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小笠原二三男君
一般の
住宅金融公庫のようにその申込が多ければ抽籤をするとか、同じ抽籤でも第一回、第二回には当らなか
つた者を優先的に抽籤するとかいうふうに、大体偏在しないで行き亙るような
方法を主体的に
考えて行くというなことなら納得行きますが、あなたもおつしやるように申込はあ
つた、そして何千万或いは数億の
会社、そういう者も申込んで行く、そうでない者も申込んでおる、そうして実際は申込は余計に
なつた、こういうときにはくじ引きというほ
どもないでしようし、それは
公庫のほうで適宜に扱うだろうというだけでは、その基準がわからんのでは、これはいろいろ問題が起るのじやないか、即ちそういう場合に有力なる政界の方々等がその
会社に特定な繋り等があれば、その方向から特定にそこへ金を出させるというようなことがあり勝ちなことになるのじやないか、そういうような点を規制するようなことがこの
法案ではないのかどうか、こういう点をお伺いしたい。而も私としては、
却つて会社等でいうならば、資本金等の額等によ
つて、或る
限度以上の者にはこういう少い金だから
適用しないというふうにしたもので五人以上というのを抑えるならば、その企業体自体の内容等によ
つても或る種の制限を加えて、そうして実際上自力を以てや
つて行けない、
資金調達の困難な者を何かの基準で順位を客観的につけておいて
融資するというような
方法もとらなければならんじやないか、そういうふうなことを常識的に
考えるわけなんです。そういうような具体的な基準というようなものが
公庫の中なら中の内規として何でも細かくできるものかどうか、行き当りば
つたり
公庫の理事者等においてまあこれはいいだろう、これはいけないというふうにチエツクして行くのか、こういう点をお伺いしたい。