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今村委員 私も併託された
長野県に関して初めて
発言を申し上げるのでありますが、
委員各位の御理解ある態度によりまして、
長野県の
水害も
西日本並びに
和歌山県とともに
特別委員会に併託されたことは、まことに感謝のほかございません。
ことに
長野県の今回の
水害は非常に局地的なものでありまして、
従つて一つの山村で
被害二億を越え、三億近いというようなのがあります。実に
惨状目を当てることができないというようなことがあるのでありまして、これは
国会でも
閉会になりましたら、
委員会の
各位の
視察調査等もぜひこの際
お願いいたしておきたいと思うのであります。
ことにわが
長野県は、
電源開発のいろいろな
施設がありまして、
ダム等の
施設があるために害をこうむつたというような実例があるのであります。今回の多数の
水害に関する
法律の中に、この
ダム被害に関するものが取上げられていないのはまことに遺憾であります。つまり
ダムがあることによ
つて、その周囲に害を及ぼすというようなことであります。これは
全国各地にもあることでありまして、これに関してはやはり将来はいろいろの角度から御研究願わなければならぬかと思うのであります。実は本日は県知事初め県の
県会議長その他
等陳情に出ておりまするから、後刻ぜひこれらにつきましてはお聞き取りをいただきたいと思うのであります。どうか
委員各位におきましても、
西日本、
和歌山等の大
災害から比べますと、小さいものではございますけれども、その
被害の
実情においては局地的にきわめてひどいものがありますから、この際どうかこの点を十分御理解の上、ひとついろいろの点において
調査、御
審議等をいただきたい、かように要望申し上げておくのであります。