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1953-08-10 第16回国会 参議院 議院運営委員会 第36号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十八年八月十日(月曜日) 午前十時八分開会
—————————————
委員
の異動 本日
委員田畑金光
君
辞任
につき、その
補欠
として
戸叶武
君を
議長
において指 名した。
—————————————
出席者
は左の
通り
。
委員長
草葉
隆圓
君
理事
寺尾 豊君 杉山 昌作君
小笠原二三男
君
相馬
助治
君
松浦
定義君
委員
石村 幸作君
加藤
武徳
君
劔木
亨弘
君 松岡 平市君 横川 信夫君 赤木 正雄君 加賀山之雄君 上林 忠次君 江田 三郎君 菊川 孝夫君 大和 与一君
戸叶
武君
松浦
清一君
—————————————
議長
河井 彌八君 副
議長
重宗 雄三君
—————————————
衆議院議員
議院運営委員長
菅家
喜六
君
荒木萬壽夫
君
事務局側
事 務 総 長
芥川
治君 参 事 (
事務次長
)
河野
義克
君 参 事 (
記録部長
) 小野寺五一君 参 事 (
警務部長
) 丹羽 寒月君 参 事 (
委員部長
)
宮坂
完孝
君 参 事 (
庶務部長
) 佐藤 忠雄君
法制局側
法 制 局 長 奧野 健一君
—————————————
本日の
会議
に付した事件 ○
委員
の
辞任
及び
補欠選任
の件 ○
協同組合
による
金融事業
に関する法
律等
の一部を
改正
する
法律案
の
継続
審査要求
の件 ○
議員
の
外国派遣
に関する件 ○当面の
外交政策
に関する
緊急質問
の 件 ○
国会法
の一部を
改正
する
法律案
(衆
議院提出
)
—————————————
草葉隆圓
1
○
委員長
(
草葉隆圓
君) 開会いたします。
常任委員
の
辞任
及び
補欠
に関する仕1をお諮りいたします。
河野義克
2
○
参事
(
河野義克
君)
日本社会党
第四
控室
から
文部委員
の
成瀬幡治
君、
内閣委員
の
高田なほ子
君、
厚生委員
の一
竹中勝男
君、
労働委員
の阿
具根登
君がそれぞれ
辞任
せられて、
文部委員
に
高田なほ子
君、
内閣委員
に
成瀬幡治
君、
厚生委員
に阿
具根登
君、
労働委員
に
竹中勝男
君を
後任
として指名せられたいというお
申出
がありました。
自由党
から、
人事委員
の
加藤武徳
君、
法務委員
の
青木一男
君、
厚生委員
の
大谷瑩潤君
、同じく
槻原亨
君、
労働委員
の
田中啓一
君、
文部委員剱木亨弘
君がそれぞれ
辞任
せられて、
人事委員
に
青木一男
君、
法務委員
に
加藤武徳
君、
厚生委員
に
田中啓一
君、同じく
剱木亨弘
君
労働委員
に
大谷瑩潤君
、
文部委員
に
槻原亨
君を
後任
として指名せられたいというお
申出
がありました。
緑風会
から、
人事委員
の
高瀬荘太郎
君、
内閣委員
の
山川良一
君が
辞任
せられて、
人事委員
に
山川良一
君、
内閣委員
に
高瀬荘太郎
君を
後任
として指名せられたいというお
申出
がありました。
草葉隆圓
3
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
只今
、
事務次長
から申上げました
通り
決することに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
草葉隆圓
4
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
異議
ないものと認めます。さよう決定いたします。
—————————————
草葉隆圓
5
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
継続審査要求
に関する件をお諮りいたします。
宮坂完孝
6
○
参事
(
宮坂完孝
君)
大蔵委員長大矢半次郎
君から、
協同組合
による
金融事業
に関する
法律等
