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1953-05-27 第16回国会 衆議院 議院運営委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十八年五月二十五日       荒舩清十郎君    坪川 信三君       渡邊 良夫君    椎熊 三郎君       正木  清君    土井 直作君       池田正之輔君理事に当選した。     ――――――――――――― 昭和二十八年五月二十七日(水曜日)     午後一時五十五分開議  出席委員    委員長 菅家 喜六君    理事 荒舩清十郎君 理事 坪川 信三君    理事 椎熊 三郎君 理事 土井 直作君    理事 池田正之輔君       生田 宏一君    今村 忠助君       尾関 義一君    田渕 光一君       三和 精一君    山中 貞則君       吉武 惠市君    小泉 純也君       佐藤 芳男君    園田  直君       長谷川四郎君    粟谷 悠蔵君       井手 以誠君    島上善五郎君       森 三樹二君    池田 禎治君       松井 政吉君    山下 榮治君       加藤常太郎君    岡田 春夫君  出席政府委員         内閣官房長官  福永 健治君  委員外出席者         議     長 堤 康次郎君         副  議  長 原   彪君         事 務 総 長 大池  真君     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  大池事務総長辞表取扱いに関する件  小委員選任に関する件  特別委員会設置に関する件  各種委員議員選挙推薦に関する件  決議案取扱いの件  緊急質問取扱いの件  日本銀行政策委員会委員任命につき同意を求め  るの件  本日の本会議議事に関する件     ―――――――――――――
  2. 菅家喜六

    菅家委員長 これより会議を開きます。  議長から発言を求められておりますから、この際これを許します。
  3. 堤康次郎

    堤議長 この際、議長からお諮りいたしたいことがあります。選挙に伴いまして、大池事務総長から進退伺いとともに辞表提出せられております。これをいかにとりはからいましようか。副議長とも相談いたしましたが、議長も副議長も、まことに公平な適任者であるという意見に一致いたしておりますということを御参考までに申し上げておきたいのであります。どうか皆さんの御意見を承りたいと思います。
  4. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま議長の御発言に対して各党態度を御表明願います。
  5. 坪川信三

    坪川委員 ただいま議長から御報告になりました件につきましては、わが党といたしましては、一応国会手続の上においての問題もありましようけれども各党の御意見も十分お聞きした考ありましようが、われわれといたしましては、この辞表につきましては御撤回願いたいと思います。
  6. 椎熊三郎

    椎熊委員 わが党も、自由党坪川君の通りであります。ただこの際一言したいことは、今国会の当初において、われわれは国会民主化自主性高揚のために、各党とも協力して行きたいという基本線を出しております。国会民主化権威高揚のためには、事務総長行動が非常に影響するところが多いと思われますので、新憲法制定以来、ことに新しい国会法制定には、大池事務総長は非常に御苦心に相なつた。この方が、国会自主性を高揚しようとか、民主化をはかろうというこの重大な場合に、おられなくなるということは非常な損失だと思いますので、ぜひ辞表は撤回された上で、さらに一層の御精励をなされて、国会民主化自主性高揚のために、われわれ議員に御協力願いたいことを特に一言しておきたいのであります。
  7. 森三樹二

    ○森(三)委員 私の方といたしましては、結論的に申しますと、自由党、改進党の方面から述べられたと同じように留任希望するものであります。但し、先ほど議長からも発言がありましたが、今までの事務総長国会におきますところの業績を見ましたときに、大過なきことはわれわれも認めます。  また、ただいま椎熊君の発言にありましたように、終戦後の新憲法下国会において、国会権威を高めるために大池事務総長が相当努力されたことも認めます。ただ事務総長として、過去において公平にやつていただいたということもわかるのでありますが、長い間一つ政党が政局を担当しておると、いろいろ国会取扱い等につきまして、一つ政党から質問などを受け、いろいろな意見を述べられる場合がある。その意見を述べられたことが、新聞等において正当に伝えられる場合もあり、そうでないような場合もあるようにわれわれ考えておつたこともある。今後も、なお一層事務取扱につきましては公平にやつていただくことをお願いいたしまして、留任に賛成したいと思います。
  8. 土井直作

