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1953-08-04 第16回国会 衆議院 議院運営委員会 第34号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十八年八月四日(火曜日)     午後一時五十二分開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 荒舩清十郎君 理事 坪川 信三君    理事 渡邊 良夫君 理事 正木  清君    理事 土井 直作君 理事 加藤常太郎君       生田 宏一君    今村 忠助君       尾関 義一君    田中  元君       田渕 光一君    三和 精一君       山中 貞則君    小泉 純也君       園田  直君    長谷川四郎君       淡谷 悠藏君    井手 以誠君       島上善五郎君    山本 幸一君       池田 禎治者    松井 政吉君  委員外出席者         副  議  長 原   彪君         議     員 佐藤 芳男君         事 務 総 長 大池  眞君         衆議院参事         (庶務部長)  久保田義麿君     ――――――――――――― 八月三日  委員山村治郎君辞任につき、その補欠として  池田正之輔君議長指名委員選任された。 同月四日  委員池田正之輔君辞任につき、その補欠として  山村治郎君が議長指名委員選任された。 同日  荒舩清十郎君及び渡邊良夫君が理事補欠当選  した。     ――――――――――――― 八日三日  国会法の一部を改正する法律案松村謙三君外  七十四名提出衆法第七六号)  衆議院規則の一部を改正する規則案松村謙三  君外七十四名提出衆規第一号) を本委員会に付託された。     ―――――――――――――  本日の会議に付した事件  理事の互選  小委員補欠選任  徴罰動議取扱いの件  決議案取扱いの件  国会法の一部を改正する法律案松村謙三君外  七十四名提出衆法第七六号)  衆議院規則の一部を改正する規則案松村謙三  君外七十四名提出衆規第一号)  昭和二十八年度における国会議員秘書期末  手当支給特例に関する法律案起草提出の件  国会議員法等の一部を改正する法律案起草提出  の件  衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規  程案起草提出の件  国会職員給与等に関する規程等の一部を改正  する件  事務局人事承認の件  議員の福利に関する件     ―――――――――――――
  2. 菅家喜六

    菅家委員長 これより会議を開きます。  最初に、お諮りをいたします。委員の移動の結果、理事及び各小委員欠員が生じましたので、それぞれの補欠選任いたさなければなりません。これが選任につきましては、先例によりまして、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なしと認めます。よつてよう決定いたします。  まず理事補欠に、渡邊良夫君、荒舩清十郎君を指名いたします。  次に議院運営小委員補欠として、渡邊良夫君、荒舩清十郎君、加藤常太郎君を御指名申し上げます。  次に庶務小委員補欠荒舩清十郎君、田渕光一君、井手以誠君山村治郎君、中村英男君を御指名いたします。  次に院内の警察及び秩序に関する小委員補欠として由嶋好文君、中村英男君を御指名いたします。  なお、国会法等改正案起草小委員補欠として、生田宏一君、正木清君、中村英男君を御指名いたします。     ―――――――――――――
  4. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、懲罰動議取扱いの件について、お諮りをいたします。先般来この問題は留保になつておりましたが、本日に至りましてあらためて取下げ等もございましたので、懲罰動議提出されておりますもののみを申し上げることにいたします。篠田弘作君、森三樹二君、長正路君、伊藤卯四郎君、以上四君の懲罰動議でございます。その他は取下げ等もありましたので、正式に本日取扱うのは一応四君でございます。  なお、懲罰動議取扱いにつきましては、各党の間において話合いもあり、議長名によつて国会対策委員長等議長室にお集まりを願いまして、これらの取扱い議員一身上関係することで、最も重大に取扱いたいという趣旨のもとに種々懇談をいたしました結果、本会議での取扱いは、議長発議によつて、ただちに懲罰委員会に付するということに決定をしたいということにお話合いがまとまつた次第であります。なお、議院運営委員会理事会におきましても、昨日、本日の両日にわたりまして、この動議取扱い方について協議をいたしたのでありますが、本委員会理事会におきましても、以上四君の懲罰動議は、議長発議によつて趣旨弁明あるいは一身上弁明等をし、懲罰委員会にこれを付すということに話合い一致を見た次第でございます。この問題については種々なる議論もございましようが、一応各党それぞれの間において話合いもつき、また当委員会理事会においても申合せ一致した次第でございますから、右よう取扱いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 菅家喜六