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、
継続審査要求書
が提出されております。
理由
は、本
法律案
は、
会期
の
迫つた
七月三十
日本委員会
に付託され、且つ
金融制度
上
検討
すべき余地が多く、
慎重審議
を要するものであり、今
会期
中に
審査
を終了することは困難であるので、
閉会
中も
継続
して
審査
したい。こういう
理由
でございます。
草葉隆圓
7
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
只今
、
大蔵委員長
の
申出
の
継続審査要求書
を承認することに御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
草葉隆圓
8
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
異議
ないものと認めます。承認することに決定いたしました。
—————————————
草葉隆圓
9
○
委員長
(
草葉隆圓
君) 次に
議員
の
外国派遣
に関する件をお諮サいたします。
議員
の
外国派遣
につきましては、かねぐ
理事会
におきまして御
懇談
を頂いてお
つたの
でありますが、この際、
欧米各国
における
議会運営
の
実情視察
並びに
貿易事情調査
のため五名、
東南アジア各国
の
政治経済
並びに
文化事情
の
調査視察
のため六名ずつ二班計十二名を派遣することといたしたいと存じまするが、御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
草葉隆圓
10
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
異議
ないものと認めます。派遣下ることに決定いたしました。 つきましては、
派遣議員
の
人選等
につきましては
議長
に御一任いたしたいと存じまするが、さよう取運ぶことに御
異議
はございませんか。 (「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
草葉隆圓
11
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
異議
ないものと認めます。さよう決定いたしました。
草葉隆圓
12
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
緊急質問
に関する件をお諮りいたします。
芥川治
13
○
事務総長
(
芥川治
君)
只今
、
社会党
第四
控室
の
羽生
三七君から、当面の
外交政策
に関する
緊急質問
、時間は十五分、
要求大臣
は
総理
、
外務大臣
の御
要求
が出ております。
小笠原二三男
14
○
小笠原二三男
君 これは誠に抽象的な問題のように聞えますが、
ダレス・吉田総理
の
会談
、或いは
マレンコフ
の対
日平和条約問題等
、当直の
国交情勢
について最近の
動き
が非常に激しい
動き
を示しておりますので、この際
閉会
前に、
総理
並びに
外務大臣
に、そうした外交問題について
所見
を質したいということでございます。
従つて
何とぞ御同意願うようにお願いしたいと思います。
草葉隆圓
15
○
委員長
(
草葉隆圓
君) 他に、御
発言
はございませんか。
加藤武徳
16
○
加藤武徳
君
会期
末に
緊急質問
の件につきましては、私は好ましくないと思います。
小笠原
君の
只今
の
発言
、成るほど
ダレス等
もや
つて
参りまして、
外交政策等
に対しまして
動き
があるということは了承いたしますが、一昨々日も
岡崎外務大臣
の
MSA
の
交渉
に関しまする、
経過等
も聞き、
各党
の
代表質問
もあ
つた
わけでありまして、この
質問
中に当面の
外交政策等
について触れられた箇所も相当あ
つたよう
に私は記憶しております。従いましてこれらの一
こと等
を勘案いたし、なお且つ先ほど来の小
委員会
で、本日は早く本
会議
を終ろうという
各党
の
意見等
