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1953-08-10 第16回国会 衆議院 議院運営委員会 第37号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十八年八月十日(月曜日)     午後二時十四分開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 荒舩清十郎君 理事 渡邊 良夫君    理事 椎熊 三郎君 理事 正木  清君    理事 土井 直作君 理事 加藤常太郎君       生田 宏一君    尾関 義一君       田嶋 好文君    三和 精一君       山中 貞則君    山田 彌一君       園田  直君    島上善五郎君       山本 幸一君    池田 禎治君       中村 英男君  委員外出席者         副  議  長 原   彪君         事 務 総 長 大池  眞君     ――――――――――――― 八月十日  委員山崎岩男君、中野四郎君、野原覺君及び佐  藤虎次郎君辞任につき、その補欠として渡邊良  夫君、佐藤芳男君、淡谷悠藏君及び中川俊思君  が議長指名委員に選任された。 同 日  渡邊良夫君及び椎熊三郎君が理事補欠当選し  た。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  理事の互選  小委員補欠選任  畑地農業改良促進対策審議会委員指名の件  回付案取扱いの件  決議案取扱いの件  緊急質問取扱いの件  本日の本会議議事に関する件     ―――――――――――――
  2. 菅家喜六

    菅家委員長 それではこれより委員会開会いたします。  第一に、畑地農業改良促進対策審議会委員指名の件は、各党より申出がありましたので、一応事務総長から申し上げます。
  3. 大池眞

    大池事務総長 小枝一雄君、松山義雄君、神戸眞君、芳賀貢君、前田榮之助君、以上五名の申込みがございましたので、御指名を願いたいと思います。
  4. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま事務総長より申し上げましたが、指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 菅家喜六

    菅家委員長 さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  6. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、地方税法の一部を改正する法律案参議院回付案であります。お手元に配付になつておるはずでありますが大体三点を修正して来ておるようであります。大した問題はないようですが、第一点は、自動車税のうち、観光貸切用以外のバスの税額、年額一万六千円とこちらでいたしましたのを、一万四千円に引下げて参りました。それは百四十七条の一項一号であります。第二点は、めん類事業者に課する税目を変更して、事業税より除いて、特別所得税の第二種の業務に移したのであります。第三点は、その他今期国会において成立した社会福祉事業振興会法及び未帰還者留守家族等援護法の附則で、本法の一部改正行つた結果の技術的の修正だけであります。これはすでに参議院は散会してしまいましたので、のむより以外に方法はないと思います。この参議院回付案に同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 菅家喜六

    菅家委員長 参議院回付案をのむことに決定いたしました。
  8. 土井直作

    土井委員 ぼくの方は、一応議場お話しますから……。     ―――――――――――――
  9. 菅家喜六

    菅家委員長 次にお諮りいたしますことは、衆議院規則の一部を改正する規則案ですが、これは国会法改正参議院審議未了になりましたので、従つて本院規則の一部改正は、そのまま廃案になります。     ―――――――――――――
  10. 菅家喜六

    菅家委員長 次にお諮りいたしますことは、決議案取扱いであります。お手元に出ております奄美大島返還声明に対し米国への感謝決議案床次徳二君外五名提出、この取扱い議題として御協議願います。
  11. 加藤常太郎