    菅家委員長 満場一致、それではさよう決します。採決起立採決で…。
  6. 土井直作

    土井委員 これは一括して行くのではないですか。各党関係しておることですから、異議なしで採決してもいいのじやないですか。
  7. 大池眞

    大池事務総長 議長発議という意味は、議長の職権で行きますから、動議によつて出て来るのと違いますので…。
  8. 土井直作

    土井委員 それでも、御異議ありませんか、異議なしでいいじやないですか。起立採決では、一人々々反対賛成が出て来ますから…。
  9. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま土井君のお話ように決する御異議ございませんが。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、さよう決定をいたします。     ―――――――――――――
  11. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、決議案が出ておりますが、これも各党共同提案になるものであります。お手元に案が配付になつておるはずでありますが、小笠原諸島より引揚げさせられた元住民の帰郷に関する決議案宇都宮徳馬料外八十九名提出、本決議案各党共同一致の案でありますから、御異議ないと用いますが…。
  12. 正木清

    正木委員 もちろんこの決議には、わが党は異議は、ございませんが、実はわが党としては、これは初めて知つたような事情もございまして場合によると、各党とも簡単な賛成討論があるかもしれませんので、明日に延ばしてもらいたいと思います。
  13. 菅家喜六

    菅家委員長 大体明日は、本日の案件がずつと済みますと、休みたいという予定のもとに進めておるわけです。
  14. 正木清

    正木委員 そうすると、議場内交渉各党了承すれば、たとえば五分なら五分程度と時間をきめて、賛成討論をやるというようなことになるかもしれません。
  15. 菅家喜六

    菅家委員長 これは各党一致の問題でありますから、この決議案を朗読し、趣旨弁明だけで賛成をするということにお話合いがまとまつておるのです。
  16. 正木清

    正木委員 それは間違いございませんか。
  17. 菅家喜六

    菅家委員長 これは、私の方の当該委員がやつておりますから、間違いないと思います。
  18. 正木清

    正木委員 それでは委員長の言を信用して、そういうことにいたします。
  19. 土井直作

    土井委員 私の方は、この決議案について反対ではございませんが、具体的にまだ聞いておらないのです。
  20. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、各党にお帰りなつてよく調査の上、もし支障ないときは本日上程をする、もしそれらにおいて多少とも行き違いがある場合には明後日にやる、こういうことに決定しておいて御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  22. 菅家喜六

    菅家委員長 次にお諮りいたしますことは、国会法の一部を改正する法律案松村謙三君外七十四名提出衆議院規則の一部を改正する規則案、これは国会法改正決定しなければ、衆議院規則の一部改正の問題は不能であります。これについて改進党より発言があります。
  23. 園田直

    園田委員 この問題については前々から非公式に各党に御相談した問題でございまするが、先般わが党の松村謙三君外七十四名より正式に提出いたしました。従いまして、これは今日の諸般の情勢に即応して早急に決定したいというわが党の要求でございますので、それぞれ各党にも御相談申し上げておりまするが、とりあえず小委員会がございますから、ただちに小委員会審議を開始して本国会終了前に議決を見まするように御審議を願いたいと思います。
  24. 菅家喜六

    菅家委員長 お聞きの通りでございます。国会法の一部改正並び衆議院規則改正の問題は、国会法の小委員会に付託して審議を進めていただくことにしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議がなければ、さよう決定をいたします。     ―――――――――――――
  26. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、もう一件決議案が出ておるそうでありますから、事務総長より御報告を申し上げます。
  27. 大池眞

    大池事務総長 へき地教育振興に関する決議案提出者は、松村謙三君、竹山祐太郎君、三浦一雄君、荒木萬壽夫君、田中久雄君、町村金五君、岡田勢一君、志賀健次郎君の八名で、松村謙三君外七名の提出なつておりますが、内容はきわめて簡単であります。  へき地教育振興のため政府はすみ  やかに強力かつ総合的対策を確立す  べし。  これだけの内容決議案でございます。本日提案になりましたものを御報告申し上げます。
  28. 園田直