をも考慮に入れまして、でき得べくんば、
社会党
第四
控室
の
緊急質問
は御遠慮を願えればと思います。
小笠原二三男
17
○
小笠原二三男
君
MSA
の問題は、これは聞くには聞いたが、十分聞いたということになるかならんかは、いろいろ観点があるだろうと思いますから、そういう
交渉
の技術的な問題を聞いておるのと、今回
緊急質問
をしようということとは、問題の
ケース
は全然別でございます。即ち
ダレス会談
による
保安隊
の
増強等
に関しての
政府
の
所見
がその後変更があるのかないのか。或いは
朝鮮休戦会談
後の
政治会議等
に
日本代表
として
出席
が可能であるのかないのか。或いは
朝鮮休戦
による
極東
の
情勢
の
変化等
について
吉田総理
としてどういう問題の把握のされ方をしておるのかどうか。或いは
マレンコフ
の対日平和問題についてのちらほら現われておる件に対して、
日本政府
としてどういう
考え
を持
つて
おるのかどうか。それらの点は新しい
ケース
でありますし、今の
日本
の
政府
としての外交問題の中心ともなるであろうと思われる点なので、これを
一つ
も
国民
に明らかにしない。
ダレス会談
についても、
日本政府
としてはその後何ら
記者会見
その他で発表もしておらない。こういうようなことでは、
国民
は何も知り得ないのであります。
従つて
こういう問題を
緊急質問
しようということこそが
議員
とし填の問題のつかまえ方としては妥当なものであると私は
考え
ますし、本日十一時半から、例えば本
会議
を開くとしましても、たかだか十五分の
緊急質問
、
答弁
が十分あ
つた
としましても二十五分、
継続審査案件
の可決は五分もかからんのでありまして、十二時には終る予定になると
考え
るのであります。
従つて
まげて御承認願うようにお願いしたい。
加藤武徳
18
○
加藤武徳
君 これ又
意見
が対立しそうにな
つて
参りましたが、私は一昨日の、
外務大臣
の
MSA
の問題に関しまする
交渉
の
経過
の
報告
に対する
各党
の
質問
で、
只今羽生
君から
要求
の当面の
外交政策
に対しまする問題に、他の
会派殆
んどお触れにな
つて
おられるという
工合
に了解をいたしておるわけです。成るほど
ダレス
氏との
会談
は、その後に起
つた
問題だという御
意見
もございましよう。或いは
朝鮮
の
休戦会談等
には、十分触れておらなか
つた
というような御
意見
もございましようが、御
要求
の
案件
に関しては、私は一昨日大体結了いたしておるという
工合
に
考え
るわけで、私、先ほどの
意見
を出しましたようにお取計らいを願いたいと思います。
小笠原二三男
19
○
小笠原二三男
君
加藤
君は、どういう
意味
で言
つて
おるのか。
MSA
の
中間報告
は
MSA
の
中間報告
で、技術的な問題でございます。それについて
質問者
が、いろいろ外交問題を
問題点
として展開せられたという点はあるでしようけれ
ども
、
答弁
は、依然
MSA
の問題に関して技術的な
答弁
に終
つて
おるわけなんで、
羽生
君が本日伺いたいということは、その後の
ダレス会談等
によ
つて日本政府
の
外交政策
なり、或いは国内問題としては
保安隊
の
問題等
について、
変化
があるのかないのか。或いは
極東
の
情勢
について、見通しはどうな
つて
、施策を
考え
ておるのか。それらの点を
問題点
として承りたいということで、てんで問題は別なんです。だから、そういうことで前にも何か外交問題は聞いたのだから、外交問題はやめなさいという
論理
は成り立たない。 まあ、この際、
吉田総理
が
出席
しない。或いは
岡崎外務大臣
が都合が悪いとか。こういう技術的な問題があるならば、もうそれは新しい問題として
考え合つて
もいいでしようが、
緊急質問そのもの
については、かれこれ言うことなしに
交渉
に応じられたいと思います。
加藤武徳
20
○
加藤武徳
君 我が党の
主張
は、先ほど申上げた
通り
でありますが、併し
運営委員会
の全体の空気がどういうふうな状況にあるかという点については、
委員長
におかれて、その点を把握なさいまして、