    土井委員 わが党としましては、事務総長進退伺い並びにそれに伴う辞職の問題でありますが、まず第一に申し上げておきたいと思いますことは、衆議院が解散されて新しい議員が出て参りましたときには、事務総長進退伺いに対する辞表をもつて望む、それを基本的なみのといたしまして、従来行われました、たとえば本会議における事務総長の信任の問題等につきましては、今後ああいう形式的なものはやめて、この運営委員会で承認いたしますならば、本会議手続は省略してよろしいのではないか。そこでわが党としましては、そういうことを前提といたしまして、事務総長進退伺いは、この際その議に及ばずということで、議長の方で適当に御処置願えればけつこうだと考えております。
  9. 加藤常太郎

    加藤(常)委員 鳩山自由党も、大体改進党の意見と同様です。
  10. 岡田春夫

    岡田(春)委員 われわれの方も同様であります。しかし、この際申し上げておきますが、少数派意見を尊重するというのが民主主義原則であります。この点は十分ひとつお忘れのないように願いたい。
  11. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいまの議長発言による大池事務総長進退伺い並びに辞表提出の件につきましては、議長において適当に処置されて、撤回を求めることに各党意見が一致したわけでありますから、さよう決定いたします。(拍手
  12. 大池真

    大池事務総長 一言ごあいさつさしていただきます。ただいま皆様の御支持によりまして、引続き事務に当ることにおとりはからいを願いましたのは、身に余る光栄でございます。いろいろの御意見に徴しまして十分反省をいたしまして、至誠その職に当るつもりでございますから、何分の御支援と御鞭撻を願いたいと思つております。(拍手)     ―――――――――――――
  13. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、福永官房長官より発言を求められておりますから、この際これを許します。
  14. 福永健治

    福永政府委員 私、本日実はお願いにまかり出ました次第でございます。本日の本会議には、重大案件がかかりますことでもございますし、かねがね各党皆様からも御意見を承つておりまして、私どももまつたく同感なのでございますが、重大案件のかかるときでございますので、内閣の首班たる専任において、また国会を尊重すると六う建前から申しましても、総理大臣が当然出席いたすべきでありまするし、本人もさような所存でもちろんおつたわけでございますが、実はこのところ少し疲労いたしておりましたのと、昨夜来相当猛烈な下痢をいたしておりまして、まことに申しにくいことではございますが、本日の本会議に出席いたしかねるような状況にございます。何とぞ各党におかれまして事情を了とせられまして、右の私のお願いをお聞き届けいただきたいと存じます。何とぞよろしくお願いいたします。
  15. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま官房長官よりの申出を承認するように御了承願いたいと思いますが……。
  16. 椎熊三郎

    椎熊委員 病気で出られないということですからやむを得ないことですが、選挙後の国会劈頭でもあり、ことに暫定予算あるいは緊急集会における案件承認等重大案件が本会議に出るという日に、総理の姿が見えないということは実に遺憾しごくのことであります。時局多端の際ではあり、内外の状況ことに緊迫しておるこの際、国会が軽視されるような形に見られることは遺憾に存じます。総理大臣におかれては、さらに健康に注意されて、一日も早く国会に出席して、国会尊重建前が認識せられるような御行動に出られんことを特に私は御希望申し上げます。
  17. 土井直作

    土井委員 前段の問題は、今椎熊委員からお話があつたので省略いたします。重要案件が本会議に上程されるときでありますから、総理がそういう事情によつて出られないことは一応了といたしますが、その他の副総理を初め各大臣は、全部出ていただかなければならぬと思いますので、その点について伺つておきます。
  18. 福永健治