    園田委員 わが党提案のこの決議案は、各党で寄り寄りお話も出ております僻地教育に関する問題でございます。特に今日の地域給と関連をして、僻地教育者の待遇並びに給料その他いろいろな関係上、僻地に優秀なる教育者が赴任をしないという実情で、これに関する各地の実情というものは、すでに御承知通りであります。従いまして、各党にも意見のあることでございますから、各党に御相談して、共同提案したいという考えでございますが、期間がございませんので、本国会会期中に決議したいという意思のもとに、まず提案をした次第でございます。従いまして、本日各党の方々が各党にお帰りになりましたら、共同提案できまするよう、特に決議案文等については、皆様方の御意見によつて修正する用意がございますので、よろしくお願いをいたします。
  29. 土井直作

    土井委員 決議案文をもらいたいと思います。
  30. 大池眞

    大池事務総長 今出たばかりで、まだ印刷なつておりませんから、印刷の上、お手元にお届けいたします。
  31. 菅家喜六

    菅家委員長 明後日この案件を取扱うに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議がありませんから、さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  33. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、今村庶務小委員長から御報告があるそうであります。
  34. 今村忠助

    今村委員 お手元に配付してございます昭和三十八年度における国会議員祕書期末手当支給特例に関する法律案国会職員法等の一部を改正する法律案衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案及び国会職員給與等に関する規程等の一部を改正する規程案について、庶務小委員会における審議経過並びに結果について簡単に御説明申し上げます。  第一に、昭和二十八年度における国会議員祕書期末手当支給特例に関する法律案は、今回国家公務員に対し、本年末に支給すべき期末手当の一部を臨時支給することとなりましたので、これに対応いたしまして、議長、副議長及び議員祕書に対し、国家公務員と同様の割合で、本年十二月十五日に支給すべき期末手当の一部を今回臨時支給ようとするものであります。庶務小委員会審議においては、期末手当の繰上げ支給は、議員についてはこれを行わず、議員祕書についてのみ繰上げ支給すべきことに全会一致決定いたしたものであります。  第二に、国会職員法等の一部を改正する法律案については、各議院事務局に、議長または副議長祕書事務をつかさどる参事を置くことといたしまして、これに伴う国会職員法改正を行うものであります。  第三に、衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案は、速記者及び議員宿舎要員として、参事四人、主事十五人を八月以降増員するとともに、議長または副議長祕書事務をつかさどる参事定員は、これを四人と規定しようとするものであります。  第四に、国会職員給与等に関する規程等の一部を改正する規程案については、先ほど申し上げましたように、議長または副議長秘書事務をつかさどる参事に対しては、他の純正特別職同様に、一般職員並扶養手当超過勤務手当等支給しない旨を規定し、そのかわり別表を改正して、これら参事給料月額を特別に定め、さらに「国会職員政治的行為の禁止又は制限に関する規程」において、その職務の特殊性を考慮し、同規程の適用から除外しようとするものであります。  以上は、いずれも庶務小委員会にいて全会一致をもつて決定されたものであります。何とぞよろしくお願いいたします。
  35. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま庶務小委員長より、委員会経過の御報告がありました昭和二十八年度における国会議員祕書期末手当支給特例に関する法律案外三件を議題として審議を進めます。
  36. 正木清

    正木委員 一言事務総長にお伺いしたい。今の、国会職員給与等に関する規程等の一部を改正する規程案、私はこのことに反対するものでありませんが、事務総長は八万二千円、国会図書館長は八万八千円と規定されております。われわれ議員は七万八千円だが、この関係について、われわれ常識で判断したところにおいては、国会法から行くと、われわれが安くてはならないということになつておると思いますが、この点の関係はどうなつておりますか。
  37. 大池眞