議事
を進めて頂きたいと思います。
草葉隆圓
21
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
ちよ
つと
速記
をとめて……。 〔
速記中止
〕
草葉隆圓
22
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
速記
をつけて。 それでは
緊急質問
、
只今
、
事務総長
から御
説明
申上げました
羽生
三七君の当面の
外交政策
に関する
緊急質問
は、これを認めることに御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
草葉隆圓
23
○
委員長
(
草葉隆圓
君) 御
異議
ないと認めます。さよう決定いたしました。
—————————————
草葉隆圓
24
○
委員長
(
草葉隆圓
君) 次に、
国会法
の一部を
改正
する
法律案
を
議題
といたします。 先ず
提案者
でありまする
衆院議員
の
荒木萬壽夫
君が
提案者
を代表して御
出席願
つて
おりまするので、
荒木萬壽夫
君から、御
説明
を承わりたいと思います。
荒木萬壽夫
25
○
衆議院議員
(
荒木萬壽夫
君) 改進党の
荒木
でございます。
只今
、
議題
とな
つて
おりまする
国会法
の
改正案
に関しまして、
発議者
の一人としまして、簡単にその
理由
を申上げたいと存じます。御
質問
の
通り
、元の
警察予備隊
が今
保安隊
と銘打
つて
保安庁
の
所管
の下に、
水陸両面
に相当の
機構内容
をも
つて
おることは御
案内
の
通り
でございますが、私
ども
の
見解
に従えば、この
保安庁所管
の
事項
は、
政府側
の御
説明
が如何にありましようとも、
国家警察
、
自治体警察
にあらざる、
政府側
の
説明
を以てしまするならば
保安機構
であると言われておりますけれ
ども
、実質はまさに
警察
以外のものであり、我々の
見解
に従えば、貧弱ではございますけれ
ども
、
国家防衛
の
機構
であり、或いは軍隊であり、
海軍力
の貧弱なものであると認め得るかと存ずるのであります。そういう私
ども
の
立場
だけからの
見解
は一応別といたしましても、
独立国
になりました
日本
といたしまして、国土を如何にして
防衛
するかということは、
国民
的な
関心事
であろかうと思います。 従いましてこの
保安隊
が御
案内
のご
とく国
の
経費
の二割に相当するぐらいの
経費
も使
つて
おることにも鑑みまして、更には
政府側
の言明によりましても、だんだんとこれを増強して行くのだというがごとく窺われるわけでございますが、そのような分量的にも国費の相当な
部分
を占め、質的に見ましても、
軍備
ということに
賛否
いずれの
態度
をとりましようとも、これが国家的、
国民
的な
立場
から慎重に取扱われ、
審議
せられて行くべきものと心得ますそういうような見地から私
ども
といたしましては、この春の
党大会
以来その
取扱い
を
国会
の
審議
の上にも慎重に重大視して取扱
つて
行くべきものと心得まして、
国会
に
防衛
に関する
常任委員会
を特に設置する必要を認めまして、天下に公表して参
つたよう
な次第でございます。 そこで、この
国会
の当初から
各党
にも御
相談
いたしまして、正式に御
提案
申上げたいと思いながら、だんだんと日数がた
つて
参りまして、
会期
末に参りまして、一見慌しく御
審議
をお願いするようになりましたことはこの
経過
は、実は恐縮に存じておりますけれ
ども
、事柄の国家的、民族的な
重大性
からいたしましても、又
国会
の
国民
の負託に応えるという
立場
における
審議
の慎重を期するという
立場
からも、この
国会
において、特にお取上げを願いたいと
思つて
、
衆議院
で
提案
をして多数の御
賛同
を得て、
参議院
の御
審議
を願う段取にな
つたよう
な次第でございます。 実を申上げますと
参議院側
から
国会法
の
改正
、特に
常任委員会制度
につきましての御
検討
を願うに当
つて
、今まで
衆議院