    加藤(常)委員 理事会の方は……。
  12. 菅家喜六

    菅家委員長 一応理事会の経過を御報告申し上げておきますと、この米国への感謝決議案は、この際は少し早きに失するのではないか、まだ奄美大島の問題は、正式に事務的な折衝も終つておらない過程にあるとき、どういうものかというので、まずこの決議案は留保しよう、こういうことに理事会においては大体話し合つた次第であります。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは全員一致の御意見でございますから、感謝決議案は留保しておきます。     ―――――――――――――
  14. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、報告案件でありますが、先般東京都知事に向つて官衙バス乗車の件について希望を申し入れた次第であります。それに対する返事が来ております。簡単でありますから読み上げます。    官衙バス乗車の件  昭和二十八年七月十四日付標記に関する別紙貴翰拝見いたしました。本件について東京都としては、強く反対の態度をとつておりますので、ここにその事情を説明して御了解を得たいと存じます。  東京中央部路面交通事業は、昭和十七年業者乱立の弊を除去するため、陸上交通事業調整法に基く政府の命令により東京都が巨費を投じて、その一切を買収統合したのであります。  しかるに国際自動車株式会社は、昭和二十三年十月、東京都がいまだ荒廃せる施設をもつて一般都民の輸送に忙殺され、特定乗客を輸送するだけの余裕を持たなかつた際、官庁職員専用乗合としての特定免許を受けたのでありますが、間もなく同社は、この免許の範囲を逸脱して、違法にも一般乗客を輸送するに至つたのであります。この違反行為は、昭和二十七年五月、監督当局によつて禁止されましたが、このことが従来事情を知らないで相当長期間にわたつてこれを利用していた一般乗客の不満を買い、一般開放への要望となりましたところ、会社はこの要望を理由として本件免許を強請しているのであります。  しかし、本部交通の現状は、民間業者にして収益の少い郊外部を捨て、都心部に進出せんとするものが多く、もし本件免許になりますと、これが契機となつて業者競つて都心進出を企てる結果、交通調整法に基いて確立せられた交通の秩序は破壊せられ、都内交通は再び調整前の混乱状態に後退することは、火を見るよりも明らかであります。従つて東京都ば都内交通調整責任者たる立場上、かつは貴委員会要望の趣旨に沿うため、会社申請と同様の路線をもつて一般乗合経営免許を出願し、目下運輸省において審議中であります。東京都に対し右経営免許のあかつきは、都電、都バス共通乗車券をもつて路線市内交通網の一環として何人も自由に利用し得ることになり、都民ならびに関係各位の利便は著しく増進されるものと考えます。貴委員会においても右事情を了とせられ、公共の福祉確保のため、東京都への免許促進につき何分の御協力を願う次第であります。  右御回答かたがたお願い申し上げます。  それでありますから、これはこのまま静観の状態でよろしいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、一応御報告かたがた申し上げておきます。     ―――――――――――――
  16. 菅家喜六

    菅家委員長 次にお諮りいたします。これも理事会において申合せをした事柄でありますが、奄美大島返還声明に対する感謝決議案は留保になりましたので、この際、新聞紙上等にも出ておることであり、政府は進んで国会にこの経緯を率直にそのまま報告をしたいということであります。そこでこの報告を受けることは、政府発言でありますから問題ないのでありますが、これらに対して緊急質問等提出されております。この前一回整理したのでありますが、その後七月二十三日に二件、八月十日に二件提出されておるうちに、奄美大島返還声明に関する緊急質問吉田ダレス会談並びにマレンコフ声明に関する緊急質問が、床次君並びに勝間田君より提出されております。そこで理事会申合せでは、最終日でもありますので、この問題を取り上げて緊急質問をいたすとならば、前例によつて各党国会対策委員長会議も開かねばなりません。時間的にも種々都合があるので、本日は緊急質問はやめて、ただ政府のありのままの中間報告だけを聞こうという大体の申合せになりました。これについて左派理事諸君は、一応党に帰つて、党の態度を決定して委員会に臨むということであります。先ほど左派より、緊急質問をいたしたいという申出がありましたが、それらに対するものを議題として、一応ここで各党態度を御表明願いたいと思います。
  17. 渡邊良夫

    渡邊(良)委員 わが党としては、ただいま委員長の話によつても、また理事会お話の模様によつても、きようのところは見合すということにいたしたい。
  18. 椎熊三郎