    大池事務総長 今の正木さんの御質問にお答え申し上げます。ただいま議題なつておる点は、常任委員会専門員以下のこの表の問題では、ございませんで、前の方の一号から八号までの規程の分でございますが、これにたまたま表が出ております関係で、関連しての御質問と思います。従いまして、図書館長事務総長法制局長俸給に関連いたしまして、事務総長俸給議員さんよりも多いという点についてはこの前、新しいべ一ス・アップの関係のときにも、庶務委員その他において十分論ぜられた点でございます。議員さんの方は、法律上、一般行政官吏といいますか、公務員よりも低からざる俸給を受けるということになつております。一般職最高俸給者とは何をさすかということは、当時国会法できめたのは、各省の次官が一般職最高の役人だということになつております。図書館長事務総長法制局長等特別職なつておりますが、各省にも、特別職議員さんよりも高いものがあるわけであります。従いまして、現実において、議員さんの方が事務総長よりも表面単価俸給は小いことになつておるわけであります。その経緯は、今日までいろいろございますが、この点については将来の問題として、国会法を研究する場合に、こういう立て方がいいかどうかということを十分研究せよということで、前に社会党の吉川兼光さんなどもそういう議論を言われて、将来こういう問題については研究することに相なつておる次第でございます。
  38. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、庶務小委員長報告通り決定してよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  39. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議がなければ、さよう決定をいたします。
  40. 大池眞

    大池事務総長 ただいまの庶務小委員長の御報告の中で、昭和二十八年度の議員祕書期末手当支給特別法案並びに、国会職員法一部改正法律案事務局職員定員規程改正案、これは今御決定のまますぐ本会議議題にしていただいてけつこうでございますが、一番最後の国会職員給与に関する規程案は、ただいまもその問題で正木さんからお話がございましたが、この点は、両院合同審査会を経ることが必要なことになつております。両院合同審査会は、従来両院事務的に打合せて、御異議ないようでございますれば、これに関して文書協議がととのつた形をとつておることでございますので、本件もそのように運びたいと思います。御了承を願いたいと思います。
  41. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、本件はただいま事務総長発言ように取運ぶに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  42. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議がなければ、さよう決定をいたします。     ―――――――――――――
  43. 菅家喜六

    菅家委員長 なお、委員長からお諮りしたいことがあります。現在第二議員会館及び第三議員会館から本館に参ります場所は、御承知通り交通がきわめて輻輳いたしております。道路が三叉路になつていて、非常に危険な状態であります。つきましては、特に国会開会中に限り、この地点に交通巡査を置いて、交通整理に当つてもらうのが適当と思われます。このことにつきまして、各関係官公署要求書を本委員会の名をもつて提出いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  44. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議がなければ、さよう決します。事務当局においては、早急に関係官公署に打合せ、要求書提出するようお願いいたします。
  45. 井手以誠

    井手委員 今のことについては異議ありませんが、この問題は、本国会の当初において論議された問題で、そのときただちに交渉することになつておつたのでございます。その点はどうですか。今になつて、国会が終了するころになつてこういうことをするのは、おもしろくないと思います。
  46. 菅家喜六

    菅家委員長 その点は、事務総長より御説明申し上げます。
  47. 大池眞

    大池事務総長 ただいまの交通整理の点につきましては、本国会当初から問題になつておつて非常に危険を感ずるから申し出ろということで、事務当局としては、再三交渉いたしたのであります。御承知通り、ただちに危険を感ずる場所でありますので、ただいままで交通制限等を実行し、スピード制限をやつておるのでありますが、それだけではとうてい危険防止に万全を期せられないということで、交渉いたしておるのであります。ただ、あそこに交通巡査を立てるということは、非常に人数を要することであります。一人が数時間立つわけに参りません。やはり時間々々で相当かわらなければなりません。その数のやりくりが非常に困難で、なかなか御希望に応じかぬるということのために、うまく参りません。従いまして、ただいまのように正式に本議題となりまして御決定を願えば、その御決定に基いて、さらに交渉をいたしたい、こういうことでお願いを申し上げておる次第であります。
  48. 山本幸一