と御折衝相成
つた
ことを仄聞いたしますけれ
ども
、そういう過程から
考え
ましても、実はその
意味
において或る程度躊躇してお
つた
ことは事実でございますけれ
ども
、だんだんと
政府側
の
態度
といたしましても、
保安隊増強
のほうに足を踏み入れられつつあるやにも心得まするし、更には又、
MSA
の
交渉
も具体的に日程に上
つて
参りましたし、
衆議院
におきましても、
MSA
の
交渉
に関する
中間報告
を求めるというような
態度等
から
考え
合せましても、躊躇できない。更には
ダレス国務長官
が、昨日でございましたか、一昨日でございましたかや
つて
来まして、
政治的ゼスチユア
としては、いろいろ言われますけれ
ども
、実質的には、
保安隊
乃至は
日本
の国防の問題、
防衛
の問題に絡んでわざわざや
つて
来る。更に
朝鮮
の
休戦会談
の成立以後の諸問題を
考え
合せて見ましても、何としても
国家防衛
に関連する問題が、今日の
政治的国民的関心事
であることは申すまでもございませんので、いろいろ御遠慮申上げねばならない筋合いもよく存じてはおりましたものの、又それ故にこそ、
提案
の遅れたことのお叱りを受けねばなりませんが、少くともこの
国会
において御
審議
頂いて、
国会
のこの方面に対する
審議
の体制を整えておいて、
衆議院側
の
考え方
としましては、
国会
が
閉会
になりましても、以上申上げたような、
皆さま
の御
承知
のような
国家防衛
に関する現下の、更に今後の起り得べき諸
情勢等
を考慮いたしまして、
継続審議
しつつ、次の
臨時国会
乃至は
通常国会
を迎えるべきである。そういうふうな
考え方
から
提案
し、御
審議
を願い、本日も又推参いたしまして、蛇足ながら以上のことを
提案理由
として申上げるような次第でございます。 重ねて申上げますが、
会期押迫つて
こういうことになりました
事情
は、以上申上げる
通り
でございます。くどいようですけれ
ども
、
防衛
に関する、或いは
軍備
に関する
賛否
いずれもありましようとも、国家的に、
国民
的に、
国会
を通じて、常に
政府側
の動向を直視し、若しくは督励するというふうな
態度
は、
国会
として当然に必要であろうかとも存ずるのであります。どうぞ以上の
提案理由
並びに
事情
を御掛酌頂きまして、いろいろの御
意見等
もあり得るとは思いますけれ
ども
、
皆さま
の御
賛同
をお願い申上げたいと思う次第でございます。
草葉隆圓
26
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
只今
の
提案理由
の
説明
の
国会法
の一部を
改正
する
法律案
につきまして、
衆議院
では
修正議決
をされております。
修正
の点につきまして、
菅家議院運営委員長
がお見えにな
つて
おりますので、
修正
の点を御
説明
願います。
菅家喜六
27
○
衆議院議員
(
菅家喜六
君) 私は、
衆議院
の
議院運営委員長
の
菅家
でございます。
只今荒木
君から、
提案
の
趣旨弁明
があ
つたの
であります。この
案件
は
衆議院
の
委員会
に付議いたしまして、種々なる議論があ
つた
ことは新聞で御
承知
のことと思います。
提案者
のほうにおいても、
防衛委員会
という名前には別段拘泥しないというお話でありましたが、大体この
委員会
の
所管
する
事項
は、
保安庁
の
所管事務
と解すべきでありますので、
防衛委員会
は
保安委員会
のほうが適当ではないかというように
意見
がまとまりまして、
保安委員会
というように
修正
いたしました。特別に
修正
に深い
意味
というようなことはなか
つたの
でありますが、これを
取扱い
ました
自由党
の坪川君が今日まだ見えておりませんので、私
委員長
としてその
審議
を主宰いたしました
関係
上、お伺いいたしました。
荒木
君から詳細に申上げましたので、
一つ
は
衆議院
の
運営委員会
においても、
会期
が
迫つて
この一部
改正
の
法律案
が出たのでありますが、すでに
議運
においても、或いは
国会法
の
改正
の議があるやに承