    福永政府委員 ただいまのお話、それぞれまことにごもつともでございまして、私どもも、もとよりさような心組みでおるのでございます。ただいまのところ、他の閣僚諸君からは別段さような話もございませんでしたので、おそらく皆出ることに相なるだろうと思います。一人々々当つておりませんが、これからそれぞれ手配いたしまして、ただいまお話の趣旨を全閣僚に伝えたいと存じます。やむを得ないことで、あるいはだれかが出られないということが万一起らないとまでは申し上げ得ませんが、あとう限りさようなことのないよう、全員そろいますように、さつそくこの上とも手配いたしたいと思います。     ―――――――――――――
  19. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、面会の決定に基きまして小委員指名いたします。  庶務小委員    今村 忠助君   田渕 光一君    荒舩 清十郎君  園田  直君    井手 以誠君   松井 政吉君    池田 正之輔君  岡田 春夫君以上八名。  院内の警察及び秩序に関する小委員    三和 精一君   田嶋 好文君    山中 貞則君   小泉 純也君    淡谷 悠藏君   池田 禎治君    加藤 常太郎君  岡田 春夫君以上八名。  国会法等改正案起草小委員    坪川 信三君   生田 宏一君    椎熊 五郎君   森 三樹二君    土井 直作君   加藤 常太郎君    岡田春夫君それに委員長を加えまして八名。  以上小委員指名いたします。     ―――――――――――――
  20. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、特別委員会設置の件をお諮りいたします。事務総長より説明願います。
  21. 大池真

    大池事務総長 従来、海外胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会、二十五名、公職選挙法改正に関する調査特別委員会、二十五名、行政監察特別委員会、二十五名、この三特別委員会が設けられておりました。今国会は、これらに対してどういう処置をとりますか、お伺いをいたします。
  22. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいまの特別委員会設置の件に対する各党態度を御表明願います。
  23. 坪川信三

    坪川委員 ただいま御説明になりました特別委員会設置の件につきましては、自由党といたしましては、従来のごとく三つの特別委員会を存続していただくことにぜひ願いたいと思います。
  24. 椎熊三郎

    椎熊委員 三特別委員会の存続を希望いたします。
  25. 島上善五郎

    島上委員 社会党も、同様設置希望いたします。
  26. 土井直作

    土井委員 三委員会設置に関しては反対ございませんが、行政監察委員会の問題については、前回設置をしようというときにも議論がありましたように、これの運営の面などについて十分な注意が必要であるし、その機能が果せるようにして行かなければならないと思うのであります。従つてそういう点については、設ける以上は、その委員会が十二分に活発な活動ができるように御注意願いたい。以上を附加いたしまして賛成いたします。
  27. 加藤常太郎

    加藤(常)委員 三委員会設置に賛成いたします。
  28. 岡田春夫

    岡田(春)委員 同様であります。
  29. 菅家喜六

  30. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、各種委員議員選挙推薦の件をお諮りいたします。
  31. 大池真

    大池事務総長 前々から、本院で選挙をしなければならない、あるいは推薦をしなければならないところの各種委員議員各党への割当を申し上げてありまして、その各党よりの候補者が参つております。数が多うございますからお手元に配付いたしてありますが、各種委員といたしまして、裁判官弾劾裁判所裁判員七名、同予備員四名、訴追委員二十名、以下お手元にあるように各党からそろいましたので、でき得べくんば本日の本会議選挙もしくは推薦お願いいたしたいと思つております。そのうちで、一番しまいの方の社会保障制度審議会委員の五名と地方制度調査会委員の十名は、議長推薦することになつておりますので、本会議での決定は必要といたしません。各党からここに参りました各候補者を、そのまま議長推薦をしてその委員にする、こういう手続になりますから、しまいの二委員議場の問題となりませんが、その他は議場において御決定願いたいと考えます。
  32. 菅家喜六

    菅家委員長 ただいま事務総長説明通り各種委員議員選挙推薦の件を決定するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  33. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。
  34. 大池真

    大池事務総長 ちよつとお願いを申し上げたいのは、初めの弾劾裁判所予備員と、訴追委員予備員でございますが、この予備員がその職務を行う順序は、この指名をいたしました通りになることとなつております。従来からその通り取扱いなつておりますから、御了承願います。     ―――――――――――――
  35. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、緊急質問取扱いについてお諮りいたします。
  36. 坪川信三