    椎熊委員 もつともな節もあるようですけれども、本日は、聞くところによると総理大臣も登院されていないそうであります。こういう重大な質問を、総理以外の人では、左派の方も御満足にならぬと思いますし、こういう際ですから、きようはひとつ御遠慮願いたいと思います。
  19. 山本幸一

    山本(幸)委員 理事会のいろいろのお話はごもつともだと思いますけれども、党へ帰つて相談しました結果、本日は国会対策委員会で決定した事項でもあるし、かりに総理大臣が出席されなくとも、一心重要な課題でもあるから、この際ぜひ皆さんの御了承を得て緊急質問をさしていただきたい、こういう主張でございますから、御了承いただきたいと存じます。
  20. 土井直作

    土井委員 大体先ほどの理事会でも私から意見を述べておきましたが、ダレス・吉田会談等については、外務大臣からありのままの形の報告をしていただくということにいたしまして、緊急質問の問題は、従来の慣例等もございまして、各国会対策委員長会議了承されるならば、質問をしてもよかろうということになつておりますので、左派の方の諸君がしいてこの際質問をしたいということでありまするならば、開会中でもけつこうですから、対策委員長会議を開いていただいて、議がまとまれば、あとで御相談の結果、質問をするということもさしつかえなかろうと思うのであります。それから、よけいなことでありますが、マレンコフ声明というのは、けさ発表されたことですし、日本として国交も十分にできておりませんし、政府も、おそらく声明が出てから閣議が決定しておるわけでもないから、外務大臣が一存でどうこうという見解の表明もできないでしよう。かよう事柄は、やはりもう少し間を置いて、政府のそれについての責任ある答弁ができるような時期を選ぶべきではないか、私はさように考えておるわけであります。
  21. 加藤常太郎

    加藤(常)委員 左派主張しております問題は、国民も新聞紙上において見て、ぜひ知りたいと思つておることですが、しかし国会対策委員長会議も開かれておりませんし、手続上至難かとも思いますので、本日の外務大臣報告でよく詳細に御報告を願うようにいたしまして、本日の本会議には留保する方がいいような感じがいたします。
  22. 菅家喜六

    菅家委員長 ちよつと速記をとめて懇談にいたします。     〔速記中止
  23. 菅家喜六

    菅家委員長 速記を始めてください。  それでは引続き先刻の奄美大島返還声明に関する政府発言の問題について御協議願います。左派から強い御主張がありましたが、各党意見も、大体外務大臣発言を聞き、緊急質問をやらないということが多数でありますから、採決を用いず、緊急質問はしないことに決定いたします。その際、外務委員会における内灘の決議案の未処理の問題について、理事会並びに本委員会においても山本委員より発言がありましたので、委員長外務委員長に交渉して、その処理方を申し入れます。さよう了承願います。     ―――――――――――――
  24. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、理事でありました渡邊良夫君、椎熊三郎君が先般委員を辞任いたしました結果、理事が一名欠員になつておりますので、この際その補欠選任を行いたいと思います。先例により、委員長指名で御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議ないものと認め、指名いたします。渡邊良夫君、椎熊三郎君を理事指名いたします。  なお、庶務小委員も一名欠員となつておりますので、この際補欠選任をいたしたいと存じますが、委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  26. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なしと認めます。よつて中川俊思君を小委員指名いたします。     ―――――――――――――
  27. 菅家喜六

