○
三浦辰雄君 どうも、この間私が大部時間をと
つてした線を一歩も出ないから、私は、ここに
関係する人もおられて工合が悪いかも知れないけれども、端的に
言つて、
衆議院で以て
委員会審査を省略して、すぐこちらへ送付して来て、こちらも同様の
態度をしようとしたその原因のその
土地については、なるほど私も
考えてみるというと、全くこの
国会或いは
中央機関の設置についての重要なポイントのようでございます。
だから、それほどそこに非常なあれがあるならば、大切な
場所であるならば、そこにどういうものを建てるか。それでどういうような
設計でどういうようなものをいつ建てるかということ、これをおやりに
なつたらいいじやないか。それもようや
つてもいないで、ただただそこの所に網を張つちやう。おまけに網を張るばかりでなしに、更にこの一万八千坪という大きなところまで全部網をかぶせて行く。全くこんな横暴極まりないものはない。
そうして今日、民主的な
運営をするとか何とか
言つてお
つて、非常の際であ
つても、この
土地収用法に対して、どういう
非常的手段をとつたか。
東京地検に関する
土地収用については、あの際といえども、この手続を踏んで来たのは、御
承知の
通りであります。而も民主的に
なつた今日、その民主的な
立場であるべき
国会が率先して、そういうような非常な横暴極まりないところの
法律を作るということは、これは断じて私は再考を促したいという気持なんです。ただ具体的な問題としては、特に大切な、どうしてもいま今日、という
場所があるとすれば、それについては堂々として、それに対するところの
施設、その実現を期すべき
設計図及び
予算をやりくりしての工面も或る場合においては、そういう方向から進めて頂いて頂いてこそいいのであ
つて、そのついでに全部一方八千坪までも網を被せて、非常な横暴と言うか非常な我がままな
法律というものを出すことによ
つて、私はこの
国会というものの権威というものを損じたくない。そういう
意味で申上げた。
それについてのお
考えは如何ですか。