○
山村委員 従つて、私は二点だけ伺いたいと思います。
先ほどからの
議長の
答弁を聞いておりますと、しごくあたりまえのことを、あたりまえにや
つてお
つたのだというような御
答弁があ
つたわけであります。これにつけ加えられて
議長は、長年の
問議会の体験を持つところの
自分であるから、そのことは十分わきまえて
行動をと
つたということをつけ加えられておるのであります。その点から思いますとき、きのうの
会期延長の問題が、与
野党間においては相当の大きな問題にな
つておるということは、おおうべくもない事実であります。そのとき、
各党の
方々が完全に席に着いたか、着かないかを見きわめないで、すぐ一方的に
宣告をくだすようなことが、はたして不当な問題であるか、ないかということは
天下周知のことで、何人も不当なりと断じておると私は思う。ことに卒直に言いますならば、われわれいわゆる三階組の連中から見ますと、ベルが鳴
つてさつ
そく部屋を出て行くと、階段の
降り口のところで喚声があが
つた。そのときには、もう
会議が
終つてしま
つておるのであります。こういう点、今までのように、今までの普通のことをや
つてお
つたのだというようにあなたがおつしやられるということは、今後の
会議の
運営からい
つても、非常に問題だろうと思います。
従つてあなたとしては、おそらくこれはほんように
良心があられる立場から、あなたの御
良心は確かに無理をや
つたということをお感じにな
つておるはずだと思います。この無理をや
つたというお感じが、あなたが
辞表を
提出せられた根本の、
良心の命令ではなか
つたかと私は思うのであります。従いまして、私
ども特に三階のものからいたしますならば、今後のこともありますから、きのうのことは確かに違法であるかいなかは別にいたしましても、少し不当であ
つたということは、
議長それ自身から卒直に認められるのがよいのではないかと思うのであります。なお、
先ほど山本さんの御
質問の間に、
辞表を出されたことについてのいきさつ等について御
質問がありましたが、これは
関係ないとい
つて、
委員長からこれに対する
答弁をはばまれておるようでございます。事実におきまして、きのう
議長がお帰りにな
つたあとにおきまして、副
議長さんはあなたの
辞表を一応受取られて、副
議長の権限において、一応
会議を開こうかという御決意までなさ
つた模様でございます。それがいつの間にか
辞表が撤回されたということで、そのためにわれわれは十二時までお
つたのでありますが、
会議が開かれないで、そのままにな
つたのでございまして、非常にその間のことは、今後の
会議の
運営をなめらかにするためにも、私は与党の
皆さんの立場からい
つても、はつきりさしておくことがいいのではないかと思うのであります。特にあなたが
辞表を
提出され、また撤回されたことにつきましては、大部分の方が知らないうちに行われておるようでございますし、特に奇怪しごくなことは、この
辞表を持たれた
大池事務総長が、どこに行
つたかわけがわからぬ、行方不明にな
つたというようなことは、今後の
議会運営のために、最も公平であるべき
事務総長の立場としては、いささか遺憾の点があると言わざるを得ないのであります。そういう点から、差迫
つて重要問題がたくさんありますが、与党の
皆さん方のお考えのごとく
会期は
延長されておるのでありますから、その点から行きまして、この問題は今後のこともありますから、決していいかげんでなく、ぜひともその真相を発表せられて、できることならばなめらかに、話合いのうちに
議事を
運営されんことを希望いたします。