つて
おりますが、
衆議院
としても、次の
国会
までには
国会法
を
改正
したいというので、小
委員会
が設けられまして、著々進んでおりますので、その際にこれはや
つて
もよろしいのではないかという
意見
も出まして、例えば
都政委員会
、
電通委員会
、
懲罰委員会
、これらも
議運
で
検討
する必要があるのじやないかという強い
意見
もありましたが、結論的には、今
荒木
君が御
説明
になりましたごとく、休会中でも
一つ
、この
委員会
の
継続審議
を行な
つて
、
MSA
その他
保安庁
の
関係
する
事項
を、全体の
国会法
の
改正
を見ざる以前にも急速にやりたいという強い
提案者
の御
意向
もありましたので、最終的には、ただ字句の
修正
だけを認めた次第であります。 何とぞ適切なる御
審議
によ
つて会期
が一日限りにな
つたの
で、非常に御迷惑とは存じますが、
一つ議事
を進められんことをお願い申上げる次第であります。
小笠原二三男
28
○
小笠原二三男
君
只今
、
提案理由
並びに
修正案
の
修正
の
趣旨
について伺いましたが、私
質問
をする前に、
委員長
にお
取扱い
について
希望
を申し添えておきます。
国会法
の
改正
につきましては、私は
両院
に亘ることでございまするから、
形式
は
両院
の意思が合致した上で、そういうものは
改正
せらるべきであるという強い
希望
を持
つて
おります。然るところ、先般
参議院
から全般に亘り、二百五十人の
参議院
の
議員
は、十分な
運営
と
審査
のできるような
常任委員会制度
の
改正案
を
衆議院側
に送付いたしました場合に、
衆議院側
においては、にべなくこれを葬り去
つたの
でございまするが、その場合
両院
の
議運
の
打合せ
を開いたとき、
衆議院側
の
主張
としては、
両院
それぞれ小
委員
を挙げて、根本的な
国会法
の
改正
について
審議
し、その案を持ち
寄つて協議
の上、一致した
国会法
の
改正
をや
つて
いくように進めよう。こういうことで、その後二、三回の
国会
と共に、この
議院運営委員会
としては、
国会法改正小委員会
を設けて、よりより研究もし、
衆議院側
とも
打合せ
をしようというふうに議が進んで
参つて
お
つた
はずであります。でその点とこの問題とは、何ら
関係
なく扱われておるという点に、我々は
一つ
の問題を持つのであります。 それから第二の問題としましては、こういう
国会法
の
改正
が、院の
運営
は数の多少にかかわらず、
政党政派
の集りでできておるのでございまするから、各
会派
の
意向
というものがそこに相
集つて
、一
会派
、
党等
の単独の
提案
というようなことではなしに行われるのが望ましいというふうに私は
考え
ておりますので、この点から
考え
ましても、これは、一
会派
の
発議賛成
を得て、本院のほうにもこの
予備審査等
が、要請されて来てお
つたよう
に
考え
るのであるります。この点も、いささか今後の
国会法
の
改正
という
建前
からいうと、こういうやり方を仮りに許すとして、将来院の
運営
上、先例となることがないのかどうかという点についても、私は常に
違つた見解
を持
つて
おります。 又この第三点としましては、それほど強い御
主張
であるならば、
会期
が八十日以上もあるこのときにおいて、どうして、我々の院のほうにも御
相談
あ
つて
、そうして
両院
が動いて、これを物にするならするという
動き
を示さずに、いわゆる
会期延長
にな
つて
から、こういうことが
議題
に提供せられ、又々これが再
延長
にな
つて
、問題にせられる。こういうような
運営
の仕方は、
国会法
というものの
改正
の問題である限り、私
たち
としてはいささか慎重でないということで、これも又強い異
なつ
た
見解
を持
つて
おります。少くともこういうものは、今
国会
当初から、或る
会派
が、
大会等
において党議を決して、
主張
せられておるとするならば、各
会派
の間に、問題とせられ、
他院
との間の問題ともせられて、総合的な
検討
の上に、御
提案
なされるのが望ましか