    菅家委員長 日程に入る前に、事務総長より報告事項があるそうであります。
  28. 大池眞

    大池事務総長 前会、列国議会同盟会議に六名行くことになつておりまして、五名は各党派からの申出があり、きまつてつたのでありますが、分自党の方がまだきまつておりませんでした。それがはつきり推薦をして参りましたので御報告申し上げます。分自党からは、加藤常太郎君が列国議会同盟の方に参列することになりました。なお東南アジアの方も分自党へ二名、割当がありまして、その候補者として松田鐵藏君並びに小高熹郎君、このお二人の推薦を受けておりますから、さよう了承を願います。なお、いま一つお願い申し上げたいことは、議長が、明日午後四時から六時まで、議長公邸において議員全員を、議会の終りました際を機会といたしまして、御慰労をもかねレセプションを催すことに御招待を申し上げてあります。ぜひ誇負各位の御列席を願いたい。奥さん並びに御令嬢等もぜひ御同伴の上、ふだんのままでけつこうですから、ゆつくりお出かけくださるよう申し伝えてもらいたい、こういうことでございましたから、御報告申し上げてお願い申す次第であります。     ―――――――――――――
  29. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、議事日程について事務総長より御説明申し上げます。
  30. 大池眞

    大池事務総長 本日の議事日程は、ただいま議決を願いました政府報告、これは領土関係でもございますし、質疑等も行われないのでありますから、最初政府奄美大島返還に関する点、なお、吉田ダレス会談等経緯につき御報告があるそうでありますから、外務大臣報告を一番最初にお願いを申し上げて、それから日程に入る。日程第一は、畑地農業改良促進対策審議会委員の選挙でありまして、ただいま御報告申し上げました各党からの御推薦の方を指名願います。日程第二の地方税法の一部を改正する法律案は、参議院から回付して参つたのでありまして、これは各党で大体のむように承しております。ただ、社会党右派議場ではつきりした御返事かあるということでありますから、これを第二に議長発議ような形で、簡単でありますからお願い申し上げます。日程第三から第八までは、水害地特別委員長報告があつて採決するわけでありますが、前会決算委員長報告が、御都合で一時あとまわしになつておりましたので、第九のところへ持つて行つて、ありますが、七分か八分で委員長報告は終るそうであります。従いまして、本来ならば前会やることであるから、繰上げてもらいたいという御希望がありますので、できれば日程一、二が済みましたところへ、第九を繰上げ上程願いたいと思います。
  31. 土井直作

    土井委員 時間的にあまり関係ないじやないですか。
  32. 大池眞

    大池事務総長 と思いますが、特に強い御希望がございますのて、普通ならばこの前にやれるのだからということで、繰上げをお願いいたしたいということであります。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  33. 大池眞

    大池事務総長 それから日程第三から八までは村上勇君が報君いたします。これは参議院提出案で、全会一致で承認することになつておりますから、それをお願いいたします。あと残りました日程第十は、開会中の審査案件でありまして、各常任委員長からの申出を議了願いたい、こういうことであります。
  34. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  35. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、議事日程はただいま説明の通り決定いたします。
  36. 山本幸一

    山本(幸)委員 東南アジア派遣の追加についてお話がありましたか。
  37. 大池眞

    大池事務総長 ありません。
  38. 山本幸一

    山本(幸)委員 事務総長の方から、話が出るかもしれないということをお聞きしたのですが……。
  39. 大池眞

    大池事務総長 まだありません。東南アジアの方は、二時半か三時ごろ委員長のところへ全員がお集まりになつて、一班、二班の編成等について、もう一ぺん御相談されるということであります。
  40. 椎熊三郎

