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片柳眞吉君 百五ドルは大分……、たしか予算の全体からすると九十何ドルと見ておりますが大分高いので、この点は
小麦の消費者
価格との
関係でも私は
議論になると思いますが、本日はこの
議論は差控えたいと思いますが、とにかくそういういろいろな
日本の商品を売るという
関係から高い
小麦を買うということも或る一面からは理解できまするが、それが
食糧管理特別会計だけの負担において処理されることについては私は
一つの疑義があるのです。この問題も
一つ検討を願いたいと
思つております。
最後には、ややこれは突飛な私の質問でありまするが、私はどうも今回の最高
最低価格を挙げましたのは、私の見るところではやはり
アメリカを中心とした財政負担を軽減しようという趣旨からやはり出て来ているのではないかというふうに考えますが、そこで例の今度の国会でも最も問題にな
つておりまするところのMSAの援助という問題が、これは勿論まだどうなるかわかりませんけれ
ども、一部の私の受けました
情報によりますると、MSAの援助が実現した場合においては、すでに相当の滞貨が
アメリカにはあるわけであります。これはCCCの相当の国家負担において
小麦の滞貨がすでにあ
つて、倉庫も足らないというふうな状況でありますので、或いは
経済援助の一方法として現物の
小麦を以て
日本を援助するというような動きがあるやに私は聞いておるわけでありまするが、この辺のことを、勿論MSAの問題はまだきま
つておりませんからはつきりしないかも知れませんが、そういうことになりますると、この
小麦協定で入
つて来る
数量プラスMSAの現物による援助ということになりますると、この辺も
一つの大きな問題をはらんでおると思うのですが、そういうような
情報を
外務省が御
承知にな
つておりまするか。又仮にMSAを受ける場合にそういう現物援助を受けるお考えがあるかどうか。その辺につきましてややこれは先走
つておるかも知れませんが、どうも問題は関連して来ると私は思うのであります。
最後にその点を御質問いたします。