    坪川委員 緊急質問十四件が提出されておりますが、一応本日から、国会構成決定いたしまして、本格的に各常任委員会活動も開始されております。また案件内容も、重複しておる向きもたくさんあるようにも思われますので、この取扱いにつきましては、再検討をいたす必要もあるのではないかとも思いますので、各党の御賛同をいただきますならば、この取扱いについては、明後日の運営委員会において御決定を願いたいと思います。
  37. 椎熊三郎

    椎熊委員 この問題は、先刻の理事会等でもかなり打割つた相談等もあつたはずですから、各党、党に帰つていろいろ研究しなければならぬ点もあります。本日は全部留保して、明後日の運営委員会で結論を得るようにしていただきたい。
  38. 島上善五郎

    島上委員 社会党は、しばらく政治的な空白があつたので、政府にお伺いしたい問題がたくさんありますが、社会党から出した七つのうちで、一昨日の本会議を予定して出したものもありますから、若干はその緊急性からいつて取下げてもいい問題もありますけれども、ぜひやりたいという強い希望を持つております。ただ今椎熊委員から言われましたことにつきましては、明後日の本会議緊急質問を取上げるということについて了承していただけますならば、党に帰つて相談するという程度のことは了承してもいいと思います。
  39. 土井直作

    土井委員 緊急質問に対しましては、先ほどの理事会でいろいろ話しまして、この問題の取扱い等については、将来大いに研究の余地があると思いますが、とりあえず提出されておる十四件に対しましては、本日これを全部留保しまして、明後二十九日にこの問題を取扱うということに賛成いたします。
  40. 池田正之輔

    池田(正)委員 私の方も、明後日の本会議原則としてやる、どれとどれをやるということは別として、原則としてやるということで、全体のとりまとめは明後日の議運で決定いたしたい。
  41. 岡田春夫

    岡田(春)委員 今、私語か何かわからないけれども理事会できめたらしい話があつたが、私は理事でないからわからないのです。私の方としては、この前の運営委員会で、その取扱いは本日やろうということにきまつておるので、きようはこの問題の取扱いがきまるものと思つておりました。緊急質問ですから、早い方が望ましいけれども明後日の本会議でこれを取上げるということなら、その御相談に応じてもいいと思います。
  42. 菅家喜六

    菅家委員長 それでは、各党の大体の御意見が一致しておるようでありますから、二十九日に緊急質問取扱うことに決定いたしまして、本日は留保いたすことにいたします。
  43. 松井政吉

    松井(政)委員 これに関連して、ちよつと希望を申し上げておきます。たとえば本日の議院運営委員会において相談をする事柄あるいは本日の議事日程等について、事前に理事会等を開いた場合には、理事会において御相談願つたことはあらかじめ委員長から報告をして、了承を求めるという形式をとつていただきたい。その方が早い。
  44. 菅家喜六

    菅家委員長 了承いたしました。     ―――――――――――――
  45. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、決議案取扱いについてお諮りいたします。事務総長より御説明願います。
  46. 大池真

    大池事務総長 決議案は、過般淺沼稻次郎君外六十四名から提出されました在日米軍演習場強制使用反対決議案をお手元に印刷してお渡ししてございます。朗読いたします。「われわれは、政府石川内灘村及び長野浅間山一帯在日米軍演習場として強制使用せんとすることに反対する。右決議する。」というのであります。
  47. 椎熊三郎

    椎熊委員 決議案は、従来各党共同提案のものを本会議取扱うことを大体の原則として来ておるが、これは単独決議案であります。しかしこの決議案内容は、非常に重大な案件が盛られております。日米条約に基く駐留軍基地そのものに対しては、ひとりこの決議案に指定されておる場所ばかりではなく、全国的な大問題であるので、局部的にこれを意思表示して行くことは必ずしも適当でない。従つてわが党としては、これは全国的に、条約の上からも基本的な考え方をきめておく必要もあるので、特に党内に特別の委員会等設置して研究しておることになつておる。従つて単独で出されておるこの決議案を本日取扱うかということであるならば、とりあえず本日は留保していただきたい。
  48. 土井直作

