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1953-07-23 第16回国会 衆議院 議院運営委員会 第25号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十八年七月二十三日(木曜日) 午後零時四十七分
開議
出席委員
委員長
菅家
喜六君
理事
坪川
信三君 生田 宏一君
今村
忠助君 尾関 義一君
田嶋
好文君 山中
貞則
君 佐藤 芳男君
園田
直君
長谷川四郎
君 淡谷
悠藏右
山本
幸一君 池田
禎治
君
松井
政吉君 山下 榮二君 中 助松君
中村
英男君
委員外
の
出席者
副 議 長 原 彪君 事 務 総 長
大池
眞君 ――――――――――――― 本日の
会議
に付した事件
電波監理審議会委員任命
につき
同意
を求めるの 件
国家公安委員任命
につき
同意
を求めるの件
運輸審議会委員任命
につき
同意
を求めるの件 旧
軍港市国有財産処理審議会委員任命
につき同 意を求めるの件
緊急質問
の
取扱い
の件
常任委員各派割当変更
に関する件 本日の本
会議
の
議事
に関する件 ―――――――――――――
菅家喜六
1
○
菅家委員長
これより開会いたします。 先般
留保
にな
つて
おりました
電波監理審議会委員任命
につき
同意
を求めるの件、これは
各党
の
態度
がきま
つた
ことと思いますから、この際
各党
の
態度
を表明願います。 まず
自由党
から……。
今村忠助
2
○
今村委員
異議
ありません。
園田直
3
○
園田委員
異議
ありません。
山本幸一
4
○
山本
(幸)
委員
異議
なし。
松井政吉
5
○
松井
(政)
委員
承認
です。
中助松
6
○中
委員
私はこの前いなか
つたの
ですが、
皆さん
がよければいいでしよう。
中村英男
7
○
中村
(英)
委員
私の方はこういう党ですから、全部というわけには行かないのですが、大体いいだろうと思います。
菅家喜六
8
○
菅家委員長
それでは
電波監理審議会委員
に
飯野毅夫君
、
松方義三郎
君を
任命
することに御
異議
ないものと認めまして、さよう
決定
いたします。
菅家喜六
9
○
菅家委員長
次に、
国家公安委員任命
につき
同意
を求めるの件、これも
各党
の
態度
がきま
つて
おると思いますが、
自由党
はいかがですか。
今村忠助
10
○
今村委員
異議
ありません。
園田直
11
○
園田委員
異議
なし。
山本幸一
12
○
山本
(幸)
委員
やむを得ないということで、
同意
します。
松井政吉
13
○
松井
(政)
委員
同意
。
中助松
14
○中
委員
異議
なし。
菅家喜六
15
○
菅家委員長
小
会派
もいいですね。
中村英男
16
○
中村
(英)
委員
まあ、さつきのようなことで……。
菅家喜六
17
○
菅家委員長
それでは
国家公安委員
に
高野弦雄
君を
任命
するについて
同意
するということに
決定
いたします。 ―――――――――――――
菅家喜六
18
○
菅家委員長
次に、お
手元
に
履歴書
が配付にな
つて
おりますが、旧
軍港市国有財産処理審議会委員
の
任命
につき
同意
を求めるの件、これについて一応
事務総長
より説明申し上げます。
大池眞
19
○
大池事務総長
これはお
手元
にまわ
つて
おります
福島正雄
君、
荒井誠一郎
君、
野村秀雄
君、
堀越禎三
君、
山田義見
君、この五名を
任命
いたしたいということでございます。そのうち、
荒井誠一郎
君、
野村秀雄
君、
堀越頑三者
、
山田義見
君、この四人は現在
委員
にな
つて
おりますが、七月一ぱいで任期が切れてしまうので、再任いたしたいというのでありまして、
福島正雄
君だけは新たに
任命
になるわけであります。 この
福島正雄
君は、前に
長崎英造
君が
委員
をや
つて
お
つたの
ですが、この
長崎
君が四月二十九日におなくなりになりましたので、今まで
欠員
にな
つて
お
つたの
であります。従いまして、この四君の再任とともに、この
欠員
の補充として
福島正雄
君を
任命
いたしたい、こういう
政府
のお
申出
であります。
松井政吉
20
○
松井
(政)
委員
次会
に願います。
菅家喜六
21
○
菅家委員長
これは、一応さきに
留保
にな
つて
おります
運輸審議会委員
と同様、次回の
委員会
において
決定
いたします。 ―――――――――――――
菅家喜六
22
○
菅家委員長
次に、
緊急質問
の
取扱い
の件ですが、各
会派一致
のお
話合い
がつきましたので、
人事院勧告
に関する
政府
の
態度
に対する
緊急質問
、
社会党右派
の
加賀田進
君、これを本日の本
会議
において許すことに
決定
いたしたいと思いますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家委員長
さよう
決定
いたします。 そこで、これは
社会党右派
の方に申し上げておきますが、いつも時間は
十分程度
ということにきま
つて
おりますから、御
了承
を願います。 ―――――――――――――
菅家喜六
23
○
菅家委員長
次に、本日の
議事日程
について
事務総長
より御説明申し上げます。