つたの
ではないかというふうに、私は第三の点として非常に異
なつ
た
見解
を持
つて
おります。 而もこれは
形式論士
のことでございまするが、
内容
に立至
つて保安委員会
を置かなければ、
保安
上の問題について十分な
審議
ができないという
論理
で若しも御
提案
になるとしますならば、今の
内閣委員会等
の
常任委員会制度
では不十分であるという裏打ちがあ
つて
、初めてそういうことが言えると思うのでございまして、この点においても、
参議院
としましては必ずしも同
意見
であるというふうには参らない幾多の
問題点
があると
考え
ます。併し私はここで強くこの
法案
を
審議
するに当
つて
考え
なければならないのは、
参議院
としましては、
保安委員会
を置くということが
内容
として政治的に扱われるということについては、強いこれは反省を加えなければならない。あくまでも
国会運営
の
立場
から、
国会法
の
改正
という
建前
で、一
常任委員会
を起すかとうかという問題は、他の
常任委員会
の
制度
と絡んで総合的に
考え
なければならない。ただ単に
内容
として望ましいものであるからとして、これを
委員会制度
の中に組込むのであるというようなことには、単に
部分
として、そういう
考え方
には参らんものがあると
考え
るのであります。 従いまして私
たち
としましてはこの
提案理由
並びに
趣旨弁明
を伺いました以上、
会派
に持ち
帰つて
十分
相談
もしたいし、今後の、もう時間的に余裕のない今日の
段階
においても、
理事会
その他においても十分な
検討
を加えられて
審議
を慎重にしなければ、悔いを将来に残す問題であると
考え
ますので、
他院
の
発議者
その他のかたがたには、甚だ相済まんわけでございまするけれ
ども
、この
扱い
について研究せられんがために、
暫時休憩
をし、
会派
は
会派
で
相談
し、
理事会等
を
委員長
としてお開きになるならば、
理事会
でこの
扱い方
について、
会派
の
意向
をおまとめになるように、切に
希望
いたします。
従つて
あえて
質問
は申上げません。
草葉隆圓
29
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
ちよ
つとお諮りいたしますが、
只今
お聞きの
通り
に、
提案理由
並びに
趣旨
の御
説明
がございましたが、これから直ちに質疑に入るという
段階
の前に、
只今小笠原
君の御
意見
にもありました御
希望
もありました
通り
、ここで
会期
は本日で終りでございます。この
法案
の
慎重審議
の
取扱い
方について、一応御
懇談
をし填取運ぶほうが、却て円滑に進むのではないかと思いますが如何でございますか。
相馬助治
30
○
相馬助治
君
小笠原
君の
意見
は、ここで
懇談
を
要求
していないと思います。事は重大であるから、仮にこれを取扱うというにしろ取扱わないというにしろ、とにかくここに
提案
されているのですから、
意見
はとにかくとして何か取扱わなければならない。その場合には
会派
の
意向
を一応取りまとめて来たい。こういうことだと思います。私はそれを強く
要求
します。 というのは、前に本院は、
全会一致
を以て
国会法
を
改正
して
衆議院
に持ち込んだときに、
各党派
から
衆議院
に話をつけることを我々は約束した。そうして約束して
衆議院
に持ち込んだときに、問題を起したのが
右派社会党
と改進党なんです。私はいたく面目を失墜して、
衆議院
に行
つて
その間の
事情
を話して、どうやら了解を得た。そのとき私は廊下で、改進党の某氏より、
参議院
は良識をわきまえない。
国会法
が一院の意思によ
つて
なされるというなら、やれるならや
つて
見ろ。こういう恫喝に似たことを言われて、私自身が言われたのでなくて、本院みんなが言われたのですから、私は何ら驚かないが、そのおつしや
つて
おることは、誠に正当なので、私は頭を下げて、御尤もでございますと言
つて
帰つて
参りました。私はこれらを今日思い出して仇をとろうなどという気持は更にない。だからこそ私は、やはりこの問題は、党に
