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村瀬委員 この問題は、
先ほど瀬戸山委員からも要求があ
つたようでありますから、
大蔵省その他
予算編成の場合の当面の責任者を当
委員会にお呼び出しにな
つて、
はつきりとした言質を得ておくことが、将来この
法律の運用を誤らしめないゆえんであると思いますので、この点特に
委員長にそういう処置をお願いいたしておきたいのであります。
そこでもう
一つ、
提案者でも、あるいは南
政務次官でもいいのでありましが、申し上げておきたいと思いますのは、
先ほど私は
道路整備五箇年
計画で、五箇年でよいかと
お尋ねいたしました含みは、実はここにもあるのでありまして、
先ほど言
つたような事実によりまして税
収入額相当額をごまかされる場合に、五箇年で区切りますと、三年分しかそれはとれないことになるのであります。十箇年としておけば最初の二年はともかくとして、三年目からずつと七年間は、
田中委員の御
答弁に
なつた
通りの
理由に基いて、たといどの
ように、三百億あるものを二百億と計上いたしましても、その百億はとれる。とれるという言葉は変でありますが、いわゆる
予算に計上できるということにもなりますので、ここにもまた五箇年
計画というものを二回にするより、十箇年
計画にした方が正しく
予算は多くとれるという
意味もありますので、かりに五箇年くらいで、五箇年五箇年という
ように十五年続ける場合にも、その中間の二箇年は抜かさないで、やはり
先ほど田中委員の御
答弁になりました方法によ
つて、ほんとうの
ガソリン税収入額に
相当する
金額をまず
補助金の
財源に充てるという処置をとられる
ように、
速記録に
財務当局を呼んでおとどめ願いたいと思うのであります。それからもう
一つ、これは
政務次官に伺いたいのでありますが、将来
ガソリン税の軽減という問題が必ず起るのではないかと思うのであります。と申しますのは、もともと
ガソリン税を設定いたしますときに、この問題は非常に論議されたのでありまして、税率その他については、ずいぶん議論のあ
つた点であります。現在
ガソリン税軽減の問題がやかましく表面に出ておりませんのは、この
道路整備の
財源に充てる
法案を
建設委員会で苦心をしておるからという
理由のもとに、業者は一応鳴りをしずめている傾向があるのでありまして、これがいよいよ
成立をいたしますと、第二段としてあるいは
道路に
関係のない
ガソリン使用者等から、必ず
ガソリン税の軽減の問題は台頭するのではないかということが
考えられるのであります。その場合における
当該年度の税収入に
相当する
金額というものに固執いたしますと、二三年のぬか喜びに終
つて、またともと
通りのわずかな
金額しかこの
補助金の
財源に充てることができないという結果を見ないとも限らないのでありますが、
建設省といたしましては、この
当該年度の
ガソリン税収入額に
相当する
金額ということは、あくまでも現在の
ガソリン税率による
金額を下らないという御方針を立てておられるかどうか。万々一多少でも
ガソリン税の軽減を見た場合には、どの
ような御決意をも
つてこの
財源を増して行くお
考えであるか承
つておきたいのであります