    土井委員 わが党から提出されております在日米軍演習場強制使用反対決議案は、内容的には、石川県の内灘村あるいは長野県の浅間山という局部的な問題を取扱つておるのであります。これは目下の状態としまして非常に重要な関係がありますので、特に限定して、この決議案提出したということになつておるのであります。ただ、ただいま椎熊委員の言われておりますように、従来運営委員会で、決議案取扱いは、できるだけ各党賛同を得て共同提案というような形に取運ぶようなことになつておりますので、今ただちに各党にこれに御賛意を願いたいということは、党内事情等の困難も伴うと思いますので、本日留保いたしますことについては異議ありませんが、できるだけ各党がこの決議案に対して御賛成が願えますように御高配をお願いいたしておきたいと思います。
  49. 菅家喜六

    菅家委員長 淺沼稻次郎君外六十四名提出決議案は、本日はこれを留保することに決定いたします。     ―――――――――――――
  50. 菅家喜六

    菅家委員長 次に、本日の議事の件についてお諮りいたします。事務総長より御説明願います。
  51. 大池真

    大池事務総長 本日の議事の件でございますが、ただいま御説明申し上げた各種委員のうち、あとの方は人員がそろいませんでしたから、裁判官弾劾裁判所訴追委員の二件を日程に上げてございます。それに引続いて、ただいま申し上げました各種委員を、選挙もしくは推薦の形成でおきめを願う。その前に、本院の構成にかかりますから、先ほど御決定願いました三特別委員会設置を御決定願つて、それがきまりますれば、委員の方は、各党から委員をお出しくださり次第、本日でもいつでも公報でそれを指名する、指名された方で委員長の互選を至急願うということができますので、一番最初に、動議を出していただいて特別委員会設置を御決定願う、それから日程にあります二委員並びにただいま申しました各種委員議員選挙を願います。これは議長指名になります。それから緊急集会に関する議案が上つておりますので、本日が最終日の日限にも達しておりますから、それを緊急上程願いたいと思います。緊急上程予定案件は、印刷をしてお手元に差上げてあります。昭和二十八年度一般会計暫定予算につき同意を求めるの件外六件、これが上つておりますので、委員長報告、これに対して反対討論といたしまして左派の古屋貞雄君、右派の吉田賢一君のお二人の討論通告がございます。これを御決定願うのでございますが、これは起立採決けつこうでしようか。
  52. 土井直作

    土井委員 緊急上程のこの案件に対しましては、私どもは、委員長報告全部に反対ではありません。昭和二十八年度一般会計暫定予算に対して反対です。従つて採決の方法は別個にお取扱い願いたい。
  53. 大池真

    大池事務総長 反対のあるのは先に取扱つて異議のないのは別にいたします。全部で七件をまず第一に緊急上程をしていただきまして、その次に内閣委員会厚生省設置法の一部改正恩給法の特例に関するもの、保安庁職員の給与法、この三件が上つておりますから、これも前のものと関連をいたしまして、五月でなくなるものがさらに延びるものでありますので、緊急上程お願いいたしたい。これには討論通告はございません。全会一致なつておるそうであります。  次に、大蔵委員会で上つております三件を御上程願いたいと思います。これも全会一致です。それから法務委員会の分として、少年院法の一部改正と、外国人登録法の一部改正、これも全会一致で上つております。なお、通商産業委員会で一件上つておりますので、これも緊急上程を願いたいと思います。やはり全会一致でございます。本日の議事はそれだけでございます。     ―――――――――――――
  54. 大池真

    大池事務総長 もう一つお願いを申し上げたいのは、履歴書がお手元に行つておりますが、日本銀行政策委員会委員宮島清次郎さんが六月十六日に任期満了になりますので、引続き再任をいたしたいというのが内閣希望でございます。これは本院の同意を必要といたしますので、同意お願いいたしたい。これは六月十六日になつておりますが、その間自然休会等のことを考慮に入れまして、休会に入る前に御決定願いたい。従つて明後日の本会議までに各党の御態度を御決定願いたいと考えます。
  55. 菅家喜六

    菅家委員長 事務総長報告を了承するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  56. 菅家喜六

    菅家委員長 御異議なければさよう決します。  次回の本会議明後二十九日定刻、運営委員会は午前十一時、本日の開会は三時にいたします。  本日はこれで散会いたします。     午後二時三十分散会