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大池事務総長 ちよつと御
了承を願
つておきたいと思う点がございます。それは、十六日の
開会式の当日、午前中は
一般の
参観並びに
集団の
陳情は取扱わないようにいたしたいと思うわけであります。従来は、
開会式の日には
開会式だけしかやりませんでしたが、今回は引続いて各
大臣の
施政方針等の
演説もありますので、その
傍聴人等も、今度は別の意味でこちらにおいでになる、こういうことを想像しなければなりません。その際に、
集団陳情等でたくさん参られますと、どうにもたらぬということと、
開会式当日のことでいろいろな準備の
都合もございますので、午前中、従来
通り十時まで参加を許しますと、その方の係の者の手が非常に違いますので、これをお願いいたしたい。特に
集団陳情の点は、実は当日午前十時ごろ、
全学連の者が約一千名くらい、
軍事基地の
反対陳情のために
国会に来るというような情報があるわけであります。
国会というのは、どちらをさしておるかわかりませんが、おそらく本院にも
陳情が来るのではないかと考えるわけであります。
全学連の従来の例によりますと、
しばぐ面会規則等の
注意等に対しても、相当
違反行為をすることもあ
つたような次第であります。なお、
京都大学等の例なども多少頭に入れて考えた場合、
集団陳情を受けるということになりますと、いろいろの面が起るのではないかと考えております。
参議院の方は、そういう
全学連の連中が来ても、当日は門から一歩も入れないということにいたしておるということを伺
つておりますが、当院といたしましては、門のところで拒否するといいましても、どれが
全学連の学生だか、普通の
傍聴者で来たのか、区別がつかない面が相当あります。三々五々入
つて来られた場合、相当困るじやないかと考えております。
従つて、旗を持
つて来たり、
集団陳情とはつきりしたものは断りますけれども、そうでなしに、三々五々、
傍聴と称して
一般傍聴の方に入
つて来られる面については、中庭の方にある
程度の数は入れなければならぬということも考えておりますが、一応
参観並びに
集団陳情としては全然受付けない、こういうことにいたしたいと思
つておりますので、御
了承を願いたいと思います。