会審議を継続することは不可能である、このように考えるのであります。よつて先ほど皆様に提案いたしました草案を共同声明といたしましてこれを読み上げます。    声明書   労働人事郵政電通運輸連合審査会は、継続審査中の仲裁裁定及び地域給消費者米価鉄道運賃及び郵便料金値上げ問題等、百八十万官公労組合員及びその家族六百万の生活権の問題について、また国民生活に与える影響等、慎重なる審議を行うため、二十五、二十六日の両日にわたつて連合審査会を開いたが、二十五日は吉田内閣五週年記念と称し、午前中に祝賀会が終つているにもかかわらず、一人の大臣出席せず、また二十六日はかも猟に出かけ、これまた一人の出席もなく、遂に連合審査会審議不可能の状態に陥つてしまつた。  十二月一日、二日、三日にわたつて官公労の闘争は重大化し、失業者またちまたに充満し、極度の社会不安を醸成している際に、悠然とかも撃ちに出かけるごときは言語道断であり、国会軽視勤労者生活権無視はその極に達したものと断ぜざるを得ない。もし今後不幸な事態を発生する場合、その責任はかかつて政府にあるというべきである。われわれはかかる政府態度に対し、その責任を徹底的に究明するとともに、この際輿論とともに政府に猛省を促すものである。   昭和二十八年十一月二十六日    労働委員会電通委員会郵政委員会運輸委員会人事委員会連合審査会以上。(拍手)  本日はこれにて散会いたします。     午後三時十六分散会