大池眞
24
○
大池事務総長
それでは本日の
議事日程
でございますが、
先ほどおきめ
を願いました
電波監理審議会委員
の
任命
について
同意
の件をお諮りいただきまして御
決定
願い、次に、
国家公安委員
の
高野
君の
承認
をお願いいたしまして、それからただいまの
緊急質問
に入り、
加賀田
君がおやりになります。
日程
の方は、第一は
農林委員長井出一太郎
君が
報告
をされまして、これは
委員会
の方は
全会一致
のようでございましたが、
労農党
が御反対のようでございますから、従いまして起立採立をしなければならぬことになります。それから
日程
第二は、
建設委員長久野忠治
君が
報告
になりまして、これは
全会一致
であります。次に
日程
第三の
商工会議所法案
の方は、
通産委員長
の
大西福夫
君が
報告
をされまして、これは前
会一致
であります。
日程
第四と第五は一括いたしまして、
文部委員長辻寛一
君が
報告
をされまして、第五の方は
修正
がございます。四は
原案通り
。これは両案とも
全会一致
でございます。 これで本日の
日程
に掲げたものは終るのでありますが、
緊急上程
をお願いいたしたいものがございます。例の〇・二五の、
昭和
二十八年度における
期末手当
の支給の特例に関する
法律案
でございます。これが
全会一致
で上
つて
おりますので、
緊急上程
をお願いしたいと思います。
人事委員会
の
赤城理事
が
報告
をされることにな
つて
おります。それから、
厚生委員会
から一案上る
予定
にな
つて
おりまして、これまた
全会一致
のようでございますので、ぜひお願いいたしたい。それは
戦傷病者戦没者遺族等援護法
の一部を改正する
法律案
と、未
帰還者留守家族等援護法案
、この二つでございます。これは、今は上
つて
おりませんが、間もなく上る
予定
にな
つて
おりますので、本
会議
に十分間に合う
予定
でございますから、ぜひ
緊急上程
を願いたいということでございます。それからいま一つ
独占禁止法
の一部改正が本日上るかもしれないので、上ればただちに
緊急上程
を願いたいという
申出
があります。これは
各党
でまた
修正等
もあるようでございますから、
討論等
いろいろあるか、あるいは
全会一致
になりますかによりまして、
場内交渉
でお願いいたしたいと思います。
菅家喜六
25
○
菅家委員長
ただいまの
事務総長
の
報告
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
26
○
菅家委員長
御
異議
ないものとして、さよう
取扱い
を
決定
いたします。 ――――◇―――――
菅家喜六
27
○
菅家委員長
次に御相談申し上げたいことは、先般来
委員長
の
手元
まで
鳩山分党
からお
申出
があるのであります。それは、
常任委員
の
各派割当変更
の件であります。
鳩山分党
に
割当
てられた
決算委員
の数を変更いたしまして、
社会党
の
右派
との
話合い
において
決算委員
を一名増したいということの
同意
を求める件であります。一応
鳩山分党
の中さんから御説明を願います。
中助松
28
○中
委員
これは
田中
君が
決算委員長
をや
つて
おりますが、一人でいろいろ
連絡
その他に不便でございます。
社会党右派
の方では五名持
つて
おられます。私たちも前は三名
割当
があ
つたの
ですが、一名返したらよかろうというので
決算
を返して、小
会派
に
割当
てられて、小
会派
と
右派
と話し
合つて
、
右派
の方では、五名引受けた。そこで、できれば
地方行政委員
と
決算委員
をとりかえてもらいたいということを
右派
に話しまして、
右派
の方では、昨日の
話合い
で正式に
承認
したということで、
加藤国会対策委員長
と話をして
右派
の方と
話合い
がついたのでありますから、できれば
皆さん
の御
了解
を願いたいということでございます。
坪川信三
29
○
坪川委員
ただいま
委員長
の御
報告
、並びに中
委員
の御説明によ
つて
初めて聞く問題でありますが、党に帰りまして機関に諮りまして
協議
をいたしたいと思いますけれども、ただ私として考えますことは、
委員会
の
割当
につきましては、
国会
が開会されます当初において本
委員会
において正式に
決定
を見るものであります。従いまして、
国会開会
の
進行
につれまして、そのときの
政治情勢
その他によ
つて委員会
の
委員
の
割当
を変更するということは、自党内において変更することは今までの慣例上認めておりますけれども、他党と
割当
を変更するということは、いまだか
つて
ないことであります。従いまして、その
ルール
を変更するということがあります場合には、今後各
委員会
の
審議
が乱れるおそれがある、かように考えるのであります。
従つて
、そのときの
政治情勢
によ
つて委員
の
割当
を
各党
で話し
合つて
変更するということになりますと、
委員会
の
審議
その他
政治情勢
によ
つてルール
が乱れるおそれがありますので、私
ども党
に持ち帰りまして
協議
はいたしますけれども、本
委員会
で正式に
決定
を見た以上、
国会
の
進行
につれてまた変更するということは、私は非常に危険ではないかと思います。