    山本(幸)委員 スピード制限はどの程度ですか。
  49. 大池眞

    大池事務総長 この辺はスピード制限をしておるわけですが、スピード制限はどのくらいになつておりましたか。
  50. 久保田義麿

    久保田参事 あそこは二十五キロメートルになつております。
  51. 大池眞

    大池事務総長 一応そこで押えておるわけでありますが、事実上そんなもものではないようです。
  52. 井手以誠

    井手委員 規則の上ではそうなつておるかもしれませんが、実際はそうでないようです。この前も、改進党の方が危うくけがをされるような事態もあつたわけで、非常に危険を感じているのです。そういう問題はただちに処理してもらいたい。できれば次善の策をやつてもらいたかつたと思います。大分日にちがたつておるわけですから、今後ここで決定した問題については、何事によらず、早急に処理していただきたいことを特に要望しておきます。
  53. 菅家喜六

    菅家委員長 ごもつともな御発言であります。事務の方でも各官公署に申し出ており、警視庁とも話をしておりますが、文書で正式に警視庁に出しまして、委員長みずから行つて、本国会はわずかなことになりましたが、次の国会までには、必ず実現できるよう取扱いをいたしたいと思います。さように御了承を願います。
  54. 小泉純也

    小泉委員 自動車のことに関連いたしまして、九段宿舎全員希望を、代表してお願いしておきます。九段宿舎から出ますバスは、第一議員会館の前にとまつて、それから衆議院の正玄関に参りますが、第二、第三の議員会館には行きません。雨の降る日などはみな困りまして、議院運営委員会に要望してもらいたいということですから、お願いを申し上げます。これは本国会はもう幾らもございませんが、将来の問題として、委員長においてしかるべく事務当局とお打ち合せの上、第一議員会館にとまり、衆議院の正玄関にとまり、あとほんのちよつとのことですから、雨の降る日などの困難を考え、第二議員会館の前までやつていただくことをお願い申し上げます。
  55. 菅家喜六

    菅家委員長 今の小泉君のお話もごもつともであります。あまり輻輳するという関係で多分やつておらなかつたかと思いますが、全員希望でありますから、明日から庶務部長の方で、さようにおはからい願いたいと思います。     ―――――――――――――
  56. 菅家喜六

    菅家委員長 なお事務総長より、人事承認の件について御説明を申し上げます。
  57. 大池眞

    大池事務総長 お手元山口調査主事履歴書行つておりますが、御承知通り山口君は内閣委員会調査主事として、ずつと今日まで勤めておられる方であります。内閣委員会調査員が二名おつたのでありますが、その一名の三輪君という方がおやめになりまして転任をされ、今国会は初めから欠員に相なつておつたのであります。その三輪君のあとの欠員補充に、ただいまお手元履歴書をまわしております山口君を、昇格させて、調査員にいたしたいという委員長からの申出であります。従いまして、本日調査員選考委員会で――これは各派の代表五名、人事委員長予算委員長――これは今欠員でありますのでおられません。議院運営委員会委員長、副議長並びに事務総長等委員なつておりますが、そこで本日御選考願つた次第であります。山口君の今日までの経歴、並びに過去におきまして会社等におられた五年間ぐらいの経歴等から見まして、調査員になるのに十分の資格ありということで、これを昇格させてさしつかえないということに御決定を見た次第であります。委員長からの御希望もあり、前委員長時代からも推薦されておる方でありますので、昇格方について御了承を願いたいと考えております。
  58. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま事務総長よりの報告通り決するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  59. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければ、さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  60. 菅家喜六

