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小笠原二三男君 一応
会派に持ち
帰つて相談の上再度
議決して頂くように願いたいと存じますが、ただ一点この際お伺いしておきたいと思いますが、
米価審議会委員の
任命については、
特段に
衆議院議員六名を挙げられ、
国会法第三十九条
但書の
規定によ
つて国会の
議決をさえ求めるというような
委員で以て構成せられておるのでありますが、過去何回かに亘る
米価審議会の
答申が、
政府において一度も尊重されたことがない。そして
政府において
答申に基いて
米価の
決定のあつたためしはない。こういうことは
米価審議会に対して
政府はどういう御所存でおられるのか。我々
国会側としては誠に奇異の感に堪えない。少くとも
国会の
議決を求めるほど重要な
委員であり、而も
国会を代表した
議員が
委員として入
つて、慎重、
答申に
なつたというものについては、十分尊重さるべきはずのものでもあり、又それが
具体化についても、実効の挙がるような措置をとられることをこそ
国会としては望まなければならんことなのであるが、どういう
事情でそういうことなのか。若しも今後においても、そういう例がたびたびあるということならば、
規定に基いてそういう
委員を出したところで、誠にこれはおかしなことになると思うということで、我が
会派においては不満であるという声が強いわけでありますが、今回新らしい
官房長官が
政府を代表して、あえて
議決を求めて来るという上からは、今後の
米価審議会の
答申というものについては、どういう
態度を以
つて臨まれるのか。
先ず過去の問題について一点。今後の御
態度について一点。二点、念のためにお伺いしておきます。