○堀木鎌三君 そうすると揚げ足をとるつもりはありませんが、二十八年度で木村さんの言う
保安隊、
警備隊の内容を
整備するということが完成していないとすれば、完成するというのはどういう姿なのですか、その点を
はつきりさせて頂きたい。それから完成しない以上は、当然完成するというところはどこであるか。内容の
整備という趣旨の完成はどこなんだという点は
はつきりしているはずです。それでなければ完成もくそもないんです。これは確かにだから私がその点を
はつきりしたいのです。二十九年度も出して頂きたいというのは、いつに
なつて完成するのだろう。それから又それは無論取替えが起るとかいろいろな問題が起りますよ。併し事務的に見てそう言えばいつまでた
つても完成しないのです。併しともかくも一応完成するという姿はどこなんですか、それをお聞きしたいのです。それを
予算に結付けてお聞きしたい。これは事務当局として十分にお考えに
なつているはずなんです。政治家はいろいろなことを言いますが、事務当局では常に事務をとられるときには、この完成というものから
予算が出て来るはずなんです。それでなければ査定できない。大蔵省もそれでなしに
金額を盛
つているとすれば、余ほどどうかした大蔵省なんで、それは大蔵省もありようがないし、いわんや当の
責任者である
保安庁の大臣が完成するのだと
言つて、それがまだ未完成だという以上は、完成される姿を我々に見せて頂きたい、それを
金額的に内容的に見せて頂きたい、特にこれをお願いする。あなたでお困りだつたら木村君に聞きます。併し木村君は憲法解釈を変えようとする人だから何を言うかわからない。もつとあなたに聞くほうが信頼できるだろうと思うから事務的に聞いておる。だから是非それはやはり大胆に率直に、一応それは事業は
一つの仕事ですから、いつまで経
つても完成しないと言えば言えるでしよう。そういう言い訳は
幾らでもできる。併し一応の目標というものはあるはずです。それを見せて頂きたい。