    菅家委員長 今村委員長から御報告があるそうですから…。
  61. 今村忠助

    今村委員 ちよつとここで御報告を申し上げ、御了解を願いたいことがあります。衆議院議員団体生命保険に関しまして、庶務小委員会でいろいろ準備をいたしまして、ほとんど最後的な決定を見ることになりましたので、一応御了解お願いしたいと思います。  まず第一は、衆議院議員全員無診査で加入する、効力の発生日を八月一日とする、保険金額は百万円、これは死亡だけでなくて、労災法一級程度傷害に対しても支払われるということであります。保険金受取人法定相続人傷害の場合は本人であります。保険料月額千円、毎月払いということであります。これは利益配当ということでありまして、つまり掛金として支払つたものからいろいろ差引き、残額のうち七〇%までは払いもどすということであります。なお、これの有効期間は、国会が解散される等の場合におきましては、次の選挙がありまして、次の議員が当選したということが告示される迄有効であるということであります。つまり解散になりますと、議員の身分は一応なくなるわけですけれども、選挙で新議員が出るまでは、やはり同様に取扱うということであります。なお、中途で辞職あるいは除名等なつた場合におきましては、払いもどしは十二分の何箇月ということにおいて払いもどすということになつております。なお、こは契約者議長ということにいたしまして、事務代理者庶務小委員長、こういう形で本日庶務小決定を見たのであります。これに基いて正規に契約をいたしますれば、今月一日から有効である、こういうことでありますので、御了承を願います。
  62. 山本幸一

    山本(幸)委員 一つだけ聞きたいのですが、中途で資格を喪失した場合は、十二分の何箇月分を払いもどすと言われた。それは差引残額七〇%の意味をいうのですか。
  63. 今村忠助

    今村委員 その中の十二分の何箇月ということになるのです。
  64. 菅家喜六

    菅家委員長 それではこれを了承するに御異議ありせんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  65. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは御報告通り決定をいたします。     ―――――――――――――
  66. 大池眞

    大池事務総長 なお、先日御報告を申しそこなつて、まだ決定をいたしておりせんでしたが、中さんに対する議員一般の香典でございます。最近は一人三百円ということに相なつております。従つて、中さんに対しても、議員一般から三百円の香奠を差上げるということにして、その手続をとつてよろしゆうございましようか。
  67. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいまの件はいかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  68. 菅家喜六

    菅家委員長 それではさよう決定いたします。
  69. 松井政吉

    ○松井(政)委員 本日の議事日程に入る前に、ちよつとお伺しておきたいと思います。これは国会の構成上の問題ですが、予算委員長の尾崎さんが辞職をされた、それはわれわれ認めたわけです。そうすると、予算委員長がないということは、構成上問題ですから、当然やはり選挙をやなければならぬということになります。これは従来の先例であつて予算委員長は自由党の方から出しておるのですから、自由党の方で選考しておるとは思いますけれども、予算委員長がないことは国会構成上遺憾でありますので、一体どのような運びになつておるかを伺いたいと思います。
  70. 菅家喜六

    菅家委員長 お答いたします。ごもつともな御発言であります。御承知通り予算委員長は自由党の方に割当になつております。自由党に委員長の方からそれぞれ交渉をいたしまして、すみやかに委員長決定を見て、それぞれの機関にかけて、本会議選挙をしなけれけならぬことになつておりますが、人選等でしばらく待つてくれということで、その間の処置は、理事の間において一応処置することになつております。これは悪いでお諮りするようなことにしなけれならぬと思いますが、交渉しておりますから、さよう了承を願います。
  71. 松井政吉

    ○松井(政)委員 選考中だということに何ら異議を申し上げるわけではございませんが、何といつても、国会構成上の問題であります。たとい閉会中であつても、国会構成上、委員長が欠けておることはいけませんから、至急に選考し、選挙行つて予算委員長選任していただきたいと希望いたします。
  72. 菅家喜六

    菅家委員長 了承いたしました。委員長の方から、自由党に交渉をいたすことにいたします。
  73. 山中貞則

    ○山中(貞)委員 先ほど決定したことですが、中君に対する各議員一人当り三百円ということは、今までの申合せによつておることでしようけれども、公務死とも称していいような立場においてなくなられたので、金額の点について特別の考慮を払えないものですか、ちよつとお伺いいたします。
  74. 菅家喜六