    椎熊委員 実はこの委員会の始まる前に、各党首脳部あるいは国会対策委員長会議等で議をまとめてもらいたかつたのですが、その時間的余裕がないものですから、わが党から、議院運営委員会でそういう主張をしてくれということです、というのは、本日をもつて特別国会は閉会になります。しかし現下国の内外には、非常に重大な問題がたくさんございます。国内的にも、九州その他北海道に至るまでの災害対策等法律措置をやりましたが、実施面においては、おそらく補正予算等を組まなければならぬことになりましよう。あるいは外交問題では、MSAの援助の問題等もありますので、この国会はきようをもつて終るにいたしましても、通常国会前に、臨時国会をなるべく早期に開いてもらいたいということを、運営委員長から政府申出てもらうことはできないだろうか、もし本日のこの会議列席の皆様が御同意であれば、それを委員長にお願いして、委員長からそういうことを政府に申し入れてもらいたいということでございます。どうぞ御賛成願います。
  41. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいまお聞きの通り椎熊君から御発言があつたことに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  42. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは委員長は、政府に向つて満場一致の申入れを伝達することにいたします。  なお、ここでお諮りいたしておきますが、この委員会で取扱うべき事柄かどうか、まだ多少疑問があるのでありますけれども、先般大蔵委員長建設委員長、本日は運輸委員長等より、それぞれ当該委員会申合せによつて海外にそれぞれ委員を派遣してもらいたいという申請書議長手元まで参りました。議長は、この取扱いについて本委員会に諮問されたのでありますが、これは諮問をされても、予算のないところに各委員会から海外派遣を申し出られても、本委員会で取扱うことが至難なわけでありまして、その都度議長にそういうことを申し上げておつたわけですが、その後も強い要望があります。この件は御承知通り、すでに通過いたしました予算案において本委員会経費をとりまして、その後その割当等を協議して、一番最終日各党から申し出られました人員を決定して、議長まで答申をしたということになつております。今各委員会で続々申合せ決議等をされても、この委員会で取扱うことは至難だと思います。取扱う性質のものでないという解釈を委員長はとつておる次第であります。一つの予算があつて、それによつて、この委員会の所管でありますから、その取扱いはいたすのでありますが、御承知通り、今年は万国議員会議に行く者六名、国会法議会制度調査のため欧米をまわる者五名、そのほかに、東南アジアに十六名ということを大体予想して予算をとつて、その処置をいたしたので、それ以外には、それらの取扱い方法がないと思うのですが、一応委員長一個の考えでもいけないのでお諮りいたします。ただいまのよう委員長取扱いでいかがでございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  43. 菅家喜六

    菅家委員長 本委員会に、そういう決議を各委員会から申し出られても、この委員会で取扱うのは権限外だと思うのです。国内の国政調査に行きたいということであれば別だが、経費予算もないのに、ただ予算が残つておるんじやないかというような想像のもとに海外派遣を申し出られましても、事務の方も困ると思います。右様にとりはからうことを御了承賜わりたいと思います。報告かたがた申し上げておきます。  それでは本日の会議は、三時半から開会いたします。  一応ここで簡単にごあいさついたします。五月十八日以来、特別国会は本日までちようど八十五日の間御審議願つた次第でありますが、成績を今事務から取寄せますと、内閣提出法律が百六十九件、両院を通過したもの百五十七件、本院審議中のもの八件、衆議院議員提出法律案が八十八件、両院を通過したもの五十四件、ただいま本院で審議中のもの二十四件、参議院において審議中のもの三件、参議院議員立法のものが二十件、両院を通過したもの七件、本院において一件だけが審議中であります。それから条約の提出が二十三件、両院を通過いたしたもの二十三件、予算提出九件、両院通過九件、決算提出件数六件、両院を通過したものが一件、四件が本院で審議中であります。その他衆議院規則の、先ほど申し上げた一件、合計提出件数三百十六件、両院を通過したもの三百五十一件、本院で審議中のもの三十七件、右のような結果でございます。  なお、本会議ぱ大体一時間くらいで終るかと思いますが、終りましたら、委員全員この席に御参集を願いたいと思います。まことにふなれな委員長でございまして、無事大任を終りましたことを厚くお礼を申し上げます。(拍手
  44. 椎熊三郎

    椎熊委員 たいへん僣越でございますが、野党側の者ですから、委員長に敬意を表したいと思います。非常にたくさん案件を取扱つた重大な国会に、委員長は非常な努力をせられまして、この運営委員会の円滑なる運営のために、終始誠意をもつてわれわれを指導されました。まことに委員長の御努力に対しましては、当委員会一同感謝するところでございます。ここに一言ごあいさつを申し上げます。(拍手
  45. 菅家喜六

    菅家委員長 それではこれで散会いたします。    午後二時四十八分散会