各党
の御
意見
を伺いまして、本
委員会
で満場
一致
決定
されるならば万やむを得ないと思いますが、一応私の
意見
だけはここで開陳いたしておきたいと思います。
中助松
30
○中
委員
今
坪川
君が話されたことはごもつもですが、われわれとしては、これは前々から出しておることで、
皆さん
なるべく円満にということで
延びくに
な
つて
お
つたの
です。そういうわけですから、
右派
の方は五名もおるのですし、何とかできないかということで話し合
つた
ら、
右派
の方も承知してくれたのでありますから、
各党
の意向も聞いてきよう、あすということは固執いたしません。場合によ
つて
は明後日でも
けつ
こうでございますから、できればまとめるように願いたいと思います。
田嶋好文
31
○
田嶋委員
何か、かえなければならぬという緊急な、あなたの方の
必要性
があるのですか。
中助松
32
○中
委員
それは、
委員長自身
もあそこにすわ
つた
きり、党の方との
連絡
もつかないから、何とか考えてくれないかということでございました。そうめんどうな問題でもございませんから……。
田嶋好文
33
○
田嶋委員
もう一つ聞きますが、あなたの方は、
連絡係
が一人ほしいという以外に理由はないのですか。
中助松
34
○中
委員
そうです。ですから
委員
にな
つて
、また入れかえたりするようなことはいたしません。
坪川信三
35
○
坪川委員
ただ私の申し上げたいのは、中さんの御提議は、
国会開会
当初に
決算委員長
があなたの方に
割当
てられた場合、すぐに
お話
になるなら筋が
通つた話
だと思います。ところが
国会
が会期末にな
つて
、
決算委員会
で別の議題が出て来たとき、困
つた
から何とかしてくれということになると、これは非常に今後各
委員会
の
審議
が乱れるおそれがあと思います。最初に言われるなら私はいいと思いますが……。
中助松
36
○中
委員
その
お話
は筋の
通つたお話
かもしれませんけれども、ぼくの方からいえば、
委員長
の席にすわ
つて
お
つて田中
君が
委員長
でもあり、自分が
質問者
でもあるというようなかつこうはなるべくとりたくないという気持もあります。そこで、あと一週間か十日ですから、ぼくらも強く主張すれば――
各党
の
了解
を得て十日くらい前から話してお
つたの
ですから、幾らでもやれるのですが、そういうことでなくやりたいと
思つて委員長
に頼んでお
つた
。これ
はりくつはりくつ
として、ここに出ておる
委員
の
立場
も考えてもらいたい。そうでなければ、ぼくらは
帰つて
、何をや
つて
るんだということになりますから、ここに出て来ておるわれわれのた
立場
も御了会解願いたいと思います。
菅家喜六
37
○
菅家委員長
いかがでしようか、各
会派
に
申出
があ
つた
ころから、本
委員会
で
態度
を
決定
してもらいたいという申入れをしてあ
つた
ようでありますが、
ちようど社会党左派
の正木君も御
欠席
であり、
右派
の方も、
対策委員長
は正式に向うに御返事に
なつ
たようでありますけれども、そのいきさつの
担当者
である土井君も御
欠席
であります。またこの問題を
理事会
のとき話した
椎熊
君も御
欠席
でありますし、
各党
の
皆さん
が御
欠席
でございますから、
次会
にこの問題をきめるということにして、本日はこの
程度
にして、
次会
までに研究していただくことにいたしたいと思います。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
菅家喜六
38
○
菅家委員長
さよう
決定
いたします。
山本幸一
39
○
山本
(幸)
委員
先ほど
事務総長
から、
独禁法
が上れば
緊急上程
をしたいという
お話
がありました。それはいいのですが、その際に
場内交渉
できめるということになるわけですが、それが上れば、私の方では
討論通告
をしたいと思います。
討論
には
飛鳥田一雄
君。
菅家喜六
40
○
菅家委員長
それは
場内
において……。上るということになれば、
各党
で
討論
もあると思いますから……。
山本幸一
41
○
山本
(幸)
委員
場内
でまとまらなか
つた
こともありますから、ここで申し上げておくのです。
松井政吉
42
○
松井
(政)
委員
独禁法
は
全会一致
のものではないので、
修正
されて出る。そうしてその
修正内容
についても、
各派一致
の
内容
もあれば、
一致
でないものもある。これは非常に
審議
に時間のかかる問題です。だから、
場内交渉
でやることは
けつ
こうですが、
場内交渉
でやろうとする場合には、当然定足数の問題が出ますから、そういうことを考慮の中に入れてや
つて
いただきたい。私の方も当然
討論
をやります。
菅家喜六
43
○
菅家委員長
そういうことをすべて含めて
場内
において交渉して
場内交渉
が成り立たない場合においては、次回の本
会議
ということに御
了承
を願います。 それでは本日の本
会議
は二時でいかがでしようか。
山本幸一
44
○
山本
(幸)
委員
一時半にしてください。
菅家喜六
45
○
菅家委員長
それでは一時半にしておきましよう。次回の本
会議
は明後土曜日。 本日はこれにて散会いたします。 午後一時五分散会