    菅家委員長 委員長からお答え申し上げます。従来の例は議員一人三百円ですが、その他当委員会で、われわれ一人千円ずつを醵出する。そのほか中君に対しては、職務上の現場に倒れられたということで、予備金から、かつてない二十万円という特別な祭祀料を、既定の弔慰金のほかに贈ることになつております。今まで、予備金からかくのごとき支出をいたしたことはないので、今回は職務に殉ぜられたという意味で、特に二十万円を予備費から支出することに相なつたのであります。それでこの問題はよろしいのじやないかと思いますが、なお諸君の御意見が多数ありますれば、それよりも出すことは委員長においても何ら異議はございません。いかがでしようか。今の取扱いについて、今度五百円なら五百円に上げるということならば、各党へお持ち帰りなつて御協議いただかないと、ここで決定できないように思いますが、いかがでしよう。中君の問題については、右ような特別な処置をいたしたわけでございますので、従来通りということでいかがでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  75. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは大多数の御意見ようでありますから、先ほど決定ように取扱うことにいたします。     ―――――――――――――
  76. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは本日の議事日程について、事務総長より御説明申上げます。
  77. 大池眞

    大池事務総長 本日の議事日程に入る前に、ただいま御決定を願いました懲罰の問題について、これは各党に関する問題でもありますので、一番最初に議長発議でこの件の採決お願いいたしたい。懲罰の問題が片ずきますれば、次に先ほどの、小笠原諸島より引揚げさせられた元住民の帰郷に関する決議案、これがそれまでに各党のお打合せが間に合いますれば上程していた」だく。その場合に、趣旨弁明はだれがされるかということも、あわせて議事部の方にお申出を願います。  次に日程に入りまして、日程第一から第三まで一括上程して、地方行政委員長中井一夫君が報告されます。日程第一と第二につきましては、反対討輪が左右両社会党から出ております。反対討論、左派の北山愛郎君、右派の岡司亮君、この両者の反対討論のあと、第一、第二は起立採決、第三は全会一致でありますので、御異議を問うことにお願いいたします。日程第四は、文部委員会理事原田憲君が報告をされまして、これは全会一致でありますから、御異議を問うことにお願いいたします。日程第五は、労働委員長赤松勇君が報告をされまして、全会一致でありますから、御異議を問うことにお願いいたします。
  78. 正木清

    正木委員 その点は、理事の山花秀雄君がかわりていたすはずであります。
  79. 大池眞

    大池事務総長 そうすると、理事の山花君が報告いたされるそうであります。次の日程第六は、水産委員長田口長治郎君が報告をされまして全会一致、従つて異議を問う。日程第七は、大蔵委員会理事内藤友明君が報告をされまして、これは自由党が反対であります。従つて討論はありませんが、起立採決お願いいたします。  なお、緊急上程をお願いいたしたいというものがあります。お手元に予定として差上げてありますが、これは予定でなしに、すでに上りましたので、お願いをいたしたいと思います。外務委員会の五案は、条約批准等の問題でありますが、これは全会一致でございます。外務委員長の上塚司君が報告をされまして、御異議を問うことにお願いいたします。次に大蔵委員会の二案、国家公務員等退職手当暫定措置法案と、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う国有の財産の管理に関する法律の一部を改正する法律案、これは大蔵委員会理事佐藤觀次郎君が報告される予定であります。これも全会一致でありますので、御異議を問うことにお願いいたします。さらに間に合いますれば、もう一つお願いいたしたいと思いますのは公職選挙法の両院協議会が開かれておりますが、その成案がまさにできかかつておりまして、すぐに上つて来る予定になつておりますから、上りましたならば、両院協議会の成案を緊急上程願いたいと思います。  最後に、先ほど御決定になりました昭和二十八年度における国会議員祕書期末手当支給特例に関する法律案国会職員法等改正案並びに衆議院事務局職員定員規程の一部改正等、庶務小委員会で起案になりました分について緊急上程をお願いいたしたい。  以上でございます。
  80. 菅家喜六

    菅家委員長 それではただいま御報告ようお願いをいたします。   本日の本会議は三時でいかがですか。     〔「けつこうです」と呼ぶ者あり〕
  81. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは本日の本会議は三時に開くことにいたします。  なお明日は休みまして、明後六日に本会議を開くことにいたします。  それでは本日はこれにて散会いたします。     午後二時三十三分散会