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吉田(賢)
委員 管理につきまして普通
財産か行政
財産かの件について、いろいろおとといも議論がありまして、この点につきましては、過去においてはともかく、今日においては
大蔵省と
建設省は大体意見が一致しておるらしく聞いたのです。でありますので、その点につきましては、旧法時代からの見解の
相違などは一応わか
つております。ここですでに問題になりまして後、
建物の様相が違う。条件が違
つておる。
使用の条件をま
つたく蹂躙した実相が続いておる。これを未解決のまま
大蔵省へ返してしま
つて、
大蔵省でもまだ案が立たず、
省議で返してもらうことにきめたというだけならば、都が
明渡しの
方針をきめ、
建設省が
明渡しの
方針をきめたのと同じことを
大蔵省は繰返しておる。そうすると、ぐるぐるまわりで、頂京都は
明渡しを請求しながら今日まで来た。
建設省は
明渡しを督促しながら今日まで来た。何ら具体的な目安な上に来ておるが、また
大蔵省が同じようなことを
省議できめたまま、何ら具体的な条件も
示し得ないで、結局
責任の省が次から次へと転換して
行つて、同じような未解決の事態がなお続いて行くのじやないかというのが、今日われわれの常識なんです。
委員会の空気はおそらくそうだと思う。だれ一人としてこの間から納得しにくいのはこの点なんです。明快な
大蔵省の
方針が示されるならば、またお互にあなたの省なり都なりがもつと明快な積極的な意見が出るならいいのですけれ
ども、いずれも過去にや
つたことは正しか
つた、尽すべきことは尽したのだけれ
ども今日に至
つておるというので、
大蔵省に引継いでしま
つておるのです。私
どもはこれが未解決のまま行くのじやないかということを心配いたします。未解決ということは、同時に国有
財産の管理につきましてまことに遺憾千万な事態が未解決に捻りますので、これ以上
大臣に尋ねてもしようがないとは思いますが、どうお考えになりますか。