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内藤委員 連合審査会を開いていただきましてまことにありがとうございました。実は
田中さん外皆さんの御
提案のこの
法律案は、税制の根本に触れる問題でありますので、従来からも
大蔵委員会におきましては非常な関心を持
つてお
つたのであります。それで昨日皆様から御
意見がありまして、
建設委員会に
連合審査を申し入れましたところ、
委員長快く御承諾いただきまして、われわれの
意見を述べる機会を与えてくださいましたことを心からお礼を申し上げる次第であります。そこでお聞きの
通り、私
ども大蔵委員、これは
自由党の方もおられますし、各党それぞれみな
意見を述べたのでありますが、大体その
意見でどこに問題点があるかということをおわかりいただいたと思うのであります。実は午後開かれます
大蔵委員会におきまして、この問題につきまして
大蔵委員会としての態度をきめたいということを
先ほど理事の諸君と話合いましたので、午後の
委員会におきまして相談いたしたいと思うのであります。どういう
意見になりますか、その
意見を
建設委員会に申出をするつもりでありますので、その
意見を願わくば御尊重願いたいのであります。ただそういうことで
大蔵委員が何を言
つて来た
つてそんなことはだめだ、こういう御態度でありますと、実は
揮発油税法というものはありますけれ
ども、これを名称をかえたり、
税率をかえたりしても、
揮発油税法そのものを根元からゆすぶ
つたら何にもならないのでありますから、そういうことはすべきことではないと思うのであります。でありますから、今日の
建設委員会で御決定なさるということですが願わくばもう少し延ばしまして、
大蔵委員会の心配しておることをおくみとり願いたい、これは
委員長にお願い申し上げる次第であります。もしできますならば
大蔵大臣と建設大臣と御相談になりまして、そこに
田中さん外皆様御熱心な方が入られて、六十億ほど
道路整備のために来年からでも金を増さぬか、よし増そう、こういう話ができましたら、この
法律をひとつ快く撤回いただきますと、これは税制の大きな問題になることでもなし、実質
道路がよくなることでもあるし、まことによいことじやないかと思うのであります。政治力のまことにゆたかな
田中さん、それだけくらいの御努力せられてさしつかえないじやないかと思うのであります。ことに、
先ほどお名前を列挙せられましたが、各党の幹部級は、私
ども偉いとは思いませんけれ
ども、政治力のある方々のようであります。そういう方々が御背後におられるのでありますから、
大蔵大臣と建設大臣との間に話ができないことはないと思うのでありますが、そういうことをひとつ
委員長から橋渡ししていただきまして、表面にこういう問題が出ないように、穏やかにひとつや
つていただきたい。
日本の今日の
現状は、こんなことでかれこれ
議論しておる時期じやないと私は思うのであります。建設
委員の皆様の政治力に私
ども信頼いたしまして、どうかこの点よろしくお願いいたしたいと思うのであります。
先ほど申しましたように、
大蔵委員会におきましては、午後この問題につきましては態度をきめて
委員長まで申し入れたいと思
つておりますので、どうかそれを許していただきたいと思うのであります。