帰つて
、
衆議院側
においては、どういう党派としては
態度
をと
つたの
か、寝耳に水ですからわからない、私は。それから又、
参議院
の我が
会派
としては、この問題をどう取扱うか。それからもう
一つ
は、プライヴエートにではあるけれ
ども
、一昨日
議運
の
理事会
を開いて、私は
草葉
委員長
のこの話を初めて聞いたのであるが、この前に
議運
の
委員長
としては
関係
衆議院
委員長
とどのような話合いがあ
つたの
か。これは
自由党
の問題とせずに、私
たち
は、
草葉
委員長
が本院を代表して何らかの話をしているならば、俗な言葉で言えば、顔を立てなければならん。それらの
事情
を確めて我が
会派
の
態度
をきめたいので、私はここに
懇談
会の必要を認めない。若し
懇談
会をするというならば、
懇談
会に話す材料を持たなければならない。
懇談
会を開く前に休憩をされんことを
希望
する。
赤木正雄
31
○赤木正雄君 この問題は実は
緑風会
ではもう
態度
がきま
つて
います。先ほど申された
通り
今日は十二時に終ろうという観点でありますから、
理事会
をなさるなら、その時間を諮
つて
ほしい。
草葉隆圓
32
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
ちよ
つと皆さんに申上げます。 私が御
懇談
を申上げたいというのは、今のように休憩を直ちにするとか、それから休憩中に
理事会
を開くという御
懇談
をここで申上げたい。こういう
意味
であります。
小笠原二三男
33
○
小笠原二三男
君 私の
主張
は、直ちに
理事会
を開き、一方は
会派
で
相談
の上、
理事
者に御連絡があ
つて
、十一時半から本
会議
になりますから、これは今、
懇談
会においてあげるべきである、
継続
審査
すべきである、そのままにそつとして温めましよう、この三つしか案がないと思う。その案が十時なら十時、十一時なら十一時、十一時十五分頃までにきま
つた
とするならば、改めて
議運
を開いて、その結論だけを生み出せばよい。その結論を出すために
理事会
を一応開いたがよい。 こういうことであります。
草葉隆圓
34
○
委員長
(
草葉隆圓
君) 他に御
発言
もないようでありますから、暫時この問題については休憩をいたしまして、直ちに
理事会
を開きたいと思います。御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
草葉隆圓
35
○
委員長
(
草葉隆圓
君) それでは本問題は
理事会
で御
検討
の上、更に
議運
でお諮りすることになります。
—————————————
草葉隆圓
36
○
委員長
(
草葉隆圓
君) なお休憩前、もう
一つ
お諮りすることがあります。
常任委員
の
辞任
及び
補欠
に関する任の追加が出ましたから、お諮りをいたします。
河野義克
37
○
参事
(
河野義克
君)
日本社会党
第二
控室
から、議院
運営
委員
の田畑金光君、予算
委員
の
戸叶武
君がそれぞれ
辞任
せられて、議院運業
委員
に
戸叶武
君、予算
委員
に田畑金光君を
後任
として指名せられたいとのお
申出
がございました。又
厚生委員
の山下義信君、外務
委員
の
加藤
シヅエ君が
辞任
せられて、
後任
として
厚生委員
に
加藤
シヅエ君、外務
委員
に山下義信君を指名せられたいとの
申出
がございました。
緑風会
から、
厚生委員
の廣瀬久忠君、
法務委員
の中山福藏君が
辞任
せられて、
厚生委員
に中山福藏君、
法務委員
に廣瀬久忠君を
後任
として指名せられたいという御
申出
がございました。
草葉隆圓
38
○
委員長
(
草葉隆圓
君)
只今
事務次長
が御
報告
申上げました
通り
、
申出
の
通り
に決することに御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
草葉隆圓
39
○
委員長
(
草葉隆圓
君) 御
異議
ないものと認めて、さよう決定いたします。 暫時、休憩いたします。 午前十時四十九分休憩 〔休憩後開会に至らなか
つた
〕